脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ   作:櫻庭遮那

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ていうか、ATとオーラバトラーとパワーアーマー以外ロボット出てきてないな…
でも次回はガンダムが出ます。本当です。


第7話連邦ルート「剣と異邦者」後編

 ドガァァァァァァン

(敵を全滅させると、イベントが進行する)

 

利三

「敵の全滅を確認、これ以上の増援も来なさそうですな…」

フェリクス

「フン、あっけなかったな…

 しかし、どっちも大した腕前だ。こんな状況でなければ一つ手合わせでも…」

「っ……」

 

グ…(フェリクスが懐を抑える)

 

光秀

「………」

ムラサメ

「アーマードトルーパー…防御力の薄さを数と素早さで攻めるのが奴らの戦法だ…。

 囲まれないように動けば、対応も容易い」

光秀

「…ともかく、一度スロッグへ戻るべきか。フェリクス、お前はどうする?」

フェリクス

「…今置かれている状況は確認すべきだ。俺もお前達についていく」

ムラサメ

「分かった…。スロッグはここから北側にある。

 そこまで遠くはないが、歩いて着く距離だ。すぐに出立して…」

利三

「……?殿、ムラサメ殿、フェリクス!再び誰か来ましたぞ!!」

フェリクス

「また奴らの増援か…!?」

 

シュビビビビビビィン

(黒いアーマードライダー、黒影トルーパーが敵ユニットとして多数登場する。

 中には空飛ぶバイク、ダンデライナーに乗っている個体も見受けられる)

 

黒影トルーパー

「………………」

 

光秀

「なんだ、あの覆面をした鎧武者は…!?」

利三

「空を飛ぶ馬を駆っている者もおります…!」

フェリクス

「ペガサスか…!?それにしては随分形相が違うが…」

 

黒影トルーパー

「捕獲開始……」

 

 ドガガガガガァァン

 (黒影トルーパーが光秀達に攻撃を仕掛ける)

 

光秀

「ぐっ…!?攻撃してきただと!?」

フェリクス

「言葉は通じそうにないか…まだ休むには時間がかかりそうだな」

光秀

「いや…お前は先にスロッグへ向かえ。ここは私たちがやる」

フェリクス

「情けは要らんと言ったはずだ、俺はまだ…」

利三

「強がりはやめよ!…傷を耐えながら戦っているのは我らにも分かる」

フェリクス

「……!」

ムラサメ

「だが、お主はその傷を圧してまで我らと共に戦おうとしている」

光秀

「命より名を惜しむのか、それともお前が情に深い男なのか…それは分からないが、

 俺達がお前を信ずるに十分だ」

ムラサメ

「早く行かれよ、フェリクス殿!

 我らの名前を使えば、スロッグの方々もお主を受け入れてくれるはずだ…!」

フェリクス

「お前ら……!」

利三

「……!な、なんだあれは!?殿…そ、空を!!」

光秀

「……あれは…空飛ぶ、船……!?」  

 

 シュビィン

(サンクチュアリから飛んできたイオニアが味方ユニットとして登場する)

 

ネイト

「着いた!ムラサメ、あんなところにいたんだな!」

シイコ

「けれど、見知らぬ顔が三人も…連邦出身には見えないけれど」

ネイト

「そして、見た事ない奴らと戦っている…。

 あれらもキリコと同じ世界からやって来た連中か!?」

光実

「違う…!あれは…、黒影トルーパー!」

貴虎

「何故あれがここにある…!?」

「光実さん!?あの黒い奴らを知ってんのか!?」

光実

「うん…!あれは黒影トルーパー、僕の装着している龍玄と同じアーマードライダーで、

 集団戦を想定されて作られた量産型だ…!でも、連邦にあるだなんてどうして…!?」

貴虎

「光実!考えるのは後だ!!今は戦いに専念しろ!!」

光実

「兄さん…!」

貴虎

「まずはあの四人を助けるのが先だ!各員は出撃を開始しろ!!」

 

 シュビビビィン

(みつきのシングルユニット、ゲルググのシングルユニット、

 シグザールと仮面ライダー龍玄のツインユニット、

 ネイト(T-51)とライト・スコープドッグのツインユニット、

 そしてダンバインのシングルユニットが味方ユニットとして登場する)

 

ムラサメ

「将軍殿、みつき、シイコ殿!

