白起の息子に転生したが大将軍は目指したくない   作:チーズどうふ

4 / 4
盗人兄弟

「閑様!!」

邸の門まで着くと狼駿と数人の兵が居た。白閑を探しに行く為だと分かった

(まずいな・・・)

白閑は、助かった盗人兄弟の方を向いた

「お前・・・貴族か。」

兄だろう少年が言う。

「白閑様!!!その者達はー」

「とりあえず、この二人の手当てをしてくれ。」

「白閑様!!」

「狼駿。」

八歳と思わない声だ。有無を言わせない声などはよく似ている

「分かりました。この者達の手当てを、

白閑様。お話を聞かれていただけますね。」

狼駿は白閑に言う

「分かったよ・・・」

盗人兄弟を邸の中に連れて行かれるのを見て別邸の白閑の私室に狼駿と行く

「白閑様。何故抜け出したのですか?あの兄弟はー」

「少し外に出たかったから・・・」

「白閑様。護衛をおつけ下さい。」

「・・・・(息が詰めるんだよな・・・)」

まだ幼い当主だ。父母も居らず家臣達に助けれている

「あの兄弟はー」

明らかに孤児である

「食べ物を盗んでいたから助かった。」

「・・・・白閑様!!」

流石に盗人兄弟を助けるとは思わなかったのだろう

「金は出した」

「そういう事ではございません。」

狼駿は白閑に言う

「そろそろあの二人の手当て終わったかな。」

誤魔化すように呟く

「白閑様。」

狼駿の言葉を無視して白閑は逃げるように私室を出る

 

「あの二人はここか?」

白閑は扉の部屋に立つ兵に聞く

「はい。」

「そうか。あの二人と話したい」

「それはー」

狼駿から何かを言われているのだろう

「大丈夫だ。」

「その・・・」

「白閑様。お待ちください」

「爺。」

狼駿が来た

「あの二人と話したい」

「ですがー」

「話を聞くだけだ(話せないといけないしな)」

「分かりました。」

狼駿は白閑が一度言うと聞かないと分かっているので渋々と言う風に承諾をする

兵に何かをいい兵が扉を開けた

椅子にはあの兄弟が座っており手当てをしていた侍女が

「白閑様。狼駿様。」

拱手をした

「怪我の具合はどうだ?」

医家の出である侍女に手当てをさせたのだ

「こっちの子の怪我が酷いので明日、お医者様をお呼びになった方がよろしいかと」

「分かった。後は下がっていい」

怪我が酷いのは徹と呼ばれた弟の方で寝台に寝かせている

兄の方はうつむいている

「お前名前は?」

「・・・・陵(りょう)」

「陵か。俺は白閑だ。」

「・・・」

陵と名乗った少年は黙った

「あの商人には金を渡した。」

「知っている」

陵は徹が心配なのだろう徹の方しか見てない

「お前らあそこら辺でかなり盗みをしていたらしいな。」

「・・・役人に渡す気か」

「いや、お前ら親は?」

「・・・父ちゃんは戦で死んだ。母ちゃんはー」

母親については言いたくなさそうだ

「そうか。じゃー俺の所に来るか?」

「は?」

陵は驚いたような声を出した

狼駿も

「白閑様!?」

今世では大人しか周りに居ないのだ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。