とりあえず本編どうぞ
「殺してあげるぜ、リリル。」
10人の黒ずくめのプレイヤーたちとアグネスに囲まれたリリルとミル。
75階層のフィールド、75階層ボスが討伐される今。
「あーめんどくさいクエスト受けるようなのか。」
大剣を手に取りアグネスを睨みつけるミル。
「0.000ああああ%の確率でこの階層でゲームがクリアされればそんなめんどいクエスト受けなくてすむよ」
刀を抜き構える
黒ずくめのプレイヤーたちも続々と武器を構える。
「個性豊かだねぇ」
「すべてアルゴ姉さんの情報通り。」
「ぺちゃくちゃしゃべってないでさぁ始めようか!!」
アグネスが剣を抜きリリルの心臓を目指し刺そうとするがギリギリ刀でパリイする。
それと同時に戦闘が開始される。
流石に10人を相手するのはつらい、二人は押される。
「あぁもう!女をいじめるのはダメでしょ?」
ミルが大剣を大きく振り、3人をなぎ飛ばす。
振り切った大剣の上に乗り、そこからプレイヤーへ飛び込み切りかかるリリル。
その一撃は相手の武器を破壊し、体を貫通する。
後ろから切りかかってきたプレイヤーを投げ飛ばしミルがそれを斬る。
序盤は押されていたが徐々に押し返していく。
「リリル!回復入る!」
ミルが回復するのをリリルが必死で守る。
この時にもアグネスたちは集中攻撃をしかける。
回復ポーションを飲み切ったことを悟り、リリルは大きくジャンプする。
すると、その下から大剣が出てきてアグネスたちを切り刻む。
アグネスは完全に避けたが、その仲間は何人かやられてしまう。
そうして戦闘が続くにつれ、遂に残りはアグネス一人となった。
「なかなかやるじゃないか、」
「ゲームシステムに感謝だね」
アグネスへ向けて刀を向ける。
彼らは死んだら現実でも死ぬゲームということを完全に忘れている。
アグネスは昔とは比べものにならないほど強くなっていた。
ミルの大剣を見切り、裏へ裏へどんどん回っては斬りつけてくる。
ミルにとってはこれがかなり厄介であり、大苦戦している。
リリルは攻撃をやめ、アグネスにひとつ提案をしてみる
「なぁアグネスさんやぁ、せっかくだしタイマンで決着つけようか。2人で君に襲いかかっても簡単に勝てちゃうからね」
それを聞いたアグネスは高笑いし「いいだろう。」と賛成する
ミルは回復薬を飲み少し離れる。
リリルとアグネスは睨み合う。
どのタイミングか。
一瞬にして鉄がぶつかる音が響き渡る
リリルの強い一撃を軽々と受け止め、もう片手で腹に向けて殴る。
リリルは腹を殴られ吹き飛ぶ、それを見逃さずアグネスは連続で切りかかる。
なぜかスキルは使っていない。
連続攻撃をくらい、リリルのHpはたちまちイエローまで追い込まれる。
それでも諦めずに反撃をする。アグネスとは違い一撃でも十分なダメージをリリルは与えることができる。
一撃一撃を慎重にアグネスへ与える。
攻防を繰り返すうちに二人は遂にレッドゲージまで追い込まれた。
一撃でも食らったら死ぬ
「はは!いい思い出ばっかりだったぜ?リリルさんやぁ」
「殺されるならアルゴ姉さんがよかったな」
距離を取りお互い大きく深呼吸をする。
その時、遠くから足音が聞こえる。
「リリル!これ使ってくレ!」
その声はアルゴだった。なぜ階層ボスのほうに行ってないのかがわからない。
彼女から渡されたのは短剣だ。
性能はリリルの刀よりも衰えている
そのことはアグネスも分かったようだ。
「おいおい、それで、決着をつける気か?」
「十分なスペックだ」
リリルは刀をしまい、その短剣を装備する
「ま、死にたいならそれでいっか」
最後の一撃勝負、
「はぁぁぁ!」
アグネスがリリルへ向けてスキルを発動させる。
しかし、ライトエフェクトが完全に光りきったころにはもう、アグネスは真っ二つに切られていた
「ごめん。アグネス。本当は殺したくなかったんだ」
アグネスは狂った笑顔を見せつける
「それじゃぁ面白くないだろ?」
こうしてアグネスはこの世からログアウトしていったのであった。
大きく息をはく。
「そういや姉さん、なんで短剣渡してくれたの?」
「リリルお前、時々短剣の熟練度上げてただろ?」
そう、リリルは短剣の熟練度も併合してあげていた。
もっと言えば短剣のほうが熟練度が高かった。
「情報屋さんなんだしー、階層ボスんとこいってなきゃダメなんじゃないの?」
ミルが回復薬を飲み干し、もう一本をリリルへ投げ渡す。
「なんか嫌な予感がしてナ」
「いやな予感?」
「キー坊のことなんだけどさ、この前のヒースクリフ戦の時違和感を感じたって言っていたんダ。もしかすると、、ってナ」
その時、アインクラッド内にアナウンスが響き渡る
『2024年11月7日14時55分ゲームはクリアされました…』
「もしかしてヒースクリフが茅場だったの?」
「そういうことダ。これでオイラたちはログアウトできる。これでお別れだナ。」
「そんなのいやだね」
「そういうと思ったらヨ、リアルでもリリル、君を探してみせるサ。そしたらまたオイラの弟子にしてあげるヨ」
天気が晴れ、風が強く吹く、二人のなれ合いをみてニッコニコしているミルから続々とログアウトしていった。
約二年間、アルゴと一緒に過ごせてよかった。
そう思い、目を覚ます、、
「ここはどこだ?」
アルゴもミルもいない。謎の空間に一人取り残されている。
「ゲームはクリアされた。けれど私が「紬」に頼んだクエストはまだ終わっていない」
どこかで聞いたことある声だ。しかもリリルの本名を知っている
「もしかして、リルルか?」
「だいせいかーい」
暗闇からリルルが出て来る。すこし性格が変わったのだろうか
「私はね、ずっとついていくよ、あなたがどのゲームに言っても、私と私の刀は貴方についていく。貴方がたとえそのクエストを終わらせたとしても。」
「え?ちょ、ま」
意識が戻ると病室の天井が見えた。
体が動かない。
「現実に帰ってきたのか」
紬ははやく動けるようになり、アルゴとの再会をできるように頑張ろうと思ったのである。
次回からはALO編、、ではなさそう?
一体リリルこと紬は何をするのでしょうか。
ちなみにアインクラッド編納得いかないので新たに書き直します。
SAOに閉じ込められた僕は情報屋に惚れる編
とでも名付ける予定