脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ 作:櫻庭遮那
スパロボ風クロス脳内垂れ流しシリーズ、第2話です。
ジェイデッカー、ISメイン回です。
一夏は箒とくっついた方がいいと思いますが、自分はシャルロット派です。
あと、一夏って勇太みたいな弟分ができたらめっちゃ可愛がると思う。
前話から2日後
東京都 七曲市 公園内
(白い制服を着た二人の少年少女…織斑一夏と篠ノ之箒が公園内でくつろいでいる)
一夏
「う~ん…平和だなー…。絶好の昼寝日和だ」
「千冬姉と山田先生についてきてここまで来たわけだけど、
こうゆっくりできる日なんて学園じゃそうそうないもんな。
なんか連絡が来るまでは、ゆっくり過ごそうぜ」
箒
「ああ…そうだな……」
(箒が頬を紅くして厳つい顔をしている)
一夏
「でも、どうして千冬姉の用事で俺達も連れてこられたんだろうな?
山田先生も一緒だったし…何かあったのか?
もしかして、一昨日あった名古屋でのガイゾック残党の破壊活動となんか関係があったりとか?」
箒
「…それは私とて知る由もない。連絡を待つほかなかろう」
一夏
「…どうしたんだよ、箒?ボーっとして。熱でもあるのか?」
箒
「な…何でもない。気にするな」
(…ええい、せっかく一夏と二人きりになったというのに、
どうして私は一歩を踏み出せんのだ!?)
(理由も言われずに私と一夏だけ連れてこられて、
セシリアたちから非難轟轟言われているのだぞ!?
こうまでして何もできなければ、私はただのヘタレではないか!!
どうする…どうやって距離を……)
一夏
「ちょっと顔見せてくれよ。何かあったら大変だし…」
グイッ(一夏が箒に顔を近づかせる)
箒
「んなっ!!?な、な、ななななな……」
「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブンッ
(箒が顔を真っ赤にしてどこからともなく取り出した木刀で
一夏を殴りつけるも、一夏は間一髪で回避する)
一夏
「ぎゃーーーーっ!!!その木刀どこから持ち出した――――っ!!?」
箒
「馬鹿者―――――っ!!!距離感を考えろ――――っ!!!」
一夏
「距離感ってなんだ―――――っ!!!」
それからしばらく経って…
一夏
「…ぜえ、ぜえ…何なんだよ一体……」
箒
「自業自得だ。次からは気をつけるのだぞ」
一夏
「わ、分かったよ…悪かったよ…」
(なんで俺が謝ってんだろう……)
「でも…久しぶりに学園の外に出たけど、変わんないもんだなぁ…
俺達の古巣、七曲市は。箒の場合はもう小学生以来だろ?」
箒
「そうだな。何もかも昔のままだ…1年前に各地でガイゾックの侵略があったというのに、
ここは時間が止まったように変わっていない」
一夏
「俺達の友達や知人も無事そうでよかったよ。
疎開も連邦軍が先導してて、ちゃんと機能してたしな…」
箒
「お前も中学生の頃、万が一の為に千冬さんと共にこの街から離れていたんだったな」
一夏
「ああ。疎開先じゃいい生活とは言えなかったけど…
そんなこと言うのは死んでいった人たちに失礼だよな」
「…だけど、何だろうな…?今もこの世界が平和になった…って気が、全然しないんだ」
箒
「…連邦を牛耳っていたアロウズが倒れ、インベスと呼ばれる怪物が消え去り、
火星のヴェイガンとの戦争に終止符が打たれ…ガイゾックも打倒し……
だが、未だに世界に平和が戻ったという実感がない。それは私も同じだ。
ロボット犯罪や、終戦に納得がいかんヴェイガンの残党が暴れているのもあるが…」
一夏
「それ以外にあるのか?」
箒
「世界中の人々が抱えている戦後の不安や恐怖、絶望が蔓延しているから…としか言えんな」
一夏
「世界の、不安や恐怖……か……俺らに何かできる事って…」
