オリキャラのアークファイブ伝記   作:しがなくない

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前回のあらすじ
(まずいな…彼がエクシーズ次元に来ていたこともそうだが、まさかラーイエローとオシリスレッドを取り込んで仲間にするなんて…!)
「楽しそうなことをしてるじゃないか、エド」
「僕とお前はシンクロ次元が初対面だったはずだ!そんな分かったような口を利くな!」
「くうっ…いてて、久々に食らったけど、やっぱ聞くな~これは」
「遊記…!お前、僕の前で『E・HERO(エレメンタルヒーロー)』を使ったな…!」
「俺は、ユーイチだよ!」
「違う!ユーイチは…あの時、僕たちの前から姿を消したんだ…それが今になって!どの面引き下げてやってきたというんだよ!」
「お前に言えるのは、俺は『ユーイチ』でもあり、お前達の言う『ユウキ』ってのでもあるんだ」
「デュエルは止めだ」
「『ダーク・アンセリオン・ドラゴン』で攻撃ぃ!『アブソープ・エクリプス』!」
「・・・さーて、お前が『あいつ』のいうユートってのはわかった…それじゃあ、そろそろバトンタッチと行こうか…」
「さぁユート、久しぶりにデュエルをしようか。勝った方は…何でも1ついうことを聞くってのはどうかな?」


幸せな思い出持つ獣vs怒り振り撒く漆黒竜

「俺のターン!俺は手札のカードを全て伏せ、ターンエンドだ!」

 

ユート 手札5→0枚

 

「手札全伏せか…俺のターン」

 

ユージ 手札5→6枚

 

「…さぁ、このモンスターから始めよう。俺は手札から『ピュアリィ』を召喚」

 

ピュアリィ ATK100

ユージ 手札6→5枚

 

~~~

 

「あれって…」

 

「攻撃力100のモンスター!?」

 

「あ、あれは・・・ピュアリィ!?」

 

倒れた人ごみの中から、アレンが歩いてきた

 

「あのモンスターのことを知っているのか?」

 

「ああ、あれはユートの兄の、ユージのモンスターだ!」

 

「ユートの兄ぃ!?」

 

~~~

 

「『ピュアリィ』の効果。このモンスターが召喚・特殊召喚した時、デッキの上から3枚を捲り、その中の『ピュアリィ』魔法・罠カードを1枚手札に加える。それじゃあ3枚オープン」

 

ユージはデッキの上から3枚を捲り、開示した

 

「捲れたのは『ピュアリィ・デリシャスメモリー』『ピュアリィ・スリーピィメモリー』『ピュアリィ・マイフレンド』の3枚。俺は『ピュアリィ・マイフレンド』を手札に加える」

 

ユージ 手札5→6枚

 

「手札から永続魔法『ピュアリィ・マイフレンド』を発動」

 

ユージ 手札6→5枚

 

「『ピュアリィ・マイフレンド』の効果。LPを500払って、デッキから『ピュアリィ』カードを3枚見せて、相手はそれをランダムに1枚選ぶ。俺が選択するのは『ピュアリィ・スリーピィメモリー』3枚を選ぶ」

 

~~~

 

「ひ、ひでぇ!実質このカードを選べって言ってるようなもんじゃねえか!?」

 

~~~

 

「俺は真ん中を選ぶ!」

 

「なら真ん中のカードを手札に加えて、それ以外をデッキに戻す」

 

ユージ 手札5→6枚 LP4000→3500

 

「そして手札から『ピュアリィ・スリーピィメモリー』を発動。このターン、俺が受けるダメージは1度だけ0になり、追加効果で手札を1枚捨てて、デッキからレベル1の『ピュアリィ』モンスターを特殊召喚できる。俺は手札を1枚捨て、デッキから『ピュアリィ・リリィ』を特殊召喚」

 

ピュアリィ・リリィ ATK100

ユージ 手札6→5→4枚

 

