朝も終わり昼になろうかと言う時間、ボスカは自室で独自に入手したお茶を飲んでいた。そんなまったりとした優雅な時間に似つかわしくない慌てた足音が響く
「先生!!少しお時間よろしいでしょうか」
そう言って現れたのはアキ
「どうしたの?」
ボスカが尋ねるとアキは一言ロキが呼んでいるとだけ伝えボスカはどの部屋にいるかを尋ねロキの元へ向かう
「儂じゃ、入るよ」
ボスカはそう言うとロキの返事を待たず中に入る、そこにはベートとレフィーヤ、そして見知らぬ黒髪のエルフがいた
「ボスカ様…………」
「やっと来たか、ジジィ」
「………………………………」
「はて、儂は今来たからいまいち良く分かってないんだけどどういう状況?」
「ああ、うちから説明するわ、アイズたんが24階層に行ったらしくてな、連れ戻してきて欲しいねん。ついでに十中八九何か起こってるやろうからそれも確かめて来て欲しい」
「ふむ、分かったよ、それじゃあ行こうか……………………その前に君の名前を聞いておかないとね」
ボスカはそう言うと黒髪のエルフに目を向ける
「フィルヴィス・シャリアと申します。高貴な御方」
フィルヴィスはそう言うと貴族の様な礼をする
「うんうん、フィルヴィスちゃんって言うの。いい子そうじゃない、宜しくね」
ボスカはそう言い右手を差し出すとフィルヴィスは驚いた様な顔をしレフィーヤに目を向ける
「アハハ、ボスカ様はそう言う所を気にする方では無いので大丈夫だと思いますよ?」
レフィーヤは少し困った様に笑いそう言うとフィルヴィスはその手をジッと見つめ背を向ける
「私の様な者の手を握る事などいけません。貴方様まで穢れてしまう」
フィルヴィスはそう言うと1人でさっさと先に行ってしまう
「あ、えっとそれじゃあ行ってきます!!」
レフィーヤは慌ててロキ達にそう言うと3人は24階層に向かうがその前に
「取り敢えずリヴィラの街で情報を集める」
ベートがそう言い一行はその街で情報を集めようとするが大した情報は集まらず街を仕切っているモルドに話を聞く
「ああ、俺の所にも来たぞ。何でも食糧庫に行くとか」
「食糧庫…………」
モルドから貰った情報を元に24階層に向かおうとしているレフィーヤを呼び止める
「お前ら【
「【
「いや、アイツの呼び名みたいなもんだ、二つ名は別にある。アイツは組んだパーティ全部アイツを残して全滅してるらしい例外無くな」
「……………………」
「人の噂も七十五日と言うが、あの子はそうは行かなかったのね」
「ボスカ様」
「神を斬ろうとした事はあるけど儂に呪いは斬れないからね、チミがあの子の呪いを斬ってあげなさい」
「………………………………はい!!」
レフィーヤは嬉しそうに走って行くとベートがそれを見て笑う
「孫馬鹿もここまでくればマジでただのジジイだな」
「ホッホッホ、チミも儂から見れば十分孫だよ」
ベートの言葉にボスカはそう返しベートは何も言わなくなる
「さ、早い所アイズちゃんを助けに行こう」
ボスカにそう言われ3人は急ぎ24階層に向かった