女神「輪廻転生しろ」 ワイ「はい……」   作:まっすァき

1 / 76
第1章 始まりの世界、HelloWorld
1回目


白い、真っ白い、まるで雪のように眩しい白色。

それら以外の色は見当たらず、気づけば自らの体が無かった。

そうだ、思い出したのだ。

 

 

あなたは死んだ。

You died。

 

一般的な表現ならこういう表現になるだろうか……

 

死因を思い出せばとても間抜けな死だった。

人生かけてやることを何も見いだせず、やがて死んだのだ。最後はわりと激的な死だったが、まあしょうがない。

 

 

あなたは、突如として現れ、むんずと無いはずの体を掴んだ真っ白な手を見た。

 

''''''''''''

こんな事は初めてです……まあとにかく、

 

こんにちは、私は女神です。混乱しているかもしれませんが、とにかくあなたは死にました。理由は〜

 

あなたはそんな事を言っている自称女神のことをとりあえず無視を決め込むことにした。 

 

それにしても、あまりにも殺風景で白すぎる。無色透明、無味無臭でめちゃくちゃ退屈な空間だ。

自称女神とやらは気が狂わぬのだろうか?

地平線まで雲を押し固めたように不定形な床が続くこの空間、光源となるような太陽は見えないのに光が満ちている。

 

まあ、女神とやらが話した内容は纏めるとこうだ。

 

1 お前死んだ。

2 輪廻の輪から外れているからこのままでは死ぬ

3 消滅する道か生き残る道を選べ

4 生き残っても輪廻の輪の関係上、地球には戻さない

4 もし失敗したとしても責任を感じる必要はない

5 お前は使命とか特段無いから自由

6 行先の環境はお前が決めろ

7 面白くないからゲーム性を追加した

8 言語は特別に全て通じるようにした

9 じゃあいい人生を!

 

1~9まで全てが終わってる内容だったが逆らえぬ。

まあ私は自由であると言うことが1番大事だと考えているから良かった。

 

いやはや、それにしてもシビアなものである。

女神とやらは、とても手の形がタイプだったが為にとりあえず掴まれた時に指先を舐めまわしたのがダメだったのかもしれない。

明らかに握り締められたがノーカウント。魂がちょっと凹んだだけだ。

それに愛の反対は無関心、今は関心を持たれているということだから愛にたどりつける!

 

 

いやはやワクワクしてきた。

 

やはり肉体なんてカスよカス。

魂だけでも意外と歩けるもんやね。

 

 

あ、ここで一句。

 

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」

 

あっはっはっ、最高だ!

 

さてはて。

 

次の世界に行くこと。女神は転生と言っていたが多分仏教な奴じゃないだろうね。仏教的なやつだったら俺は解脱を果たしていることになる……いや、輪廻転生の輪から外れてるとか言ってたから解脱か。輪廻の輪から外れた自由な魂。つまり私は、世界から見放され、しかし真に自由になった存在だ。解脱どころか、神を超えたと言っても過言ではない。

いや過言か。さすがに傲慢やな、自重し……いや、何を躊躇う必要もないか、まあいいや。

 

 

ええと、これが女神の言っていたアセンションってやつかな?

 

ふむ。女神曰く転生ポイントとやらがあるらしい。

この転生ポイントは……

転生ポイント:0

ああ、だろうね。まだ何もしてないし。

Tips 転生ポイントについて

 

 転生ポイントは現世で善悪どちらともの行いを判定し、来世へと有利になれる力を付けることができる貯金を可能にする機能です。

なお、罪悪も良得も数値としては同カウントされますので、当システムにおきましてはポイントが減ることは使用以外で存在しておりません。また、ヒント機能にはオンオフの概念を適応しておりませんので甘受してください。  

 

Tips ヒント機能について 

ヒント機能はクオリアに縛られず情報を流し込むことが可能です。

安全性の観点を考慮し、一方向にのみ設定し、この設定は変更不可となっております。甘受してください。

 

また、この機能を用いている時に限り全てのシステムを導入する事を可能とするため、常に表示いたしますがあなたに拒否権は存在していないこと、大変心苦しいですがご理解の方、大変申し訳ないのですが、していただくという選択が最適解かと思われます

 

 

拒否する場合

生命の即時停止に加え、魂の消滅となります。

 

と、言う言葉で締められていた。

コミュニケーションは壊滅的打撃だがまあいいか。

それに、今あるポイントは0。つまりここにある出身家庭の選択も、生まれながらの才能も選べない。まあ初回だししょうがないか。どんな人生になろうが、まあ大丈夫だ。

 

それにしてもアセンションって書かれたアーケード筐体以外真っ白な世界は殺風景だ。早く現世に行ってしまおう。

 

異世界って楽しみだなあ。どんな人生になるんだろう?

大富豪の家に生まれて、石油王とか?はは、いいなぁ。

もしくは、王子とかになって王国を統治したり?

 

あなたは極めて楽観視しているが、それでも決意を固めた。それと同時に、足元の白い霧がだんだんと薄れた。

 

begin a new life、と言った様なものか。

素晴らしい人生になることを願っておこう。

 

 

どうやら説明を受けたが……わりと良さげな世界だ。

いくつもの動乱が起きる乱世ではあるけれど、緑豊かだし風光明媚な光景が広がっている。

 

さあ、2回目の世界はどんな世界になるのだろう?

 




(2025/10/31 01:31:本文に致命的な抜けを発見しました
(2025/10/31 01:36:誤字を修正しました

感想、高評価……待ってます!

文章の1話辺りの量について(調整)

  • 10000文字ほしい←現在の基準
  • 3500以上ならいいよ
  • 5000文字くらいほしい
  • 6000以上ならいいよ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。