「特殊召喚したリリィの効果。このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから速攻魔法カード以外の『ピュアリィ』カード1枚を手札に加える。俺はデッキからフィールド魔法『ストレイ・ピュアリィ・ストリート』を手札に加える」

 

ユージ 手札4→5枚

 

「手札に加えた手札からフィールド魔法『ストレイ・ピュアリィ・ストリート』を発動」

 

ユージ 手札5→4枚

 

ユージがフィールド魔法を使用した時、周囲の風景が廃墟からモダンな街並みの中に変化した

 

「この場所も久しぶりだね…覚えてるか、ユート。この場所で楽しく追いかけっこしているピュアリィ達を、俺とお前と黒咲兄妹でほほえましく見てたよな」

 

「うるさい!」

 

「そうか…なら、どんどん行こうか。ピュアリィの効果。1ターンに1度、手札の『ピュアリィ』速攻魔法カード1枚を相手に見せ、そのカード名が記されたXモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚し、見せたカードをそのXモンスターのX素材にする。俺は手札の『ピュアリィ・プリティメモリー』を開示して、エクシーズ召喚」

 

「可愛らしく跳ね回る可憐で蒼き獣よ、ふわりと現れ、皆を魅了せよ。エクシーズ召喚」

 

「この場に訪れよ、『エピュアリィ・ビューティ』」

 

エピュアリィ・ビューティ ATK1600 ORU2

ユージ 手札4→3枚

 

「そしてリリィの効果。このモンスターは墓地の『ピュアリィ』速攻魔法を対象にとり、その名前が書かれたモンスター1体をこのモンスターの上にエクシーズ召喚し、墓地の対象にとったカードをこのモンスターのORUに加える。俺は墓地の『ピュアリィ・スリーピィメモリー』を対象にとり、エクシーズ召喚」

 

「おっとりとその場に横たわる紫の獣よ、その場に寝転がり、皆を魅了せよ。エクシーズ召喚」

 

「コロコロ訪れよ。『エピュアリィ・ノアール』」

 

エピュアリィ・ノアール DEF2000 ORU2

 

~~~

 

「あ、あれは…?」

 

「おい、知ってるんじゃないのか?『ピュアリィ』は、あいつが使っていたカードなんだろ?」

 

「し、知らない。少なくともあの『ピュアリィ』は…初めて、見た」

 

~~~

 

「手札から『ピュアリィ・プリティメモリー』を発動。互いに1000LP回復し、追加効果は使用しない。それにチェーンして『エピュアリィ・ノアール』の効果を発動」

 

「…ない!」

 

「ノアールは、俺が『ピュアリィ』速攻魔法カードを使用した時、そのカードをこのモンスターのORUにして、デッキから『ピュアリィ』罠カードを1枚フィールドにセットする、俺はデッキから『ピュアリィープ!?』をセットする」

 

エピュアリィ・ノアール ORU2→3

 

「そしてプリティメモリーの効果で、互いにLPを1000回復だ」

 

ユージ LP3500→4500 手札3→2枚

ユート LP4000→5000

 

「さぁ、次はお腹いっぱいの記憶だ。手札から『ピュアリィ・デリシャスメモリー』を発動。それにチェーンして『エピュアリィ・ビューティ』の効果を発動」

 

「ビューティはノアールと同じく、俺が『ピュアリィ』速攻魔法カードを使用した時、そのカードをこのモンスターのORUに追加する効果を持つ」

 

エピュアリィ・ビューティ ORU2→3

ユージ 手札2→1枚

 

「そしてデリシャスメモリーの効果で、次の相手ターン終了時までビューティは1度だけ戦闘で破壊されない」

 

「…」

 

「・・・せめて、何かしら反応はしてほしいな…いつも言ってるだろう?デュエルは対話で成り立っているって。何もないなら何もないって言ってもらわないと困るぞ、ユート」

 

