それではもふキッチン開店です☆
前回のプレシア・テスタロッサが来店し、しばらくした後にもふキッチンの引き戸が思いっきり開かれた。
「うお!?」ともふキチが驚いておるとその来店者(もはや襲撃者であるが…)は大きな声で怒鳴りつける。
「あなたいったいこれはどういうことなの!?」
「いきなりやってきて怒鳴り付けられてもなんのこっちゃじゃよ!!」
でかい声に対し自分の狼耳をぺたっと寝かせながらもふキチはその人物に物申した。
来店?してきたのは前回来店したプレシア・テスタロッサだったが、彼女が何をそういきり立っているのかもふキチにはわからなかった。
あれからそう経ってないのでおそらく向こうで二~三日くらいしか経ってないと思うのだが……。ちなみに時間の流れが変わるのは来客が来た時点で向こうの時間の進みが遅くなるのだが、それでもこちらの世界の時間の進みは遅い。
「あなた一体私になにをしたの?!私病を患ってて医師も匙を投げてたのに、昨日薬を貰いに行ったら快癒してるって言われたのよ!?」
そう一息でい言い切って彼女は少しぜはぁとなる。病気だったと言われもふキチは「ああ」と手を一つ打つ。
「うむ、意図したものではないがお前さんが病気だったのなら心当たりはあるぞ?」
「一体全体本当に何したのよ……」
どうやら異世界の扉から全速力で走ってきたのだろう息を切らしながらプレシアはもふキチのいる前のカウンター席にどっかりと座り息を整える。
「お前さんにあの日確かジャスミンティー出したじゃろ?」
「ええ、そうね…結構おいしかったからまた頂きたいわ」
「はいよ」
そう言ってもふキチはジャスミンティーを煎れる用意をしながらプレシアに説明をしだす。
「前にも出したがこのジャスミンティーな、うち…この世界で栽培さてたものを使っておる。この世界で栽培されたものはなにかしらの効果を持つんじゃよ。で、このジャスミンティーの効果は心の安定と免疫耐性なんじゃよ」
それで…と前置きをする。
「儂もな、この世界である職業についておってな?それが原因でジャスミンティーの効果を大幅に引き上げお前さんの病気を快癒させてしまったらしいわい」
「……あなたの世界何でもありじゃない?」
「まあ、元がゲームじゃしなぁ…ほいジャスミンティー」
説明を終えプレシアの前にジャスミンティーのはいったカップを置く。
プレシアはそれ少し息を吹きかけ(猫舌なのかもしれない)飲む。そしてほっと息を吐くと「あなたの料理とか食べたら病気知らずの医者いらずになりそうね」と愚痴をこぼした。
それに対しもふキチも「免疫耐性上がっとるからこれ以降病気せんと思うぞ」と返す。
「病気になってらんない状況だからありがたいわ……。そうそう、私一応フェイトと…あの子と和解したわ」
「ほう、ちゃんと謝れたんじゃな。えらいえらい」
そう言ってカウンタの向こうからプレシアの頭をなでるもふキチ。子ども扱いしないでくれる?とムッとするプレシアだがもふキチにしてみれば自分の曾孫くらいの年代のプレシアに対して子ども扱いしてしまうのは仕方がないかもしれない。
「まだ少し警戒してるけど……それでも笑顔を向けてくれるようになった。アリシアも妹ができたってはしゃいで―――」
そこから娘の話を次から次へと話し出すプレシアだった。
番外みたいな話なので今回は短いです。和解して即親バカになる…
INNOCENT時空の要素はどの世界のプレシアにもあったんでしょうね。
それでは次回またお会いしましょう。
See you next story,バイバイ☆