 …だが、なんだ飛行船は…!?マウロ殿の物とは桁違いの大きさだ…」

シイコ

「久しぶりね、ムラサメさん」

ネイト

「相変わらずみたいだな、新顔も三人も連れて!」

ムラサメ

「ご無沙汰している。しかし、この御仁らは一体!?」

ネイト

「俺達と一緒に戦ってくれる人たちだ。少なくとも、悪い奴らじゃない」

ムラサメ

「将軍殿に味方する以上、それは事実だろう…拙者も信じよう!」

「シイコ殿、連携を頼みたい!」

シイコ

「いいわ!ムラサメくんなら、私にもついて行けるでしょうし!」

 

 ギュウウウン(ゲルググとムラサメがツインユニットを組む)

 

みつき

「光秀さん!!やっぱり、光秀さんと利三だよな!?」

 

利三

「あれは…」

光秀

「みつき…みつきか!?お前もこの下界に来ていたのか!?」

ムラサメ

「…二人共、みつきと知り合いなのか?」

 

みつき

「良かった~、ここに来てたの、俺だけじゃなかったんだ!!」

「し、知り合いか…?」

みつき

「応よ!昔俺が散々世話になった明智光秀さんと、その部下の斎藤利三だ!」

光実

「明智光秀…?それに斎藤利三って…?」

みつき

「……あ、これ言っちゃまずいんだっけ?ま、いいか!細かいことは!!」

「光秀さん、困ってんなら手を貸すぜ!!俺達ゃ弱きを助け強きをくじくミニッツメン…

 いや、光秀さんは強いからこういうのは違うか!?」

 

利三

「……あんなことがあった故、もし再会した時にどう接してくるか心配でしたが…

 あれなら…」

光秀

「ああ…何の憂いも無いな…」

「みつき、俺に続け!再びともに戦うぞ…あの日のように!!」

みつき

「っしゃあ!!任せとけ!!」

 

バッ シュタタタタタッ(みつきが光秀と共にツインユニットを組む)

 

光実

「みつき、あの二人と知り合いみたいだけど…光秀って…」

 

 

 

コズワース

「結局、トッドさんは来ずじまいでしたね…」

ネイト

「プレストンには連絡が取れたらすぐ来させるよう言ってるが…!」

チャム

「どうしちゃったのかしら、トッド…」

ショウ

「………」

(トッドは関係ない…。俺は俺のやるべきことをやる…それだけだ)

 

フェリクス

「なんだ、奴らは…?あの空飛ぶ船に…公国軍の連中が使っていた木偶か?」

(夢ではなさそうだが、この世と思えん光景が続く…何がどうなっている…!?)

「…ともあれ、敵ではなさそうだ。今はその力を利用させてもらう…!」

 

天音

『…!待ってください、この場に機体が多数、接近してきます!』

 

ショウ

「…あれは!!」

 

シュビビビビビビィン

(ドラムロやレブラカーンら、オーラバトラーが敵ユニットとして登場する)

シュビィン

(最後にトッドが乗るビアレスが敵ユニットとして登場する)

 

トッド

「あいつに異邦者が飛ばされたから調べてこいと言われてここまで来たが…」

「ミニッツメンに、外の奴らも全員いるな…なら好都合だ」

 

「オーラバトラー!?見たこともねえ奴もあるぞ!!」

キリコ

「前にいる期待は機体、トッドか……?」

ムラサメ

「いないと思えば、遅れてやって来たという事か…!?」

みつき

「おいおい、トッド!?なんだよその、お前が乗る奴とよく似たのは!?