「うるさい!兄さんの真似事をしている狂人め!さっさと正体を現したらどうだ!」

 

「…混乱しているのか?それとも正気を失って半狂乱になっているのか…まぁいい、バトルフェイズに入る。デリシャスメモリーをORUに持っているビューティーの攻撃力・守備力は、ORU1つにつき、300ポイントアップする」

 

エピュアリィ・ビューティ ATK1600→2500 DEF1100→2000

 

「ビューティでダイレクトアタックだ」

 

ビューティがユートに向かって駆け出した

 

「罠カード『カウンター・ゲート』を発動!相手の直接攻撃宣言時、その攻撃を無効にして、俺はカードを1枚ドローする!そのカードがモンスターカードの場合、そのモンスターを召喚することができる!」

 

ビューティの目の前にゲートが現れ、ビューティは踏みとどまった

 

「…ドロー!」

 

ユート 手札0→1枚

 

「…引いたのはモンスター!『幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ティア―スケイル』を召喚!」

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ティア―スケイル ATK600

ユート 手札1→0枚

 

「『カウンター・ゲート』か…バトルフェイズを終わって、エンドフェイズ。フィールド魔法『ストレイ・ピュアリィ・ストリート』の効果。互いのターンのエンドフェイズに、フィールドの『ピュアリィ』エクシーズモンスター1体を対象にとり、そのモンスターにデッキ・墓地から『ピュアリィ』速攻魔法1枚をORUに加える。俺はノアールに、デッキからスリーピィメモリーを追加する

 

ノアールの周りに、鏡越しにのんびりと寝る風景が浮かび、それがORUの光になってノアールの周囲を回り始めた

 

エピュアリィ・ノアール ORU3→4

 

~~~

 

「うわぁ…ユージの極悪コンボだ」

 

アレンは顔を青くした

 

「極悪?ただORUを1つ加えただけだろ?」

 

「見てれば分かるよ…」

 

~~~

 

「俺のターン!」

 

ユート 手札0→1

 

「メインフェイズはちょっと待った、ノアールの効果を発動。このモンスターのORUに『ピュアリィ・スリーピィメモリー』が存在する時、相手スタンバイフェイズに俺は1枚ドローする」

 

~~~

 

「相手ターンにドローするのか!?」

 

「しかもあの効果、1ターンに1度とかそういった制限が無いからな…」

 

~~~

 

「ノアールにはスリーピィメモリーが2枚含まれている。それぞれチェーンを組んで、合計2枚ドローする」

 

ユージ 手札1→2→3枚

 

~~~

 

「なんと…あんな簡単に2枚もドローするとは…!」

 

~~~

 

「さ、スタンバイフェイズの処理は終わったから、メインフェイズいいぞ」

 

「黙れ!俺は手札から『幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ラギッドグローブ』を特殊召喚!このモンスターは俺のフィールドに『幻影騎士団(ファントム・ナイツ)』モンスターが存在する時、手札から特殊召喚することができる!」

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ラギッドグローブ ATK200

 

「レベル3が2体…」

 

「まだだ!俺は速攻魔法『エクシーズ・アライン』を発動!俺のフィールドのモンスター1体と、フィールドのモンスター1体を選択し、それらのモンスターのレベルを1~12のいずれかに変更する!俺はラギッドグローブとティアースケイルの2体を選択し、レベルを7に変更!」

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ティア―スケイル レベル3→7

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ラギッドグローブ レベル3→7

 

「レベル変更カードか!」

 

「俺はレベル7のラギッドグローブとティアースケイルの2体でオーバーレイ!」

 

「闇の帳を切り裂きしは、新たな力を得た反逆の牙!!その牙を用いて、怨敵を噛み殺せ!エクシーズ召喚!『ダーク・アンセリオン・ドラゴン』!」

 

ダーク・アンセリオン・ドラゴン ATK3000 ORU2

 

~~~

 

「あれは…エクシーズペンデュラム!?」

 

「あいつ…!いつの間にあんなカードを持っていやがった!?」

 

~~~

 

