武神…………万年無双を求める   作:寝心地

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第28話

ベルの壮絶な戦いを見終えた【ロキ・ファミリア】は50階層に到達し休息を取っていた

 

しかしベルの戦いを見ていた者達の殆どは落ち着きがなくソワソワしていた

 

「全く、最近の若者は落ち着きがないのぉ、そうは思わんかボスカ?」

 

「ホッホッホ、若い者は影響されやすい。良い事じゃない」

 

ガレスの問いにボスカはそう言い急須と湯呑みで茶を飲む

 

「皆、そろそろ最後の打ち合わせを始めるよ」

 

フィンに呼ばれ全員が集まるとフィンは51階層以降の予定を話し始める

 

「まず、事前に伝えてある通り51階層からは選抜したパーティーで向かう。残りの者は【ヘファイストス・ファミリア】と共にキャンプを守ってくれ。メンバーは僕、リヴェリア、ガレス、ティオネ、ティオナ、ベート、ボスカそしてサポーターにラウル、ナルヴィ、アリシア、クルスそしてレフィーヤ、キャンプに残る者の時期はナキに任せる」

 

「はい、お任せ下さい」

 

「それと椿にも僕達の武器の整備士として同行して欲しい」

 

「うむ、任された。では今の内に渡す物を渡しておこう」

 

椿はそう言うとそれぞれに獲物を渡す

 

「不壊属性の武器、それぞれの要望通りに作っておいた」

 

「ありがとう椿、注文していた通りだ。それでは明日に備え解散だ」

 

フィンがそう言うとそれぞれ好きな様に動き始めた

 

ボスカはウロウロしているとガレスとティオナが模擬戦しているのを見付ける

 

「ホッホッホ性が出るね」

 

「あ!!ボスカ!!ねぇねぇあのミノタウロスと戦ってた子ってボスカの弟子何でしょ!?凄かったよねぇ〜途中で突っ込んだ時はちょっと危なかったけど」

 

「アレは実は凄く合理的な構えだったんだよ」

 

「え?そうなの?」

 

「うん、まずは、体を畳んで的を小さくし攻撃が当たり難い様にした、あの子の速さなら更に狙いも付けにくいだろうね」

 

「ふむ、成程のぉ」

 

「そして2刀、まだまだ荒削りだけど理に適ってたね。2刀なら攻撃も防御も出来るしね、あの子は2刀の才能もあるみたいだしこのまま行けば何か凄い事しちゃうかもね」

 

「そこまでか…………」

 

「………………………………儂もちょこっとだけ修練しようかな」

 

「え!?ボスカが!?じゃあさ!!私と模擬戦しようと!!早くこの剣に慣れたいからさ!!」

 

「うんうん、じゃあやろうか」

 

ボスカがそう言うとティオナは意気揚々と剣を振り回しボスカに突撃する

 

「うりゃああああああああああああ!!」

 

風を斬る様な連撃にボスカはまるでその風に吹かれる柳の様にひらひらと回避していく

 

「まだまだああああああああああ!!」

 

上段からの大振りの一撃にボスカは手を添え背負投げの要領でティオナを投げる

 

「うわわっ!?」

 

綺麗に投げられたティオナは受け身を取れず背中から地面に落ちる

 

「……………………あああああああ!!負けたあああああああ!!」

 

「武器を振り回し過ぎだよ、それじゃあ最初は良くても後から疲れて動きが鈍くなっちゃうと前から教えてたでしょ。良い加減覚えなさい」

 

「え〜でも私考えるの苦手だもん、そう言うのはフィンとかリヴェリアの役目でしょ〜」

 

「………………………………まぁ、今は分からなくてもその内分かれば良いよ、良い運動になったし儂は先に戻ってるから2人も程々にしなさい」

 

ボスカはそう言い残すと自身の天幕に帰った

 

翌日

 

「それでは、51階層に突入する」

 

フィンの号令と共に51階層へ向かった

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