第10話
ある日の事。飛鳥はテレビを見ていたが、丁度徳島ラーメンの特集をしていた。
飛鳥「へー。徳島ラーメンって茶色のイメージがあったけど、白いのもあったのか…」
飛鳥がそう呟いていると、スぺが現れた。
スペシャルウィーク「トレーナーさん。もしかして今日は徳島に行く感じですか?」
飛鳥「いや、まずはレースをしてもらう感じだ。勝てなければお預けだな」
そして次のレース当日…。
「スペシャルウィーク、1着です!!」
「知ってた」
なんと言う事だろう。スぺは普通に快勝していた。しかもG1である…。
飛鳥(徳島ラーメンを食いたいが為に、G1勝利したなんて誰も信じないだろうな…)
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スペシャルウィーク「トレーナーさん! 約束ですよ!」
飛鳥「まあ、結果出したし誰も文句言わんだろ。いいよ」
そんなこんなで徳島行きが決まりました。
「よし、それじゃ早速行くぞ」
飛鳥「いや、流石に瞬間移動はもうしんどいしお前…」
ゴルシも普通に加わろうとしていたので、飛鳥は困惑していた。
ゴールドシップ「何だ? 普通にデートだったのか。そりゃ悪かったな」
ゴルシがそう言うとスぺは顔を真っ赤にした。
スペシャルウィーク「ち、ちちちち違いますぅ!!」
ゴールドシップ「じゃあ問題ねーよな?」
飛鳥「え? それオレに言ってる?」
そんな時だった。
「ラーメン食べに行くの!? 私も行きたい!」
「徳島ラーメンは肉だったな。なら私も行く」
飛鳥「……」
ファインモーションとナリタブライアンが現れたので、飛鳥は困惑していた。
ナリタブライアン「…何だその目は?」
ファインモーション「あ、こっちでお金出すよ?」
飛鳥「…まあ、サッと行ってサッと帰るパターンで行こうか」
ゴールドシップ「泊まりじゃねーのかよ」
飛鳥「人数が多いと色々予定立てないといけないもんで…」
ゴールドシップ「トレセンセンターの下りもあったろう!」
そんなこんなで急遽5人で予定を立てる事になった。
飛鳥「そういや全員栗東寮だったっけ…」
スペシャルウィーク「はい!」
飛鳥「じゃあスズカやフジさんも来る可能性が…」
ナリタブライアン「こっちで何とかしておく」
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何とかなりました!!!!
フジキセキ「コラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
サイレンススズカ「うそでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」
結局徳島には飛鳥、スぺ、ゴルシ、ファイン、ブライアンの5人で行くこととなりました。
そして飛行機で徳島へ…。
キィーン…『TOKUSHIMA』
飛鳥「何でストリートファイター風なんだよ」
ゴールドシップ「そういや今、マックのコラボやってるな」
飛鳥「やってるやってる」
スペシャルウィーク「…全部食べました?」
飛鳥「食べた。どれも美味かったぜ」
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そして徳島阿波おどり空港へ…。
ファインモーション「阿波おどり有名だもんね!」
飛鳥「知名度向上や観光客がもっと来るように名称を変えたようですね」
ナリタブライアン「移動手段はどうするんだ」
ファインモーション「あ! こっちで車を用意したよ! ついてきて!」
とまあ、5人はファインの家で用意した車に乗り込んで観光ついでにラーメン屋に向かう事となった。
そしてラーメン屋にたどり着くと…。
スペシャルウィーク「茶色はよく見ますけど、黄色と白もあるんですね!」
ファインモーション「どのような違いがあるのかな?」
飛鳥「…よく知ってる茶色は豚骨に濃い醤油を足して、白は薄い醤油そのまま、黄色は鶏ガラや野菜を足してるって聞いたことがありますね」
ゴールドシップ「まあ、全部食ってみりゃ分かるんじゃね?」
飛鳥「いや、全部は食いすぎだろ…」
ゴールドシップ「…まさかお前、1人前3杯って考えてねーか?」
飛鳥「まさか。15杯作れって言ってるようなもんだぞ。大変だろ」
「いや、作れますけど…」
話を聞いてた店主が割って入ってきた。
ナリタブライアン「ならそれで頼む」
飛鳥「おいおいおいおいおい!!!」
だが、飛鳥も結構腹減っていたので、結果として1人3種類全部食べる事となった。
飛鳥「まあ、まずは味の薄い黄色から頂こうか…」
まずは黄色のラーメンから頂く。
ファインモーション「あっ!! あっさりしてて美味しい!!」
飛鳥「普通の中華そばみたいな感じですかね…」
そして次は白のラーメンを食べる。
ゴールドシップ「まあ、確かに豚骨だな」
スペシャルウィーク「美味しい!!!」
そしてお馴染み茶色(黒)。
スペシャルウィーク「徳島ラーメンって生卵がありますよね」
飛鳥「まあ、普通に味が濃いからな…あっ」
ブライアンがかき混ぜずにそのままラーメンを食べた。
ナリタブライアン「私はこれが一番好みだな」
飛鳥「まあ、ラーメンもそうだけど、トッピングの豚バラ肉の甘露煮だろう」
ナリタブライアン「そうだな…」
とまあ、三種類食べ進めていくのだが…。
飛鳥「米欲しいな…」
スペシャルウィーク「あ、分かります」
「ライス食べ放題だよ! 腹壊さない程度に食ってってくれ!!」
なんとも気前のいいお店だった。
飛鳥「え、宜しいんですか?」
「ああ。あ、そういや後君らトレセン学園の生徒だろ? 後でサインくれ!」
とまあ、商売上手な店主だった。で、飛鳥たちはライスも食べたわけだが、飛鳥は黒系の徳島ラーメンの具を米にのっけた。
ファインモーション「それ、美味しそう!!」
飛鳥「徳島丼って言うらしいですね」
ナリタブライアン「単品はなかったのか…」
「その手があったわ…」
どうやらシンプルに思いついていなかったらしく、この後新メニューで出したそうです。
とまあ、こうして3種類の徳島ラーメンを食べ終わった一同。
飛鳥「あー…。腹いっぱい…」
スペシャルウィーク「そうですね…」
徳島ラーメン3杯+αを食べたので、飛鳥たちの胃袋はパンパンだった。
飛鳥「スズカ達にお土産買わないといけないし、駅まで歩くか…」
こうして飛鳥達は徳島をエンジョイしましたとさ。で、どうなったかというと…。
飛鳥「お納めください」
フジキセキ「お土産は嬉しいけど…連れてって欲しかったなぁ?」
スペシャルウィーク「ご、ごめんなさい…」
サイレンススズカ「スペちゃんは大丈夫よ…」
徳島名産の『すだち』を献上したが、やっぱり小言を言われるのだった…。
つづく