「『ダーク・アンセリオン・ドラゴン』の効果!このモンスターのORUを1つ使い、相手モンスターの攻撃力を半分下げ、その数値分このモンスターの攻撃力をアップする!俺はビューティを選択!『デビルズ・ドロップ』!」

 

アンセリオンの眼力にビューティは怯みあがり、体を縮こまらせた

 

エピュアリィ・ビューティ ATK2500→1250

ダーク・アンセリオン・ドラゴン ATK3000→4250 ORU2→1

 

「バトルだ!『ダーク・アンセリオン・ドラゴン』で、『エピュアリィ・ビューティ』を攻撃!『アブソーブ・エクリプス』!」

 

ダーク・アンセリオンが放った攻撃がビューティを襲い、ユージもその衝撃に吹き飛ばされそうになった

 

ユージ LP5000→2000

 

「…ビューティはデリシャスメモリーの効果で、1度だけ戦闘で破壊されない」

 

「バトルフェイズを終わる!ターンエンドだ!」

 

「…強くなったな、ユート。よくここまで成長したな…お兄ちゃんびっくりだ」

 

「黙れええええ!!!兄さんの声でこれ以上そんなことを言うなぁぁ!!!」

 

~~~

 

「ユートがあそこまで取り乱すなんて…」

 

ガサガサッ

 

「すまない、遅れた…っ!?何が起きている!?」

 

遊矢達の背後の茂みから、黒咲が歩いてきた

 

「黒咲!お前今までどこに…!」

 

「いや、今はそれどころではない!ユートの暴走を遊記殿が抑えているんだ」

 

「なんだと…!?」

 

黒咲は2人のデュエルを見た

 

「あれは…『ピュアリィ』!?じゃああれは…!いや、しかし…」

 

「おい黒咲、なんでユートがあそこまで暴れているのかお前ならわかるんじゃないのか!?」

 

「・・・ああ、わかる。俺だけじゃない、レジスタンスの奴らなら全員な」

 

「何ぃ!?」

 

「だが…ほとんどは事実とは曲解して伝えられているがな…」

 

「おい黒咲、どういうことだ!?」

 

アレンが黒咲に噛みついた

 

「…わかった、話そう。ユートと…あいつの兄、ユージについて」

 

~~~

 

「俺のターン」

 

ユージ 手札3→4枚

 

「さてと・・・永続魔法『ピュアリィ・マイフレンド』の効果。500のLPを払って、俺は『ピュアリィ・スリーピィメモリー』『ピュアリィ・デリシャスメモリー』『ピュアリィ・ハッピーメモリー』の3枚を選ぶ」

 

「左だ!」

 

「選ばれたカードを手札に加えて、残りはデッキに」

 

ユージ LP2000→1500 手札4→5枚

 

「手札から速攻魔法『ピュアリィ・デリシャスメモリー』を発動。それにチェーンしてビューティの効果を発動。このカードをビューティのORUに追加し、ビューティは次の相手ターン終了まで1度だけ戦闘で破壊されず、さらに追加効果で手札を1枚捨てて、デッキから『ピュアリィ』モンスターを1体特殊召喚する。俺はデッキから『ピュアリィ』を特殊召喚」

 

ピュアリィ ATK100

エピュアリィ・ビューティ ORU3→4

ユージ 手札5→4→3枚

 

「ピュアリィの効果。デッキの上からカードを3枚捲って、その中の『ピュアリィ』魔法・罠カードを1枚手札に加える。…捲れたのは『ワンチャン!?』『ワン・フォー・ワン』『エンジェル・リフト』…あらら、無かったから全てデッキに戻る」

 

「さらに手札から『ピュアリィ・ハッピーメモリー』を発動、それにチェーンしてノアールの効果を発動。このカードをノアールのORUに追加し、ノアールは次のターン終了時まで、1度だけ効果で破壊されない」

