サイキョー転生! 〜『異世界の神になる』をガチでやる〜   作:堕落と強欲の権化

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いやぁ、懐かしい。
ハハハ。まさか小説のネタとして使うことになるとは思わんじゃん?


第14話 NaCl塩化ナトリウム

「なかなかやるな」

「……アンタこそ」

デカブツと創造神

互いに互いを睨み合い、次の相手の動きを予測する。

 

「……つまんねぇ」

ふと、雄大がそう呟く。

 

「……ア゙?」

「だってよぉ、に動きがないじゃん」

「……ほう」

雄大の言うことは尤もだ。たしかに、ただ殴りあっているだけだ。

 

「……んで、考えたんだよ俺。

 

そうだ、読者が笑いも勉強もできるようにしようってね!」

「……うんなんかメタくない?」

 

……ふと、雄大の拳に目がいく。

 

「……え、何その拳、てか岩!」

なんと、なにかの岩を削って作ったような篭手こてを、両手に取りつけていた。

 

「……「塩」って、何が集まったものか知ってるか?」

「……?」

「えーと、塩化ナトリウム、だろ?」

「じゃあ元素記号は?」

NaClエヌエーシーエル……?」

……はっ、まさか!?

 

「フフフ、お気づきかね!?」

「ま、まさかその篭手は!まさかお前、本当にあれをする気か!?」

「アレ?」

「モチロンサァ☆」

 

 

 

遡ること4年くらい__。

 

 

 

「なぁなぁ充ー」

「どうした雄大」

理科の授業。隣に座る雄大が話しかける。

 

「塩化ナトリウムの「NaCl」ってさ、「ナックル」って読めない?」

「……どーした急に」

「いやさ、覚えやすくね?「ナックル塩化ナトリウム」ってさ!」

拳を振り上げながら、雄大はそう言う。

 

「はいはい、そこの2人ー。先生の話を聞きなさーい」

「「へーい」」

あーほら、先生に注意されちまった。クラスのみんなに失笑が起きる。

 

「……よくね?」

「そうだな」

 

 

 

……あの時は軽く受け流し……たかったのに頭にこびりついて……!

まぁ理科でいい点取れたのはデカかったか。

 

「……というわけで!この篭手は岩塩を使用しているッ!」

「相手は幽霊じゃねえぞー」

「ふはははは!清めのつもりか?」

「……ある意味?」

「おいなんで疑問形なんだ」

くくっと笑って、雄大は拳を構える。

 

「喰らえ必殺!“NaCl塩化ナトリウム”ゥーッ!」

「ゴハアーッ!?」

「おぉー顎にクリーンヒット」

岩塩の篭手(断定)を使ったアッパーが、デカブツをノックアウトする。

 

その巨体は、ズズンと音を立てて、仰向けに倒れた。

 

「OMG……ホントにやりやがったこいつ」

「へへん、どうよ!」

「あーもうダメだこりゃ。デカブツが泡吹いて気絶してら」

「なーんかあっけないね」

何を言ってんのこいつ?

 

「う、嘘だろ……」

「あのオーガが……」

「馬鹿な!?」

「てっ、撤退!撤退ーッ!」

帝国兵も気づいたのか、引き返していく。

 

……逃げ場なんてないのにね♡

 

「うおおおおッ!」

「ヒィッ!?なんだこいつ!」

「逃がしませんッ!」

「うわぁ!聖女がキレたー!」

やはり我が信徒は優秀だな。もう褒めちぎっちゃう!

 

 

 

__やがて、数多の帝国兵は捕虜として、王国の地下牢へ幽閉された。

 

「流石でございますな、創造神殿。して、そちらの方は?」

「長老、こいつは俺の親友。こいつもこことは別の世界の創造神だ」

「へへ、どーも」

「なんと!?」

この驚く顔が見たかった!最高!

 

「で、ではこちらへ。お疲れでしょう、今茶を入れますから」

「あぁおかまいなく。俺は帰るんで」

「……おい雄大、せっかくだからもらっていけ」

「じゃあお言葉に甘えて」

その後、シュウィップが美緑のとこで貰ったハムスターを雄大に渡し、雄大が融けたのはまた別のお話。




ハムスターは可愛い。それ即ち悟り。
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