サイキョー転生! 〜『異世界の神になる』をガチでやる〜 作:堕落と強欲の権化
誰か教えてや……
__???、魔王城__
「魔王様」
「……なんだ」
玉座に座る男の元へ、配下の魔族が走ってきて彼を呼ぶ。
「創造神様が参られました」
「そうか。……よし、お迎えしろ」
「ハッ」
魔王の配下である魔族が下がり
「……しかし、あまり会いたくはないがな」
_____
「やあ、元気してるかな?
「……チッ」
客人__創造神に対し、名前を呼ばれた魔王は舌打ちをする。嫌いな相手だ。
_____
「……やっぱ、何人か気づいている人いるな」
「そうよねー、ウチ、情報独占した気になってたねー」
同刻、カフェのテラス席で数人の男女が、パソコンを囲んで話し合っていた。
画面には、『異世神、マジで異世界を創っている可能性あり』という記事が載っていた。
「デュフ、『ミリタリック・レールウェイ』のおいらにかかれば、情報を知っているものを連れ去って、トロッコ問題の被害者にできますよ」
「それはやめとけ、どうせ失敗する」
誰もが見ればオタクとわかる姿の男が、腕まくりをするが、メガネをかけた長身の男がそれを制する。
「はいはいはーい、なら〜、ウチが記憶処理しまーす」
「はぁ、やめてくれ」
地雷系女子の一言に、長身の男は溜息をつく。
やれやれ、まともな人はいないのか、と男は思った。
「チッ、ならよぉ……俺のアサシン部隊をこっちに連れてくるぜ」
「脳筋のくせにそんなものを作ってんのか。やるじゃねえか」
ガタッと勢いよく立ち上がった筋肉質な男の提案を褒め
「だがNOだ、殺したいわけじゃない」
「……そうか」
しかし却下する。殺しは避けたいのだ。
「……とりま、俺の世界で作戦会議だ」
_____
「なあシュウィップ」
「はい、なんでしょうか創造神様」
シュウィップの自室で、彼女とこの世界の創造神である充がシュウィップに話しかける。
そのシュウィップはというと、机の上でゴロゴロしているハムスターを愛でていた。
「はぁ……、俺、この世界での身分ってのが欲しいんだ」
「……それはどういう?」
ハムスターをずっと見ている姿に溜息をつきつつ、やりたいことを伝え
「この世界が発展して、俺が創造神だと誰も信じなかった場合、俺は投獄される可能性がある。それを回避するには、この世界での身分を作らなきゃいけないんだ」
「ほえ?」
「こっち向け、まず」
シュウィップは 首だけ 動かした!
「ひゃい」
「全く。ちゃんと人の話を聞こうな?」
「はい……すみません」
「それで、だ。俺は今でこそ力を必要とする者が多い。だが、技術が進むとどうなるか。俺は知っている」
「ど、どうなるんでしょう?」
「神なんてものを信じる者はいなくなる」
これはそう、俺たちの住む地球で起きていることだ。神を信じない人なんてそこら中にいる。この地球に、例えば創造神を名乗る人が来るとする。
どうなるかは、分かるだろう。
笑いものにされる。
「いつそうなってもいいように、人間としての身分を作らなきゃいけないんだ」
「なるほど!」
「やっと分かったか」
「私と結婚しましょう!」
「人の話聞いてた!?」
結婚するのは違う。まず結婚って話、どこから出てきた!?
シュウィップは創造神様リア恋勢なんですよ、怖いね
このハーレム野郎!