スぺちゃんと一丈字トレーナー   作:ダシマ

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第15話「埼玉:ポーク」

第15話

 

 ある日の事だった…。

 

「トレーナー科の風見くんが強盗犯を捕まえた! ここに感謝状を…あの、風見くん」

「はい。何でしょう」

 

全校集会にて、ウララ達のトレーナーである風見天智は理事長から表彰されることとなったのだが、天智は一見普通にしているようだったが、目が完全に諦めていた。

 

やよい「君、嘘つくの下手だな…」

 

**********************

 

天智「僕ってそんなに分かりやすいですかね」

「うん」

 

 表彰式が終わって、天智がそう言うとキングたちにあっさり言われてしまった。琴美も例外ではない。

 

琴美「天智くん。これで良かったんだよ」

天智「琴美…」

 

 すると天智がある事を思い出した。

 

天智「…そういえば学園長先生から、謝礼を貰ったけどどうしよう」

ハルウララ「何貰ったの!?」

天智「埼玉にある豚肉のテーマパークで使える商品券なんですけど…行く?」

 

 天智が琴美に聞いた。

 

琴美「う、うん。天智くんが行きたいなら…」

天智「いや、オレは別に…」

 

 とまあ、空気が止まって、それを見かねた飛鳥とスペがやってきた。

 

飛鳥「天智。今回は埼玉が舞台だ」

天智「え」

スペシャルウィーク「どんなところなんですか?」

 

*********************

 

飛鳥「まあ、元々埼玉は豚肉が結構食べられていて、それに特化したテーマパークだ。バーベキューも出来て…この商品券も使えるな」

「バーベキューですか!?」

「なら、私の出番だな」

 

 タイキシャトルとナリタブライアンが現れた。

 

飛鳥「…今回、天智が当てたからな」

タイキシャトル「ノープロブレム。ちゃんとジバラデース!」

ナリタブライアン「それなら問題ないだろう」

天智「えっ…」

 

 天智が驚いていると、ブライアンが睨みつけた。

 

ナリタブライアン「何か文句でもあるのか?」

飛鳥「いや、文句しかねェだろ」

天智「いえ、そうじゃなくて…他の皆さんも誘った方が…」

ナリタブライアン「何人来ると思ってるんだ」

飛鳥「まあ、声をかけてみるだけかけてみたらいいんじゃないか? エル達とか」

キングヘイロー「エルさん達なら今遠征でいないわよ」

飛鳥「あらまァ…」

ナリタブライアン「ちなみに会長とグルーヴも家の用事で暇じゃない。行くぞ」

 

 

 とまあ、そんなこんなで埼玉に移動する事になったわけだが…。

 

天智「…都会は電車が多いですね」

飛鳥「まあ、気を付ければどうにでもなるさ。笠幡っていう所で降りるぞ」

「はーい」

 

**************

 

 そんなこんなでテーマパークにたどり着いた。

 

ハルウララ「わー!! いろんなのがあるね!!」

天智「1日中ここで過ごす人が沢山いるらしいですね…」

琴美「アスレチックや…温泉もあるんだね」

ナリタブライアン「まあ、それはそうと肉だ!」

飛鳥「落ち着けって」

 

 とまあ、そんなこんなで早速バーベキューとなった。

 

飛鳥「まあ、そういう訳で天智。お疲れさん」

「お疲れ様で~す!!」

天智「あ、ありがとうございます…」

 

 とまあ、天智が強盗を倒した事を労う会が行われた。

 

タイキシャトル「いっぱい食べてくだサーイ!!」

天智「あ…僕が焼きますので」

飛鳥「今回はタイキに任せよう」

 

 飛鳥が制止すると、天智が飛鳥を見た。

 

飛鳥「ああ見えて結構こだわるんよ…」

 

******************

 

 とまあ、そんなこんなでタイキが肉をドンドン焼いていく。ブライアンとスペはまだかまだかと待っていたが、最初に振舞われるのは今回の主役である天智である。

 

飛鳥「まあ、まずは最初に食ってくれ」

天智「え、よ、宜しいんですか…?」

琴美「うん」

 

 そして天智が食べた。

 

タイキシャトル「どうですか?」

天智「あ、美味しいです」

 

