始まりの再生
「・・・」
「…あれ?」
~???~
ザワザワザワ…
「…ここは?」
「たしか俺は…寝てた、はずだよな?」
「…あれー?」
「…バーバリアン2号で止めだ!」
「うわあぁっ!」
「…?」
(向かってみるか…。)
~~~
「フトシ君!」
「へへへ…これでお前のレアカードは俺のもんだぜ。」
「ぐうぅ…くっそぉ…!」
「…っ!返してよ!フトシ君の【らくがきじゅう】!」
「勝負にのったのはそこのガキだぜ?勝負した奴のカードを奪うってのは当然の権利だよなぁ!」
「それはそっちは因縁つけてきただけでしょ!?」
「なら次はお前がやるか?あぁ?」
「うっ、そ、それは…。」
「ははははは!だよなぁ!?じゃ、このカードは貰ってくぜ、あばよ!」
「ううう…。」
(そんな…。どうしようもないの?)
(だれか…遊矢お兄ちゃん…!)
「…あ?誰だお前?」
「いけ好かないね、あんな子供からカードを奪い取るなんて。」
「あ?」
(…だれ?)
「なんだよお前?言っておくが、これは正当な対価だぜ?」
「ふーん?だとしても、ちょっと見過ごせないかな。」
「なんだよ?やるってのか?俺が勝ったらお前が持ってるレアカードをもらうぜ?」
「いいよ。ただし俺が勝ったらさっきの子たちにカードを返してもらおうかな。」
「いいぜ!じゃあ…」
「あ、ちょっと待ってくれ。…そこの子。」
「な、なに?」
「ごめんだけど、デュエルディスク貸してくれない?持ってなくて…。」
「え?」
「ふっ…はははははは!こいつは傑作だぜ!見え張ったやつがデュエルディスクを使ったことがないなんてな!」
「ははは…。」
「そ、その…はい。」
「あ、ありがとね。じゃあデッキはここで…EXは、無いからいいか。じゃあ待たせたね。やろうか。」
「ああ。」
「「デュエル!」」
??? LP4000
男 LP4000
「俺のターン!俺は手札から『蛮族の狂宴LV5』を発動!手札、墓地から戦士族レベル5モンスターを2体まで特殊召喚する!この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、このターン攻撃できないが、先攻だから関係ねぇ!手札から『バーバリアン1号』と『バーバリアン2号』を特殊召喚!」
男 手札5→2枚
バーバリアン1号 ATK1550
バーバリアン2号 ATK1800
「さらに手札から永続魔法『連合軍』を発動!俺のフィールド上の戦士族モンスターの攻撃力は、俺のフィールド上の戦士族・魔法使い族モンスターの数×200ポイントアップする!フィールドには2体の戦士族モンスターがいるから合計400ポイントアップする!」
男 手札2→1枚
バーバリアン1号 ATK1550→1950
バーバリアン2号 ATK1800→2200
「へへへ…ターンエンドだ!さぁ、レアカードと別れを告げなぁ!」
「お兄さん…!」
「なんだ、それだけか。」
「ははは…はぁ?」
「俺のターン。ドロー。」
??? 手札5→6枚
「俺は手札の『再世の戦神 ベレシート』を見せ、手札から『再世の魔神 ベミドバル』を特殊召喚。」
??? 手札6→5枚
再世の魔神 ベミドバル ATK2500
「お、俺のモンスターたちの攻撃力を、一撃で上回って…!?」
「べミドバルの効果、このカードが召喚・特殊召喚した場合、ベミドバル以外の自分のデッキ・除外状態の『リジェネシス』カード1枚を手札に加える。俺はデッキから『再世の導神 シェモース』を手札に加える。」
??? 手札5→6枚
「リジェネシスモンスターは共通効果として、攻撃力か守備力が2500のモンスターがいる場合、手札から特殊召喚ができる。『再世の導神 シェモース』『再世の龍神 ワイクラー』『再世の戦神 ベレシート』を特殊召喚。」
??? 手札6→3枚
再世の導神 シェモース ATK2500
再世の龍神 ワイクラー ATK2500
再世の戦神 ベレシート ATK2500
「よ、四体も…!?」
「すごい…!」
「さあ、バトルフェイズ!べミドバルでバーバリアン1号を攻撃!」
「ぐああああ!」
男 LP4000→3450
「モンスターが減ったから、バーバリアン2号の攻撃力は下がる!」
バーバリアン2号 ATK2200→2000
「シェモースでバーバリアン2号を攻撃!」
「がああああ!!!」
男 LP3450→2950
「さて、覚悟はいいかい?」
「ま、まった…待ったぁ…!」
「待ったなしだ。ワイクラーとべレシートでダイレクトアタック!」
「まったぁー!!!」
男 LP2950→450→0
???win
~~~
「く、くっそぉ…。」
「それじゃあ、さっきあの子から奪ったカードを返してくれるか?」
「ち、畜生…!もってけ!」
そういって男はカードを投げつけ、逃げていった
「…さて、大丈夫か?」
「は、はい!」
「その子は…まだ気を失ってるか。ちょいと失礼。」
俺は体が太っている子供を背負った
「悪いけど、医務室まで案内してくれるかな?さすがに女子一人だと重いだろう?」
「は、はぁ…こっちです。」
「はいな。」
俺は女子についていき、医務室に向かった
~~~
医務室についた俺と少女は、太っている子供…少女は「フトシ」と呼んでいた子は、医務室についてからすぐに目を覚ました
「…う、あれ。おれは…」
「フトシ君!」
「アユ…おれ、相棒を…」
「探し物はこれかい?」
「あ…おれの『らくがきじゅう』…。」
「お兄さんが取り返してくれたの!遊矢おにいちゃんにも連絡したから、もう少しで来るからね!」
「遊矢…?」
「うん!すっごく強いんだよ!」
「遊矢…。」
「フトシ!アユ!」
医務室に一人の少年と少女が入ってきた
(この声は…!)
「あ!遊矢お兄ちゃん!柚子お姉ちゃんも!」
「大丈夫?アンティデュエルをしたって聞いたけど…?」
「うん、フトシくんのカードがとられちゃった…けど、そこのお兄ちゃんが取り返してくれたんだよ!」
「この人が…!」
(…『榊遊矢』、ってことは…アークファイブか。)
「ありがとうございます!うちのフトシとアユが…!」
「いえいえ、お構いなく。」
「すごかったんだよ!攻撃力が高いモンスターが何体も!遊矢お兄ちゃんのペンデュラム召喚くらいモンスターを召喚したんだよ!」
「えっ…!?」
(ペンデュラム召喚…もう出ていたのか。)
「それじゃあ、俺はこれで。」
「待ってください!」
「…なんでしょうか?」
「…俺と、デュエルしてくれませんか?」
「…君と?」
「はい。…お願いできませんか?」
「…わかった。いいよ。」
「…!ありがとうございます!俺、榊遊矢って言います!」
「俺は…遊記。『上里遊記』だ。」
「よろしくお願いします!遊記さん!」
「ああ。よろしく、遊矢。」
俺と遊矢は握手を交わした