真剣で嘘つきを騙してみろ   作:棚上げ侍

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今回は

短い!

ただのつなぎ!

意味ない!

駄文!

です。


ただのジャンケン

 

 

激戦を終えた真と鳥頭目は、2ーFのクラスメートと共に戻っていった。その後、今日一日の授業を消費。(ここで改めてクラスの人たちは鳥頭目の馬鹿さを知り、くわえて蝶左はそこそこ頭が良いことも知った)鳥頭目も蝶左も、無事に学校になじめたようだ。元々規格外の人物たちが多々いるこの学校で、馴染めるかどうかなどという不安や疑問はばかばかしいものである。ビームを出すつるっパゲヘッドの学園長、ノックアウトされた不良の山を作り出す高校三年生女子、その女子の背後を一瞬にしてとる外国人オッサン高校一年生。逆にこの者たちを受け入れ、鳥頭目達を受け付けない道理がどこにあるだろうか。

そして、そんな寛大な心を待った生徒たちが向かう場所は、当然今回の編入生の的と言える武士道プランのクローンたちの居る2-Sだ。

 

「でも大和、多分マルギッテが見張ってんじゃねーのか?」

「そこら辺は俺に任せておけクソ筋肉馬k………クソ阿保変態筋肉馬鹿君」

「変わってねーぞ真、つか始めのよりも明らかに増えてんぞオイ!」

「まあ最終的にはクリスが居るんだし、フツーに行けばいいんじゃない?」

 

と、岳人を馬鹿にした真と、鳥頭目と蝶左、そして風間ファミリーのメンバーは、2-Sに向かった。と言っても、部屋割り自体は隣のクラスなので実質移動と言えるかどうかもわからないほどの距離だが。真がなぜか先頭だ。

 

「待ちなさい。ここは通行止めと知りなさい」

 

さっそくマルギッテが登場した。

マルギッテ・エーベルバッハ

2ーFに居るクリスの護衛任務でこの学園に編入した、--歳の軍人。クリスに超甘い。

 

「いやいやちょっと待ってくれよ『貼る切手・屁ー出るマッハ』さん。いいじゃん編入生同士の顔合わせってことで」

「マルギッテ・エーデルバッハだ!貴様、わざとだろ!」

「何のことですかな~」

 

もちろんウソだ。真はわざと間違えた。人をおちょくるのはとても大好きであり、同時に得意としている。マルギッテの顔が、その人自身の赤髪と同じ程の赤に染まり、それが怒りだなと真が思うと、マルギッテの顔の赤色が引いた。

 

「……ん?お前、確か朝グラウンドで決闘をしていた…」

「天邪狐真だ。んで、こっちがそのときの対戦相手の天狗鳥頭目。こっちの緑前髪が長いやつが憚木蝶左。紹介されなかった五人のうち二人だ。二人とも強いが、特にこっちの鳥頭目のほうは特におすすめで、そこら辺の武闘家とは比べるのも馬鹿らしくなるほどつえーぞ」

 

マルギッテは何かを思い出すように視線を上に2~3秒程上側に向けると、ゆっくりと一度瞼を閉じ、真の方をまっすぐ見据えた。

 

「……その編入生が強い事は知っています。朝のあの怒涛の武器捌き、壁を越えたもの中でも上位に位置しているでしょう。そして……」

 

どこかから出したかわからないが、マルギッテの両の手にはトンファーが握られ、鋭い眼光で真をにらみつけた。

 

「あの攻撃をひと掠りもしないお前も……天邪狐真も、それ相応の実力者ということもな」

 

この時真はこう思った。

「(ああ、この人は百代と同じ目をしちゃっている『バトルマニア』だ。言うことなすことすっげー似てるし、俺の言うこと聞きそうにねえなこりゃ)」

と、

その考えは全くその通りであり、マルギッテ自身も自覚している。が、今はそれが逆に真にとってはかなり面倒くさい。そして、次にマルギッテが口にするセリフも安易に予想できた。

 

「「天邪狐真、ここを通りたければ私と勝負しなさい」……やっぱりね…」

 

強者との決闘。それが今マルギッテが望んでいることだが、それは同時に真が(面倒くさいため)今最も断りたいことでもある。おそらくマルギッテの脳内では『ここを通りたければ私の屍を越えて行けえ!』的なことになっているのだろう。こういう場面では、相手の要望等はテキトーに流すのが定石だ。

 

「俺的にはやりたくないんだけどな。もしやるとしてもなにか簡単なゲームだ」

「ゲーム……ですか?」

「そ、ゲーム。ルールは……ジャンケンでどうだ」

「ジャ…ジャンケン?」

 

マルギッテの顔に浮かんだ表情は、疑問という二文字に尽きるものだった。眉間に思い切りしわを寄せ、怪訝そうな顔をしている。おそらく真が自分のことを馬鹿にしていると取ったのだろう。

 

「ふざけないでください。そんなもので決闘など……」

「けどさあ、実際本格的なのやろうとしたら申請とかも必要になってくるし、勝手にやったらやったで色々な奴らが飛んでくる。パパパッって決まっちまうジャンケンの方がいいんじゃねーの?」

「くっ……確かにそう言えますが……」

「互いに時間は消費したくねーだろ。時は金なり、障子にメアリーちゃんだろ」

「…今のことばに違和感を感じましたが、いいでしょう。ジャンケンでやりましょう」

 

半分あきらめた顔をしたマルギッテはトンファーをしまい(どこにしまった)、自然体になった。

 

「そんじゃいくぞ。ジャ~~ンケ~~ン……」

「「ポン」」

 

マルギッテ パー

真     チョキ

 

「はい勝ち」

「クッ…」

「んじゃ行くな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「あっけねーーーーー!!」」」」」」」」」

 

後に居た集団(の一部の主に男性)が叫んだ。と同時に「このジャンケンとおしゃべり要るのか?」と半ば呆れた者もいたとさ。

 

 

 

 

 

 

 




頑張ります。これから
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