 いつの間にあんな仲間を集めたのかよ!?」

ショウ

「いや、違う!あのオーラバトラーには……!!」

チャム

「ドレイク軍が乗ってるわ!!」

 

トッド

「お前ら、やれ!!」

バイストン・ウェル兵

「おう!!」

 

ドガガガガァン

(ビアレスやオーラバトラー軍が自分部隊を攻撃する)

 

ネイト

「撃ってきたぞ!」

光秀

「みつき、あの虫の大鎧に乗っている人間は敵なのか…!?」

みつき

「ま、前まで俺達と一緒に戦ってたんだよ!!いけ好かねえけど腕は確かで…」

「いったい何があったんだよ、トッド!!」

 

トッド

「黙れ!!今までの俺はどうかしてたんだ…。

 奴がこの世にいる以上、俺のやるべきことがハッキリとわかったのさ!!」

「ショウ・ザマ!俺はお前との決着をつける!!

 あの日の屈辱をここで晴らさせてやるぜ!!」

 

ショウ

「屈辱を晴らすだと…!?」

チャム

「あの時水に流してやるって言ったじゃない!!」

ネイト

「トッド、何を言ってるんだ!お前と俺達は、あの日出会って、

 ミニッツメンで今まで上手くやっていけたじゃないか!」

 

トッド    

「そうだな。俺もあのミニッツメンに参加できたのは嬉しかったよ…」

「だが、現実はどうだよ!?現に今もレイダー連中が幅を利かせて、

 ATの問題にも外の連中がいなきゃ、お前らだけじゃまるで対応できていねえ!!」

「大切なのは理想そのものじゃねえ…目的を手にする、実現できる力だ!!

 今まで俺は腑抜けてやがったが、やっと再び気付くことができたぜ!!」

「お前らの所じゃ、俺の望むものは手に入らないってことをな!!」

 

シイコ

「それがショウ君との決着って言うの?」

キリコ

「それはお前の言うレイダーと同じ理屈だ」

 

トッド

「なんとでも言え…俺は自分の為ならどんなこともやってやる!!」

「だが、ショウ以外の部外者共!一応警告してやる、今すぐこの連邦から出て行きな!!

 退く気がねえのなら、ここで死んでもらうぜ!!」

 

「誰が!ここに来た目的も果たせないまま逃げ帰れるかよ!!」

 

天音

『でも兄さん、トッドさんは本気そうだよ…!』

貴虎

「…やるしかあるまい。各員はトッド・ギネス以下敵部隊と交戦しろ」

「貴虎さん、けど…!」

ネイト

「…いい。やってくれ。

 連邦の平和を乱すものは排除する…それがミニッツメンの使命だ」

「ネイトさん…くそっ!」

キリコ

「…了解した」

ムラサメ

「トッド…久々の再開が、こんな形になるとは…!」

みつき

「ちくしょう!!どうしてこんなことになっちまったんだよ!!」

 

トッド

「こっちも任務なんだ、手短に終わらせてやる!」

「そして、最後はお前との戦いだ!俺をがっかりさせるなよ、ショウ!!」

 

ショウ

「トッドは本気だ…今の俺で、勝てるのか…!?」

チャム

「ショウ…!」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(黒影トルーパー一体撃破後)

ドガァァァァァァン

(黒影トルーパーが破壊される)

光実

「爆散した…。戦極ドライバーもロックシードも粉々だ…」

貴虎

「大方機密保持だろう。…中に人間がいたかどうかも判別できん」

「奴らを差し向けた者達は、相当正体を知られたくないようだな」

「アレが無人で動いてたのを願うぜ…」

ネイト

「…………」

 

トッド

(オーラバトラーといい、あの黒い兵隊といい…)

(あいつら、どうやって集めた?あんなのを集めて何をしようってんだ…?)

 

(ショウ対トッド)

トッド

「あの日から続く決着をつけるぜ、ショウ!!」

ショウ

「トッド…俺達の戦いはもう終わったはずだ!俺達が戦う理由なんて無いだろ!?」

トッド

「お前に戦う理由がなくても、こっちにはあるんだよ!」

「それとも、勝負がわかり切ってるから戦う価値すらないって言うのかよ!!」

チャム

「ショウ、戦って!でないとやられちゃう!!」

ショウ

「チャム…分かってる!」

(戦う……?…俺は、俺は何の為に……)

 

(光秀、みつき対トッド)

みつき

「どうしちまったんだよトッド、お前おかしいぜ!!」

トッド

「みつき、これはお前みたいなガキには分からない領域なんだよ!!

