と
リルル(女)
です。
「「えー!?」」
「マジか!アニメでしか見たことのない男の娘!」
「す…すごい…ホンモノ」
雑貨屋のトラルとライア。
彼女らは幼馴染であり、SAO内では双子、という設定らしい。どうやらハマっているライトノベルの推しキャラが双子の雑貨屋で二人でやりたい!となったんだとか。
「まぁありがとう、いい買い物できたよ」
リリルは目的のものを買えたため、転移門のほうへ向かおうとする。だがそれを二人は引き留めた。
「待てい!こんな貴重なプレイヤー。連絡交換しなきゃ気が済まない!」
「お願いします…」
「じゃぁ、よろしく頼むよ」
今回クエストで必要だったパズルのピース。
相当主街区から遠い場所にあったと言っていた。彼女らとはいい関係を結んでいかなければ損すると心が訴えている。
ーーー
とっていた宿に戻ってきたリリル。
インベントリから購入したパズルのピースを取り出してみる。
「両面真っ白、上が凸下が凹、左が凹で右が凸ねぇ…え?」
それ以外はなんのヒントもない。
「そっか、これもまた暗号に」
なっているわけがない。
雑貨屋のトライとライアも一階層ごとに一週間以上かけて調べているといっていた。
どこまで調査したか聞き忘れてしまったが39階層までにパズルのピースのようなものは見つかっていないと推測できる。
「そうだ、」
リリルは短剣アマテラスを取り出した。
するとビンゴ、短剣とパズルのピースが共鳴していた。
短剣にパズルのピースを当てるとそのピースが消滅し、短剣が光りだした。
数秒後、見た目は変わらずだったが、スペックが倍以上に上昇していた。
そしてリリルの目の前に画面が表示される
「七十五階層、まだ全然先の話じゃん」
クエスト「桜の樹の下でまた会いましょう」が更新された
そこには場所が示されていた。
「未来への、ねぇ…」
「未来への」ただそれだけしか書かれていない。
しかし、まだ六十階層にも到達していないのだからそんなに慌てる必要はない
「ひとまず寝て、見落としがないかあらためていろんな階層を探索するか…」
その時、ノックの音が聞こえた
「ハイハイ今でまーす」
ドアの先には完全女性版のリリルことリルルがいた。
「やぁ」
「NPCがプレイヤーの宿に訪問するってどういう事態ですか?」
「これでも私は追加予定だったプログラムを応用して生まれた存在だからね…特別なNPCなんだよ」
「はぁ、そうですか」
「とりあえず中に入れてくれないかな?君と話がしたい」
リルルを部屋に入れてはテーブルに向かい合う形で座る。
クッキーかなんかを出そうと思ったリリルだが、そんなの持っているわけがない
「さて、私が君に頼んだクエスト、なかなか進行しているようだね」
「クエスト受注からキツネノタイマツ討伐まですごい待ち時間みたいなのがあったけどね」
「それはすまない、もともとこのクエストは九十階層にて<抜刀術>というユニークスキルを持ったものが行うべきクエストなはずだったんだ」
「ちょっとまて、急に大量の情報が流れてきたな」
リリルは慌ててメモを取り出す。ユニークスキルの抜刀術とか、貴重すぎる情報ばかりだ
「ゲームの運営が内容を変えずに受注できる階層を変更したってこと?」
「その通り、さすがだね。例えば短剣アマテラス、その武器は実際七十五階層のヒント以外使い道がないのさ。」
確かに、二十五階層で手に入れ五十階層時の熟練度でようやく使用できた短剣アマテラス。
受注できる階層が九十階層ならばもっと強い武器を持っているはずだ
「じゃぁなぜ、運営はこのクエストを第一階層で受注できるようにしたんだ?」
「私にもそれはわからないんだよ…まだ聞きたいことはあるかい?」
まだ質問ができる。リリルは悩みに悩んだどのような質問をすべきか。
そう考えていると、どうしても聞きたかったことが一つ思い出した
「どうして、名前と姿が僕に似ているの?」
「偶然だね。」
絶対偶然ではないと思ったリリルだがもう、そのことについて考えるのは諦めた
「さて、私は帰るとしようかな」
「まった!最後に一つだけ」
「ん?なんだい?」
「なぜ、このクエストは僕を選んだの?」
リルルはしばらくの沈黙の後、リリルを見てにっこり微笑む
「偶然だね」
リリルにとってその言葉だけは嘘にしか聞こえなかった。
ーーー
翌日
転移門がある近くでリリルはアルゴに昨夜のことを話そうと合流した。
「ユニークスキル<抜刀術>…なかなか面白い情報だナ」
「今知られているのは…キリトが持ってる<二刀流>とその二つか?」
「あとヒースクリフという男が<神聖剣>というものを持っているという噂ダ」
「なんだそれ」
「オイラにも詳しくはわからないナ」
ただリルルがユニークと盛って話しただけでエクストラスキルなのかもしれない。
「試してみよう、アルゴ姉さん、曲刀かカナタを使うプレイヤーはいる?攻略組に」
「なんでオイラに聞くんダ?もう目星は付いてるだロ?」
「えへへ、風林火山のクラインってプレイヤーに会いたいって連絡をとってくれないか?」
「わかったヨ。じゃ、また連絡するからナ」
そう言いながらアルゴは転移門でどこか別の階層へと行ったのであった
SAO新作映画タイトル発表されて思わず感動しました。
オーディナルスケールを超えてくれることを願います