タタタタタ… ドカッ(一夏が呆けていると、走ってきた少年が一夏とぶつかる)
少年
「わわっ!」
一夏
「あっ…悪い!大丈夫か!?」
少年
「ぼ、僕の方こそごめんなさい!急いでたから」
一夏
「……!?」
少年
「…?どうしたのお兄さん、僕の顔に何かついてる?」
一夏
「…え、あ、いや…何でもない」
箒
「…少年、私の連れが悪かったな。アイスでも奢ってもらうといい」
一夏
「なんで箒が勝手に決める!?」
少年
「あはは、別にいいよ…」
「…あ!これから僕は行くけど、ついて来たりしたら駄目だからね!じゃあ頼んだよ!」
箒
「…なんと?」
一夏
「行くって…どこに?」
…さっ(走り去ろうとしていた少年が後ろを向く)
少年
「…ホントに駄目だからね!」
タタタタタタタ……(少年がまた走り出す)
箒
「…な、なんだったのだ…?」
一夏
「…?あれ…なんだろうな……」
箒
「どうした、一夏?」
一夏
「いや…あの子、どっかで見たことがあるんだよな……誰だったっけ……」
「…ごめん、ちょっと気になるから隠れて追っかけてく!何かあったら連絡するから!!」
だっ(一夏が箒を置いて少年を追いかける)
箒
「あっ、おい待て一夏!
…まったく、何なのだ!!せっかくのチャンスだったというのに…まったく!!!」
たたたたた…(箒も遅れて一夏を追いかける)
倉庫内部
タタタタタ(倉庫に忍び込んだ少年が管理されている青色の巨大ロボットの前に駆ける)
少年
「おはよう、デッカード!」
デッカード
「よく来たな、勇太」
少年→勇太
「元気だった、デッカード?」
デッカード
「ああ…勇太も元気そうだな」
勇太
「デッカードに合えると思うと元気があふれちゃうよ!」
「おかげで姉ちゃんたちにどこに行くのか勘繰られちゃったけど」
デッカード
「勇太がここにきているのは私たち二人だけの秘密だからな」
勇太
「うん!絶対に絶対の秘密だもんね!」
デッカード
「勇太…。君が教えてくれた礼の技、完全にマスターしたぞ」
勇太
「ほんと!?やってみてよ、デッカード!」
デッカード
「よしきた」
ガチャッ(デッカードが勇太から教わった決めポーズを決める)
デッカード
「ホールドアップ!!ブレイブポリス、デッカードだ!!」
「…どうだ、これでいいのか、勇太?」
勇太
「バッチリだよ!これならどこに出しても恥ずかしくないロボット刑事だよ!」
デッカード
「勇太と一緒に練習した甲斐があったな」
勇太
「この次はまた別のポーズも考えてあげるね!」
デッカード
「…この次か…」
勇太
「どうしたの、デッカード?」
デッカード
「勇太…君に話さなければならないことがある」
勇太
「え…?」
デッカード
「君と出会ってから数か月…いつかは言わなくてはと思いながら、今日まで来てしまった」
「勇太…今から私の言う事をしっかりと聞くんだ」
勇太
「うん…」
デッカード
「もうすぐ私は警視庁に配備される…その時、私の人工頭脳には莫大な情報が入力される」
「その為、その時点で所持しているデータは一度消去されるんだ」
勇太
「データが消えちゃうって、まさか僕のことを忘れちゃうって言うの!?」
デッカード
「残念ながら、その通りだ」
「今の私のメモリーには、君に関するデータが記録されている」
「だが、新しいデータを入力される時にそれらは全て消されてしまう」
勇太
「そんなの…そんなのやだよ!!デッカード!」
「ずっと今のままでいてよ!僕の友達でいてよ!」
デッカード
「それは…出来ない。
私は人々の平和を守るために造られた、ブレイブポリスのロボット刑事……」
「私は、その使命を果たさなければならない」
勇太
「使命……」
デッカード
「勇太…」
勇太
「うん……」
「去年の夏だったよね…僕とデッカードが出会ったのは」