 邪魔するならお前も潰してやる!!」

光秀

「みつき…やれないのなら下がっていろ。

 俺としても、お前の昔の仲間と戦わせたくはない」

みつき

「光秀さん…。…いいや、やってやる!!

 俺はガキじゃねえんだ、ケジメぐらい自分で着けさせてくれ!!」

 

(シイコ、ムラサメ対トッド)

シイコ

「見損なったわ、トッド君。まさか裏切るだなんてね…」

トッド

「黙れ、連邦の外から来たよそ者のお前らに俺の何が分かる!!」

「お前らこそこっちに来い!贅沢できるだろうよ!!」

ムラサメ

「…外道に堕ちた者に対して語る言葉は無い」

シイコ

「そういう事よ。心惜しいけど、貴方にはここで討たれてもらうわ!!」

 

(ネイト、キリコ対トッド)

トッド

「キリコ!お前もこっちに来れば、フィアナの体も元気になるかもな!!」

キリコ

「……!」

ネイト

「こっちって、どういうことだ…!?」

トッド

「知らねえとは言わせねえぜ、ネイト!お前が散々追っかけてる連中を!!」

ネイト

「まさか、それは……!」

キリコ

「気を散らすな、ネイト。目の前の敵に集中しろ」

トッド

「キリコ…話を聞いてなかったのかよ!お前の恋人の為だぞ!!」

キリコ

「たとえお前の話が本当だったとしても、今のお前に従う気はない」

「フィアナを俺を従わせる為のダシにするのならば、尚更だ」

ネイト

「そういう事だ…!俺達は、俺達の力で未来を掴んで見せる!!」

「残念だ、トッド…!お前はここで終わらせる!!」

 

(駆、光実対トッド)

トッド

「日本人!何の用かは知らねえが、連邦はお前らを受け入れねえぜ!」

「あんたが勝手に連邦の代表みたく語るなよ!!」

光実

「あのオーラバトラーと黒影トルーパーの出所、

 知っているのなら洗いざらい吐いてもらう!」

トッド

「素直に喋ると思ったかよ!警告を無視するような奴に遠慮はいらねえな!!」

「こっちだって、人を裏切るような奴に遠慮なんかしねえぜ!!覚悟しな!!」

 

(フェリクス対トッド)

トッド

「またどこからか変な奴が現れやがったぜ…!」

フェリクス

「それはこっちの台詞だ、奴らと何があったかは知らんが…」

トッド

「まあいい、身寄りがないなら俺と一緒に来い!

 お前ほどの男なら、寝食くらいは不自由しないだろうぜ!」

フェリクス

「…下らんな。お前のような小者に付き合っていられん。すぐに斬り伏せてやる!」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

ドガァァァァァァン

(トッドを撃破すると、イベントが進行する)

 

トッド

「ぐあっ…!!こ、このっ…!」

 

ショウ

「もうやめろ、トッド!これ以上はお前が持たないぞ!」

 

トッド

「ショウ…そうやって、そうやって…!!」

「そうやってお前は俺を見下すのかよ!!!」

 

【精神コマンド・根性】

(トッドが精神コマンド・根性を使い、ビアレスのHPを回復させる)

 

ショウ

「このオーラ力は!?」

トッド

「おおおおおおっ!!!!」

 

ギュオオオオオオオン ドガァァッ ドォォォン

(ビアレスがダンバインに突撃し、ダメージを与える)

 

ショウ

「がああっ……!!」

チャム

「きゃああああーーーっ……!!」

 

「ショウさん!!」

みつき

「まずいぜ、もろに食らった!!」

 

トッド

「くそっ…くそっ!どうしてそんなに弱くなった!

 俺がどうしても超えられなかったお前が、どうしてこうも腑抜けやがった…!?」

ショウ

「…………」

トッド

「お前は…お前はそんなもんじゃないだろうが!!

