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私は、フィルトウット王国にシズと訪れていた。しかし、その王国は魔族によって支配されていた。そして、その尖兵であった
私は、シズを命の危機に晒しながらも、
シズは、咳込みをしていたものの命に別状は無さそうだ。最悪の場合は、抗魔の仮面で抑え込んでいた上位精霊︰
「シズ!大丈夫ですか?!」
「うん…大丈夫…けど、疲れたな…少し休んでもいい?」
「勿論です。ゆっくり休んでください」
ともかく、シズの無事を確認した私は、この元凶を作ったと思われる王と大臣を処分するべくその方を向いた。しかし、そこには大臣と王の姿は無かった。いや、大臣と王の亡骸があったのが正しい表現だろう。代わりに、撃退した筈のクロと名乗る悪魔がいた。彼は静かに私を見つめていた。
「まさに僥倖と言うべきでしょう。私でも滅多に見ることが出来ない人の進化を見ることが出来たのですから」
クロは拍手しながらとんでもない事を言った。それはつまり、私とオルトスの戦いを見ていたと言うことになる。しかも、オルトスはクロに気づいている様子は無かった。それは私も同類だ。それはつまり、クロの気配制御若しくは、
「しかもそれをなしたのが、異界の魔法を操る勇者とは…因果を感じさせるものです」
「貴方は…何故ここに?」
私は思わず問いかけた。口を開くことは無いと思っていたが、クロは素直に話してくれた。
「私は依頼によって呼び出されたのですよ。貴方が始末したオルトスとか言う雑魚をね」
「同じ
「私をそんな悪魔の恥晒しと同じにしないで頂きたい」
クロの機嫌が悪くなったと感じた私は、話を逸らす。
「所で、私に何か用ですか?」
「ええ。貴方の異界の魔法。それに興味があるのですよ」
「私の魔法に…?」
「ええ!貴方の魔法を研究する事で、かの御方が創りし世界の真理の一端を覗くことができるかもしれませんから!」
疲れていた私は、断れば殺されると思い、素直に魔法を教えた。しかし、教えている最中に、クロの体が崩れ始めた。恐らく、受肉した体が持たなくなったのだろう。
「ふむ。もう時間切れですか…では、最後に、このゴミ共を始末し、私を撃退したと辻褄を合わせてくれれば、貴方の事は見逃して差し上げます。まだ聞きたい事は沢山ありますからね」
そう言って、クロはフッと消えていった。肩の荷が降りた私は思わずその場に座った。私の体が急激な力の増加に追いつけていないのだ。しかし、倒れ込む程でもない。私は、疲れる体に鞭を打って、シズを伴って地下室を後にした。
◆
こうして、フィルトウット王国に巣食う悪魔は一掃された。記録によると、大臣と王は死亡し、その首謀者であるクロと名乗る悪魔は、紅魔の勇者はみはみと、爆炎の支配者シズによって倒されたと伝えられているらしい。
この事件から、大体30年くらいが経った。私は、泊まっている宿で、私の手には前世界でよく活用していた冒険者カードがあった。
冒険者カード。それは、前世界の冒険者登録をしたもの全員に発行されるカードだ。これはとても便利な代物で、自分のステータスや取得しているスキルを可視化出来る。また、スキル取得も冒険者カード1つで出来る。この世界には無いオーバーテクノロジーと言えるだろう。
そのカードには、レベル90とあった。
レベル90等、見たことも聞いたこともない。それこそ、魔王もそこまでのレベルは持っているのかは疑問だ。聖人になった時はレベル90で、仙人になった時はレベル80であった事から、この世界ではレベル80でようやく人という枷から解き放たれるのだろう。前世界では、レベル差によって運が絡むスキルは効かない事もあったが、この世界では運というステータスの代わりに、
話は変わるが、この30年で、世界が大きく変わることは無かった。精々、シズが2人の弟子を取った事くらいだ。名前を、
ユウキは、界渡りをしたがスキルを獲得できなかったらしい。その変わりに身体能力が異常に発達しているとか。
ヒナタは、世界を渡ってすぐに盗賊数名を素手で殺害したらしい。その現場をシズが目撃し、その場で保護したとのことだった。
ユウキは活発な性格で、ヒナタは寡黙な性格らしい。らしいと言うのは、私はここ最近はシズとは別行動をとっているからだ。しかし、時たまシズとは会って話をしている。この話が前回受けた話だった。しかし、今回会ったときには、ヒナタは既にシズの元を去っていたらしい。それも一カ月でシズより強くなってしまったという。
これには、流石の私も驚いた。そんな簡単に強くなれるのか…と。しかし、納得もした。私も冒険者カードを使えば、
ユウキについても、冒険者の互助組織を一新し、自由組合と言う組織を設立した。この自由組合が冒険者カードを発行する事で、一種のパスポートとして扱われ、自由な国の移動が可能らしい。(ちなみに、スキルポイント等の効果は無い、普通の証明書だった)そして、ユウキの最大の功績と言われているのは、魔物を分かりやすく表記付けた事だ。
E、D、Cから更に、B−、B+、A−、A+となる。
A+からは特別な呼称が用いられる。
とにかく、こういった分かりやすい指標を作ったユウキは、冒険者の死亡率を劇的に改善したとして、
しかし、何故弟子を取り始めたのかと言うと、体の衰えを実感しているらしく、後任の育成に努めたいとの事だった。何でも、各国が秘密裏に召喚した異世界人、それも失敗例と言われる10歳近くの未発達な体を持つ子供を各国から引き取るらしい。
異世界人の子供は膨大な
そんなシズは、子供達を引き取り育成をし始めたとユウキ経由で聞いた。その間、私は何をしているかと言うと、ひたすらジュラの大森林で魔物狩りに勤しんでいた。時々別の地方に出向いて魔物の素材を採取しながら、魔道具を作って暮らしの向上に努めていた。
森の中に小屋を作って暮らしている。自給自足の生活だが、自分は満足している。既に、冷蔵庫を始めとする家電製品モドキや畑も作っている。
まあ、冷蔵庫は私が『カースドクリスタルプリズン』で作った氷を入れて冷やしたり、知り合ったドワーフから簡単な《刻印魔法》を教わっていたので、氷を生み出す機構を作ったりした。クーラーも作った。排熱と熱放出の《刻印魔法》を刻んだ前世のクーラーの姿そのままのクーラーモドキを作った。水洗トイレは、畑の肥やしにする機構を、洗濯機は水放出と回転、熱微放出の機構を作った。
これらは、売り出せるレベルの出来なのだが、いかんせんこの世界には特許が無い。チマチマ私が手作りしていては、ドワーフを始めとした手先の器用な人達に真似されてしまう。というわけで、私はユウキが作った自由組合を利用させてもらいながら、日々を暮らしていた。
まあ、過去にたま〜に自由組合からの依頼でシズと同行する事もあった。その際、クロと何度か出会った。その度に共闘したり、激突したり、勝手にあっちからやって来て魔法談議をする事もあるが、概ね平和だった。
ユウキが定めた隠されたランク。
ネタが思いつかず短めになりましたが、原作合流します。
ステータス
名前︰はみはみ
種族︰人間ー聖人
加護︰仮面の紋章
称号︰紅魔の勇者
魔法︰上級魔法、爆裂魔法、元素魔法、核撃魔法、上位悪魔召喚、精霊魔法、テレポート
技能︰ユニークスキル『厨二病』
耐性︰物理攻撃無効、自然影響無効、状態異常無効、精神攻撃耐性、聖魔攻撃耐性
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