脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ   作:櫻庭遮那

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スパロボ風クロス脳内垂れ流しシリーズ、連邦ルート、Fallout4の初登場回の前編です。
他にもたくさんの作品のキャラが登場します。
ただ、この連邦ルートは非ロボット作品のキャラが多数参戦します。ご了承ください。


第6話連邦ルート「Welcome to commonWells」前編

北米大陸 旧ボストン 連邦北西部 境界線付近

 

イオニア メインホール

 

 (駆がスマホで誰かと通話している)

 

「…うん、うん。それじゃ、また何かあったら連絡するよ。

 …大丈夫だって、天音の事は俺に任せてくれよ!じゃ!」

 

ピッ(駆がスマホの通話を切る)

 

「…ふう。これでよしと…」

天音

『…大丈夫かな?もし怪しまれたりでもしたら…』

「父さん達も海外飛び回ってるし、そうそう鉢合わせすることもないから大丈夫だろ…多分な」

光実

「駆…誰に電話してたの?」

「ああ…一応父さんと母さんに電話入れといたんです。

 ちょっと竹尾ゼネラルカンパニーの手伝いとして世界を飛び回ることになったって。

 勿論天音が取り込まれたとか、世界を護る戦いをするとかは言ってませんけど」

「学校の出席についても、フリットさん達が根回ししてくれるみたいだし…

 これで俺達周辺に関しては何も問題ないってことっす」

光実

「君たちの両親って、確か…」

「動物学者でして、戦争が終わってから家を空けてることが多いんですよ(※)。

 だからこそ俺がしっかりして、天音を守らなきゃって時に、こんなことに…」

 

※動物学者でして~…これは原作設定です。

 

天音

『気にしないで、兄さん』

「天音…」

天音

『兄さんはいつだって僕を守ってくれてるじゃない。だから、自信もってよ』

「…へへっ、そうだな!弱気になるなんて俺らしくねえな!」

光実

「…ずっと見てたけど、いい兄弟だね。互いが互いを想いあえてる」

「そうすか?光実さんも兄さんと仲いいじゃないですか」

光実

「…ずっと仲が良かったわけじゃないさ。昔は、色々あってね…」

 

カツカツカツ(その時、貴虎が駆たちの下へ寄ってくる)

 