デッカード
「友永勇太…君の名前が、私の人工頭脳にはじめて記録された言葉だ」
勇太
「僕と出会ったときは、まだ言葉も片言だったよね」
デッカード
「私は君と出会ってから、心という物が理解できるようになった」
勇太
「心…?」
デッカード
「そうだ。ロボットにである私にも、人間の心が理解できる」
「喜びや怒り、楽しさが分かるんだ」
「…ありがとう、勇太。全ては君のおかげだ」
勇太
「デッカード……」
「……そうだ!僕、大きくなったら刑事になるよ!そうすれば君に会えるんだよね!」
デッカード
「なるほど…!」
勇太
「刑事になったら、ばんばん事件を解決してデッカードより偉くなったりしてね!」
デッカード
「そうしたら勇太は私の上司だな」
勇太
「デッカード、現場へ急行せよ!」
デッカード
「了解、ボス!」
勇太
「あはははは…!」
「…本当にお別れなんだね、デッカード」
デッカード
「勇太…。私はこれから勇気をもって犯罪者に立ち向かっていく」
「勇気だ、勇太。勇気を持って強く生きていくんだぞ」
勇太
「うん…!」
デッカード
「……!?勇太、物陰に誰かいる…!」
勇太
「え…!?」
がさがさがさ(工場の影で一夏と箒が隠れている)
一夏
「なんで箒も付いて来るんだよ…!?見つかったらどうするんだよ!?」
箒
「お前ひとりだけでは心配だからだ!
それでお前は何を見ている…ここからではよく見えん!!」
一夏
「わっバカ押すな押すな……おわあっ!!」
ドチャアッ(一夏と箒が倒れ込み、勇太とデッカードに発見される)
勇太
「わっ…誰!?…って、あの時のお兄さんとお姉さん!!」
箒
「ほら見ろ、見つかったではないか!」
一夏
「箒が押すからだろ…!?」
デッカード
「…!君たちのその制服は…IS学園のものだね?」
一夏
「や…やっぱり!ロボットだ…!!言葉を話すスーパーロボットだ!!」
箒
「そんな馬鹿な…このロボット、喋る事が出来るというのか!?
というか、この形は…!」
勇太
「そうだよ!デッカードには心があるんだ!」
一夏
「こ…心!?ロボットに!?
そんな、どこぞの10万馬力の鉄腕ロボットじゃあるまいし…」
箒
「……工場、特機に酷似したスーパーロボット…そしてそれが感情をもって喋るときた…
一夏、もしかしたら私たちは……」
カツンカツンカツンカツン(複数人の足音が聞こえてくる)
箒
「足音…!?」
一夏
「いけない、誰か来る!勇太、どっかに隠れてるんだ!」
勇太
「で、でもお兄ちゃんたちは!?」
一夏
「大丈夫、どうにかやり過ごしてやるからさ…とにかく、早く!!」
勇太
「う、うん!」
サッ(勇太が倉庫の影に隠れる)
ザッ(一夏と箒、デッカードの前に足音の主たち…冴島警視総監、藤堂チーフ、
織斑千冬、山田真耶、呉島高虎が現れる)
千冬
「何者だ!……っ、貴様ら……!」
山田先生
「お…織斑くんに篠ノ之さん!?どうしてここに…!?」
一夏
「ち、千冬ね…じゃなかった、織斑先生!?」
箒
「それに山田先生も…どうしてここに!?」
冴島
「山田先生、彼らが君たちの言っていた…」
山田先生
「は、はい。IS学園生徒の織斑一夏くんと、篠ノ之箒さんです…!」
貴虎
「…この二人が……」
千冬
「…おい、アホ共。どうして貴様らがここに居る。
連絡があるまでは目立たない場所で待機と言ったはずだぞ」
箒
「そ、それは……」
一夏
「い、いやあ…。実はこの箒とかくれんぼしてて…あそこの穴からこの工場の中に入ったんです」
箒
「かっ…!?」
冴島
「むう…防衛システムに不備があった事を反省するべきか…。
しかし、休息中とはいえかくれんぼとは……」
千冬
「………」
一夏
「それで、俺がこの倉庫に隠れてたところを箒が見つけて…。