 天智は普通に返事をしていた。

 

ゴールドシップ「もうちょっと美味しそうにしろよー」

天智「あ、す、すいません…」

ゴールドシップ「手本を見せてやらぁ」

 

 ゴルシが肉を食べた。

 

ゴールドシップ「おいし~~~~~~~~~~~!!!!」

飛鳥「それ、スぺじゃねぇか」

スペシャルウィーク「え!? わ、私そんな顔してますか!?」

「うん」

 

 スペの言葉に皆が返事をすると、スぺはちょっと恥ずかしがっていた。

 

(かわいい)

 

 そして肉はちゃんと分けられていたが、やはりブライアンは肉ばかり食べていた。

 

タイキシャトル「野菜も食べるデース!」

ナリタブライアン「いや、大丈夫だ。それこそこいつに食わせる」

天智「……」

 

 とまあ、ブライアンが駄々をこねだした。

 

ゴールドシップ「スペ」

スペシャルウィーク「な、何ですか…?」

ゴールドシップ「お前、飛鳥に野菜食べさせろ」

飛鳥「え?」

スペシャルウィーク「飛鳥さんにですか?」

ゴールドシップ「あーんしろ」

 

 ゴルシの言葉に空気が止まった。

 

スペシャルウィーク「ふぇえええええ!!?//////」

飛鳥「おいおい…」

ナリタブライアン「何を考えているんだ! 私にしろ!!」

飛鳥「あんま無茶させるんじゃないよ」

 

 スペはモジモジしていた。

 

飛鳥「…スペ?」

スペシャルウィーク「え、えっと…は、はずかしいです…/////」

 

 空気が止まった。

 

ゴールドシップ「まあ、そういう訳だブライアン」

ナリタブライアン「どういう訳だ!?」

ゴールドシップ「黙って食えや!!」

ナリタブライアン「もごっ!!」

 

 とまあ、ブライアンは強制的に食べさせられました。

 

カワカミプリンセス「琴美さんは…?」

琴美「えっ…////」

天智「カワカミさん。あまり無理は…」

琴美「…えっと」

 

 琴美もまたモジモジした。

 

琴美「…してもいいですか?」

 

 琴美の言葉に空気が止まった。すると天智は額から大量の汗を流していた。

 

天智「…して頂けるんですか?」

琴美「は、はい…////」

 

 とまあ、そんなこんなで琴美が天智に食べさせた。

 

琴美「て、天智くん。あ、あーん…////」

 

 琴美がそう言うと天智は口を開けて肉を食べた。

 

ゴールドシップ「美味いか?」

天智「さっきよりも美味しくなりました」

琴美「天智くん!!!」

タイキシャトル「今焼いてる肉や野菜が黒焦げになりそうデース」

天智「えっ!!?」

 

 するとスペが意を決した。

 

スペシャルウィーク「あ、あのっ!! 飛鳥さんっ!!」

飛鳥「なに?」

スペシャルウィーク「わ、私も…いいですか?」

 

 スペの言葉に空気が止まった。

 

キングヘイロー「ス、スペさん!!」

ナリタブライアン「私が…」

 

 キングとブライアンが止めようとしたが、カワカミやライスに止められた。

 

飛鳥「本当にいいの?」

スペシャルウィーク「い、1回だけ…////」

 

 とまあ、スぺは飛鳥にあーんした。

 

スペシャルウィーク「ど、どうですか…?///」

飛鳥「美味いぜ。ありがとよ」

 

 飛鳥がそう言うと、スぺはまたモジモジしていた。

 

ゴールドシップ「この一級フラグ建築士が!!」

飛鳥「オレ、そんなにモテないんだけど…」

ナリタブライアン「次は私だ!!」

キングヘイロー「コ、コラー!!!」

 

 とまあ、この後はしっちゃかめっちゃかになりましたとさ。

 

ハルウララ「皆、たのしそうだね!」

ライスシャワー「う、うん…」

ゴールドシップ「ライス。ちゃんと皆の分も残しとけよ?」

ライスシャワー「わ、分かってるよぉ!!//////」

 

 

 …ちなみにライスも大食いだったりする。

 

 

つづく

 

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