情報屋に憧れて   作:作猫

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オリキャラ主人公は、完全オトコの娘です。なんかそっちのほうがハッピーだから。
そして過去一キャラ崩壊注意です


女だと思われていた。

「はぁ!?リリルお前男だったのカ!?」

驚くアルゴ、土下座し全財産をアルゴに渡そうとするリリル。

 

 

 

 

ことの発端は少し前に遡る

 

第五階層

 

「どうしたんだ?姉さん」

 

珍しくアルゴからお誘いを受けたリリル

 

「最近リリルは自身のクエスト続きで疲れてるダロ?だからオレっちが大浴場に誘おうかと思ってナ。」

 

一瞬沈黙の間が入る。

 

「いやいや、別に対して疲れてないしさ。」

 

「そんなこと言わずに”一緒に”入ろうヨ。」

 

一瞬リリルは「え?」という表情をする

 

「どうしたリリル?」

 

「え、うーん何といったらいいか」

 

リリルは苦笑いしながら言う

 

「あれ、姉さんに僕男だってこといってなかったっけ」

 

その言葉とともにアルゴは「は?」って表情をしながら

 

「リリルだって見た目女、だよナ…?」

 

「いやほんとに男、」

 

アルゴはびっくりする

「オイラが勘違いしてたってことカ?」

 

「ごめんなさい!先に言ってなくて。」土下座

 

リリルはβテストの時から名前も変えている。アルゴに勘違いされるのもおかしくはない。

 

「い、いやオイラが勝手にリリルを女だと思ってたのがわr「これでお許しください!全財産です」」

 

土下座とともに全財産をアルゴに渡すリリル。ちょっと赤面になっているアルゴ。

 

「なぜ全財産を出んだヨ」

 

リリルが全財産を提示したおかげでアルゴは冷静になった。

二人とも大きく深呼吸をし、しばらく沈黙の間が流れる。

 

 

「今回の件はなかったことに」

 

「そ、そうだナ」

 

「一緒に気晴らしにお食事でも」

 

 

 

 

食堂

 

「その、、もうついていかないほうがいいでしょうか」

 

「うーん正直リリルとの関係は崩したくないナ。助かってるし、あと例のクエストも気になるしナ。」

 

「良かったです、嫌われたら僕もうどう生きればいいか、、」

 

「にゃ、ニャハハ、、」

アルゴはなんて言葉を返せばいいかわからなかった模様

 

 

数日後

第六層が解放された。

一月ちょっとすぎた頃…

 

リリルはフィールドでいつも通りレベル上げをしていた。

地味でレベルの上がりにくい作業だ。

 

「おい君、もしかして」

 

突然の声に驚き振り返る。

 

「せ、先生!?」

 

ポニーテールの暗めの青髪に、、、大きな胸に高身長な女性。リリルが通っていた学校の国語教師

 

「やっぱり君か、私こっちでは「ミル」ってネームにしてるから」

 

「あ、僕はリリルです。」

 

「相変わらず中性的な名前してんな!」

 

リリルの背中をたたく。

ミル。こと伊藤 花紗音(いとう かさね)先生。リリルとは昔からの知り合いであり、ちょくちょく遊びに来る。中学校でも23歳と若い世代なので生徒から人気を得ている。男子の半数以上は彼女に告って降られたんだとか。

 

「先s、、ミルさんがゲームするなんて思わなかったよ」

 

「なんでよー。流行りに乗らなきゃ負けじゃん」

 

(あれ、流行りに乗るの苦手じゃなかったっけ)

 

ミルの装備をちらっと見る

 

「両手剣か、ミルさんらしくないな。」

 

「さん付けやめい!ここゲームだし特例で呼び捨てでいいよ。 リ リ ル 君★」

 

一瞬引くリリル、一応こんな口調になるのはリリルの前だけである。

 

「ここ圏外だし、どっか食堂でもいかない?」

 

「ナイス案!食事は私が奢るからねー」

 

 

街に戻る。

 

「そういやミル、結構前「桜の下でまた。」って詩を授業で教えてくれたよね?」

 

「どうしたんだい急に。」

 

「クエストでそれと全く同じタイトルのものが出てきたんだよね」

 

ミルの手が止まる。

 

「実はな、その詩続きというか、後に調べた時面白い文があってな」

 

 

ー 花が散り緑の葉が夏を伝える。

桜の木の下で待つ私。桜は例え葉でも美しい。

貴方が葉になろうが、たちまち枯れようが、私は貴方を愛する。

 

愛してるよ。

 

 

ミルが音読し終える

 

「ヤンデレだな。」

 

「そうそれ!なんでその言葉出てこなかったのだろう。よく考えると違うけどなんか似てるよねー崇拝形のヤンデレとか?」

ミルは大笑いする。

 

しかしミルのこの情報はとても助かる。

 

「あ。あとその桜、「ソメイヨシノ」って桜らしいよ。精神愛って花言葉があった記憶が」

 

たくさん情報が入ってきた。これでクエストに大きく前進する。だがしかし

 

「ヤンデレになれって可能性も少なからずあるの?」

絶望してるリリル

 

「アハハ!ないことを願うね!だった場合私以外の子にしてね!応援してるから!」

 

リリルの肩をバンバン叩く。

その後リリルとミルはフレンド交換をし、解散していくのであった

 

 

ーーー

「それは結構な進歩だが、、どうするんダ?」

後日、アルゴと情報交換をするために裏路地に来ていた。

 

「うぅ、詩の内容が分かっただけだからまだ…まぁいずれにせよ桜が出現するのを待つよ。」

 

「分かったヨ。そういえばリリル、別の女性プレイヤーと昨日しゃべってたらしいナ。」

 

「あれはリアルでの知り合いの人だよ。なんでそんなこと聞くんだ?」

アルゴは黙り込む

 

「そう来るとなるとアルゴもビーターとか色んな男としゃべってるじゃん!」

 

「キー坊はともかくオイラは情報屋だ。別に雑談とかではなくてナ…」

 

「あー、ビーターのことキー坊呼ばわり、ずるいぞビーター」

 

「キー坊とはβの時からの知り合いだからナ…」

 

しばらくリリルの嫉妬は続いた…

 

 

ーーー

 

「あれ、君もしかして」

第六層別の裏路地、ミルはフードを被った男を目撃する。緑色の髪に腰に片手剣を装備している

 

「先生、こんなところで会うなんて」

 

「こっちではミルって名前、、で…」

彼のカーソルはオレンジだったここは圏内、PKは出来ない。

 

「君、まさか、、」

 

「あ、他の人に言ったりしたら殺すよ。特に…紬とか」

ミルが発しようとしたときにはもう彼はいなかった

 

「どうしてこうなった…綾乃 光瑠(あやの ひかる)」

 

自身にしか聞こえぬ声で呟いた。そして自身の生徒が確定ではないが人殺しをしたことをまだ信じられなかった。

 

 

 

「やっぱりはやめに殺しておくか…情報屋アルゴと紬君を」

綾乃は街外れの高台から夜空を眺めそう呟くのであった。




最後までお読みいただきありがとうございました。

登場人物の名前(アルゴを除く)
・リリル 小野 紬(おの つむぎ) 15歳
アルゴのことが大好きになった

・ミル 伊藤 花紗音(いとう かさね) 23歳
リリルたちの中学校の国語教師

・???? 綾乃 光瑠(あやの ひかる) 15歳
紬のライバル、元は優しい奴だったがSAOに巻き込まれてから様子が一変。
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