あ、もちろん中にあのロボットがいるだなんて全然知らなくてですね…!?」
バコォン バコォン
(千冬が懐から取り出した出席簿で一夏と箒の頭を強く叩く)
「あっだ…!!」
箒
「ぐあっ…!!な、何故私まで…!?」
千冬
「この方々の面前で下らん嘘を吐くな、クソガキ共!織斑、お前が………」
「………まあいい。それに、この件はお前たち二人にも知らせる予定だった」
一夏
「この件…?」
冴島
「…織斑君、篠ノ之君。このブレイブポリスプロジェクトは、
世界の未来を変える計画として極秘裏に進められてきたものだ。
たまたま侵入者が君達だからよかったものの…
こういった行動はくれぐれも慎んでもらいたい」
一夏
「え…!?は、はい!!すいませんでした!」
箒
「すみませんでした」
(…不味いな…。そこに子供が入り込んだとなれば大事になるやもしれん…)
(しかし、「私たち」だから…?
私たちがここに連れてこられた理由と関係があるのか…?)
一夏
「…って、ブレイブポリスプロジェクト…?」
藤堂
「お前たちの前にいるのがBP-110…
デッカードと呼ばれる新型特機…所謂スーパーロボットだ」
一夏
「特機…!やっぱり、そうだったのか…」
箒
「特機は10年前にグレートマジンガーが開発されて以来、
民間のトライダーG7や神ファミリーが操ったと言われるザンボット3、
量産機であるイチナナ式を除けば、公式にはとんと音沙汰が無いはずですが…」
藤堂
「だからこそ、この計画は世界の未来を大きく変えるものなんだ」
冴島
「デッカードは、年々複雑化する犯罪やテロ行為に対抗するべく開発されたロボット刑事だ」
デッカード
「…………」
藤堂
「こいつには、人間の言葉を完全に理解し、
その命令によって独自に捜査を行うAIを搭載している」
「そのAIにも既存の物とはまるで違う最新式を導入している。
福音事件(※)のようなミスは起きる可能性は限りなく0に近い」
「言うなれば…そう、”超AI”という奴だな」
※…一夏たちが臨海学校に赴いた際、
無人型IS”シルバリオン・ゴスペル”、通称福音が暴走する事件が発生。
IS学園所属の専用機持ち1年が鎮圧に駆り出されることになった。
一夏はそのさなか重傷を負ったものの新たな力”平雪弐型”を引っ提げて復活。
他の専用機持ちと共に福音を再起不能にした。
千冬
(…今回の件は流石の”奴”も知るまい。
知っているとして、こういった想定内の技術に興味を持つとは思えんが…)
一夏
「というと、デッカードは自分の意志で動くことができるってことですよね?」
冴島
「いや、それはあり得ない。デッカードはあくまでロボットだからだ」
一夏
「え…?だけど……」
千冬
「…何か言いたげだな」
一夏
「…あ、いやなんでもない!…です」
(デッカード…あの子の前じゃ自分の意志を持ってた気が……)
山田先生
「では警視総監、一通りの説明の後この二人には警視庁まで同行させていただきます」
冴島
「うむ…各員は準備を。デッカードはメモリーを再フォーマットした後、運び出す」
藤堂
「さあ、デッカード…これから、お前のAIには膨大なデータを学習してもらうぞ」
デッカード
(さらばだ、勇太……)
バッ(勇太が物陰からデッカードの前に駆け寄る)
勇太
「デッカードの記憶を消しちゃ、駄目だぁぁぁぁぁぁ!!!」
箒
「少年!?」
一夏
「あっ…おい!!」
デッカード
「勇太……!」
ビビビビビビ(一寸遅く、デッカードのメモリーが再フォーマット化される)
勇太
「デッカードォォォォォォォォッ!!!!」
一方そのころ
神奈川県 晩南無町 病院前
(駆が病院で立ち往生している)
駆
「うーん…うーん……」
「うーむ、参った…。病院にやってきたものの、なんて説明すりゃいいんだ…?」
「弟が変な遺跡と融合しちゃったので助けてください!