貴虎

「…雑談はそこまでだ。既に防衛施設は通過して、

 連邦の人間でもイオニアを目視できる場所まで来ている。時間はないぞ」

光実

「兄さん…」

「あ、はい!すいません」

貴虎

「それより、状況は理解できたか?」

天音

「は…はい。とんでもないセキュリティだったね、兄さん…」

「ああ。隔離地区を通るだけであんな機銃だのミサイルだの、

 仰々しい防衛装置があるだなんてな…背筋が冷えたぜ」

貴虎

「高放射能区域とそれ以外の地域の境目には、このような物が多数ある。

 外からも内からも、この領域を超えないようにな」

「…入れないし、出られないんですか?何だってそんなことをするんです?」

貴虎

「数百年前の核の撃ち合い…最終戦争でボストンを初めとする多くの都市は、

 核汚染により死の大地になり、核の影響のない地域と隔離されたのは知っているな」

「その隔離された区域に住んでいた生存者は、

 放射能汚染の塊という無根拠を信じ切った政府の対策のせいだ」

光実

「戦争で互いにダメージを受けた大国の上層部が未来への話し合いを進めていく中、

 隔離区域を囲むようにバリケードや柵が設けられ、

 次は機銃、地雷…そしてミサイル…普通の人間が出入りする事は叶わなくなった」

貴虎

「運よく外に出られた者などの例外もあるにはあるが…

 それでもこの放射能区域ができた時の中で成功した人間は今までで10人いるかどうかだ。

 できたとしても普通の生活は望めまい」

「…じゃあ、ほったらかしってことですか!?あの核戦争から数百年も!?」

天音

『そんなことって…あまりにもひどすぎます…』

貴虎

「人類史に取って、棄民政策と言うのは珍しい話ではない。それ以前もやってきた事だ。

 …どう言い繕うが、吐き気がしても仕方がない話だがな」

光実

「だから、この旧ボストン…ここの人たちが言う連邦は、

 地球連邦のルールは通用しない無法地帯に陥ってしまったんだ。

 強き者が弱き者を殺し、奪い、虐げる…そんなことが当たり前な世界に」

貴虎

「だからこそ、今は別の意味で人の出入りをさせるわけにはいかなくなってしまった。

 早急な対策を講じなければならないはずだが…」

光実

「…そういえば、ショウさんは?部屋から出て来ないけど…」

天音

『そのままずっと室内にいます、チャムさんも一緒ですね』

貴虎

「イオニアのコアにされている君なら、ここの全てを把握しているということか…」

「すげえな、イオニアの事なら天音に全部丸見えだ」

天音

『なんだか、プライバシーを覗いてるみたいで罪悪感はあるけどね…』

貴虎

「…そろそろ徒歩で近づこう。イオニアを展開したままでは住民たちに目立つ」

「は、はい!ショウさんにも伝えてきますね!」

天音

『僕もイオニアを小さくする準備をします、ちょっと待っててください!』

 

 タッタッタッタ

 (駆がショウの下に向かい、天音も姿を消し貴虎と光実の二人だけになる)

 

光実

「…兄さん」

貴虎

「あの二人ならば心配はいらないはずだ。…問題は…」

光実

「50年前の”天地争乱”の英雄、ショウ・ザマ…。

 まだ状況の把握が十分出来てないみたいだけど…」

貴虎

「そうではないだろう。奴も把握は出来ているはずだ」

「…あれはわざとだ。自分の殻に閉じこもっているだけの事。

 把握も理解もしている、ただ現状を受け入れられないだけだ」

光実

「それは…彼のいう事が確かなら、気が付いたら世界が50年の月日が過ぎてて、

 弟分だった元司令も老人になって、気持ちが時間に追いついていないだけじゃ…」

貴虎

「だが、一度戦うと決めたならばそんな甘えなど許されん。そうだろう?」

光実

「……うん」

貴虎

「それに、お前と稲葉兄弟だけでは戦力が足りん。ダンバインの力は必要だ。

 …俺の戦国ドライバーの調整が間に合えば、まだ楽に行けたかもしれんが…」

光実

「…大丈夫。兄さんの分まで、僕が頑張るよ」

「それに、駆と天音も覚悟ができてるはず。足手まといにはならないと思うよ」

貴虎

「…そうだな。また、一人で背負い込むところだった」

「今回は期待させてもらうぞ。お前たちの健闘にな」

光実

「うん…!」

 

 

 

 

イオニア ショウの部屋

 

ショウ

「……………」

 

  (ショウが備品のベッドに力無く座っている)

 

チャム

「ねえ、ショウ!みんなの所にはいかないの?」

ショウ

「…そういう気分じゃないんだ。何を話していいかもわからないし…」

チャム

「今の時代はどんなのが美味しいのかーとか、

 どんなバイクが流行ってるのかーとか、聞けばいいじゃない!」

ショウ

「あの時死んだと思ったのに、そんな話をする気にはなれないさ…」

チャム

「ショウ…」

ショウ

「…あの時、俺は黒騎士と共に死を覚悟した。

 多分、あの時マーベルは死んだんだと思う。ニーも、キーンも、エレ様も…

 沢山の人たちが逝った。それなのに、俺は…俺だけが…」

チャム

「そんな事言わないでよ!!ショウが生きてくれて、あたしは嬉しいわ!!

 それにフリットだってミッチーだって、絶対…!!」

ショウ

「…すまない、チャム。失言だったな」

「…そうだな。フリット司令官にああ言った手前、こうして衣食住を提供してくれて、

 保護してもらう分は働くさ。この世界の事情も知ったことだしな」

チャム

「…それよ、それ!どうしてそうよそよそしいのよ!?

