武神…………万年無双を求める   作:寝心地

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第16話

合流した一行は、迫り来るモンスターを主にティオナが蹴散らし、ドンドンと下に向かった

 

そんな感じであっという間に18階層に辿り着きリヴィラの街に入る

 

「妙だな、何時もと様子が違うな」

 

「うん、何か何時もと雰囲気違うね、人も少ないし」

 

【ロキ・ファミリア】の面々が首を傾げていると何処かへ向かう街の住人の話を盗み聞く

 

「おい!!殺しがあったって本当かよ!?」

 

「ああ!!ヴィリーの宿だ。人が集まってる」

 

そう言って街の住人は走り去っていく

 

「町中で殺人とは珍しいな」

 

「ああ、僕達もここを利用する以上無関係では居られない。行ってみよう」

 

フィンの指示に従い殺人現場に行ってみると

 

「おやおや、これをやった子は中々強い子みたいね」

 

そこには頭蓋を潰されたであろう男の死体があった

 

「ああ!?テメェら!!ここは立ち入り禁止だ!!って、【ロキ・ファミリア】!?」

 

「やぁボールス、僕達も町を利用するから事件の早期解決の為に協力させて欲しいんだけど」

 

そんな感じで街の事件について調査していると、被害者は宿を取る際女を連れていた事が分かった

 

「さて、それじゃあ儂らは怪しい者か居ないか外を見に行こうか」

 

「そうだね、念の為男も調べた方が良いだろう」

 

「待て待て、もうすぐ子分が解錠薬(ステイタスシーフ)を持って来る。コイツの身元が分かったほうが良いだろう」

 

それと同時にボールスの子分らしき人物が薬瓶を片手に走って来ると薬を遺体の背中に流す

 

「どれどれ、【ガネーシャ・ファミリア】のハシャーナ・ドルリアLv4、ほぉ、中々強い子だね」

 

ボスカが神聖文字を読み上げると全員の顔が一気に曇る

 

「「「「っ!?」」」」

 

「待て待て待て!!Lv4だと!?」

 

「つまり殺人犯は少なくともLv4、だが争った形跡もないとなると」

 

「私達と同じLv5或いはそれ以上」

 

「ふむ、お金を稼ぎに来たつもりが、何か大変な事が起こってるみたいね」

 

「……………………ひとまず街にいる冒険者を調べよう。何かしらの手掛かりがある筈だ。男も女も関係なく調べよう」

 

フィンの言葉にボールスがいち早く動き街を封鎖し現段階で街にいる全員を広場に集めた

 

「ホッホッホ思ったより一杯集まったね…………ん?」

 

無数の人を前にそう呟くボスカの目に1人の人物が止まる

 

全身を黒い装備で包み兜の向こうから包帯だらけの顔が見える、更にその目は濁りながらもしっかりと前を見据えている

 

何もかもが異質なその人物がボスカはどうにも気になり声を掛ける為民衆の前に降りた

 

「兄上?」

 

その行動を不思議に思ったリヴェリアがボスカに声を掛けるが聞こえていないのかボスカはドンドンと歩いていく

 

突然の行動に集められた街の住人達はモーゼの海割りの如く左右に分かれていく

 

「やぁ、チミ中々強そうだねちょっと荷物を見せてくれんか?」

 

「………………………………断る」

 

「「「「「「ッ!?」」」」」」

 

全員が驚いたのは見た目が男でありながら声が女という見た目とのギャップがあったから

 

そして犯人が女の可能性が高いと言う状況で男に擬態した女はあまりにも怪しすぎた

 

「ホッホ、チミちょっと儂と遊ぼうか」

 

ボスカはそう言うと漆黒の装備の人物に手を添えると大きく吹き飛ばした

 

「リヴェリアちゃん、アイズちゃんとレフィーヤちゃんの方は任せるよ」

 

ボスカはリヴェリアにそう言い残すと黒い装備の人物の後を追った

 

リヴェリアは首を傾げ周りを見るとそこにアイズとレフィーヤの姿は無かった

 

ボスカが黒い装備の人物の元に辿り着くと黒い装備を外し身軽になっていた

 

「貴様…………Lv6だな」

 

「フフ、正解」

 

2人は簡単にそう言うと武器に手を添えた

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