スぺちゃんと一丈字トレーナー   作:ダシマ

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第10話「徳島:徳島ラーメン(茶・白・黄)」

第10話

 

 ある日の事。飛鳥はテレビを見ていたが、丁度徳島ラーメンの特集をしていた。

 

飛鳥「へー。徳島ラーメンって茶色のイメージがあったけど、白いのもあったのか…」

 

 飛鳥がそう呟いていると、スぺが現れた。

 

スペシャルウィーク「トレーナーさん。もしかして今日は徳島に行く感じですか?」

飛鳥「いや、まずはレースをしてもらう感じだ。勝てなければお預けだな」

 

 そして次のレース当日…。

 

「スペシャルウィーク、1着です!!」

「知ってた」

 

 なんと言う事だろう。スぺは普通に快勝していた。しかもG1である…。

 

飛鳥(徳島ラーメンを食いたいが為に、G1勝利したなんて誰も信じないだろうな…)

 

***************:

 

スペシャルウィーク「トレーナーさん! 約束ですよ!」

飛鳥「まあ、結果出したし誰も文句言わんだろ。いいよ」

 

 そんなこんなで徳島行きが決まりました。

 

「よし、それじゃ早速行くぞ」

飛鳥「いや、流石に瞬間移動はもうしんどいしお前…」

 

 ゴルシも普通に加わろうとしていたので、飛鳥は困惑していた。

 

ゴールドシップ「何だ? 普通にデートだったのか。そりゃ悪かったな」

 

 ゴルシがそう言うとスぺは顔を真っ赤にした。

 

スペシャルウィーク「ち、ちちちち違いますぅ!!」

ゴールドシップ「じゃあ問題ねーよな?」

飛鳥「え? それオレに言ってる?」

 

 そんな時だった。

 

「ラーメン食べに行くの!? 私も行きたい!」

「徳島ラーメンは肉だったな。なら私も行く」

飛鳥「……」

 

 ファインモーションとナリタブライアンが現れたので、飛鳥は困惑していた。

 

ナリタブライアン「…何だその目は?」

ファインモーション「あ、こっちでお金出すよ?」

飛鳥「…まあ、サッと行ってサッと帰るパターンで行こうか」

ゴールドシップ「泊まりじゃねーのかよ」

飛鳥「人数が多いと色々予定立てないといけないもんで…」

ゴールドシップ「トレセンセンターの下りもあったろう!」

 

 そんなこんなで急遽5人で予定を立てる事になった。

 

飛鳥「そういや全員栗東寮だったっけ…」

スペシャルウィーク「はい!」

飛鳥「じゃあスズカやフジさんも来る可能性が…」

ナリタブライアン「こっちで何とかしておく」

 

***********************

 

 何とかなりました!!!!

 

フジキセキ「コラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

サイレンススズカ「うそでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」

 

 結局徳島には飛鳥、スぺ、ゴルシ、ファイン、ブライアンの5人で行くこととなりました。

 そして飛行機で徳島へ…。

 

キィーン…『TOKUSHIMA』

 

飛鳥「何でストリートファイター風なんだよ」

ゴールドシップ「そういや今、マックのコラボやってるな」

飛鳥「やってるやってる」

スペシャルウィーク「…全部食べました?」

飛鳥「食べた。どれも美味かったぜ」

 

****

 

 そして徳島阿波おどり空港へ…。

 

ファインモーション「阿波おどり有名だもんね!」

飛鳥「知名度向上や観光客がもっと来るように名称を変えたようですね」

ナリタブライアン「移動手段はどうするんだ」

ファインモーション「あ! こっちで車を用意したよ! ついてきて!」

 

 とまあ、5人はファインの家で用意した車に乗り込んで観光ついでにラーメン屋に向かう事となった。

 

 そしてラーメン屋にたどり着くと…。

 

スペシャルウィーク「茶色はよく見ますけど、黄色と白もあるんですね!」

ファインモーション「どのような違いがあるのかな?」

飛鳥「…よく知ってる茶色は豚骨に濃い醤油を足して、白は薄い醤油そのまま、黄色は鶏ガラや野菜を足してるって聞いたことがありますね」

ゴールドシップ「まあ、全部食ってみりゃ分かるんじゃね?」

飛鳥「いや、全部は食いすぎだろ…」

ゴールドシップ「…まさかお前、1人前3杯って考えてねーか?」

飛鳥「まさか。15杯作れって言ってるようなもんだぞ。大変だろ」

「いや、作れますけど…」

 

 話を聞いてた店主が割って入ってきた。

 

ナリタブライアン「ならそれで頼む」

飛鳥「おいおいおいおいおい!!!」

 

 だが、飛鳥も結構腹減っていたので、結果として1人3種類全部食べる事となった。

 

飛鳥「まあ、まずは味の薄い黄色から頂こうか…」

 

 まずは黄色のラーメンから頂く。

 

ファインモーション「あっ!! あっさりしてて美味しい!!」

飛鳥「普通の中華そばみたいな感じですかね…」

 

 そして次は白のラーメンを食べる。

 

ゴールドシップ「まあ、確かに豚骨だな」

スペシャルウィーク「美味しい!!!」

 

 そしてお馴染み茶色(黒)。

 

スペシャルウィーク「徳島ラーメンって生卵がありますよね」

飛鳥「まあ、普通に味が濃いからな…あっ」

 

 ブライアンがかき混ぜずにそのままラーメンを食べた。

 

ナリタブライアン「私はこれが一番好みだな」

飛鳥「まあ、ラーメンもそうだけど、トッピングの豚バラ肉の甘露煮だろう」

ナリタブライアン「そうだな…」

 

 とまあ、三種類食べ進めていくのだが…。

 

飛鳥「米欲しいな…」

スペシャルウィーク「あ、分かります」

「ライス食べ放題だよ! 腹壊さない程度に食ってってくれ!!」

 

 なんとも気前のいいお店だった。

 

飛鳥「え、宜しいんですか?」

「ああ。あ、そういや後君らトレセン学園の生徒だろ? 後でサインくれ!」

 

 とまあ、商売上手な店主だった。で、飛鳥たちはライスも食べたわけだが、飛鳥は黒系の徳島ラーメンの具を米にのっけた。

 

ファインモーション「それ、美味しそう!!」

飛鳥「徳島丼って言うらしいですね」

ナリタブライアン「単品はなかったのか…」

「その手があったわ…」

 

 どうやらシンプルに思いついていなかったらしく、この後新メニューで出したそうです。

 

 

 とまあ、こうして3種類の徳島ラーメンを食べ終わった一同。

 

飛鳥「あー…。腹いっぱい…」

スペシャルウィーク「そうですね…」

 

 徳島ラーメン3杯+αを食べたので、飛鳥たちの胃袋はパンパンだった。

 

飛鳥「スズカ達にお土産買わないといけないし、駅まで歩くか…」

 

 こうして飛鳥達は徳島をエンジョイしましたとさ。で、どうなったかというと…。

 

飛鳥「お納めください」

フジキセキ「お土産は嬉しいけど…連れてって欲しかったなぁ?」

スペシャルウィーク「ご、ごめんなさい…」

サイレンススズカ「スペちゃんは大丈夫よ…」

 

 徳島名産の『すだち』を献上したが、やっぱり小言を言われるのだった…。

 

 

 

つづく

 

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