遺跡に取り込まれちゃって中から出られなくなってしまったんです!」
「…………」
「そんな話、誰が信じるってんだ…」
「…もしかして俺、行く場所間違えたか?」
ワッ太
「駆さーん!!」
たたたたたたた(ワッ太が竹尾ゼネラルカンパニー社員を連れて駆の下へ駆け寄る。
郁恵はピンク玉の生命体…カービィを抱き抱えている)
駆
「ああ…お帰り、ワッ太達。もう事後処理は終わったみたいだな」
鉄男
「あの後もいろいろとあったが、何とか今日の早朝には帰れたよ」
ワッ太
「けどさ…駆さん、心配したんだぜ!?いきなりいなくなったりしてさ!!」
駆
「ああ…ごめんな。御覧の通り、俺は元気ピンピンだぜ!」
ワッ太
「それは見たらわかるけど、天音は!?いつも駆さんのすぐ近くにいるのに…」
駆
「ああ…それについては話せば長くなるんだが…って、カービィ?」
カービィ
「ふわぁ……」
郁恵
「カービィちゃんは、身元がわかるまで連邦軍に保護されることになったんです。
今は私達と一緒ですけど…」
駆
「身元って、本当に見つかんのか…?」
ワッ太
「それとさ、俺らはある人からの依頼で仕事をすることになったんだけど…」
「駆さんと天音の二人も一緒に来てくれって言われて探しに来たんだよ」
駆
「ある人…?」
キキッ ガチャ タッタッタ
(黒い高級車から出てきた水色の髪と髭を生やした老人が駆達の前に現れる)
???
「…ここに居たか。黒き巨人の乗り手、稲葉駆君」
駆
「……え!?どうして俺のことを…!?」
???
「それだけではない。私は全ての出来事を知っている」
「平和を脅かす新たなる敵が現れた事。
そこのピンクの玉形の生命体が君たちと共に戦っていたこと」
カービィ
「…むにゃむにゃ…」
???
「そこの君が黒き巨人の乗り手になったこと。
そして…君の弟。稲葉天音君が白き箱舟と一体化したことも」
ワッ太
「え、天音…一体化って…!?」
駆
「どうしてそこまで知ってるんだよ!?あんた、いったい何なんだ…!?」
チャッ(老人がゴーグルを外す)
???→フリット
「私はフリット・アスノ。君たち兄弟の力になるためにここに来た」
(戦闘前デモが終わり、戦闘パートに移る)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第2話 少年少女の勇気起動ブレイブ・アップ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
七曲市
(戦闘マップ”市街地”に映り、ビルのある場所にカーソルが移る)
勇太「…………」
(ビルの屋上に、落ち込んでいる勇太と付き添いに来た一夏と箒が佇んでいる)
一夏
「…よ。友永勇太…だっけ」
勇太
「一夏さん、箒さん…」
一夏
「お前の事、やっと思い出せたよ。あずき先輩とくるみの弟だったよな」
勇太
「…僕も一夏さんの事、すっかり忘れてた…あれから、いろいろあったし……」
箒
「…一夏、この子と知り合いか?」
一夏
「まあな……」
「元気出そうぜ、勇太。冴島総監だって、お前が悪気が無かったのは分かってくれたんだし」
勇太
「でも、デッカードは記憶を……」
一夏
「それは……」
箒
「…災難だったな。だが、男児がいつまでもめそめそするのはみっともないぞ」
勇太
「………」
一夏
「そんな言い方やめろよ…!勇太にとってあいつは、デッカードは友達だったんだぞ!?」
箒
「だが、これは仕方のないことだ…!
