情報屋に憧れて   作:作猫

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新キャラーわー


雑貨屋さん。

 

39階層へとやってきたリリル

自分でマッピングした地図からありそうな場所にピンをさしそこを一つ一つ潰していく。

一つ一つ地道な作業だ。一歩一歩慎重に見落としがないよう歩く。

それを一日かけて行う。

 

「ここかな」

 

日が落ち始めた頃、フィールド内で違和感しかない場所を見つけその中央に円柱状の石があった。

しかし、その上には何も乗っていなかった。ただ、パズルのピースがピッタリハマる窪みがあっただけ。

ほかの階層からピースを拾ってここに埋める。そういう内容なのかもしれない。けど不自然だと思った、なぜならヒントが書かれたものがどこにもないということ。

 

「同じクエストを受注した人がいるのか?」

 

けどクエスト受注、リルルは「君にしか頼めないこと」と言っていた。

やる気を出させるとか意欲を高めるためのセリフかもしれないが。

 

後に探し残していた場所も探索したが見つからなかった。

 

 

ーーー

日が完全に落ちたころ、アルゴとお食事する約束をしていたのでちょっと豪華なお店にやってきた。

そこでアルゴになにかいいアドバイスが聞けるかもしれないとクエスト進行状況を話してみた。

 

「なるほどナ…ほぼ詰んでいるのカ」

「どうしよう」

「情報を集めればいいんじゃないカ?」

「あ、そうだった」

 

しかしここでひとつ問題点が。

それはリリルがアインクラッドで人から情報収集したことはないということ。

ほとんどマッピングやモブのHPなど一人で黙々と作業し情報をまとめることしかやっていなかった

 

「どうしようか、人から情報収集ってやったことないよ」

「オレっちの弟子入りしてから一年は立ってるんだゾ?」

「ずっとマッピングとか地味な作業やってたから…」

 

食事を終えた二人。

 

「ちょっとリリルが借りている宿一緒に行っていいカ?」

「いいよ?」

 

リリルの脳裏には一瞬「え!?一緒に寝るの!?」という言葉が出現した。

けどそんなことはないとすぐさまその言葉を投げ捨てた。

 

 

 

 

 

リリルが借りている宿へやってきた二人。

アルゴがドアを閉めてはリリルをじっと見つめる

何が始まるのだろうとドキドキしているリリル。

 

「練習ダ」

「やったぜ!」

 

アルゴ直伝の情報集めの練習が始まる。

簡単なことだ、言葉遣いの注意や取引スキルの鍛え上げなど。

 

「もう少し値を張ってもいいかもナ」

「マップ関連なら2000コルとか?」

「それは盛りすぎダ」

 

意外と難しい。

 

「いいカ?人から情報を集めるときは心理誘導が重要ダ」

「心理誘導?」

「例えばわざと間違ったことを言って相手に本音を言わせたりとかだナ」

「なるほど、」

「あとはもう信用度が重要になってくル」

 

ここから二時間リリルはアルゴからみっちり情報収集について教えてもらった。

 

 

 

「じゃ、オイラは行くヨ」

「うん、ありがとう姉さん」

 

アルゴ直伝なこともありとても自身がついたリリル。

その時、ふとリリルは一つの作戦をひらめいた。

それもバレたらきっと殺されてしまうようなそんな作戦である。

 

 

ー翌日ー

 

ふとリリルのことが気になったアルゴは空き時間に彼の様子を見に行ってみることにした。

リリルがプレイヤーから情報を聞き出している様子が遠くからでも確認できた。

バレないようにそっと近づいた時。アルゴは気づいたのである。

 

「フムフム、そうですか!ありがとうございます!お兄さん!」

「グヘヘ」

 

アルゴは思わず笑いかけた。リリルが女のふりをして情報を集めていたのである。

今まではきちんと声を聞いていれば男だとギリギリ判断できた。

けど今回は…完全に女と化していた。

声まで完全に女性だった。

情報を提供したプレイヤーはタイプの女性に近かったのかグヘグヘ言っている。

そのプレイヤーが可哀想に思えてきた。

 

「トラルって商売中心にしているプレイヤーか、」

 

聞いたことのないネーム。

情報によれば雑貨系を販売しているプレイヤーで、見た目の割には高額で販売しているらしい。

時々クエストで重要な物を取り扱っているがNPCから買ったほうが圧倒的に安いんだそう。

五十階層を歩き回っているという。

 

「九人目で目当ての情報もらえるなんて運がいいね」

 

さっそく転移門から第五十階層へと移動する。

 

 

ー第五十階層。

アインクラッドで二番目ぐらいに人が多い階層。

リリルは商店街などを探ってはそのトラルを探す。

 

「トラルって人知っていませんか?」

「お嬢ちゃん、そのトラルって坊主よりもうちで買ったほうが安いぞ?」

 

サッとその店の人へコルを送る。

 

「今日はここから三つ先の角で居座ってるぞ」

「ありがとう」

 

言われた通りに行ってみる。

 

「君がトラルかい?」

「珍しいね、私達に声をかけるなんて」

 

影の奥から一人の女の子の声が聞こえた。

そして姿を表したのは銀髪の女性プレイヤー。そして

 

「なにか…用ですか?」

 

黒髪の男性プレイヤー。

 

「私がトラル!そして!」

「…ライアです」

「私たちは双子の雑貨屋!」

「…と…という設定…です」

 

かわいいがかっこいいトラル

イケメンだが人見知りなライア

 

「設定ってことは二人はリアルでは兄妹?」

「いや、ラブコメド定番幼馴染ってやつ!」

 

ミルに似ている感じがした。

トラルとライア。二人とも片手剣を使用しているらしく、マップを探索中に見つけたレア物を販売しているらしい。

 

「私たちのプレイヤーネームの意味は〈トライアル〉!かっこいいでしょ!」

「へーあ、トラルとライアで組み合わせてトライアルか。トラライアルか?」

 

二人の様子からして相当仲良しだろう。

 

「そうだ。パズルのピースのようなアイテム売ってない?」

「あるぞ!」

「ほんと!いくら?」

「このぐらい…です」

 

ライアがリリルに金額を見せる。

情報では高く売っていると言っていたが思ったより安い

 

「買った!」

「ありがとうございます!お姉さん珍しいですねーアイテムコレクターとかですかね?」

「クエストで必要なんだ。あと僕は男だよ」

「…え?で、でも髪ながいし」

「男だよ」

 

「「えー!?」」

 

ライアも思わず声が出ていたのである。




トラル・女・SAO開始時中学一年生・154cm
ライア・男・SAO開始時中学一年生・145cm

二人とも片手剣を主に使用。
雑貨屋を経営するキャラとして男から女かずっと迷って迷ったのでどっちもを選択しました
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