 立て!!立って俺と本気で戦え、ショウ・ザマ!!!」

ショウ

「……俺は……」

トッド

「…つくづく見下げ果てた野郎だ…!もういい…!!

 とっとと終わらせてやるよ!!!」

 

 バチチチチチッ

(トッドがとどめを刺そうとした瞬間、ビアレスがショートする)

 

トッド

「がっ…!くそっ、無理をさせちまった反動か…!!」

 

  ギュオオオオオオオン

(ビアレスがダンバインから離れ、マップ南端まで移動する)

 

みつき

「ま、待てよトッド!!」

ムラサメ

「どこに向かうつもりだ!?」

 

トッド

「誰が待つかよ!次会ったときは情けはかけねえ…」

「お前らだけじゃねえ、サンクチュアリも他の居住地も粉々にぶっ壊してやるぜ!!」

 

ビシュゥゥゥゥン

(ビアレスが撤退する)

 

ネイト

「トッド!!」

 

ショウ

「………」

 

貴虎

「……ショウ・ザマ、後退しろ」

 

ショウ

「……ああ、そうさせてもらう…」

(…俺は、本当に……何の為に……)

 ビシュゥゥゥゥン

(ダンバインが撤退する)

「ショウさん…」

光秀

「まだ敵は残っている。あの者の心配より、まずは残らず蹴散らすぞ」

「……はい!!」

 

 

(敵を全滅させると、戦闘が終了する)

 

天音

『敵の全滅を確認しました』

貴虎

「ああ……だが……」

 

ネイト

「……トッド……」

ムラサメ

「まさか、我々を裏切るなど…」

シイコ

「こんな結末になるだなんて、想像もしてなかったわ……」

みつき

「…こんなこと、こんなことする奴じゃなかったのに!!くそっ!!」

キリコ

「…………」

 

(ネイトやみつき、キリコ達が残念がっている)

 

利三

「殿…あのトッドとか言う者、彼らに好かれていたようですな」

光秀

「ああ…みつきが信じていたならば、な…」

光実

「トッドはあのオーラバトラーの部隊や黒影トルーパーと一緒に戦ってました。

 彼一人の力で集められる戦力とは到底思えない…一体どういう…」

ネイト

「………思い当たる節がない訳じゃない。確証はないが…」

「い、いったい何なんです!?」

ネイト

「…インスティチュートだ」

シイコ

「インスティチュート…」

みつき

「それって、パイパーの言ってた…!」

ネイト

「ああ…」

 

フェリクス

「…ぐっ……」

ドタッ…(フェリクスの体力が限界を迎え、膝をつく)

光秀

「フェリクス!?」

フェリクス

(イザベラにやられた傷が…思ったより深かったか…!)

「…ちっ、この程度、何という事は…」

利三

「その…空飛ぶ白い船の方々!もし出来るのならば、

 この者をそこまで運ぶことを許してほしい!」

 

貴虎

「ああ、受け入れよう。…お前達には、聞きたいこともあるからな」

「みつきもそうだが、大型兵器にも一歩も引かないその武勇…

 普通の人間の者ではない。お前たちはいったい……」

 

光秀

「…分かった。あの船の中で全てを話そう」

「俺と利三とみつき、俺たち三人の素性を……」

 

 

(戦闘パートが終わり、戦闘後デモに移る)

 

 

 イオニア内部 メインホール

 

貴虎

「…英霊(※)、サーヴァントか…」

 

※…魔術概念における正式名称は「境界記録帯(ゴーストライナー)」。

  神話や伝説の中で為した功績が信仰を生み、

  その信仰をもって人間の霊である彼らを精霊の領域にまで押し上げた人間サイドの守護者。

  それが実在であろうとなかろうと、人類が存在する限り常に在り続けるもので、

  実在した英雄でも、実在しなかった英雄でも、英霊が“地球で発生した情報”である事は変わらない、

  時間軸の外にいる純粋な『魂』であり、無色の力。

 (「typemoon.wiki-サーヴァント」より引用、抜粋)

 

