イチ『こっちだ。あの場所に行くには、こっちから行けば近道になるぜ』
(了解、ナビ感謝する)
遊記とリンは、ユーイチの案内の下、反対側の塔に向かって進んでいた
イチ『しっかし、なんでここまでアカデミアの奴らがいないんだ?普段ならもっといてもおかしくないんだが…』
(あの野呂ってのが大量にエクシーズ次元に送り込んだからじゃないか?なんかそんなこと言ってたし、お前とエド・フェニックスで片っ端から倒してたじゃないか)
イチ『ああ、あの時か!』
(まぁ、帰ってくるまで少し時間はかかるだろ。あっちには総司令官殿がいるしな…何してるか知らんが)
イチ『エド…』
~~~
遊記とリンは、もう片方の塔の入口にたどり着いた
「ついたな」
「え、ええ…でも、ここで何を?」
「人を攫う」
「…はい?」
「来たな、侵入者よ!」
リンが遊記の言葉にあっけにとられていると、入り口にいた女性が声をかけてきた
「侵入者?おいおい、馬鹿言うなよ。俺はたまたまここに来ただけだ」
「嘘をつくな!監視対象を東の塔から攫っておいて…どの口が言っている!」
「おお怖い怖い…それじゃ、この塔の奴も攫うけどいいよね?」
「いいわけないだろう。デュエルだ!私が勝ったら、そこの監視対象を戻したうえで、お前をプロフェッサーの元に連行させてもらう!」
「んじゃあ、俺が勝ったらそこを通せよ。ついでにお前からの通報もなしだ」
「いいだろう!私は西の塔の看守『ディアナ』!」
「上里遊記」
「「デュエル」!」
遊記 LP4000
ディアナ LP4000
「私のターン!私は手札から魔法カード『融合』を発動!手札の『
「 破邪の大剣に月輪の光輝く時、二つの戦士は一つとなれり!融合召喚!『
ディアナ 手札5→2枚
「『
「『
「私はカードを1枚セットして、ターンエンド!」
ディアナ 手札2→1枚
「俺のターン」
遊記 手札5→6枚
「スタンバイ、メインフェイズ…あっちの塔の…アポロだっけか?そいつと全く同じ戦術かよ…」
「やっぱりアポロを倒したのね…!」
「おう、そうだ…となになに…?へぇ、そのトークンを戦闘で破壊すると、お前のLPが回復するのか」
「そうよ!アポロをどうやって倒したのかは知らないけど、私の布陣は鉄壁の布陣!さぁ、やれるもんなら…」
「んじゃカードを3枚伏せてターンエンドだ」
遊記 手札6→3枚
「…はぁ?なめてるのかしら?」
「まぁ見てな…お前のターンだぜ」
「小賢しい…!私のターン!」
ディアナ 手札1→2枚
「相手がカードをドローした時、罠カード『ギフトカード』を2枚発動。それにチェーンして『シモッチによる
「…何を考えているのかしら?」
「1つずつ説明してやる。『ギフトカード』は、1枚につき相手のLPを3000回復するカードだ」
「…呆れたわ、わざわざ私のLPを回復してくれるなんて…命乞いのつもりかしら?」
「そして『シモッチによる
「効果ダメージに代わる?…はっ!ま、まさか…!!!」
「逆順処理だ。『シモッチによる
シモッチによる
「受け取りな、これは餞別だ」
半透明な手はギフトカードをディアナに向けて投げ、ディアナに突き刺さった
「き…きゃあああああ!!!」
ディアナ LP4000→1000→-2000
遊記 win
~~~
ディアナは吹き飛んで、塔の壁に激突した
「よし、それじゃあ遠慮なく入らせてもらおうか」
「え、ええ…」
遊記はドアを蹴破り、塔の中に入っていった
~~~
(…やっぱりね。あの人はユースケ兄さんに似てはいるけど、全くの別人!)
リンは兄みたいな師匠の後姿を、前方を走る男に重ねていた
(私がいた塔の番人と戦った時もそうだった、相手モンスターのコントロール奪取、そしてこの塔の番人と戦った時に繰り出した効果の書き換え、そして膨大な量の効果ダメージ…あの人はいったい何者なの?そして…ユースケ兄さんとは、何の関係が?)
