仮面ライダーの力で星6オペレーターになろうとしてるけど……無理じゃね?これ 作:momo28
因みに女神は怒られました。何と謹慎処分です。
より暇になったから謹慎解けるまでもっとライダーくんの所に行く!……とのことです。
「ヒッ……!!なんなんだよぉ……!!クソッ……!!こっちにくるn」
兵士の首が飛び、血が吹き出した。
残った体は力無く倒れ、辺りには恐怖と絶望が広がる。
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
背を向けて逃た者は首を切られ。
「クソッ……クソおおおおおおおおぉぉ!!」
自暴自棄になって攻撃を仕掛けた者は腹を貫かれた。
「ゆ、許してくだs……ゴボッ……」
心臓を雑に抜かれる、意外と直ぐ死なないのだ。きっと苦しみながら息絶えるだろう。
獲物。獲物。獲物。目の前には沢山の小さな獲物がいる。
狩って。狩って。狩る。恐怖の鳴き声が頭に響く。
「もうやだ!!ぁ……」
「やめろ!やめろぉ!!」
「………」
「ははははははは!!!!」
「どうして!どうして、効かないんだよ……」
怯えてる奴らの首を掴み、首筋に齧り付く。
バリ、バリ、と音を立てて引きちぎられる肉。
その苦痛に悶え苦しむ声。
「グアアアアァァァァァ!!!」
雄叫びを上げる。食事はまだ終わらない。
「へへっ……!これさえあれば!!」
大きな盾を持った奴が盾を前に構えて突撃してくる。
だが、意味はない。
大 七
刀 断
盾を構えた者が盾ごと綺麗に真っ二つに裂けていく。
世界から音が消える。
ベチャッ。
その音が聞こえると、世界に音が戻る。
「ヒッ……」
辺りが混乱が広がっていく。
パニックになった者達を狩るのは簡単だ。
バリ、バリ、バリ
捕食する。空腹を満たす。
バキ、バキ、バキ
骨を砕く。
そこに残っているのは、地獄絵図と化したスラム街だけだった。
そんなスラム街に、全速力で走ってくる誰かの足音が響く。
赤いラインの入った黒いスーツを着、胸元につけているベルトに装着されたカプセムを回転させる。
力を込め、全速力で走り出す。
『流石に暴れ過ぎですよ〜!』
[インパクト!]
[バニッシュ!]
[ゼ!ゼ!ゼッツ!]
「グアァァ!?」ドゴン!!
7
「グッ!?」バゴン!!
7
「あれ?何し…えっちょっ待っtぐあああああぁぁ!!??」ドン!!
7
『……終わりです』
777
 ̄ ̄
「Zzz……」
「!?うわああああああぁぁ」
強制的に変身が解除される。
あれ……?俺何してたんだっけ……?
顔を上げると、血に塗れたスラムが見えた。あまりに凄惨な景色に、酸っぱいものが込み上げて来てそのまま吐いてしまった。
「これ……!!」
胃の中から何のものかよく分からない肉が出て来た。それだけで自分が何をしたかは容易に想像できるだろう。
「あっ……」
ストレスと、チョコルドへの変身の負荷のダブルアタックによってライダーは気絶してしまった。
◆
「こっち!こっちです!ライダーさんが……!まだ!……え?」
「ぉえ……」
「……これは」
「……取り敢えず早くライダーさんを運びましょう!」
「何だこれ……!?外傷はない筈なのに、体の中にダメージを負ってる……!?」
「彼のアーツでしょうか?」
「たとえアーツを使ったとして、そんなことになるでしょうか……?」
「これは検査をしてみないと分からないな……」
◆
「う……ん?」
ここ、何処だ……?確か……任務で……!!
「うっ!?」
唐突な激痛が体全体を襲ってくる。痛すぎる……キッツ……
「はえ!?ら、ライダーさん!!目が覚めたんですね、直ぐにケルシー先生を呼んで来ます!」
部屋に入って来た彼女はトテトテと走り去って行ってしまった。あ、任務で助けた小隊の子か
それから直ぐケルシーが部屋に入って来た。
「……はぁ、何があった」
なんかすみません……!!
「……えっと、任務で、チンピラと戦ってて……それで……」
「気づいたらこうなっていたということか……」
勝手に言いたいこと言ってくれてありがたーい。いや笑えないんだけども
「……そういうことです」
「はぁ、まあいい、これ以上の詮索はやめておこう。」
いやー良かった。いつケルシー語録が飛び出るか分からなくてヒヤヒヤしたよ。
「因みに、退院だ」
「なんで???????」
◆
「……本当に俺ってGじゃないか?」
まだ痛む体を引きずって自分の部屋に戻る。
流石に復活が早過ぎて自分の部屋に戻ってる最中に口に出してしまった。
通りすがりのオペレーターが変な人を見る目でこっちを見てた。恥ずかし!
顔が熱くなってくるのを感じる。
「そういえば……あのクソ女神、任務の時は居たのに今は居ないんだな?」
『クソ女神は無いでしょう!?』
「ああすまん……ってうおぉ!?居たのかよ!!」
『今来ましたからね』
「驚かせないでくれよ……てかあれ?なんか……半透明じゃない?」
いつもこのクソ女神『またクソ女神って考えましたね!!』……いつもはずっと半透明なのである、しかも普段宙に浮いているのに今回は浮いていない。
「それに……その服……」
『あ!気づきましたか!今の私は最強のエージェント!コードナンバー:7です!』
「ゼッツか……」
悪夢を何とかするってよりか悪夢を見せそうだな……?
「てか、そんな見た目してたんだな」
今まで半透明で分からなかったけど、こいつ髪の色って黒だったんだな。目も紅葉の様な赤色だし、でも何と言うか……地味だな?普通に前世でも見かけそう、目の色は珍しいけど。
『絶対失礼なこと考えてますね……』
「でも何でこんなことになってるんだ?」
『いや〜それがやり過ぎちゃって、上司の神に叱られちゃいまして、謹慎処分を受けたんです。その時に一時的に神様パウアーも没収されてしまったので、今は私の姿も普通の人にも見えますし、声も聞こえるっぽいんですよね』
「へえ〜……どうすんの?今のお前、多分不法侵入した不審者だぞ?」
『ははは……どうしましょうか……』
「……仕方ない、謹慎が解けるまで俺の部屋で匿って置いてやる」
『本当ですか!!有難うございます!』
「はぁ……ま、取り敢えず入れよ。一人用の部屋だから狭いがな」
『わーい』
「何でこんなことに……」
◆
そんな二人の様子を影から見ている者が一人……エリートオペレーターのブレイズである。
「新人君が親しげな女性を部屋に……!これはいい酒のつまみになりそう……!!」
この後どうなったかは言うまでも無いだろう。ブレイズから広まった噂がロドス全体を駆け回り、賭けの大会が秘密裏に開催された。
宴会の席でもその話題で持ちきりとなることになるだろう。
「グムさん、今日もよろしくお願いします」
「よろしくね!いや〜いつも頼りにしてるよ!……頑張ってね、ふふふ」
「何か言いました?」
「いや?何も〜」
そんなことになっているとは知らずに、ライダーはロドスの食堂を手伝っていた。
現在の女神さんの格好は例の夢見エージェントの格好にポニーテールです。
普通に顔が良いうえにこの格好を体に合わせたことにより体のラインが結構出てる+上半身の謎ベルトにより一定の人にはぶっ刺さるので、街中歩いてたら普通にナンパとかされることになるでしょう。まあ、手を出したら例の人たちみたいになるんですけど(前回の後書き)