 おじいちゃんになってもフリットはフリットよ!?そんな堅苦しくしなくたって…」

ショウ

「変わったんだよ!…少なくとも、神経質だったあの時よりずっと強くなってる。

 …俺の知らないフリット・アスノになったんだ…」

チャム

「そんなこと……」

ショウ

「…ここは、俺の知らない世界だ。何もかもが変わってしまって、

 俺が知っている物は何もない。バイストン・ウェルと行ったばかりの頃と同じだな…」

チャム

「…ショウ!私は、私はショウから離れないから!ずっと一緒だから…!!」

ショウ

「…ありがとう。それだけでも…心強いさ」

 

  ガガガッ(イオニアの全域スピーカーが作動する)

 

天音

『これより、イオニアは待機形態に入ります!

 搭乗員の皆さんは専用出口から外へ出てください!』

 

ショウ

「そろそろか…。数百年前から世界から締め出された大地、隔離区域…」

「俺と同じで、時代から取り残されたんだな……」

チャム

「…………」

 

 

旧ボストン 連邦北西部

 

 ザッザッザッザッ

(駆たち5人が、目的地に徒歩で向かっている)

 

「…な、なあ…。さっきあそこで、頭が二つ生えた鹿がいたんだけどよ…」

チャム

「あたしはおっきなハゲネズミ見ちゃった!」

貴虎

「ラッドスタッグにモールラットか…。放射能で突然変異した野生動物だな。

 奴らは狂暴だ。近づくなよ」

光実

「動物だけじゃなくて、昆虫も巨大化してされてる…。

 蚊が巨大化したブラッドバグに、ハエが巨大化したブロートフライ…」

「…それと、大きな声で言えた物じゃないけど…ラッドローチ、とか…」

天音(声だけ)

『ろ、ローチって…まさか……ゴキb……』

チャム

「やぁーっ!!天音、それ以上言わないでーっ!!」

「そんなのと隣り合わせて生きてんのか、連邦の人たちって…」

ショウ

「まるでホラー映画の世界だな…」

貴虎

「そうだ。そしてそんな世界で生きる人間もなりふり構わなくなってくる」

「…こんな、飲み水も食料も限られた世界ではな……」

「…?それって…」

 

  ザザッ(その時、荒れた服装と厳つい顔をした集団が駆たちの前に現れる)

レイダー

「おい…見慣れねえ顔に服だな。どっかから来たスカベンジャーかぁ?」

レイダー2

「まあいいや。皮をはいで肉をそぎ落とすには変わりねえ!

 お前ら囲め!逃げ道を作らせるなよ!!」

 

 ゾロゾロゾロ…(7,8人くらいの集団が駆たちを囲む)

 

チャム

「きゃあっ!な、なに!?」

貴虎

「レイダー。この連邦で法に従わず、外道を繰り返す屑どもだ」

「言っちまえば、山賊や野盗ってことかよ!!」

 

レイダー

「へっ…言ってくれるじゃねえか、これでもまだ同じことがほざけるかよ!!」

  ガチャッ(レイダー達が駆たちにパイプライフルを向ける)

「げっ、まじかよ…!」

ショウ

「まずい、こっちは銃なんか持って…!」

貴虎

「持っていたところで、この状況ではどうにもならんが…!」

 

レイダー

「一気に殺しちゃつまんねえからよ…

 まずはそこのスーツを着た兄ちゃんの足をぶち抜いてやる!!」

レイダー2

「こっちも気が立ってんだよォ!!

 どこの誰かは知らねえが、こんな所をうろついてた自分らを恨みな!!」

 

 

「く…こうなりゃ…!」

貴虎

(やめろ、駆。シグザールを呼び出す前に撃たれるだけだ…!)

