第19話
一丈字飛鳥です。スペと出会ってからかなり日にちが経ちました。
そしてスペのトレーナーをしていた任座トレーナーが復帰されることになりました。
ですが、任座トレーナーの復帰される事は、私の役目も終わるという事です。
結構長くいて、スぺや皆には良くして貰ったので、寂しい限りですが、私も次のステップへと進んでいかなければなりません。
そんな中、スぺのお母さんから私宛に連絡がありました。ここで語りを終わります。
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「飛鳥くん。うちのスぺの面倒を見てくれて本当にありがとう」
「いえいえ」
スペの義母(通称:お母ちゃん)とテレビ通話をしていた。
お母ちゃん「色々大変だったでしょう」
スペシャルウィーク「お母ちゃん! 変な事言わないでよ!?/////」
お母ちゃんの言葉にスペがムキになると、飛鳥は困惑していた。
お母ちゃん「あ、そうだ。そういえば色んな所に行ったんだってね」
飛鳥「え、ええ…。金は一応あるので…」
お母ちゃん「もし良かったらだけど、北海道にも来ない? スペが帰郷するタイミングで一緒に」
お母ちゃんの言葉に皆が驚いていた。
飛鳥「宜しいんですか?」
お母ちゃん「うん。でも、今度帰ってくるのって…」
スペシャルウィーク「丁度今度の3連休…」
飛鳥「じゃあ、その時にお邪魔させて頂いても宜しいでしょうか」
お母ちゃん「いいの!?」
飛鳥「ええ。まあ、時間も作ろうと思えばいくらでも作れるので…」
そして今度の休み、飛鳥とスペは北海道に行く事になった…。
スペシャルウィーク「…ゴルシさんは今回来てないですね」
飛鳥「ああ。ゴルシは今回来ないって言ってたよ」
スペシャルウィーク「そうなんですか…。でも、突然来そうですけどね」
飛鳥「ああ」
スペがそう言うと飛鳥は苦笑いすると、アナウンスが鳴った。
飛鳥「もう時間だ。行こうスペ」
スペシャルウィーク「はい!」
そして飛行機に乗って1時間。新千歳空港にたどり着いた。
飛鳥「ついたな…」
スペシャルウィーク「そうですね。お母ちゃんは…」
「スペー!!!」
「!!?」
帽子をかぶった金髪の女性が現れた。
スペシャルウィーク「お母ちゃん!!」
お母ちゃん「元気にしてたか!?」
スペシャルウィーク「うん!!」
そしてお母ちゃんは飛鳥を見た。
飛鳥「改めて自己紹介をさせていただきます。一丈字です」
お母ちゃん「スペシャルウィークの母です。本当に娘がお世話になりました」
飛鳥「いえいえ。娘さんには色んな事を学ばせて頂きました」
と、お母ちゃんと飛鳥が社交辞令を交わした。そしてスペはお母ちゃんと飛鳥を見て笑みを浮かべていた。
お母ちゃん「スペが賄いでご迷惑を…」
飛鳥「あー…」
スペシャルウィーク「お母ちゃん!!//////」
だが、お母ちゃんがまた余計な事を言ったので、顔を真っ赤にしてキレた。
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とまあ、お母ちゃんの運転する車でドライブをする事になったのだが…。
飛鳥「…すみません。お気遣い頂いて」
お母ちゃん「折角だから札幌見ていきなよ。初めてでしょ?」
飛鳥「そうですねぇ…」
とまあ、お母ちゃんのご厚意で札幌までドライブに行く事に。
スペシャルウィーク「それはそうとお母ちゃん。この車…」
お母ちゃん「ああ。貸してくれたんだよ。アンタ達2人を迎えに行くならこれ使えってね」
とまあ、そんなこんなで飛鳥は時計台やら札幌駅を車から見て回った。
お母ちゃん「まあ、ちょっと時間が早いからお店は空いてないね…」
飛鳥「いえいえ。お気遣いなく」
スペシャルウィーク「あ、お母ちゃん! あそこのラーメン屋さん。もう空いてるよ!」
お母ちゃん「あー…確かにあそこは有名だけど、結構並ぶよ?」
飛鳥はスペとお母ちゃんの会話を黙って聞いていた。
お母ちゃん「飛鳥くん。ラーメンでいい?」
飛鳥「あ、はい。お願いします」
とまあ、ちょっと営業時間が早い札幌ラーメンを食べることにした。ちょっと並んではいたが、運よくすぐに食べる事が出来た。
スペシャルウィーク「久々の札幌ラーメン美味いべ~!!」
と、スぺがご満悦で向かいに座っていた飛鳥が口角を上げていた。そしてスペはそれに気づいた。
スペシャルウィーク「あっ! ご、ごめんなさい。声が大きかったです…」
飛鳥「ううん。今回は違うよ」
スペシャルウィーク「え?」
飛鳥「本当に美味しそうに食べるなって思っただけ」
飛鳥がスペの目を見て口角を上げると、スぺはちょっと照れくさくなった。
お母ちゃん「…いい報告が出来そうだな」
スペシャルウィーク「違うから//////」
スペが顔を真っ赤にしてお母ちゃんを睨みつけた。
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ラーメンを食べ終えると、本格的に戻る事になった。
飛鳥「そういえば場所は…」
お母ちゃん「そんなにかからないよ。新千歳から室蘭がそんなに遠くないからね。まあ、でも折角だから町も見て行きなよ」
そう言ってお母ちゃんは高速を使わずに通常の道路で自宅まで向かった。
暫くして…。
飛鳥「苫小牧…」
お母ちゃん「そうだけど、どうかしたの?」
飛鳥「いや、トレセン学園に苫小牧をPRしてる方がいらっしゃいましたので、その方を思い出しただけです」
スペシャルウィーク「ホッコータルマエちゃんって言うの!」
お母ちゃん「あー…そういや此間テレビに映ってたねぇ…」
スペシャルウィーク「苫小牧も美味しいものがたくさんあるんですよ。よいとまけ、北寄貝カレー、カレーラーメン…」
お母ちゃん「樽前山とかも有名だね」
飛鳥「そうですね…。そういやフェリーターミナルも…」
お母ちゃん「うん。ここから日本海の敦賀や、太平洋側だと茨城の大洗まで行くよ。丸1日くらいかかるけど…」
飛鳥「…丸1日ですか」
お母ちゃんの言葉に飛鳥は困惑していた。
スペシャルウィーク「それにしても、久しぶりに家に帰るから、楽しみだな~」
お母ちゃん「まあ、それはいいけどアンタ」
スペシャルウィーク「なに?」
お母ちゃん「今回は男の子を家に泊めるんだからね。スッポンポンでうろつくんじゃないよ?」
スペシャルウィーク「一度もしてないでしょ!!!!//////」
お母ちゃんの冗談にスペの顔はトマトのように真っ赤になった。
飛鳥(母さんにスペを紹介する事になったら、似たようなこと言われそうだなぁ…)
スペシャルウィーク「あ、飛鳥さん!! 本当に誤解ですからね!!? ていうか、見せませんからね!!?//////」
飛鳥「分かった分かった」
さあ、どうなる。北海道の旅!!
つづく