 

エピュアリィ・ノアール ORU4→5

ユージ 手札3→2枚

 

「さてと、ノアール、準備は良い?」

 

ユージの声掛けに、ノアールは気だるそうにしながらも顔を向けて『・・・にゃぁ』と返した

 

「よし、行くよ。俺はORUが5つ以上ある『エピュアリィ・ノアール』1体でオーバーレイ!」

 

「何を…!?」

 

「たくさんの幸せな気持ちをその心に宿し、成長した姿を見せてくれ、ランクアップ・エクシーズチェンジ!」

 

「ランク7!『エクスピュアリィ・ノアール』!」

 

エクスピュアリィ・ノアール DEF2800 ORU6

 

「なんだ、あのモンスターは…!?」

 

「『エクスピュアリィ・ノアール』は、俺のフィールドのORUが5つ以上あるランク2のモンスターの上に重ねる形で、エクシーズ召喚することができる。そして手札から『ピュアリィ・デリシャスメモリー』を発動。それにチェーンしてビューティの効果も発動だ。このカードをビューティのORUに加え、ノアールは次のターン終了時まで1度だけ戦闘で破壊されない」

 

エピュアリィ・ビューティ ORU4→5

ユージ 手札2→1枚

 

「デリシャスメモリーがビューティのORUに入ったことにより、さらに攻守は上昇する」

 

エピュアリィ・ビューティ ATK2500→6100 DEF2200→5600

 

「攻撃力、6100…!?」

 

「さて、俺はビューティを守備表示にして、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

「…はぁ!?」

 

ビューティはあくびをして、その場にくるまった

 

エピュアリィ・ビューティ ATK6100→DEF5600

ユージ 手札1→0枚

 

「何を…何を考えている!?」

 

「ダークアンセリオンの効果は、相手ターンにも使えるんじゃない?むやみに攻撃したら、逆にこっちが返り討ちにあっちゃうからね」

 

「…ッ!」

 

「あってたっぽいね」

 

「うるさい!…その感のいい所も…!」

 

「俺に似てるって?」

 