光実

(…兄さん、ここは僕が囮になるよ。その隙に…)

貴虎

(光実…)

光実

「……」

ゴソ…(光実が懐からロックシードを取り出そうとする)

 

レイダー

「…!なにまさぐってんだてめえ!!」

 ガチャッ(レイダーの一人がライフルを光実に向け彼を撃とうとするが…)

 

少女

「させるかよっ!!」

 

 ビュッ バキャアアッ

 (その時、突如忍び装束を纏った一人の少女が高速で飛び出し、

  レイダーの一人の顔面を籠手を纏った拳でぶん殴り、レイダーは吹き飛び倒れる)

レイダー

「げぎゃああっ!?」

レイダー2

「なあっ!?こ、このガキぃ!!」

 ガチャッ(もう一人のレイダーが少女に向かって銃を構えるが…)

 

 バキュゥゥゥン

 (マグナム銃を構えた寡黙な青髪短髪の青年がレイダーの右肩を撃ち抜く)

レイダー2

「がはっ!?」

青年

「………」

 

少女

「おっ、あんがとよキリコ!助かったぜ!」

青年→キリコ

「みつき…無茶をするな」

少女→みつき

「無茶なもんかよ!このみつき様ならこんな奴らちょちょいのちょいだぜ!」

 

レイダー3

「て、てめえらなんだ!?こんなことしてただで済むと…」

 

みつき

「うるせえ!!そっちこそふざけた真似してんなよ、れいだあ共!!

 それにこんなもんじゃねえからな!!まだまだお代わりはくるぜぇ!!」

 

 ゾロゾロゾロ

(レーザーマスケットを装備し、カウボーイハットを被った黒人の青年が

 武装した配下を連れてやってくる。

 その後ろでこけし頭の童顔の女性…シイコ・スガイが医療品を持って駆けつける)

 

女性

「みつきちゃん、キリコ君!先行お疲れ様!」

男性

「そこまでだレイダー共!そこの民間人を開放しろ!

 抵抗するなら容赦はしないぞ!」

 

みつき

「おうよ!やっちまおうぜ、プレストン!」

キリコ

「………」

 

レイダー

「ちいっ、ミニッツメン!そういやここらは奴らの本拠地の近くだったか!!」

レイダー2

「仕切り直しだ、撤退しろーっ!!」

 

  ワアアアアッ (レイダーたちが後退する)

 

男性→プレストン

「逃がすなミニッツメン、追撃だ!」

   ダダダダダ…(ミニッツメンと呼ばれた面々が追撃を初め、

          プレストン、みつき、キリコ、シイコの四人と駆たちが残される)

「…大丈夫か?見たところ、古き良きアメリカ人には見えないが…」

「あ、ありがとう。俺たちは…」

みつき

「あーあー、何も言うな!お前らがどこの誰だろうと気にしねえよ!」

「このみにっつめんの有望株、みつき様がいる限り連邦に悪は栄えねえってもんよ!」

プレストン

「こら、みつき。あまりまくしたてるな…」

「すまない。俺はミニッツメンのプレストン・ガービーだ。

 そしてこの二人はキリコ・キュービィーとみつき、そしてシイコ・スガイ。

 連邦の平和を守る自警団…きっとその名前は知っているはずだが…」

貴虎

「プレストン・ガービー。私たちは連邦の外から来た、

 地球連邦所属の治安維持独立部隊、ネオ・ブレイバーズの一員だ」

「連邦の空から飛来したある機械を回収しに、その為だけにここにやってきた。

 貴方たちの営みに干渉するつもりはないが、理解してくれるならば助かる」

プレストン

「連邦の外から…?それに、テクノロジーの改修となると、BOSと同類か…」

「BOS…?」

光実

「ブラザーフッドオブスティール…主に隔離地区を拠点に

 最終戦争以前のテクノロジーの収集や保護・研究を活動している武装集団だよ。

 詳しくはまたあとで説明するね」

 

みつき

「へえ…この連邦の外から来たのか…。

 確かにあいつらの顔、日ノ本の人間そっくりだ。どう思う?キリコよぉ」

キリコ

「……この世界の事を、俺に聞いても意味はない。お前も分かってるはずだ」

みつき

「ちぇ…相変わらず軽口が通じねえやつだぜ」

シイコ

「まあまあ…でも、わざわざ外の人間がこの連邦にまで来たなんて…。

 しかもあの外周を超えてまで…色々と訳があるのは間違いなさそうね」

 

