プロセカ世界にログインできたけど、デイリーミッションが人間関係。   作:七瀬ぴの

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雫さんのイベントガチャ引きたいのに石が無い。誰か助けて


第三話 最推し登場

神代 類。

私の最推し。

私が五年間で一番多くスクショした男。

「えっ……え、え、え、えぇ……?」

目の前にいる。

立ってる。

3Dでもなく、Live2Dでもなく、

どっからどう見てもフル4D実写リアル。

類が、喋ってる。

類が私に話しかけている...。

(ちょ、ちょっとまって死ぬ。推しが動いた。推しが呼吸した。空気が振動してる。尊い、尊いの概念が空気に混じってる。)

「……だ、大丈夫?」

「あ、だいっ……じょうぶ、じょぶじゃないです……」

「え?」

類の眉が少し動いた。

その表情ひとつで心拍数が爆発。

「いや、あの、あのっ……神代類さん……って……本当にいるんですね……??」

「そりゃ、いるけど……」

「あーもう…類くん、ほんとすごすぎて……いや、もう全部好きなんだけど!(震)

だってさ、マッドサイエンティストみたいなところあるでしょ? どこでも我が道を突き進むし、ショーの演出に全力すぎて周り置いていっちゃうくらい真剣で。でもね、そこがまた…最高なんだよね…! あのさ、類くんって本当に…天才なのに、どこか抜けてるところとかあって、司相手になるとちょっと馬鹿っぽくなったりするの、可愛いじゃん…(涙) しかも野菜嫌いとかラムネ好きとか…そういうギャップも全部込みで可愛いんだよ! あーもう、ずるい! 顔? もう言うまでもないけど、顔もいいし、声も最高だし…「フフ…」って笑う時とか、吐息混じりのセリフとか…くっ、やばい…尊すぎる。サイコパス顔から困り顔、笑顔まで表情の振り幅がすごすぎて…心臓がもたない…。そしてさ、あの一人称「僕」なのに、たまに「俺」って言うの…ちょ、刺さる。ギャップが…ギャップがぁ…!(絶叫)しかも身長180cmなのに、しゅんとする瞬間とか、ほんとズルい…可愛すぎる…。仲間への思いやりも半端なくてさ。司のために全力で演出考えたり、ケガした時は一瞬落ち込むけど必ず守ろうとするところとか…天才で変人なのに、優しいところも全部イケメンすぎる。瑞希ちゃんとの過去エピソードとか見るともう…兄貴感出まくりで、あー、もう…好きすぎる…それに忘れちゃいけないのは、ショーの演出家としての実力。頭が良くて、機械も作れて、タイムマシンも作れそうなレベル。ワンダショのショー支えてるの、類くんいなかったら無理だって。いやほんと、神…か? 全部まとめると…顔がいい、声がいい、性格がいい、頭もいい、優しい、変人…って…神代類、最高すぎて私、完全に沼です…。あーもう、類くん大好きーーーーーーーー!!!!」

「……え?」

「え?」

二人の間に静寂。

あ、やばい。

これ、完全に声に出てた。

「あ、えっと?」

 その時、ピンクの嵐が乱入してきた。

鳳えむ。

「!?えええええ、えむちゃんっ!?!?!?? なにこの可愛い生き物...。スクショより500倍可愛い!!天使やん...。」

「え、スクショ……? えむくん、なんの話?ってかさっきのは...?」

類が静かに首をかしげている。

「あ、いや、なんでもないです!! わぁ〜、えむちゃん髪ふわふわ……え、これセットどうなってるんですか!? え、すご……」

「ねぇねぇ、司くん呼んでくるっ☆」

「え、司くん!?」

言った瞬間、金髪がまぶしく輝く――

「天馬司、推して参るッ!!」

「ギャーーーーーーー!!!!」

「えっ!?!?!?!?!?!?」

反射的に叫んだ。

「本人登場!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

「な、なんだ!?!? お前、まるで俺を知っているような反応を!!」

「知ってますとも!!! 一番最初のイベントストーリーから全部読んでますとも!!! あたしたちのハッピーエンドで大号泣しましたから!!」

「な、なにを言っているんだ君は!?」

そこへ、すっと静かな影。

「……うるさい」

「ひゃっ!?!?!」

草薙寧々。

無表情なのに、オーラがある。

「あんた、誰?」

「え、えっと……えっと……え、ええと……」

「……」

「推しです……」

「……は?」

「みんなの!!!!! 全員の!!! 推しなんです!!! なんなら私!! 類くんの誕生日ケーキ作りましたから!!!」

類「……え?」

寧々「は?」

司「なにっ!?」

えむ「わぁ〜! ケーキ!? すご〜い!!」

空気が一瞬で混沌。

「……面白い子だね」

類の声がまた静かに響く。

あぁ。もうだめ。

推しに「面白い子」って言われた。

私の人生、完結。

【デイリーミッション更新:ワンダショ全員の前で限界オタク晒す(達成)】

(……もうログアウトできなくていいかも)

「……ふふっ」

類が小さく笑う。

えむがぱぁっと顔を輝かせた。

「わ~っ! うれしいっ☆ ねぇ司くん! ファンだって!」

「なにっ!? 我らのショーに感動してくれたのか!? よし! ならば君も一緒に舞台に立つのだ!!」

「ちょっ、司!? いきなり巻き込まないで!!」

寧々がツッコむ。

えむが笑う。

類が肩をすくめる。

ああ、この空気。

どこかめちゃくちゃで、なのに完璧なバランス。

これが“ワンダショ”なんだ。

涙が出そうになる。

「……ありがとう」

気づいたら、そう呟いていた。

類が少し目を見開いて、

「……不思議な子だね」

そう言って、穏やかに笑った。

【デイリーミッション更新:ワンダーランズ×ショウタイムとステージに立て】

(……ちょ、え、いきなりラスボス級!?)

ワンダショのストーリーは主人公の人柄上多いんですが他に多めに書いてほしいっていうユニットってありますか?

  • レオ二
  • モモジャン
  • ビビバス
  • ニーゴ
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