ベートに蹴られ粉々に砕けたオリヴァスの体が煙を上げ治る
その光景を気味の悪いものを見る目で見る一行とは違いボスカは面白い物を見た様な目で見る
「チミ、人を辞めたね」
ボスカの言葉にオリヴァスはニヤリと笑う
「その通り!!この体は彼女により賜った物だ、この体を使い我々はオラリオを滅ぼす!!」
「御託は良い、回復する為の時間稼ぎはよ」
ベートがそう言いとどめを刺そうとするとオリヴァスは再び笑う
「バレていたか、確かに私はまだ貴様から受けたダメージで動けない、私はな」
オリヴァスがそう言うと先程まで水晶に巻き付いていた巨大なモンスターが動き出す
「行け!!巨大花!!」
オリヴァスの号令に従う様に動き出した巨大なモンスターにベートですら冷や汗をかく
「散れ!!」
ベートの号令に反応し皆が散り散りになる中ボスカだけはその場から動かない
「ボスカ様!!」
「ジジイ!!何してやがる!!」
ベートがボスカを救出する為戻ろうとするがボスカはそれを手で制止すると刀に手を掛ける
その瞬間、ベートの野生の勘が働きその場を離れる
「テメェら伏せろ!!」
「なっ!?」
「キャッ!?」
ベートは言うが早いかフィルヴィスとレフィーヤを押し倒し自身も地面に倒れる
同時にボスカの手から放たれた銀の剣が煌めくと巨大花は真っ二つに裂けた
「な、何が…………」
状況を飲み込めない一同にベートが説明する
「ジジイが剣を抜いて斬りやがった」
「ボスカ様が?それだけでこんな事に?…………」
戦慄するレフィーヤにベートは何処か不満そうに言葉を続ける
「馬鹿野郎、俺の本気の攻撃にすら剣を抜かねぇジジイが剣を抜いたんだぞ、そりゃあこうなるだろうよ」
同時にとある壁が砕け18階層の時の赤髪の女が飛んでくる
「レヴィス!?」
その光景に驚いたオリヴァスは女の名前を叫ぶとレヴィスの空けた穴からアイズが現れる
「アイズさん!!」
「レヴィス!!時間を稼げ!!お前と私ならこんな奴ら一瞬で…………」
「……………………茶番だな」
「何?」
レヴィスはそう言うとオリヴァスの胸を貫く
「れ、レヴィス…………何を…………」
「より強い力が必要になった、それだけだ」
レヴィスはそう言うとオリヴァスの胸から手を引き抜き魔石を食らう
「……………………おじいちゃん」
「何かな?」
「見てて」
アイズは短くそう言うと剣を構え目を閉じる
「私を相手に視界を防ぐとは…………諦めたか!!」
レヴィスはそう言うと先程までとは比べ物にならない速度でアイズに迫る
「……………………ホッホッホ、うんうん、成長しとる成長しとる」
ボスカは笑顔でそう言うその先でアイズは放たれるレヴィスの拳に剣を合わせレヴィスを転がす姿があった