プレストン

「外から飛来した…か。確かに俺達も昨夜、

 連邦に空から何かが飛来し近くへと墜落したのを見たが…」

「…だが、この件は俺の一存では決められん。ミニッツメンを率いる将軍が戻ってくるまで、

 近くにある”サンクチュアリ”にとどまってほしい」

ショウ

「留まってほしいって…俺たちは信用されていないみたいだな」

みつき

「…ま、そりゃそうだな。突然外から来て迷惑かけないつっても、

 お人好しのプレストンでも警戒するぜ」

シイコ

「なにせここは連邦、何でもありの無法地帯よ。誰が腹に一物抱えててもおかしくないわ」

「俺達はやましいことなんて何一つ考えてねえよ!

 ただ、ここに落ちて来たものを拾いに来ただけで…」

みつき

「分かってるよ!こっちも人の目利きには自信があらあ!!

 けどよ、みにっつめんは連邦の平和を守るのが使命なんだ!」

「…!」

みつき

「こっちの将軍様が来るまでは、大人しくしてもらうぜ?…分かったよな?」

光実

「………」

ショウ

「………」

貴虎

「……分かった。そちらの指示に従おう」

(すぐに終わると思ってたけど、一筋縄じゃ行かなさそうだぜ…)

 

 

 

一方その頃

 

 レイダーの拠点 ハードウェア・タウン

 

 (筋骨隆々の危険そうな雰囲気な男、

  ラダァ・ニーバがレイダー達の前に立っている)

ニーバ

「…それで、何もできずにのこのこ戻ってきやがったって訳か」

 

AT乗り

「…………」

 (耐圧服を纏ったAT乗りがレイダー達を逃がさないよう囲んでいる)

 

ニーバ

「俺は言ったはずだぜ?たった1回のチャンスを与えてやるってな」

「ミニッツメンの第二の本拠、サンクチュアリを偵察してこいってな…

 こんなのはただのお散歩だ。お前らでもできると思ったんだがなぁ…」

 

レイダー1

「ぐ……」

(奴らがここに来るまで、俺達がこのレイダー一派の元締めだった。それなのに…)

レイダー2

(くそっ、俺達はまるでパシリだ…!

 あいつらが操る、あの乗り込み式のロボットがなきゃあ…!!)

 

ニーバ

「まあ、仕方ねえが約束は約束だ。役立たずには死んでもらうぜ」

 

レイダー1

「ま、待ってくれ!偵察しているときに、妙な奴らを見たんだ!!

 この連邦にゃあ不釣り合いに小奇麗な連中だったんだ!!」

レイダー2

「も、もしかしてこの連邦の外から来た奴らかも知れねえ!

 そうだとしたら、あんたらも外に出られる方法が見つかるはずだ!だから…」

 

ニーバ

「ガタガタ騒ぐな!!てめえら風情が俺のやる事決めるんじゃねえよ!!」

 

レイダー

「ひ、ひいいいっ!!」

レイダー2

「嫌だぁぁぁぁぁ!!!」

 

 グワッ グチャッ (ニーバがレイダー二人を殴りつけ、頭を潰す)

 ドチャッ(物言わぬレイダー二人が力無く地べたに倒れる)

 

ニーバ

「そして弱え奴は死ぬ…それがこの世の道理ってもんだ!

 アストラギウスでも、この連邦でもなあ!!」

「外の連中だと…?おもしれえ…お前ら!サンクチュアリに総攻撃をかけるぞ!!」

AT乗り

「今からですかい、ニーバの旦那!?」

ニーバ

「本当に連邦の外から人間が来たんなら、ミニッツメンが放っておくわけがねえ。

 奴らを攫ってこの連邦の外に行ける手段を手に入れてやる」

「それに、ミニッツメンの将軍がサンクチュアリから離れてるのは分かってるんだ。

 残りの雑魚共さえ何とかすればどうにでもなる」

「だが、あのレッドショルダー、俺に地獄を見せたレッドショルダー…!」

「奴だけは俺の獲物だ!!奴だけは俺の手で殺してやる!!!」

 