「黙れぇ!俺は…俺は…兄さんを…!」

 

~~~

 

「・・・俺とユージは、幼いころからの付き合いでな。昔はよく2人でデュエルをしていた」

 

「2人でか?」

 

「ああ。優しくて、細かいところによく気付く勘の鋭いやつだった。そこに奴の弟のユートと瑠璃が生まれてからは、俺とユージが2人の師匠みたいな感じでデュエルを教え、4人でいつもデュエルをしていた」

 

「…今のところは、ただの仲の良い兄弟じゃないか」

 

「まだな。俺たちはスペード校に入学し、アレンやサヤカ、それにクローバー校のカイトと…だんだんと仲間たちと一緒にいることが多くなった…奴らが来るまでは…!」

 

黒咲は歯を食いしばり、拳を強く握りしめた

 

「奴ら…アカデミアか!」

 

「そうだ!アカデミアがハートランドを襲ってからは、俺たちはレジスタンスに入った。俺とユート、アレンは襲い掛かってくるアカデミアを撃退し、瑠璃、サヤカ、そして…ユージは、拠点で仲間たちのサポートに入っていた」

 

「ちょっと待てよ、ユージも相当デュエルが強かったんじゃないのか?」

 

「ああ、あの時のカイトと渡り合っていたのは、スペード校で奴と俺だけだった。当然俺たちもユージを撃退メンバーに誘ったが…奴は参加する気はなかった」

 

「どうしてだよ?」

 

「奴の信条だからだ。『デュエルは戦争の道具じゃない』ってな。俺たちもそんなことを言っている場合じゃないと反発はしたさ、だがやつはこうも言った。『俺の仲間たちは戦争の道具じゃない。一緒にデュエルをするためにある』ってな」

 

「『デュエルは、戦争の道具じゃない』…」

 

「奴は心を痛めた仲間たちに対する、メンタルセラピーの役を引き受けた。デュエルディスクで『ピュアリィ』達を呼び出し、かわいい動物たちと触れ合わせる…『アニマルセラピー』を用いてな」

 

「だがだんだん俺たちは劣勢になっていった。仲間たちがどんどんカードにされ、やつもいずれ戦場に駆り出されることになった」

 

「戦場にだと!?」

 

「…仕方なかったんだ」

 

「ああ、だが奴が入ってからは戦場がいったん拮抗し始めたんだ。奴の『エクスピュアリィ・ハピネス』が、アカデミアの奴らを次々に倒していったからな。だが…それを命じる奴の顔は、いつも苦悶の表情を浮かべていた。毎回拠点に戻って、精神的に一番消耗していたのは奴だっただろうな…」

 

「むぅ…」

 

「そしてついに、あの日がやってきた」

 

「あの日?」

 

「ああ。奴が…ユージが死んだ日だ」

 

「「…はぁ!?」」

 

「あの日、俺とユート、ユージはアカデミアの襲撃から、拠点を防衛していた。だがデュエルをしているうちに、俺達とユージははぐれてしまった。ユートは血相を変えてアカデミアを殲滅し、ユージを探しに行った。当然俺も探しに行った、手分けする形になるがな…」

 

「その後俺たちは奴を崖際で奴を見つけることができた。だが、奴の背後からアカデミアが襲ってくるのを発見し、ユートはすかさずダークリベリオンでアカデミアを攻撃した。だが…その衝撃で、やつも吹き飛んでしまった」

 

「奴も一緒になって吹き飛んだことに気づいたときにはもう遅かった。俺たちがモンスターを展開するにも間に合わず、ダークリベリオンも攻撃した直後だからかすぐには動けなかった。そのアカデミアもろとも、奴は崖の底に落ちていった…」

 

「…崖の底には、探しに行かなかったのか」

 

「探しに行く暇がなかったんだ」

 

アレンが口を開いた

 

「その出来事があった次の日に、アカデミアの奴らがまた仕掛けてきて、俺たちは拠点ごと移動するしかなかったからな…」

 

「その後、メンタルセラピーをする奴がいなくなってからは、レジスタンス内での不満が爆発した。俺たちが必死に弁明しても、ユートがアカデミアごとユージを崖に突き落としたことは事実だからな…」

 

「それでユートがお兄さんを殺したという噂が立ったのか…」

 

「ああ。だからスタンダード次元で、ユートが兄に出会ったと言ったときは俺もとても驚いた…あの時死んだと思っていた男が生きていたのだからな」

 

「なるほどな…LDSを襲っているついでにそんなことをしていたのかよ…」

 

「…これが、今までの大まかな全容だ。今ユートが暴れているのは、少しでも…兄をこの手にかけてしまったという罪の意識があるからかもしれない。このデュエルで落ち着いてくれればいいんだが…よりによって相手が遊記だ、さらに暴走した結果どうなるか…」

 

そういって黒咲は2人のデュエルに視線を向け、他のメンバーもその方に目を向けた




はい、というわけで投稿です
ユージ『ピュアリィ』vsユート『幻影騎士団』前半戦と、ユートが怒り狂っている理由を黒咲が、ユージの生い立ちと一緒に話してくれました。
ユージに関しては、このままだとずるずると話さないでエクシーズ次元が終わりそうだなと思い、黒咲君に説明してもらいました。
ちなみに遊記含む4人の簡単な設定は、ユースケが出てきた辺りでだいたい決まったりしています。
さて、youtubeではほぼ完全に融合次元に突入していますね。改めて見返した時には『え、もうシンクロ次元見れない!?』と思ったりする今日この頃。
というわけで、次回。兄弟対決も佳境に入ります。
それでは

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!

N24708様、凍河の氷様
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