【黄昏の館】 訓練場
「おい、アイツか?先生に弟子に勧誘されたって奴」
「反対したベートさんを伸してまで勧誘したらしいから相当強いんでしょうね」
「でも、Lv1だろ?本当に強いのか?」
「………………………………」
完全に借りた兎の様に震えるベルは顔を真っ青にしながら俯いていた
その時
「「「「おはようございます!!」」」」
一斉にそこにいた全員が誰かに頭を下げ挨拶する、その先には【剣聖】ボスカ・リヨス・アールヴがいた
「うん、おはよう。ごめんね、ちょっと挨拶しに行ってたら遅くなっちゃった。それじゃあ今日も素振りから始めようか」
「「「「「はい!!」」」」」
全員が自身の得物を模した木刀や木剣を取り構えを取り素振りを始める
その光景を見たベルは完全に呆気に取られその光景を見る事しか出来ない
「さて、ベルちゃんは短刀を使うんだったね」
そこにボスカが現れベルは驚く
「は、はい!!」
「取り敢えずチミの実力を見たいから模擬戦をしようか、かかっておいで」
「っ!!はい!!」
ベルはナイフを構えるとボスカに突撃する
「………………………………え?」
しかし次の瞬間、ベルは気が付くと空を見上げており体は地面に触れていた
「うんうん、早くて強い、良い攻撃じゃないの。お母さんの教えが良かったんだね」
ベルは慌てて立ち上がると周りは自身に関心を向けず素振りに勤しんでいた
「……………………うん、大体分かったよ。チミに必要な訓練は実戦訓練だね」
「じ、実戦訓練…………」
「うん、チミは戦いの中で戦い方を学ぶ所からだね、それが出来ればチミももしかしたら門にも手が届くかも知れないね」
その言葉にベルは首を傾げるが周りの団員は思わず手を止まる
「門だと?」
「あんなガキが?」
「へ?へ?あの、門って…………」
「う〜ん、それはチミが十分な経験を積んだら教えて上げるよ」
「はい!!それで…………実戦訓練って具体的に何を?」
「フフ簡単さ、お〜い!!皆!!」
ボスカが訓練をしている団員に声を掛けると全員が手を止めボスカに視線が集まる
「これから皆にはこのベルちゃんと戦って貰うから宜しくね」
「へ?」
「「「「「はい!!」」」」」
「取り敢えず最初は一対一から始めようか、時間は試しに1人1時間にしようか、合間は皆の好きに過ごして良いから」
「「「「「はい!!」」」」」
そうして最初にベルの前に立ったのはラウル
「ホッホッホ最初はラウル君か」
「ただ胸を貸すつもりは無いっすよ。自分も色々試させてもらうっす」
「はい!!宜しくお願いします」
ベルはそう言うと短剣を構えラウルに突撃する
数時間後
「あ、ありがとう…………ございました」
ベルはそう言うと地面に倒れ込む
「ホッホッホ根性ある子だね。最後に寝る前に瞑想をする事、良いね?」
「瞑…………想?」
「瞑想する時は心を穏やかに無心でやる様にね」
ボスカはそう言うと団員と共に【黄昏の館】に戻りベルは暫く経った後フラフラとした足取りで自分の本拠地に戻った
「………………………………」
「ベル君〜今日は僕と2人で寝ようぜ〜!!」
「か、神様。僕今修行中何で後にして下さい」
ベルはスキンシップ激しめの自身の主神に戸惑いながらも言われた通り出来る限り無心になりながら瞑想をした