真剣で嘘つきを騙してみろ   作:棚上げ侍

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勢いで書いてしまったものです。
いつもに増してご了承を。
変わらず駄文です。


始まって、

 

 

「あーいい天気だなー」

「それ夜に言う言葉じゃなくねーか真。確かに雲一つない空だけどさ」

「良いではないですか直江君。ここはひとつ夜空を見ながらご一緒に体を重ねt「「お断りだ」」…つれないですねえ…」

「つれないっつーか、どうして話をそうゆう風に持ってったんだよ」

 

今日は東西交流戦の二年の部になっている。一年と三年の部はもう前夜、前々夜でもう決着がついている。

初夜に行われた一年の部では、大将であるはずの武蔵小杉が自分の実力を過信し自ら突撃していき、あっという間に敵に囲まれてしまいあえなく撃沈。無理なく戦えば勝てた戦を棒に振ったのだった。

第二夜に行われたのは三年の部だ。この戦は少し特別なルールが追加されており、人数の差が圧倒的に天神館側が多かった。それもそのはず、こちらの川神学園側には世界最強といっても過言ではないほどの実力を持ったバケモノ……武神川神百代が居るからだ。さらに敵側は天神合体という人が積み重なり一つの大きな巨人のようなものを作り出し百代に挑んだ。しかしそれをものともせずに百代は川神流の奧技の一つ『かわかみ波』を繰り出して敵を一掃し、楽々勝利を手にした。

ここまでで戦績は一勝一敗になっており、ここで自分たちが負けると二敗になってしまいまい、学校として敗北してしまうことになる。

 

「(まあ個人的には勝とうが負けようがどうでもいいんだが、やるからにはある程度の力は出すか)」

『聞け、皆の者!!!!!』

 

この戦での大将……九鬼英雄が演説を始めた。しかし真はそれをあたかも校長の長いスピーチのように聞き流し終わるのを待っていた。そして、

 

『これより、東西交流戦最終夜、二年の部を始める。双方用意は良いな?』

 

スピーカー音で鉄心の声が戦場に変わる場に響いていく。それに続き今この場に居る川神学園の生徒と、向こう側に居ると思われる天神館の生徒の怒号が合わさり響く。

 

『『おおおおぉぉぉぉぉおおお!!!!!!!!!!!!!!』』

「あ~うるさっ」

『それでは……………はじめえええぇぇぇええいいいぃぃ!!!!!!』

 

ついに東西交流戦の火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

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「……で、なんで真はここに居るんだよ!」

 

東西交流戦が開戦した後、真はすぐさま大和と葵が居る戦場全体が大体把握できる高台に一直線に向かい、今ここに居る。

 

「なんでって、ここに居るのが一番楽だから」

「いや確かお前大将の守りになってなかったか?」

「細けーことは気にすんな。どっかの病院の副院長の息子みたいにハゲるぞ」

「うわっ、それは嫌だな」

「ふふ、準が聞いたら泣きそうですね」

 

なんやかんや言いながら結局真がこの場に居ることを認めた大和と葵。二人は真の頭がかなり切れるということを知っているので、それを踏まえて許可したのだろう。

 

「なんかあったら起こしてくれ。寝る」

「……分かった、けど仕事をする時はちゃんとしろよ?」

「ヘイヘーイ」

 

真は目を閉じた後、わずかほんの数秒で眠りについた。そのことに呆れながら大和は戦場の戦況を確認し始めた。どうやら戦況はこちら側が少し押されているようだった。所々に有利不利や士気の高低はあるが、綜合的に押されているのはこちら側だ。

 

「手を打っておいたほうがいいと思うか?」

「いえ、流石にまだ早いでしょう。様子を見て行きましょう」

「まあそうだよな、お互いまだ様子見ってとこだろうし、相手の方も切り札を持ってるかもしれないしな」

 

二人は相手の戦力の分析を急いだ。少しでも勝利に近づくために。

特に分析を急いだのは当然『十勇士』だ。今年天神館の二年生には十勇士と呼ばれるエリートが十人全員居るらしく、最も警戒すべき敵たちだ。

 

「よし、頑張るとしますか」

 

 

 

 

 

 

 

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そのまま時間がたったが、戦況はそのままであった。若干こちら側が劣勢の状態だ。特に主戦力を置いてある一番広い広場では、どうやら花火を使ってドンパチをしている相手の主戦力の一つ『十勇士』が一人いるらしく、一子が居ながらもかなり苦戦しているようだった。

 

「これはやばくないか?ここの広場の均衡が崩れたら一気にもってかれるぞ多分これ。いや、間違いなくもってかれる」

「確かにそうですね。ここまで来たら様子見と言ってはいられませんしね」

「じゃあ………真を起こして行かせるとするk「とっくに起きてるぞ」って、うおっ!?」

 

戦線に真を送ろうと思い起こそうと振り返ろうとした瞬間に後ろから声をかけられ驚いた。いつの間にか起きていた真がすぐ後ろに立っていたのだ。

 

「おまっ、いつの間に起きてたんだ?」

「さっきな(実はずっと起きてたりして)」

「では説明する手間が省けました。川神さんが居る広場の洗浄に言ってきてください」

「おー分かった。じゃ大和、これ持ってろ」

 

のんきな返事をしながら真はポケットからロケット花火のようなものを出した。いや、これは確実にロケットい花火だが、しかし着火させるはずの導火線がどこにも見当たらない。

 

「……なんだこれ」

「見りゃわかんだろ、ロケット花火っつーモンだ。着火作業はここら辺を軽く押せば三秒後には火が付く仕組みだ」

「ほう、これは便利ですね。真君が作ったのですか?」

「ああ、火薬調達から一人で作った」

「「………え?」」

「大和、お前あっちの方の小さな空間に突っ込んでくつもりだったろ。行くときはそれ使って俺に知らせろ。分かったな」

 

思わず自身の耳を疑う二人の脳内では、様々な疑問が浮き出ては消えていく。

火薬調達?いったいどうやって?国からの許可は?なぜそんなものを作り、所持している?何のために作り出した?しかも着火作業の短縮までできるなんて、一体どこでそんな知識を身に着けた?それに大和は加えて、なぜ見つけた空間に自分で行くと気づき、さらにはいつ自分が見つけたことに気付いたのか?

『なぜ?』

それらの疑問質問が口から声となって出ていく前に真の口から言葉は発された。

 

「んじゃ、行ってくるわ」

 

二人の頭の中の尽きぬ疑問に答えず、そのまま一子の居る線上に向かい、走り去っていった。軍師と参謀は、自分自身の知識と知恵では答えを導き出せず、その場で硬直するしかなかった。ただ、一つだけ二人の中で一致した言葉が浮かび上がっていた。

 

『嘘』

 

なぜその単語が浮かんできたかは本人たちにもわからなかったが、それは天邪狐真を言い表す二人の共通単語だった。

そして後にその言葉が天邪狐真そのものだと二人は確信する。それはまだずっと先の、また別の話かもしれない……

 

 

 

 

 




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