ハシャーナ殺害事件から約1週間後
再びダンジョン攻略に乗り出した【ロキ・ファミリア】その帰り道
「フィン、リヴェリア、私だけまだ残らせて」
合図の突然の願いにリヴェリアとフィンは暫く考え込む
「良いじゃない。やりたいと言うならやらせてみなさい」
そこにボスカがアイズの願いを支持しリヴェリアとボスカが目付け役として共に残る事を条件にフィンは了承した
【ロキ・ファミリア】が撤退して少しした頃、3人のいる階層が揺れ巨大な骨の王を呼び出した
階層主ウダイオス
それが王の名でありアイズが立ち向かう相手
「【
先手を取ったのはアイズ、風の鎧と刃を纏いウダイオスに迫る
魔石を砕かんと放たれた突きは硬い骨の防御に阻まれた
ウダイオスの主な攻撃手段は3つある
1つは巨大な生物の特徴たるその長いリーチを生かした腕、それを振るうだけでアイズには致命傷を与えられる
2つ目は下半身を階層全体の地下に伸ばしたことでの逆杭
そして3つ目は無数の骨の部下Lv4の怪物スパルトイを生み出す人海戦術
しかしそれらは知られている攻撃手段と言うだけでダンジョンと言う未知は時に慣れと言う隙を突いてくる
「ウオオオオオオオオオ!!」
叫び声と共にウダイオスの前に巨大な剣が現れ薙ぎ払う
その威力たるや既存の3つの攻撃手段が霞んで見える程でアイズは意表を突かれ重傷を負った
「アイズ!!」
リヴェリアは危険と判断し介入しようとするがその行手をボスカが止める
「兄上止めるな!!これ以上は危険だ!!」
「リヴェリアちゃん……………………チミにはわからんか」
「???」
兄が何を言っているのか分からず首を傾げているとボスカはさらに続ける
「もう、直ぐそこまで来とるよアイズちゃん」
「………………………………ここは」
気が付くとアイズは不思議な空間にいた
そこには何も無く全てがあり無限があり零があった
そんな矛盾だらけの空間に1人、或いは1つ1個1柱呼び名は様々な何かがあった
「……………………貴方は誰?」
その何かは答えずただそこにある
「もしかして貴方は……………………」
「ウオオオオオオオオオオオ!!」
倒れ伏すアイズの体にウダイオスは容赦無くその剣を振り下ろす
地面が爆ぜ土煙が舞い上がり尽くを破壊する
「アイズ!!」
リヴェリアはそんな破壊の権化の中心地にいるアイズの名前を呼ぶが返事は無い
次第に土煙が晴れアイズの姿が顕になる
そこにはウダイオスの剣をギリギリで避け立っているアイズの姿があった
「………………………………」
「ウオオオオオオオオオ!!」
ウダイオスは再びアイズに剣を振り下ろすがアイズは非常にゆったりとした動きでウダイオスの剣を避ける
「【
「7年か、儂より才能あるかもね」
「兄上……………………アイズは一体」
「開いたのさ、神と人を隔てる扉を」
2人が軽く話している間にアイズはウダイオスの両手を砕き魔石を砕き討伐を成し遂げた