アイズ救出作戦から数日後、特に大きな怪我もなく戻ってきたボスカは
「はぁあああああああああああああ!!」
「ホイッ♪」
「ドヘェ!?」
ベルとの訓練をしていた
(何日か見れなかったけど随分成長している。アイズちゃん程の才能は無いと思ってたんだけど…………下手をすればアイズちゃん以上の才能だねぇ)
ボスカはベルの動きを見てそう思う
「ホッホッホ、チミ凄いね。一体どれだけモンスターと戦ったんだい?」
「いやそんな、僕なんて全然。攻撃もまともに当てられないしボスカさん攻撃すらしないじゃないですか。まだまだですよ」
ベルはワタワタとそう言いそこにアキとラウルが水とタオルを持ってやって来る
「先生に攻撃してもらおうなんてLv1には無理な話よ。はい、水飲んで」
「自分たちとの模擬戦ですらまともに反撃してこないっすからね」
アキに渡された水を飲みながらベルは息を整える、その間にボスカは何かを考えている
「うんうん、アイズちゃん」
アイズは不意に名前を呼ばれボスカの元へ寄る
「何?」
「なに、チミがあの時見せた剣、アレをもう一度見ようと思ってね」
アイズはそれを聞くとピクリと反応し木剣を構えると周りの雰囲気も一変しベルはキョロキョロと周りを見るとラウルが声を掛ける
「幸運っすよ少年、アイズさんはうちの団員の中で最も師匠に近いっす。良い勝負が見れるかも」
その言葉にベルはゴクリと唾を飲み込む、同時にアイズが仕掛ける
「早い!!」
ベルの目にはアイズが一瞬で距離を縮めた様に感じた
アイズは剣を振りボスカを下から切り上げるがボスカは余裕でそれを避ける
アイズも切り上げた剣を下に切り下ろしボスカを狙うがそれすらも避けるが速度を上げる
既にベルの目に映る次元は超えておりベルの目に2人の姿は映っていない
「流石アイズさん、相変わらずエグイっすねぇ」
「まぁ、それを無傷で呑気にアイズの胸揉んでる先生も先生だけどね」
「え?あの、お2人には見えてるんですか!?と言うか胸!?アイズさんの!?」
「知らなかったの?先生は女好きよ、気に入った女の胸を揉むの、もう【ロキ・ファミリア】でやられて無いのは妹の副団長とティオナ位じゃない?」
「懐かしいっすねぇ〜、ティオネさんの胸揉まれた時の怒り様、今じゃあ慣れたもんですけど。知ってます?あの人リヴェリア様に怒られたのに懲りずにまた歓楽街言ってたらしいっすよ、自分が言えた事じゃないっすけど何やってんだが」
「…………………………………………」
ハイエルフのイメージが崩れる話にベルは完全に言葉を失い目の前の戦いに全く集中出来なかったと言う
それから数日後
ベルは因縁の相手と戦う事になり
【ロキ・ファミリア】もまた今までに無いピンチに陥る事になる