オリキャラのアークファイブ伝記   作:しがなくない

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誰なんだ?

遊記はユーリを背負いながら、セレナの案内の元移動していた

 

「・・・んぅ・・・ユー、イチ・・・」

 

(・・・なぁユーイチ、お前とこいつになんの関係があったんだ?)

 

イチ『ああ、あれはまだ俺がアカデミアにいた頃なんだが…アカデミアの奴らを片っ端から倒している強い奴がいるって聞いたから、授業抜け出してアカデミア中を探してみたんだよ。そうしたら退屈そうなあいつ…ユーリを見つけてな、そこに俺からデュエルを仕掛けていったんだ』

 

イチ『そこから、在学中にあいつと何回かデュエルして、今に至るってわけだ。結構長い間、ユーリとも離れ離れになっちまったな…』

 

(だから最初に会った時、俺に執心だったのか…)

 

「…ついた!ここだ!」

 

セレナは、ある一室の前で止まった

 

「ここか!」

 

「ああ、間違いない!」

 

「・・・じゃあ、入るぞ」

 

遊記達は、部屋の中に入った

 

〜〜〜

 

遊記達が部屋に入ると、零児チームと、零児達の前に禿げ頭の男性がいた

 

「おっ、最初は…零児達だったか。それと・・・どちら様?」

 

「・・・初めましてだね。私は『榊遊勝』」

 

「どうも、上里遊記です」

 

「・・・来たか、ユーイチ。いや、今は遊記といったほうがいいのか?」

 

「あん?」

 

遊記は、上げ頭の方に顔を向けた

 

「・・・誰だあんた」

 

「自己紹介が遅れたな。私は『赤馬零王』、アカデミアでプロフェッサーをしている」

 

「あんたがプロフェッサーか」

 

「ああ、そうだ。そして、君の生みの親みたいなものでもある」

 

「俺の?何変なこと言ってるんだお前男だろ」

 

「あながち間違いじゃない。何故なら君は…私の実験の元生まれた、『失敗作』なのだから」

 

「「「「!?」」」」

 

零王の言葉に、その場にいた全員が驚愕した

 

「どう言うことだ!遊記が実験台…!?」

 

「それに失敗作って…」

 

「・・・説明してもらおうか」

 

「いいだろう。まずは…私のなそうとしている計画、『リバイバル・ゼロ』について説明しよう」

 

零王が話し始めた

自身の過去、目的、そして世界がどうして4つに分かれたのか、人々をどうしてカードにしたのか…

そして説明の終わりに、零王の背後の壁が動き出し、巨大な機械が現れた

 

「・・・これこそが新たな始まり!『リバイバル・ゼロ』である!」

 

「・・・私たちが、1つに…!?」

 

「わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇ!」

 

「・・・んで?どうして俺が失敗作呼ばわりなのか、まだわからないんだけど?」

 

「ああ。レイを確実に復活させるために、私は前実験として各次元の同一人物を試しに1つにしてみることにした。ぶっつけ本番というわけにはいかないからな。各次元をくまなく回っていた時に見かけた同一人物を拉致し、この機械で1つにしてみたんだ」

 

「・・・はぁ!?」

 

「お前…お前は!自分が何を言っているのかわかっているのか!?」

 

零王の言葉に零児は憤怒を通り越して、怒髪天をついた

 

「・・・遊記、大丈夫か」

 

「大丈夫だ、気分は悪いがな…続けろ」

 

「言われなくても。私はシンクロ次元とエクシーズ次元でそれぞれ『ユースケ』と『ユージ』を拉致し、この次元にいた『ユーイチ』も呼び出して気絶させ、ドクトルにパラサイト・フュージョナーを寄生させて1つにした!」

 

「待て!ユージはあの時、谷底に落ちて死んだはずだ!俺のせいで…!」

 

「ユート…」

 

肩を振るわせながら声を張り上げるユートの肩を抱き寄せる形で瑠璃が抱きしめた

 

「いいや、ユージは死んでいなかった。アカデミアの策であえて谷底に落とさせるように仕向け、落下の衝撃で気絶したユージを回収した」

 

「なんだと…!?」

 

「よかったではないか。実の兄を殺していなかったのだ」

 

「よかった…?ふざけ」

 

「ふざけるな!!!」

 

「・・・隼?」

 

ユートの声に被せるように、黒咲の声が響いた

 

