スぺちゃんと一丈字トレーナー   作:ダシマ

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第16話「新潟:おにぎり・オッチャホイ・桃太郎アイス」

『おい! 女の子が泣いてるのに何逃げようとしてんだよ!』

『そうよ!』

 

 とある公園の前で黒髪の少年がカップルに立ちはだかっていた。近くには一人の女性が泣いていた。しかし、男は喋らない。

 

『とにかく逃げんなよ!!』

 

 そう言ってカップルの男が黒髪の男を押そうとすると、カップルの女を突き飛ばした。

 

『きゃっ!!』

『て、てめえ!! 何しやが…』

 

 次の瞬間だった。男はカップルの男の胸にナイフを刺して思いっきり引っこ抜いた。すると血しぶきが起こった。

 

『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』

 

 カップルの女が叫んだ次の瞬間、黒髪の男は激昂した。

 

「ゴチャゴチャうるせぇよ!!」

 

 そう言ってカップルの女の顔を横から蹴り飛ばした。女はそのまま動かなくなった。

 

 

*********

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

 ここはスペシャルウィークのいる栗東寮。生徒達は悲鳴を上げた。

 

フジキセキ「ちょっと! 何騒いでるんだい!?」

ジャングルポケット「いや、聞いて下さいよフジさん!! 今やってる恋愛ドラマが思った以上にバイオレンズで…」

フジキセキ「それにしたって声が大きすぎるよ! 特に君は…」

 

 フジがドラマを見ていたが、思った他血が流れていて困惑していた。

 

フジキセキ「とにかく禁止!!!」

「いや、それはそれでどうなったのか気になる!!!!」

 

 

*****

 

「…という訳で昨日は散々だったんですよぉ」

「…そうか」

 

 翌日、スぺはトレーナー室で飛鳥の元に来ていたが、飛鳥は困惑気味だった。

 

飛鳥「トレーニングは出来そうか?」

スペシャルウィーク「それは何とか…」

飛鳥「気分転換だ」

スペシャルウィーク「わ、分かりました。でも、あのドラマみたいに急に人が襲ってきたりとかしたら怖いですね…」

飛鳥「そんなに強烈だったのかそのドラマ…」

 

 スペの言葉に飛鳥は困惑していた。

 

スペシャルウィーク「あ、ごめんなさい! トレーニングですよね! 今日も頑張ります!」

飛鳥「まあ、オレがいるうちはオレがお前を護るから、安心してトレーニングしてくれ」

スペシャルウィーク「…はひ////」

飛鳥「そんなに赤くせんでも」

スペシャルウィーク「ト、トレーニングやりましょう!!!//////」

 

 とまあ、スぺは顔を真っ赤にしたままトレーニングをしたわけだが、案の定バレた。

 

************************

 

ダンツフレーム「…確かにあのドラマ、後半がホラーだったんですよ」

飛鳥「そうか…」

 

 休憩時間になり、飛鳥、スぺ、ダンツ、ポッケが飛鳥のトレーナー室で談笑していた。

 

ジャングルポケット「完全に純愛ものだと思ってたのに…裏切られた気分だぜ!」

飛鳥「まあ、オレ丁度そのドラマみてなかったんだけど…」

スペシャルウィーク「うううう…」

 

 スペはぷるぷる震えていた。

 

飛鳥「まあ、スぺが世話になったな。ありがとう」

ダンツフレーム「いえいえ」

ジャングルポケット「それはそうとお前」

飛鳥「?」

 

 ポッケが飛鳥を見つめた。

 

ジャングルポケット「最近スペと色んな所出かけてるらしいな」

飛鳥「まあ、それはね…」

ジャングルポケット「オレとも出かけろ」

飛鳥「え、オレがいていいの?」

 

 飛鳥の言葉に空気が止まった。

 

ダンツフレーム「み、皆で行きましょう!! そうだ!! オッチャホイとかどうですか!?」

ジャングルポケット「お前…新潟まで行く気かよ…あ、そうだ。お前の瞬間移動があったなぁ?」

飛鳥「いや、もうそれなら新幹線乗ろうよ。人乗せながら瞬間移動するの結構クタクタ…」

 

 飛鳥がそう言いかけた次の瞬間、

 

スペシャルウィーク「…どうかしましたか?」

飛鳥「いや、オッチャホイもいいけど、やっぱり新潟といえば米だ。魚介類と同じで精米したてが美味いと聞く」

 

 飛鳥が正面を向いた。

 

飛鳥「行ってみるか。新潟」

 

 

*****************************

 

 そんなこんなで休日。飛鳥は瞬間移動で新潟駅までついた。

 

飛鳥「さあ、思いっきりカロリーを使ったので腹が減ったぜ」

スペシャルウィーク「トレーナーさん! お米って言ってましたけど…」

飛鳥「おにぎり。ダンツ、おにぎりを食べてから新発田に行こう」

ダンツフレーム「は、はい…」

 

 そんなこんなでおにぎりを食べることにした。

 

スペシャルウィーク「うーん…どれにしようか迷っちゃいます!」

飛鳥「オッチャホイもあるから程ほどにな。オレは塩むすびにするか」

ゴールドシップ「シンプル過ぎねぇか」

飛鳥「いいんだよ。まずは米と塩だけで味わうのもいいだろう」

 

 飛鳥がそう言うとスペが飛鳥を見つめた。

 

スペシャルウィーク「私も塩むすびにします!」

ジャングルポケット「じゃあ、オレも!」

ダンツフレーム「わ、私も…」

飛鳥「まあ、また小腹が空いた時に食べに来ればいいさね」

 

 とまあ、全員で塩むすびを食べることにした。

 

スペシャルウィーク「お、美味しい!!」

 

 スペは酷く驚いていた。

 

スペシャルウィーク「北海道のも負けてはいませんけど、本当に美味しいです!!」

飛鳥「ホントだな」

ジャングルポケット「マジでうめぇ!!」

 

 とまあ、皆で驚いていた。

 

 そして新潟駅から30分かけてオッチャホイ発祥と呼ばれている新発田(しばた)に向かい、オッチャホイを食べた。

 

飛鳥「皿と汁があるんだな…」

スペシャルウィーク「どっちも食べてみたいです!!」

飛鳥「まあ、両方試してみるか…」

ジャングルポケット「…オメーも結構食うんだな」

ゴールドシップ「そうなんだぜ…」

 

 とまあ、そんなこんなで汁と皿の両方食べた。

 

ジャングルポケット「…そういやコレ、シンガポールの飯なのか?」

ダンツフレーム「いや、シンガポールで作ったオリジナルの料理だって」

 

 そして食べ終わった。

 

ダンツフレーム「ふー。お腹いっぱい!」

ジャングルポケット「で、これからどうすんだよ」

飛鳥「まあ、折角だからちょっと観光して、新潟駅に戻ろう」

 

 とまあ、そんなこんなで新潟観光を楽しんだ…。

 

 

ゴールドシップ「桃太郎アイスもうめぇんだよな」

飛鳥「そうだな」

 

 ご当地のアイスも食べて帰ったという…。

 

 

つづく

 

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