白起の息子に転生したが大将軍は目指したくない   作:チーズどうふ

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まだ咸陽ですので抜け出そう。

(まさか、将来の始皇帝に会うとは・・・うん?あの顔どこかで、まぁいいか

狼駿と居た男の人もどこかで・・・)

王宮から戻り、咸陽の別邸に来た白閑は、寝台の上で悶々としていた。

「少し武器を考えるか。」

机に行き木簡に武器の作り方を考えるがー

「駄目だ。あの人達が気になって武器の作り方が出てこないー」

筆を机の上に放り出してしまう。

「外に出たい・・・」

白閑は産まれて初めて咸陽に来たが外出出来ないのだ

護衛なく

「つまんないな。」

領地に戻るのは十日後だ。

木簡、竹簡や地図を見たりしたが退屈をしていた

「・・・」

部屋の扉を開けると幸い誰も居なかった

「よし!!」

部屋を出ようとした時だった

「何がよしなんですか?白閑様。」

「狼袁(ろうえん)・・・」

狼駿の息子であり護衛長でもある狼袁だった

亡き父白起の軍にも居た事もあるので体格もいい。

「白閑様。部屋にお戻りください。」

「か、厠に・・・」

「お供致します」

(お供って・・・)

貴族の当主で戦神と呼ばれた白起の血を引いている。

「うん・・・」

白閑は狼袁と厠に行くことになる。

 

(・・・ここから出る事出来そうだな)

厠の窓に登り出る事にした。

「抜け出し成功!!」

白閑は厠から出て高い塀を登りあげ何とか屋敷の外に出る。

「どこに行こうかな。

 

大通りっぽい所あったからそう行くか。」

呟いてから行く

「賑やかなだな。」

大通りっぽい所に来た白閑は言う

「金はないから何も買えないから見るだけ」

抜け出しは成功したが金は持ってきていない。

「そろそろ知られているかな。」

白閑が呑気に言っている時に

「白閑様?」

狼袁はいつまで厠から出てこない白閑を心配する

「失礼致します。

白閑様?」

そこには白閑の姿はなかった。

「まさかー」

狼袁は急いで報せに行くのだった。

 

「あれ、美味そうだけど買えないしな」

店を見ながら呟いていると

「おい!!待て!!この餓鬼ども!!」

「え?」

白閑は声がした方向を見ると

白閑と同い年ぐらいの少年と少し下ぐらいの少年が盗んだだろう食べ物を抱えている

(盗みかよ)

着ている物も襤褸に近いので孤児だろう

「うわ!!」

「徹(てつ)!!」

年下の少年がこけた.

兄らしい少年が助けたが

「捕まえたぞ!!」

商人らしい男が二人を殴りつける

誰も見ないふりをしていた

「・・・」

白閑は服をよく探ると

「これぐらいなら・・・」

あの商品代にはなるだろう

「やめろ。」

「あん?どこの坊ちゃんか知りませんがね。この餓鬼どもはここらへんで有名な盗人兄弟なんですよ。」

質素ながらも身なりがいいのを着ている少年はどこの商人の子供だろうがここら辺では見ない顔だ

「これで足りるか?」

「え?」

金を渡す

「これで、足りるかと聞いているんだが?」

子供ながら下の者を従える声だ

「は、はい。」

「お前・・・」

「怪我をしている

手当てをするからな(いい加減戻れないとヤバそうだし・・・)」

騒ぎになっていると分かるので兄弟を連れて邸に戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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