「家族を手にかけた時のユートの気持ちを考えたことがあるか!ユージを崖に落として半年は食料がまともに喉を通らず、ひたすら嘔吐を繰り返し!毎夜寝ようとしてもうなされて眠れなかった日々が続く…これを地獄と呼ばずになんと言う!」

 

「ユート…」

 

「貴様は俺が…俺がこの手で!」

 

「待て黒咲」

 

黒咲が構えるのを遊記が手で制した

 

「止めるな遊記!俺はやつを…!」

 

「気持ちはわかる。が、それは奴の話を聞いてからでも遅くはないだろう」

 

「・・・くそっ!」

 

黒咲は構えを解いた  

 

「・・・各次元の『俺』を1つにしたのはわかった。だが、1つ疑問が浮かぶ」

 

「なんだ?」

 

「各次元の俺・・・融合次元の『ユーイチ』、シンクロ次元の『ユースケ』、エクシーズ次元の『ユージ』・・・じゃあ、スタンダード次元にいた『俺』は誰なんだ?」

 

「どう言うことだ?」

 

遊記の言葉に皆困惑する中、零児が遊記に問いかけた

 

「こう言っちゃなんだが、俺はスタンダード次元での記憶が無いんだ。気がついたらスタンダード次元のとあるスタジアムにいたからな」

 

「なんだと…!?」

 

「・・・そう、そこが不可解なのだ」

 

零王が考えるようにして答えた

 

「本来、スタンダード次元にいたのは上里遊記、お前じゃ無い。我々が拉致したのは、『遊大』という青年だった」

 

「何だと!?」

 

「だから教えてくれ、上里遊記。お前はどこから来たんだ。何故お前がその体にいるんだ?」

 

「俺にだってしらねぇよ。気がついたらあの場所にいたんだ、それ以上も以下もない」

 

「いいやそんなはずはない!」

 

「まだそっちの説明が終わってないぞ、どうして『失敗作』なのか教えてくれよ」

 

「・・・わかった」

 

「遊記・・・」

 

「『遊大』、『ユーイチ』、『ユースケ』、『ユージ』の4人を1つにすることは成功した。だが…1つにした後、その体が目を覚ますことはなかった」

 

「植物状態ってことか?」

 

「そうだ。だが、パラサイト・フュージョナーを脳に寄生させることで遠隔操作が可能なことがわかり、秘密裏に実験を繰り返して5年が経った」

 

「ようやくまともに動かせるようになった体を使い、試しにスタンダード次元に送って潜入操作させようとした。しかし、スタンダード次元に送ったその時に操作ができなくなり、我々は諦めてその場に放置した」

 

「んで、その場所で俺が目覚めた…なるほどな、見当がついた」

 

零王の言葉にその部屋にいた者たちは絶句し、遊記は平然として答えた

 

「赤馬零王…!貴様は4人の人生を棒に振り、植物状態の人間を実験台にする等、人として終わっていることを平然とやった唾棄すべき悪!貴様にレイを甦らせる権利は無い!」

 

「黙れ零児!私は何としてでも、レイを復活させなければならない!」

 

「言っても聞かないようだな…!」

 

「赤馬零児」

 

「何だ!」

 

「ユーリを頼む」

 

「何…!?」

 

遊記はおぶっていたユーリをそっと地面に置き、デュエルディスクを構えた

 

「多分、俺がこの元凶を倒さなければ…未だ目覚めてない遊大に顔が立たないだろ?」

 

「遊記…わかった」

 

零児は一歩引いた

 

「・・・さぁ、デュエルだ赤馬零王。俺が勝ったら『リバイバル・ゼロ』は諦めてもらおう」

 

「・・・いいだろう!」

 

「「デュエル」!」

 

遊記 LP4000

零王 LP4000




はい、と言うわけで投稿です
まぁ…はい、読んでの通りです。
遊記が何故第1話であそこにいたのか、そして遊記の正体が分かりましたね。
まとめると・・・
上里遊記は、各次元の『遊大』『ユーイチ』『ユースケ』『ユージ』の4人が赤馬零王によって1つにされたことにより生まれた『失敗作』
『失敗作』はドクトルの手によりパラサイト・フュージョナーを埋め込まれ、肉人形になっていた
偵察のためにスタンダード次元に送り込まれた『失敗作』は、パラサイト・フュージョナーのコントロールが失われて行動不能に
その後、『失敗作』の体に何故か『上里遊記』が宿った

・・・はい、まとめると大体こんな感じです
次回、遊記vs零王
お楽しみに

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凍河の氷様、ko-shaku様、cantabile様、黒城優輝様、夜想曲様、n24708様
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