2027.1.24にいた主人公がいきなりポチタンとジュエルキュアウォッチに連れられ1999年へ飛ばされて始まった本作。
このタイムスリップという絶対的ロマンに溢れたSF要素から、我々大友はつい悪い癖を発動させ、27年と99年の関係について複雑なものを見出したがるのであった。
あんなの未来は既にウソで覆われているだの
実は並行世界(パラレルワールド)だの
1999年なこと自体がウソであるだの……
だが僕は制作陣はそんなことせず、"最終的にたんプリが黒幕に勝たないと戻れない絶対勝利の未来"レベルに話をシンプル化するのではないかと考えている。
理由は極めて簡単。
さて、ここでたんプリスタッフ一同からのメッセージをそのまま抜粋しよう。
『本作のテーマは、「自分で見て、感じて、考えて、“本当”の答えを出す」。
情報が溢れかえり、変化が目まぐるしい社会の中、
周りに流されずに「自分でとことん考える」ことを大切にしてほしい。
自分を見失わないように、意思をもって、未来を切り開いていってほしい。
そんな願いを込めて、名探偵をモチーフにした物語を描きます。
保護者のみなさまが安心してお子さまに見せることができる、
そして一緒に楽しめるプリキュアを目指して、お届けしてまいります。』
この作品の主題は「探偵」を通して"自ら見て、感じて、考えて、探すこと"であって、ここに時間移動の要素が"深く"絡む余地はハッキリ言ってほぼ無い。
ましてプリキュアのメインターゲットはあくまで未就学児から小学校低学年。
上記のような複雑な話をテーマから盛大に脱線して迄長々とやったところで、何の意味も無いのだ。
となれば、時間移動要素は極限までシンプルにしつつ、あんながちゃんと元の時間に帰れるようにする方向に話は進むはずだ。
そうなると、一番確実なのは
・あんなの未来は、黒幕を倒しきって平和が戻った先の未来
・終盤で、黒幕を倒しきらないとあんなは帰れなくなるということで決戦への強い動機にする
という方向へのストーリー展開だと僕は考えた。
「何故2027年の未来からあんなを連れて来たのか」
「どうすればあんなは帰れるのか」
であり、それ以上のことはさほど深く掘られないのではないだろうか。
しかしそうなると、"何故未来では名探偵の話が世界から消えているのか"という問題が発生する。それに妖精の存在も認知されていない。
うーむ、そもそも妖精や名探偵はあの世界ではどのようにして世間に広まっていったものなのだろう。マコトジュエルとの関係も分からない。
強力なウソの力という名のビョーゲンが生じたことで、世界意志が生み出した抗体がマコトジュエル、妖精達とその力で戦う名探偵であり、そのウソの力が倒されきったことで在るべき姿に世界が回復する過程で名探偵の存在も世界記憶から消えていったとかだろうか?
流石に妖精達の存在も消えるなんてことにはならないと思いたい。あんなだけは知ってる、憶えているから見つけ出すとかどうだろう。
ふふ、妄想はしてる時が一番楽しいなぁ。当たるかどうかは二の次未満よ。