次回から転スラ日記に移りますが、更新頻度は落ちます。ご了承ください。
ージュラ・テンペスト連邦国中央都市リムル郊外ー
だが、フォビオは
するとそこに、
「リムル殿」
「ドルフさん。ご助力感謝する。お蔭で
「礼にはおよびません。しかし、あの高出力の攻撃は…」
ドルフに、
「あれはね…魔王ミリムの力で…」
そう言って、リムルはミリムに視線を向ける。ミリムは得意げにツルペタの胸を張るが…
「なるほど…兵器については秘密と…自国の軍事技術は隠すに越したことはないですからね。では、我が王に報告のために戻ります」
「ガゼル王にも宜しくお伝え下さい」
取り敢えず魔王ミリムについては保留と言うことになり、彼らは武装国家ドワルゴンに帰っていった。しかし、リムル達には後始末がのこっていた。フォビオである。
「う…ここは?」
「よう。目が覚めたか?」
リムルの問いかけに、フォビオは焦って土下座をする。
「済まなかった!俺の行動でこの国に迷惑をかけちまった!この通りだ!俺の首で許してくれ!」
「彼女らの質問に答えたらな」
リムルは
「あなたはどうやって
「俺は…中庸道化連に所属するフットマンとティアと名乗る魔人達に教えられた」
「中庸道化連…そのもの達の中に人を小馬鹿にした様な左右非対称の仮面をつけた者はいましたか?」
「…いや、いたのは怒った仮面と涙目の仮面だ」
トレイニーの尋問の間に入ったのはガビルだ。
「そういえば…トレイニー殿の言う左右非対称の仮面の男なら吾輩存じてます。中庸道化連の副会長をしているラプラスと名乗っておりました」
「そう…ラプラス…と言うのですね」
「ティアにフットマンね…その名、覚えておこう」
ベニマル達からすれば、怒った仮面の魔人は
「ミリム、中庸道化連について何か知ってますか?」
「いや、ワタシは知らないのだ。だが、クレイマンが関与しているのやも知れぬな」
ミリムの言葉にリムルが反応する。
「クレイマン?」
「悪巧みが大好きな魔王なのだ。
リムルは魔王クレイマンを注意するようにし、はみはみは自身の考えが当たっていたことにため息をついた。
ともかく、気を取り直してリムルはフォビオに向けて言う。
「まあ、お前は利用されただけだ。気をつけて帰れよ」
リムルの言葉にフォビオは慌てる。
「いや、俺の首をとるんじゃ…」
「俺は別にお前の首なんていらないから。それで良いよな?ミリム?」
「うむ。1回殴ってやろうかと思ったが、
ミリムが視線を向けた先には圧倒的な覇気を感じさせる獅子風の男、魔王カリオンがいた。リムルは気づかなかったが、はみはみは気づいていたようだ。
「気づいてたのかい?ミリム」
「当然なのだ」
「ソイツを殺さず助けてくれた事、礼をするぜ。今度改めて借りを返させてもらうぜ」
そう言うカリオンに、リムルは提案した。
「それなら、俺たちの国と国交を結んでくれないか?」
「…なんだ、そんなことでいいのか?よかろう。
そう言って、土下座していたフォビオに鋭い拳骨を食らわせると、肩にフォビオを背負った。フォビオは頭から血を流していて明らかな重体である。
「しかし、『紅魔の勇者』もこの国にいるとは…勇者とは一度戦ってみたかったんだ。予定が合えば、お前と刃を交えてみたいものだ」
カリオンは帰る前にこんな物騒な事を言って転移魔法で帰っていった。
◆
その日の夜、比較的原型を留めていた
そして、
各々が酒や刺身を片手に酔いながら談笑している。中でも技術者であるカイジンやクロベエはリムルの『
「こいつはすげぇ!硬い癖に加工しやすい靭やかさを持ってる。しかも、『魔力妨害』を有してるから鎧や武器にしても良いぞ」
「んだ」
「アクセサリーにしてもいいかもな」
そんな話をしている所に、はみはみが話に入って来た。
「
その言葉に元から重要性に気づいていた彼らを一層焚き付け、鱗の加工に全力を注ぐことになる。
そして、宴会も終わりかけになり、リムルはスライム状態で女湯に入浴していた。周囲にはミリム、シオン、シュナ、はみはみ、ソーカ、エレンがいる。
「ありがとなミリム!」
リムルが
「気にするな。なのだ。
「私だって
はみはみがミリムに対抗意識を燃やす。リムルは笑って受け流した。
「ワタシはリムルが魔王を名乗っても反対しないのだ!」
「魔王?なるわけないだろ?何かメリットがあるのか?」
「メリット?」
「そもそも、何でミリムは魔王になったんだ?」
「それは、私も気になりますね」
ミリムは悩んだ末に言う。
「何か嫌なことがあって、ムシャクシャしてなった?」
「いや、疑問形で言われても…」
「うむ。昔のことだからな。忘れたのだ!」
そう言って笑うミリムだが、「そうだ!メリットがあったぞ!」
そう言ってリムルを持ち上げて風呂から出ると笑顔で言った。
「魔王になったからこそ、
「所で
そんな風に、話に花を咲かせているとミリムが突然お風呂を出て、そのまま
「ミリム、どこかに行くんですか?」
「うむ。他の魔王にこの地に手を出さぬ様に注意しに行くのだ」
「騙されるなよ」
「騙されませんように」
「騙されちゃダメですよ」
「騙されませぬように」
「騙されたないようにね!」
「気をつけてね」
リムル、シオン、シュナ、ソーカ、エレン、はみはみがミリムに注意した。はみはみ以外はミリムが実は賢い事を知らないために騙されないように注意する。はみはみはミリムの事をある種信用しているので、あまり心配していなかった。
「わっーはっはっはっはっ!心配するななのだ!では、行ってくる!」
そう言って、ミリムは温泉から空に飛び出していった。
「羨ましいくらい自由ですね〜」
「きっとまた何処かで会えますよ」
「彼女は自由人だからね」
エレンとシオンの言葉に、はみはみは、こう返したのだった。
◆
ー傀儡国ジスターヴー
魔王クレイマンは、ワインを飲みながら対面に座る人物の弱みを手に入れた事にほくそ笑んでいた。その人物とは、同じ魔王である
クレイマンは
クレイマンは魔王達の中では弱い方である。なので、
ティアとフットマンにジュラの大森林にある街に滞在しているミリムに
彼は有力な手駒を得ることが出来たのだ。魔王フレイはクレイマンと比べたら人受けが良い。ミュウランから得た情報と駆使すれば更なる勢力拡大ができるだろう。
彼は自分の為、そして中庸道化連の仮面に誓い、暗躍する…
その様子を冷たい瞳で見つめるフレイに気付く事なく…
〜ステータス〜
名前:はみはみ
種族︰人間ー聖人ー
加護︰仮面の紋章、闇の大精霊の加護
魔法︰上級魔法、中級魔法、初級魔法、元素魔法、精霊魔法、神聖魔法、核撃魔法
技能︰ユニークスキル『厨二病』
耐性︰物理攻撃無効、状態異常無効、自然影響無効、精神攻撃耐性、聖魔攻撃耐性
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