プロセカ世界にログインできたけど、デイリーミッションが人間関係。 作:七瀬ぴの
あの日、私はごく普通の帰り道を歩いていた。
学校終わり、イヤホンからはいつものプロセカ曲。
「今日もイベントストーリー尊いな」とか、「ワンダショ箱推しで良かった」とか、
そんなオタク的独り言をぼそぼそ呟きながら、スマホを見つめていた。
画面の中では、司がキラッキラにポーズを決めていた。
「いや~、リアルでもこんな世界に行けたらなぁ……」
その瞬間だった。
視界の端に、眩しいライト。
反射的に顔を上げた俺の目の前に――トラック。
「あ」
クラクションの音と共に、世界が真っ白に弾けた。
「……え?」
空が、やけに綺麗だった。
やり直したみたいに、どこまでも澄んだ青。
まるでロード画面を飛び越えたみたいな――そんな空。
服装も違う。
いつもの制服じゃなくて、見覚えのあるブレザー。
胸元のリボン。
鏡を見なくてもわかる。
これ、“神山高校の制服”だ。
「……は? え、いや、待って」
混乱の極みで立ち上がる。
目の前に広がっていたのは、
桜並木と、古いけどきれいな校舎。
その看板には――
『宮益坂女子学園』
「……え、宮女!? いや待って、なんで宮女!? ここ、女子校だよね!? ていうか私まだ死んでないよね!?」
頭を抱えた瞬間、
ピコンッと、どこかで聞いたことのある音が響いた。
『ログインが完了しました! 本日のデイリーミッションを表示します!』
頭の中で、合成音みたいな声が響いた。
「……これ、まさか……プロセカ……?」
指先を見れば、ちゃんと手がある。
髪の先を風が撫でて、背中にはスポットライトの熱。
いや、夢? でも音がリアルすぎる。
【今日のデイリーミッション:星乃一歌と話せ】
「……え?」
視界の端に、ポップアップウィンドウ。
「……いや、ちょっと待って!? その名前……」
心臓がドクンと鳴った。
ちょ、待って。
星乃一歌って、あの一歌?
Leo/needの!?
いやいや、無理無理無理無理。
「……え、これガチの転生なの? いや、運営のドッキリとか?」
混乱する私の耳に、ふわっと優しい風の音。
「……ねぇ、君。大丈夫?」
振り向いた。
そこに立っていたのは、
宮女の制服を着た一人の少女。
星乃一歌が、柔らかく私を見つめていた。
「っ……」
声が出ない。
頭の中ではBGMが鳴り出す。
これは夢? それとも“ログイン”?
……でも、たぶん、どっちでもいい。
星乃一歌が、今、私の目の前にいる。
それだけで、世界が一瞬で鮮やかになった。
「……ねぇ、君。大丈夫?」
一歌が少し身をかがめて、心配そうに覗き込んでくる。
……顔が、近い。
あのやわらかい声、穏やかな目。
いつもゲーム内で見てた“あの表情”が、目の前にある。
「あっ、あ、だ、大丈夫です!全然平気ですっ!」
変なテンションで立ち上がった。
手が少し震える。
「ふふ、よかった。……でも顔色、ちょっと悪いよ?」
えっ、そんなこと言われたら余計緊張するんですけど!?
「だ、だいじょぶです! さっきまで、ちょっと……寝不足で!」
「寝不足?」
「はいっ!あの、昨日その……夜通しイベランしてて……」
言った瞬間、我に返った。
しまった。**“イベラン”**って言葉、
この世界じゃ絶対通じないやつ。
一歌が小首をかしげて、少し笑った。
「ふふっ、ライブ? もしかして軽音部?」
「あっ、えっと、そんな感じです!!!」
バグったNPCみたいに謎のテンションで返してしまった。
でも、一歌はそれ以上追及しないで、
ふっと空を見上げた。
「ここ、桜がすごく綺麗でしょ?」
「……はい」
「新しい季節が始まるときって、ちょっとドキドキするよね」
その横顔が、春風に揺れていた。
優しくて、まぶしくて、
まるで曲のイントロみたいに心がざわつく。
そのとき、またピコンッ、と音が鳴った。
【デイリーミッション進行中:星乃一歌と会話を続けよう】
(……うっさい。空気読め。)
ワンダショのストーリーは主人公の人柄上多いんですが他に多めに書いてほしいっていうユニットってありますか?
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レオ二
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モモジャン
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ビビバス
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ニーゴ