エレボスの絶対悪宣言から暫く
【闇派閥】は更に調子付きオラリオの至る所で破壊活動を続けた
そんな状態に市民は完全に恐怖と混乱に陥りその捌け口は市民の守護者でもある冒険者に牙を剥いた
そんな中ボスカはと言うと部屋で瞑想していた、そんな部屋の扉がノックされリヴェリアが入ってきた
「……………………リヴェリアちゃん」
「なんです兄上?後ちゃん付けは止めて下さい」
「あの女の子は一体何者?」
「女の子……………………ああ、エレボスの隣にいた者ですか。彼女は【静寂】のアルフィア、嘗て【ヘラ・ファミリア】にいたLv7です」
「マジ?リヴェリアちゃんより強いんだ」
「ハッキリ言わないで下さい。アルフィアは【才禍の怪物】と呼ばれる程才能に愛された女で見ただけで技術を再現出来るそうです」
その言葉にボスカはピクリと反応を示す
「何でも?」
「はい、ですが魔法は個人特有の物なので魔法以外はと付きますが、魔法以外なら何でも」
「それは、面白そうだね。早く闘ってみたいよ」
それから【ロキ・ファミリア】はフィンの手腕により体制を立て直し【絶対悪】の討伐に向かう
「ボスカ、君にもダンジョンに向かってもらう」
「ホッホッホ、最初からそのつもりじゃったよ」
「……………………兄上、念の為言っておきますが【アストレア・ファミリア】の者達に手を出さないで下さいね」
リヴェリアは冷たい目でボスカを見るがボスカは飄々とした態度でそれを受け流す
そうしてフィンに命じられた者達は【アストレア・ファミリア】の者達と共にダンジョンに向かう準備を進める
「お初にお目にかかります。ボスカ様」
その途中、金髪長髪の覆面をしたエルフが現れた
「ん?チミは…………誰だっけ?」
「初対面です。失礼、リュー・リオンと申します」
「うん、ボスカ・リヨス・アールヴだよ。宜しくね」
そう言って差し出された手に躊躇いながらもその手を握る
「うんうん、中々良い子じゃないの♪これからも頑張ってね」
「……………………ありがとうございます」
「兄上、そろそろ時間です」
「うん、それじゃあアルフィアちゃんと遊びに行こうか」
そうして【アストレア・ファミリア】と共にダンジョンに向かった
ダンジョン18階層
「……………………これが、18階層」
「ふむ、中々温かい場所だね♪」
「言ってる場合ですか、まるで地獄だ」
リヴェリアが呟くと畳み掛ける様にモンスターが襲い掛かってくる
「おいおい、聞いてねぇぞ」
「兎に角対処を!!」
それぞれがモンスターを倒す中ボスカにもモンスターは襲い掛かりボスカはその尽くを避ける
「ボスカ様!!」
「待て、【疾風】」
「リヴェリア様!!ですが」
「良く見ろ」
リューはリヴェリアに言われその光景をジッと見る、やはり一方的にモンスターに攻撃を受けている様にしか見えなかったがある違和感を覚える
「全ての攻撃を避けている?」
「兄上をそこらの下級冒険者と同じと思うな。と言うか冒険者の常識に当て嵌めるな」
同時にボスカは流れる様な動きでモンスターの胸を突く、するとモンスター達は斬られた訳でも無いのに体を砂に変える
「っ!!何もしていないのにモンスターが…………」
「あれは発勁?いや、そんなまさか」
「輝夜何か知ってるの?」
「極東に伝わる術だ、恐らく外から衝撃を加え魔石のみを砕いたのだろう」
「そんな事が…………」
「ホッホッホ、今回は急ぎだったからね。ちょっとだけ本気出しちゃった♪」
「ちょっとって絶対そんなレベルじゃねぇぞ」
「兎も角、今の内に準備を」
「…………余計な事はするな」
瞬間、その場にいる殆どの者が異常な重圧を感じた
「待っとったよ、チミが来るのを」
「……………………五月蝿いクソジジイ。殺すぞ」
「分かってるじゃない、皆ちょっと離れててくれる?」
「ご武運をお祈りします」
リヴェリアはそう言うとその他の人物を連れその場を離れた
「1人で私を相手にするつもりか、舐められたものだな」
「チミは確か魔法使いだったね。なるべく色んな技が見たいな、最初は手加減してあげるから怖がらずに向かっておいで」
「【
間髪入れずに音の塊が飛び炸裂する
「……………………うん、中々エグいね」
「……………………何をした?」
しかしその塊はボスカによって鞘ごと振り抜かれた刀によって消滅した
「何、ちょっと凪いだだけさ」
「……………………【
アルフィアは今度は確実にダメージを与えられる様に連続して魔法を発動する
「ホッホッホッホッ」
しかしその全てにボスカは鞘を這わせ音の衝撃を避ける
「…………………………………………」
アルフィアはその光景をジッと見ており信じられないと言った顔をする
「もっとやれる子だと思ってたのに、ジジイガッカリ」
その一言がアルフィアに火を付け閉じられていたアルフィアの瞳を開眼させた
「お、やっと此方見たね」
「行くぞクソジジイ、英雄の作法を教えてやろう」