『おい! 女の子が泣いてるのに何逃げようとしてんだよ!』
『そうよ!』
とある公園の前で黒髪の少年がカップルに立ちはだかっていた。近くには一人の女性が泣いていた。しかし、男は喋らない。
『とにかく逃げんなよ!!』
そう言ってカップルの男が黒髪の男を押そうとすると、カップルの女を突き飛ばした。
『きゃっ!!』
『て、てめえ!! 何しやが…』
次の瞬間だった。男はカップルの男の胸にナイフを刺して思いっきり引っこ抜いた。すると血しぶきが起こった。
『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
カップルの女が叫んだ次の瞬間、黒髪の男は激昂した。
「ゴチャゴチャうるせぇよ!!」
そう言ってカップルの女の顔を横から蹴り飛ばした。女はそのまま動かなくなった。
*********
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
ここはスペシャルウィークのいる栗東寮。生徒達は悲鳴を上げた。
フジキセキ「ちょっと! 何騒いでるんだい!?」
ジャングルポケット「いや、聞いて下さいよフジさん!! 今やってる恋愛ドラマが思った以上にバイオレンズで…」
フジキセキ「それにしたって声が大きすぎるよ! 特に君は…」
フジがドラマを見ていたが、思った他血が流れていて困惑していた。
フジキセキ「とにかく禁止!!!」
「いや、それはそれでどうなったのか気になる!!!!」
*****
「…という訳で昨日は散々だったんですよぉ」
「…そうか」
翌日、スぺはトレーナー室で飛鳥の元に来ていたが、飛鳥は困惑気味だった。
飛鳥「トレーニングは出来そうか?」
スペシャルウィーク「それは何とか…」
飛鳥「気分転換だ」
スペシャルウィーク「わ、分かりました。でも、あのドラマみたいに急に人が襲ってきたりとかしたら怖いですね…」
飛鳥「そんなに強烈だったのかそのドラマ…」
スペの言葉に飛鳥は困惑していた。
スペシャルウィーク「あ、ごめんなさい! トレーニングですよね! 今日も頑張ります!」
飛鳥「まあ、オレがいるうちはオレがお前を護るから、安心してトレーニングしてくれ」
スペシャルウィーク「…はひ////」
飛鳥「そんなに赤くせんでも」
スペシャルウィーク「ト、トレーニングやりましょう!!!//////」
とまあ、スぺは顔を真っ赤にしたままトレーニングをしたわけだが、案の定バレた。
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ダンツフレーム「…確かにあのドラマ、後半がホラーだったんですよ」
飛鳥「そうか…」
休憩時間になり、飛鳥、スぺ、ダンツ、ポッケが飛鳥のトレーナー室で談笑していた。
ジャングルポケット「完全に純愛ものだと思ってたのに…裏切られた気分だぜ!」
飛鳥「まあ、オレ丁度そのドラマみてなかったんだけど…」
スペシャルウィーク「うううう…」
スペはぷるぷる震えていた。
飛鳥「まあ、スぺが世話になったな。ありがとう」
ダンツフレーム「いえいえ」
ジャングルポケット「それはそうとお前」
飛鳥「?」
ポッケが飛鳥を見つめた。
ジャングルポケット「最近スペと色んな所出かけてるらしいな」
飛鳥「まあ、それはね…」
ジャングルポケット「オレとも出かけろ」
飛鳥「え、オレがいていいの?」
飛鳥の言葉に空気が止まった。
ダンツフレーム「み、皆で行きましょう!! そうだ!! オッチャホイとかどうですか!?」
ジャングルポケット「お前…新潟まで行く気かよ…あ、そうだ。お前の瞬間移動があったなぁ?」
飛鳥「いや、もうそれなら新幹線乗ろうよ。人乗せながら瞬間移動するの結構クタクタ…」
飛鳥がそう言いかけた次の瞬間、
スペシャルウィーク「…どうかしましたか?」
飛鳥「いや、オッチャホイもいいけど、やっぱり新潟といえば米だ。魚介類と同じで精米したてが美味いと聞く」
飛鳥が正面を向いた。
飛鳥「行ってみるか。新潟」
*****************************
そんなこんなで休日。飛鳥は瞬間移動で新潟駅までついた。
飛鳥「さあ、思いっきりカロリーを使ったので腹が減ったぜ」
スペシャルウィーク「トレーナーさん! お米って言ってましたけど…」
飛鳥「おにぎり。ダンツ、おにぎりを食べてから新発田に行こう」
ダンツフレーム「は、はい…」
そんなこんなでおにぎりを食べることにした。
スペシャルウィーク「うーん…どれにしようか迷っちゃいます!」
飛鳥「オッチャホイもあるから程ほどにな。オレは塩むすびにするか」
ゴールドシップ「シンプル過ぎねぇか」
飛鳥「いいんだよ。まずは米と塩だけで味わうのもいいだろう」
飛鳥がそう言うとスペが飛鳥を見つめた。
スペシャルウィーク「私も塩むすびにします!」
ジャングルポケット「じゃあ、オレも!」
ダンツフレーム「わ、私も…」
飛鳥「まあ、また小腹が空いた時に食べに来ればいいさね」
とまあ、全員で塩むすびを食べることにした。
スペシャルウィーク「お、美味しい!!」
スペは酷く驚いていた。
スペシャルウィーク「北海道のも負けてはいませんけど、本当に美味しいです!!」
飛鳥「ホントだな」
ジャングルポケット「マジでうめぇ!!」
とまあ、皆で驚いていた。
そして新潟駅から30分かけてオッチャホイ発祥と呼ばれている新発田(しばた)に向かい、オッチャホイを食べた。
飛鳥「皿と汁があるんだな…」
スペシャルウィーク「どっちも食べてみたいです!!」
飛鳥「まあ、両方試してみるか…」
ジャングルポケット「…オメーも結構食うんだな」
ゴールドシップ「そうなんだぜ…」
とまあ、そんなこんなで汁と皿の両方食べた。
ジャングルポケット「…そういやコレ、シンガポールの飯なのか?」
ダンツフレーム「いや、シンガポールで作ったオリジナルの料理だって」
そして食べ終わった。
ダンツフレーム「ふー。お腹いっぱい!」
ジャングルポケット「で、これからどうすんだよ」
飛鳥「まあ、折角だからちょっと観光して、新潟駅に戻ろう」
とまあ、そんなこんなで新潟観光を楽しんだ…。
ゴールドシップ「桃太郎アイスもうめぇんだよな」
飛鳥「そうだな」
ご当地のアイスも食べて帰ったという…。
つづく
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