「…おっ、ここだな?」
前を走る男…遊記が突然ドアの前で止まった
「…せーの!」
遊記は振りかぶると、木製のドアを蹴破って中に突入していった
(…さすがのユースケ兄さんも、あそこまで無鉄砲じゃなかったわね…)
遊記が入っていった後から入ると、そこには…
「・・・え?私?」
「う、嘘・・・?私が、もう一人…?」
黒くて長い髪をした、私のそっくりさんがその場にいた
〜〜〜
ジ『…!瑠璃!遊記、この娘が瑠璃だ!」
「…ああ、こいつが…一つ確認するぞ、お前が『瑠璃』だな?」
「…るり?」
「え、ええ。私が瑠璃だけど…あなたは?ユージさんにそっくりだけど…違うわ」
「ああ、俺はユージってのじゃない。俺は上里遊記だ」
「ゆ・・・ゆーき?」
「ああ。そして今からちょっとあることをするから、目を瞑って後ろを向いてくれ」
「え?え?」
「ええっと・・・ルリ、だったかしら?」
「あなたは…?」
「私はリン。えーっと…なんて言えばいいのか…とりあえず安心して、この人は…」
「…いや、その言葉の続きはいらないわ」
「え?」
「…ユーキさん、その…ユージっていう人を知っていますか?私の友達のお兄さんなんですが…」
「ああ、知ってる」
「なら、その人に伝えてください。私は元気です、いつまでもあなたの教えは忘れていませんって…」
「…ああ。わかった」
(だそうだぞ、ユージ)
ジ『・・・ああ』
「・・・じゃあ後ろ向いて目を瞑ってくれ。悪いようにはしない」
「わかりました」
そう言って瑠璃は後ろを向き、目を瞑った
「…さて、『パラサイト・フュージョナー』を召喚して、『強制転移』発動。瑠璃の中にいる『パラサイト・フュージョナー』と俺の『パラサイト・フュージョナー』のコントロールを入れ替える」
遊記がそうすると、遊記の召喚したパラサイト・フュージョナーが瑠璃の中に入り、別のパラサイト・フュージョナーが瑠璃の頭から出て来た
「う…うわぁ…」
「よし、いいぞ瑠璃」
「…終わったんですか?」
瑠璃は遊記に向き直り、目を開けた
「ああ、ひとまずはな。大人しくしてくれて助かった」
「そうですか、わかりました」
「…それで、これからどうするの?」
「とりあえず脱出する」
「どうやって?」
「なんのためにリアルソリッドビジョンがあるとお思いで?」
「「…?」」
〜〜〜
「た、大変です!」
ある日、アカデミアのプロフェッサーの元に、1人の生徒が走って来た
「…何があった」
「あ、アカデミアに…アカデミア空中に!黒い船のようなものが!」
「黒い船?・・・」
プロフェッサーはモニターを操作した
「・・・こ、これは・・・!」
プロフェッサーは目を疑った
船の帆に『50』みたいな文字が書かれている黒い船が、空中に浮かんでいた
〜〜〜
その黒い船の上に、遊記、リン、瑠璃はいた
「さすがだな、ブラックコーン号。やっぱり空中に浮かんだ…まぁ、浮かばなくてもそれはそれとして何とかするけど…」
「す、すごい…!これがリアルソリッドビジョン…!」
「さーてブラックコーン、近くの町の港に向かってくれ」
ブラックコーンは方向転換し、アカデミアから離れ始めた
~~~
「あれは…パラサイトフュージョナー?なぜあいつの手に…?」
ドクトルは、遊記のやっていた方法…遊記のパラサイト・フュージョナーとドクトルが仕組んだパラサイト・フュージョナーを入れ替えているのを見て、疑問に思った
「そしてあの遊記と名乗っていたあの男…どこかで…?いやしかし、まずはリンと瑠璃が奪われたことをどうにかしないと…」
ドクトルは思考を巡らせながら、その場を離れた
というわけで投稿です
遊記、リンと瑠璃を誘拐!
防御が甘かったからね、しょうがないね
あ、遊記『シモッチバーン』vsディアナ『月の守護神』でした
「回復しまーす」って言ってるから、こうするしかなかったんや…
まぁ自滅じゃなくて自ら殺しに行ったんですが
そしてアカデミアから一時撤退しました。あんな危険なところにいつまでもいられねぇ!俺は帰るぞ!(死亡フラグ)
というわけで、それではまた
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
N24708様、凍河の氷様