光秀

「俺、利三、そしてみつき…俺達は聖杯からこの現世に呼ばれた英霊だ。

 人類史にその名を刻んだ英雄たちは、英霊の座と呼ばれる空間に記録され、

 この現世に現界する際に通常7つの分類に分けられる。それをサーヴァントという。

 俺は剣士・セイバー、利三は槍兵・ランサー、みつきは隠密・アサシンといった具合だ」

「本来ならば魔術師の召喚によって我々は存在するのだが、今回はそうではないようだ…」

天音

『じゃあ、あのロボットとも戦える身体能力は…』

利三

「この体は魔力によって形作られている。

 故に、常人とはけた違いの身体能力が発揮することができるのだ」

「みつき…もしかして言っていなかったのか?」

みつき

「だ、だって言ったところで信じられるかどうかわからなかったし、

 逆に怪しまれるかもしれなかったからよ…」

ネイト

「俺はそんな事、全然気にしなかったんだが…仲間なのには変わりないし」

シイコ

「そうね、英霊とかサーヴァントとか…そんな名前なんかに意味はないわ」

キリコ

「…お前には力がある、それだけで十分だ」

みつき

「…な、なんだよ!心配して損した!!」

 

光秀

(みつき…俺達がいない間も、いい人間に囲まれていたようだな…)

  ニコ…(光秀が優しい笑顔を見せる)

 

「それじゃあ、ムラサメさんだったっけ、あんたもその英霊の一人なのか?

 あれだけの剣の腕があるわけだし」

ムラサメ

「否…拙者はそのような超常の存在ではない、ただの人間だ」

天音

『ただの人間!?ATやオーラバトラーと生身で戦えて!?』

みつき

「俺達みたいな存在じゃないし、それこそ何もんだよって感じなんだよな」

ムラサメ

「拙者は”アズマの国”の春の里から来た。ある日いつの間にかこの場所に迷い出、

 行き倒れになる所をネイト将軍殿に拾われた恩義がある」

ネイト

「是非その剣技が欲しくて、彼をミニッツメンにスカウトしたんだ」

「今はこうして、俺みたいに居住地から居住地を渡り歩いて人助けをしてるんだが…」

ムラサメ

「このような地獄絵図の中、懸命に生きる人々を見捨てては置けん」

「拙者の剣で人を救えるのならば、それくらいは安い物よ」

天音

(アズマの国…?その服装といい、その日本刀といい…)

(異世界にも昔の日本みたいな、和風な国があるのかな…?)

光実

「オカルトな存在だとしても限度はあるよね…

 まさか、日本戦国時代の武将が蘇っているだなんて…」

「俺達はともかく、貴虎さんとかは信じるとは思えねえよなぁ…」

貴虎

「…いや、その話は信用する」

「ええっ!?」

貴虎

「以前、フリット司令が口にしていた。

 ”この世界には、科学では説明できない超常の力を駆使する者達がいる”と…。

 そして、私は魔術とは違うが、その超常を持ち、人々を守る一団を知っている」

「だからこそ、彼らのような存在がいたとしても不思議ではない。それだけの話だ」

光秀

「…理解してくれて、感謝する」

天音

『でも、すごいなあ…。明智光秀さんに斎藤利三さんが蘇ってきたなんて…!』

「俺でも明智光秀は知ってるけどよ…斎藤利三って誰?」

天音

『知らないの!?斎藤利三は明智光秀の信頼が厚かった、第一の臣下なんだよ!?

