アイズとレフィーヤは不審な動きをする人物を見付けその人物を取り押さえ話を聞く事にした
「私、ルルネ・ルーイ、【ヘルメス・ファミリア】所属のLv2」
「【ヘルメス・ファミリア】?」
「何で逃げ出したんですか?」
「……………………殺されると思ったから」
「何でそう思ったんですか?」
「………………………………」
レフィーヤの問いに答えようとしないルルネにアイズは更に質問する
「貴女がハシャーナさんの荷物を持っているから?」
観念した様にルルネは事の経緯を説明し始める。男か女かも分からない様なローブの人物に依頼を受けハシャーナから荷物を受け取る様にと言われたと言う
アイズ達はルルネにその依頼の品を渡す様に迫りルルネはその品を渡すと同時に近くの壁が爆ぜる
現れたのは見たことも無い赤髪の女性、しかしその体はボロボロになっており女性が飛んできた壁からもう1人の人物が現れた、その人物は
「ホッホッホ、チミ中々強いね」
「お爺ちゃん!!」
「ボスカ様!!」
「【剣聖】!?」
ボスカもそこに人が居るとは思わなかったのか多少驚く
「おや、アイズちゃんにレフィーヤちゃん。そっちの子は誰?」
完全に無防備なボスカの背後から赤髪の人物が強襲する
「危ない!!」
ボスカは振り返ると赤髪の人物の体に手を置くと赤髪の人物の体が空中で回転し地面に倒される
「グッ」
「は?い、今何が起こったの!?」
「相手が向かって来る力を利用して相手を引き倒した」
「そんな事が、でもそんなのあの速度で襲って来る相手に使うなんて…………」
「私でも出来ない」
アイズはそう言うとルルネは改めてその神業に驚いていると赤髪の人物は直ぐに立て直し再びボスカに拳を向ける
「ホッホッホチミも懲りないね」
しかしその拳はボスカには振り抜かれず地面に直撃する
「ンホッ!?」
地面がヒビ割れると同時にボスカは体勢を崩し赤髪の人物はその隙を見逃さず拳を繰り出す
「ボスカ様!!」
レフィーヤは思わず叫びルルネは完全に何が起こってるのか分からない中、アイズは静かにそれを感じた
「……………………開いた」
「開いた?一体何が」
レフィーヤがアイズの発言の意図を尋ねようとしたと同時に赤髪の人物もまた驚いた
「今のを防ぐだと?貴様…………今何をした?」
「何、ちょっと本気を出してあげただけだよ」
そう言うボスカは完全に崩された体勢で赤髪の人物の拳を自身から逸らし無傷で立っていた
「お爺ちゃんはあの人を認めたみたい」
「認めた?」
「うん、7年ぶりに見る。お爺ちゃんが本気になった」
「ボスカ様の本気…………」
レフィーヤはその言葉を強く受け止めるとその戦いを見逃すまいと目を見開いた