 

 一方その頃

 

連邦北西部の居住地 サンクチュアリ

 

(屋内にプレストン、サンクチュアリ居住者の一人のスタージェス、

 貴虎、光実が入り、ここまでの経緯を話している)

 

スタージェス

「へえ…連邦の外じゃそんな事になってるのか」

「連邦じゃとんでもない事は日常茶飯事だが、

 外の世界は平和に見えてても輪をかけて大変なんだな。恐れ入ったよ」

光実

「いえ、僕らとしてはこんな土地で逞しく生きてる人達を尊敬出来ます」

『ところで、ヴェイガンやガイゾックはこの地域を侵略したりしなかったんですか?

 いくら防衛システムがあっても、ヴェイガンやガイゾックなら突破されたかも…』

スタージェス

「確かに連邦で巨大なロボットの目撃情報はあったが、そいつらが近寄ることはなかったよ。

 まあ、外に比べてこんなボロボロの荒れ地にある物を欲しがる連中なんて、

 それこそBOSみたいな連中くらいだろうけどね」

プレストン

「まさか、外の世界じゃ搭乗型の巨大人型兵器による戦争が一般化していたとは…。

 よくてパワーアーマー(※)しかない連邦に押し寄せなくてよかった。

 あんなのが来たら、俺達も踏みつぶされて終いだ」

 

※パワーアーマー…強化装甲服『パワードスーツ』の一種。

最終戦争前のアメリカ合衆国軍が

『兵士一人に兵器並みの戦闘力を持たせる』というコンセプトで開発した。

厚い重装甲に加え、パワーアシストによる生身の身軽さと強大な膂力を両立させた本アーマーを装着すると、取り回しに極めて難のある重火器などの重量物も軽々と扱えるようになるため、

完全武装したパワーアーマー兵の戦闘力は非常に強大なものとなる。

ただし装着及び使用には専用の訓練を受ける必要があり、

訓練を受けていない者には全く扱うことは出来ず、単なる鉄の塊にしかならない。

また、核戦争での運用も想定されており、放射能にも耐える設計となっているものが多い。

パワードスーツとしては装着型と乗り込み型の中間といった塩梅で、

骨格自体は気密性がないどころか中の人が丸見えで、

その上につける分厚い装甲によって人体を密閉する形になる。

一方で骨格だけの状態でも足先や掌は完全に機械化されており人が入っているのは手足の途中まで。

 

貴虎

「その分、外では戦闘の巻き添えを食らう民間の被害も増大しましたが…」

プレストン

「あんな核よりかはマシだ。ここでは今でも食うに事欠く状況が続いている。

 そして、悪行を成してまでそれを独占しようとするレイダーで罪もない人が苦しんでるんだ」

光実

「……」

貴虎

「…申し訳ない。外の我々が目を向けなければならないのは、

 まずあなた方のような者達はずだろうに…」

プレストン

「謝られても仕方ない。そっちもそっちで大変だったんだろうからな。

 それに、今解放されてもレイダーや変異生物が外に這い出る可能性もある」

「今は将軍と一緒に連邦の治安回復に当たっているが、難航してるのが現状でな…」

光実

「ところで、あなた達の将軍…というのは、今どちらに?」

プレストン

「ああ、彼は彼個人の目的のために行動していて、留守にしている」

「将軍…ネイトには俺が無理を言って将軍になってもらったからな。

 それと引き換えに、彼自身の目的の為に自由に行動できる権利を持っている。

 だから俺達としても今どこにいるのか見当もつかない。

 待たせてしまっているのは心苦しいが…」

貴虎

「通信機も無ければ仕方あるまい。それに、あっちの方も仲良く待ち続けている」

 

もぐもぐもぐもぐ…

(みつきが駆や天音、ショウにチャムの前でモールラットの丸焼きを食べている。

 シイコは居住地の皆に配膳をし、少し離れてキリコと美しい女性…フィアナがそれらを見ている)

みつき

「むしゃむしゃむしゃ…

 ほら、お前らも食えよ!”もおるらっと”の丸焼きはうめえぞ!小人もほら、小さく切ってやっからよ!」

チャム

「小人じゃないわよ、あたしはミ・フェラリオ!