 あの美濃三人衆の一人、稲葉一鉄の娘婿で、後に徳川幕府の三代将軍家光の

 乳母になった春日局の父親で……』

「わ、分かった分かった…」

天音

『…あ、ご、ごめんなさい!つい口走っちゃって…』

光秀

「いや、いい…。

 利三、お前の名も史書に残っているようだな。俺としては嬉しいが」

利三

「私としては、殿を差し置いて自分が有名にならず良かったと申しましょうか…」

「でも、そうなるとみつきの名前は知られてねえよな…」

天音

『やっぱり忍者だからね。名前の知られてる忍者って言うのも矛盾してるし』

みつき

「あー…いいんだ。俺の名前なんて知られてなくて。

 どうせ、俺の人生は最後まで、世の為人の為に何もできなかったしよ…」

駆、天音

「……?」

みつき

「…俺の事はどうでもいいんだ、光秀さん達は今までどうしてたんだ?」

光秀

「ああ…俺と利三は、三日前くらいにここに降り立ち、

 そこにいるムラサメと出会った。その際に連邦の様々な話を聞いた」

「その時スロッグに立ち寄り、俺達を用心棒として置いてくれたんだ」

コズワース

「あなた方は、スロッグの皆さんを守ってくれるために動いてくれたのですね」

光秀

「…ああ。彼らは見ず知らずの私達に優しくしてくれ、寝食も与えてくれた」

「彼らへの義理を果たさなければ、武士として失格だ」

「なるほど、つまりあんたは優しい人ってことだな!」

光秀

「…優しい、か…。俺はそんな人間では…」

みつき

「謙遜すんなよ、光秀さん!光秀さんが誰より優しい人ってのは、誰よりも知ってる!

 だから、スロッグを護ろうとしてくれたってこともな!」

ムラサメ

「うむ。この者達は真なる侍の魂を持っている。」

ネイト

「俺からも礼を言う。本来なら、ミニッツメンの俺達がしっかりするべきなんだが…」

光秀

「ネイト…と言ったか。お前達の方も色々とあるらしいな」

ネイト

「ああ…。トッドの奴、インスティチュートに鞍替えをしたようなんだ」

「インスティチュート、さっきも言ってましたけどそれって…」

コズワース

「私達も全容を知りませんが、

 この連邦の全域でも噂されている秘密結社のようなものです」

「なんでも、人々を攫いそれとそっくりな人造人間を作り置き、

 影で人々を支配しようとしているとか…」

ネイト

「これについては俺と仲良しなダイアモンドシティの新聞記者が

 この”人造の真実”で詳しく書いてあるから、暇な時に読んでみてくれ」

 

サッ(ネイトが駆達に新聞”人造の真実”を渡す)

 

「あ、ありがとうございます…」

 

みつき

「連邦の人たちも、奴らの暗躍のせいで互いを人造人間と疑う事すらあるんだ。

 兄弟を人造人間と疑って、撃とうとした奴もいるっていうぜ」

シイコ

「トッド君、そんな奴らの手先になるとはね…」

「ショウさんと決着をつけるって言ってたけどよ…」

ショウ

「………」

 

 ぐったり(ショウが力無くベンチに座っている)

 

チャム

「ショウ…どうするの?」

ショウ

「…さあ、どうすればいいんだろうな…」

キリコ

「他人事みたいに言うが、狙われているのはお前だ」

ショウ

「分かってる…分かってるさ。俺だって、やられるわけにはいかない…」

 

タッタッタ…(治療を終えたフェリクスがメインホールに入ってくる)

 

フェリクス

「何の為にだ?」

光秀

「フェリクス…」

ショウ

「お前は…」

フェリクス

「お前の戦いからは、意思が感じられん。あの時もそうだ」

「お前は今やられるわけにはいかないと言ったが、何故そう思う?

 …それは俺も同じだ。俺には元居た場所でやるべきことがある。

 だからこそ、こんな所で立ち止まっていられん」

「だが、お前はどうだ?今のお前にやるべきことは…護るべきものはあるのか?

 そんな死んだような面でよくそんなことが言えたものだ」

ショウ

「…俺が、護るべきもの…?」

「……そんなもの……!!」

 バッ タタタタタ…(ショウが逃げるように走り去る)

 

チャム

「あっ、ショウ!待って!!

 …何よ!そこまで言わなくったっていいじゃない!!

