いったい何のために拉致されたのか…。
それでは今日ももふキッチン開店です☆
今回アリシアさん置いてけぼり…(´・ω・`)
もふキチは今、戦いの場に身を置いていた。比喩でも何でもなく激戦区にいるのだ。何故ならば―――
「いいわよフェイト!その調子よ!!」
もふキチがかけた完全透明化の魔法で透明になったカメラを片手に愛娘となったフェイトを応援する親バカのせいだったりする。
時は遡る事(なのは時空)ひと月ほど前…。急にやってきたプレシアが「あなたが言ってた通りになったわよ」と報告してきた事から始まる。
やはりなのはが小学校三年生の時にジュエルシードが搬送中の事故により地球の日本にばら撒かれたようだ。
「それで?なにか女の子が巻き込まれてジュエルシード集めをしてるところをこちらも収集して敵対すればいいのよね?」
「敵対というか競い合いじゃな…。本気の殺り合いは避けてほしい。まあ、どのみちどっちも非殺傷設定じゃから死ぬことはないだろうがの」
なのはの世界の魔法は実を言うと超化学であり、本来のもふキチなどが使う魔法とは異なっている。そのため怪我などはする恐れはあるが基本殺すことはできない仕様にすることができる。
そのダメージを代わりに受けるのがデバイス展開時に装着されるバリアジャケットだ。
「フェイトもだいぶ育ってるし、その…なのはだったかしら?その子じゃ相手にならないんじゃないかしら」
出たよ親バカが…。と思うかもしれないが、実際原作のフェイトより今のフェイトの実力は上である。カートリッジシステムはまだ採用されてないがAs’時代のフェイトとどっこいくらいには育っている。
その理由は……まあ、このおバカ爺がまたやらかしたのだが。
―――
そして現在、全てのジュエルシードを集め終え互いに持つジュエルシードをかけた戦いが時空管理局の展開したフィールドにて行われているのだが……。
「なんで儂まで巻き込むのかのう…」
げんなりと肩を落としながら愚痴をこぼすもふキチ。
互いのジュエルシードをかけた戦いの日時が決まった時にやってきてもふキチに「あなた完全に透明化できる魔法使える?」と尋ねられた際に「できるが?」と答えてしまったのが運の尽きだろう。
当日マッハでやってきたプレシアに捕まりこうして激戦区のほぼど真ん中にいるのだから。
「あなたは透明化と私がフェイトの晴れ舞台を撮影中に何かあった時の為のシールド役よ!!」
もふキチの愚痴が耳に届いたのかそう返してくるプレシア。まあ実際今飛んできたビルの瓦礫をもふキチがその腰に佩いた一振りの刀で粉みじんに砕いた後なのだが。
「大体あの子の持つデバイス…バルディッシュに撮影機能も盛り込んでおるんじゃろ?何故こうやって撮影まで…」
「それじゃあ足りないからよ!第三者視点の映像も欲しいじゃない!!」
もう完全に小学校の運動会でカメラを構える親バカの典型である。
「なのはってこもシューターをかなりの数維持できるしやれてる方だけど、このままいけばフェイトの勝利ね♪」
そう、今確実に追い込んでいるのはフェイトの方だ。もふキチのやらかしによって本編と違いフェイトの損傷はほぼない。だが……。
「あ~…勝利を確信してるとこ悪いが、たぶんフェイフェイ(フェイトのもふキチ式あだ名)負けるぞ?」
「なんですって?」
もふキチの敗北宣言と共に、フェイトはなのはの設置した時差式固設置型の捕獲魔法によって動きを封じられた。そして…。
「周囲に散布された魔力が収束して……まさかあの子収束砲をあの年で!?」
そう、なのはのお家芸、星をも砕きそうな収束砲…スターライトブレイカーが今まさに放たれようとしていた。
「(あり?おかしいの…原作より収束率が高く手でかい?やばいかもしれんな……)」
原作より巨大に見えるブレイカーからフェイトを守るためもふキチはフェイトに防御魔法をこっそりと遠距離からかけた。
「スターライトぉぉぉ……ブレイカーっ!!」
なのはの技名と共に放たれる巨大収束砲を前にフェイトは倒れるのであった。
―――
その後、フェイトを捕獲しようとする時空管理局局員のクロノから、プレシアが手を出して救出。その後転移で時の庭園に戻ってきたのだが…。
「ねえ、もふキチ?」
「お前さん最近普通に儂にタメ口きくのう…。で、なんじゃ?」
結構な大けがを負ったフェイトにもふキチが
「私たちこのままじゃ時空管理局に犯罪者扱いされない?」
ハイテンションから戻ったプレシアは冷静に考えてこれはまずいのではと思った。だがもふキチはなんだそんな事かとばかりに口を開く。
「大丈夫じゃよ。時空管理局の最高司令官でもある三提督にO☆HA☆NA☆SHIしてきたからの」
そうのほほんと答えるもふキチ。プレシアは彼の言う「O☆HA☆NA☆SHI」にうすら寒いものを感じた。
「ん…ぅ…?」
治療が完了しフェイトが目を覚ます。それを確認したプレシアは速攻で親バカモードに戻りフェイトを抱きしめ「大丈夫?どこか痛くない?違和感は?」と質問攻めにする。
フェイトが大丈夫というとホッと一息ため息をつく。
「あ…もふキチさん。あなたが回復魔法を?」
「そうじゃよ。まあ、無事で何よりじゃ」
予想を結構超えてたブレイカーの威力にもふキチがこっそりかけた防御魔法はあまり役に立たず、原作よりひどいけがを負ってしまっていたので慌てていたもふキチの一息つく。
「で、さっきの話に戻るのだけど、本当に大丈夫なのよね?いやよ?逮捕されてフェイトやアリシアたちと離れ離れになるなんて…」
とまたしても親バカな心配をするプレシアにもふキチは説明をする。
まず、お互いにジュエルシードを集めていたのは誰かに悪用されないためであること言うこと。こんな誓願機がばら撒かれた状態ではとんでもないことが起きるから。
それで敵対したのはお互いがすれ違っていたということにしたという。つまりお互いが何か悪用するために集めてるんじゃないかという話にしたのだ。
なのはは話し合いを求めたがもふキチがフェイトにあえて無視をするようにと指示を出していた。
で算定特とのO☆HA☆NA☆SHIですれ違っていただけでお互い同じ目的だったということにするのだ。
「というわけで、多分そろそろこの庭園の場所を割り出した時空管理局の人間が来る頃じゃから、普通にもてなしてこっちのジュエルシードを渡して仕舞いじゃよ」
ともふキチの説明が終わったところで安心したのかプレシアは「よかった…」とこぼしたのだった。
もふキチはそれで説明責任は果たしたとみなして自分の世界に帰ることにした。
「あ、もふキチさん」
「ん?フェイフェイ、なんじゃ?」
呼び止められたもふキチは振り返り、しゃがんでフェイトと目線を合わせる。
「また、今度遊びに行っていいですか?今度はあのこ……なのはと一緒に」
「うむ、そんなことなら大歓迎じゃよ。今度はケーキでも用意しておくとするかの」
「もふキチさんのケーキ、美味しいから大好き!」
そんなほんわかした空気を残し、もふキチは帰ったのだった。
なお、もふキチの言う通り庭園の場所を割り出した時空管理局員がなだれ込んできたが普通にもてなして普通にジュエルシードを返して一件落着となったのだった。
ということで無印編終了です。次はAs’編かな。それ終わったら次の作品の来客に切り替えようかと…。
それではまた次のお話でお会いしましょう、See you next story,バイバイ☆