 それに、そんなの食べたりしないわ!」

「俺はちょっと興味あるかも。まずいと決まったわけでもねえし…」

天音

『ダメだよ、兄さん!放射能の耐性の無い連邦の外の人が、

 連邦の食材を食べたり飲んだりしたら何があるか分からないよ!』

ショウ

「ここは貴虎が言ってたように、外の世界から持ち出した食料や水で我慢するんだ」

「た、食べるとは言ってねえよ…!ただ興味があるってだけで…」

天音

『兄さんは食べ物ならすぐ飛びつく癖に…』

みつき

「なんでぇ、美味しいのによ。なー、シイコさん、フィアナさん!」

フィアナ

「ええ、そうね…」

シイコ

「おかわりはまだたくさんありますから、足りなければ言ってね」

キリコ

「…みつき、フィアナにそんなものを食わせるなと言ったはずだ」

みつき

「げ、あー…それは…」

シイコ

「あら、キリコ君…私が調理したものが信じられないの?」

フィアナ

「大丈夫よ、キリコ。シイコさんが料理で失敗したことは無いわ」

キリコ

「……そうか……」

ショウ

「…えと、あんた達は?他の人たちとはまた違う佇まいだが…」

シイコ

「私はシイコ、ミニッツメンの一員として働いているわ」

キリコ

「…キリコだ。そして、彼女はフィアナだ」

フィアナ

「私達も、あなた達と同じで連邦の外からやって来たんです」

「そうだったんですね…でも、連邦の外からって、どこから?」

キリコ

「アストラギウスのメルキアからだ」

「アストラギウス、メルキア…?知ってるか、天音、ショウさん?」

ショウ

「いや、聞いた事ないな…」

天音

『うん、僕も知らないよ…シイコさんは?』

シイコ

「私はコロニーからやって来たわ」

「コロニー?ってことは、宇宙からこの連邦に?」

シイコ

「って言っても、貴方達の知っているコロニーとはまた違うんでしょうけどね」

天音

『…?それはどういう…』

(みつきさんもだけど、なんだか他の人たちとは雰囲気が違うし、もしかして……)

フィアナ

「…実は、私達は……」

  バタタタタタタタタタ(その時、大きな昆虫のような羽ばたき音が近づいて来る)

「…!?なんだ、この虫の羽音みたいなの!?ブロートフライって奴が来たのか!?」

キリコ

「違う。奴が戻ってきた」

みつき

「ったく、今更帰ってきても全部終わったっての…!!」

シイコ

「そう言わず迎えてあげましょ。あの子も頑張って来たんでしょうから」

 

(近づいて来る物体をショウとチャムが目を見開く)

 

チャム

「…!!ね、ねえショウ!!あれって…!!」

ショウ

「あれは…!まさか……!!」

 

 

(戦闘前デモが終わり、戦闘パートに移る)




みつき「いよいよ俺の出番が来たぜ!!」
シイコ「うふふ…敵も味方も沢山の強者、ぞくぞくするわね…」
ネイト「俺達はともかく、戦国無双5のキャラがどうやってロボットと戦うんだ?」
みつき「な…そ、そりゃ伏線だよ伏線!次回を待てよ!!」
光実「それを言うなら、アーマードライダーも巨大ロボットには敵わないと思いますけど…」
ショウ「まあ、ライダーならギリギリ渡り合えるだろとうp主も思ってるんだろうな…」
みつき「大体、キリコや呉島兄弟のエミュってあんな感じでいいのかよ?」
ショウ「そういう匙加減が下手なんだよな、うp主……」

キリコ「………酷い場面を見せた。こんなもので良ければ、これからも見ていってくれ」
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