 ショウだって、ショウだって……!!」

 

フェリクス

「ああでも言わなければ分からん。

 …それで、あの透けてる小僧からお前たちは俺のような存在を保護していると聞いた」

「え、ええ…」

(透けてる小僧って…間違ったいないけど…)

フェリクス

「ならば、お前たちの所で世話になる。

 お前たちの…治安維持活動、それにも手を貸してやる」

光実

「それは歓迎しますけど…いいんですか?」

フェリクス

「ただ飯ぐらいは性に合わん。食った分は働く」

「ぶ、無愛想だけど結構いい人かも…」

フェリクス

「チッ……余計なお世話だ」

 

 ……(フェリクスの話を聞いて、ネイトが押し黙っている)

 

ネイト

「…………」

(護るべきもの、か…)

コズワース

「旦那様…」

ネイト

「大丈夫だ、コズワース。…フェリクス、ありがとう」

フェリクス

「…は?何故お前に礼を言われなければならん?」

ネイト

「いや…言いたくなったんだ。俺としてもな…」

「それに、またトッドが来たって俺達がどうにかしますよ。

 だってショウさんは俺達の仲間なんですからね!」

光実

「それに、あの黒影トルーパーもインスティチュートが絡んでるなら、

 僕達にとっても無関係じゃないですから」

キリコ

「相手が誰であろうと、迎え撃つだけだ」

シイコ

「裏切り者に悪の秘密組織…面白いじゃない、かえって興奮してきたわ…!」

 

  ニィ(シイコが凶暴な笑みを浮かべる)

 

ムラサメ

「相手にとって不足は無し。我が無念無想流…引き続き恩義を果たすべく使おう」

チャム

「みんな……」

「大丈夫だって、チャム!俺達はネオ・ブレイバーズだろ!?

 だったら、仲間は必ず守ってみせるぜ!」

光実

「まだショウさんはそう決まったわけじゃないんだって…」

チャム

「ううん、ありがとう!…あたし、もう一度ショウと話してみる!」

 

光秀

「…あんなことがあってもめげない、か…。気持ちのいい者達だな」

フェリクス

「気持ちのいいというか…暑苦しい連中だ。どこぞの誰かを思い出す」

みつき

「そういうとこがいいんだよ!

 将軍やキリコ、あのイオニアの奴らとも一緒にいてて楽しいんだ!

 光秀さん達もどうだよ!?こうしてまた出会えたんだ、一緒に戦おうぜ!」

光秀

「…みつき、その事なんだが…」

 

 (その時、ミニッツメンラジオにチャンネルを変えていたラジオが、

  いきなり大声を出す)

 

ミニッツメンメンバー

『ミニッツメン、緊急連絡!ロニー・ショーが将軍に招集をかけた!

 将軍がこれを聞いていたら、至急キャッスルまで来てくれ!

 そしてこれを聞いたミニッツメンは、至急将軍にこの事を伝えてくれ!!』

 

ネイト

「…!?ロニー・ショーが!?」

みつき

「げ、あの婆ちゃんか…。俺、あの人苦手なんだよな…」

シイコ

「私は好きよ?元気にしているかしら」

光秀

「知っているのか?」

コズワース

「ミニッツメンの本拠、キャッスルを仕切っておられる古株のメンバーです。

 老齢の女性の身でありながら、統率力や個人の武力に置いては

 旦那様も舌を巻くほどの女傑と言えましょう」

みつき

「ま…会ってみればどんな人かわかると思うぜ」

「まだ戦ってすぐなのに、色々と急すぎるな…」

天音

『うん…でも、

 このままキャッスルに移動するね。色々と済ませておいて!』

「おう、もちろんだ!」

 

 

 

   第7話 完

 

   第8話”新たなる旅の始まり”に続く…

 

 




フェリクス「…おい、このスパロボ界隈で俺や風花雪月を知っている人間がどれだけいるんだ」
明智光秀「それを言うなら無双シリーズもだがな…」
ムラサメ「龍の国もそうだな…」
斎藤利三「ですが、それを踏まえて我々を出したのです。うp主も覚悟はできているかと」
ショウ「けど…俺、結構ネガティブ過ぎじゃないか?Xでもああはならなかっただろ」
駆「うp主曰く、原作からしてここまで心が砕かれてもおかしくないんじゃないかってさ…」
チャム「ショウはそこまで弱くないもん!!」
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