デッカードとやらは日本警察の最高機密だぞ!?処罰がないだけありがたいと…」
勇太
「…わかってるんだ」
2人
「…!」
勇太
「わかってるんだ…。デッカードも辛いのにそれを受け入れたって…」
「でも…僕、ちゃんとさよならを言えなかった……」
箒
「勇太………」
一夏
「……でも…すごいと思わないか?」
勇太
「え…?」
一夏
「デッカードは、これからロボット刑事としてみんなの平和と幸せのために働くんだろ」
「…俺にとっちゃ、ちょっと羨ましいんだ。
…1年前まで、ずっと理不尽な暴力でたくさんの人が死んででも、
俺は逃げ回るだけで何も出来なくて…」
「やっと誰かを守れるくらいの力を持ったと思っても、
現実はそううまくいかなくて……」
箒
「一夏……」
勇太
「それって……」
一夏
「…ごめんな。つい愚痴っちまった」
「…デッカードを運ぶ輸送機はここを通るみたいだ。友達を見送ってやろうぜ」
箒
「これも何かの縁だ。全てが終わるまで私たちが隣に居よう」
勇太
「うん……ありがとう、一夏さん、箒さん」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブレイブポリス秘密倉庫
(冴島総監や千冬たちが囲んで話し合っている)
冴島
「まさかデッカードの超AIに心が芽生えていたとは……」
貴虎
「勇太という少年と心を通じ合わせた結果か…」
藤堂
「馬鹿な。デッカードは超AIを備えているとはいえ、ただのロボットだ。心が芽生えるなどありえん」
千冬
「私も、そんな漫画のようなことはないとは思っていましたが…
ああいったものを見た以上、信じるほかないでしょう」
藤堂
「織斑先生まで……」
冴島
「…あの勇太君との半年間…デッカードにとって実り多き時間だったのだな……」
山田先生
「そして、それは勇太くんにとっても……」
貴虎
「デッカードの再フォーマットを止めようとしたのも当然か……」
冴島
「だが、デッカードは再フォーマットを受け入れた。ブレイブポリスとして生きていくために」
「その決意に報いるためにも我々はデッカードを立派な刑事に育て上げなくてはならない」
山田先生
「あの子…勇太くんはどうしましょうか?」
冴島
「精神的なケアは、織斑君と篠ノ之君に任せた方がいいだろう」
「特に罪に問うようなことはしないが、
事情の説明の為にも後で保護者に連絡を入れなくてはならないが…」
「フリット元司令も、既に竹尾ゼネラルカンパニーと合流しこちらへ向かうとの報告が入っている」
貴虎
「そして、情報が確かならば名古屋に現れた黒き巨人と白い箱舟が…」
山田先生
「竹尾ゼネラルカンパニーの皆さんと鉄也さん達が証人とはいえ、
大丈夫でしょうか…?」
冴島
「…それが正しき者であるならば、
我々は正体不明の物であっても力を集わさねばならない」
「我々人類に猶予はない。
…今だ絶望の中にある暗闇の未来に、光を与えなければならんのだ。
その為に……、!」
ピリリリリリ(冴島の持つ端末に警視庁副総監、東一門からの通信が入る)
「私だ、東副総監…どうした?」
東
『緊急事態です、総監!!』
『東京湾より巨大ロボット部隊が上陸しました!!』
『強力なステルス機能を搭載しているらしく、連邦軍も対処が遅れています!』
冴島
「なんだと!?」
藤堂
「どうする、ダンナ?デッカードの搬出は見送るか?」
冴島
「…嫌な予感がする」
藤堂
「予感…?」
冴島
「デッカードをここに置いておくのは危険だ。一刻も早く警視庁へと運ぶぞ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シュビビビビィン(敵ユニットとして特機が現れる)
勇太
「な、なにあれ!?」
一夏
「特機…!?でも、あんなの知らないぜ!?見たこともない!!」
箒
「テロリスト…いや、俗に言うロボット犯罪者か!!」
一夏
「………」
勇太
「一夏さん……」
一夏
「箒…行ってくる。勇太の事、頼むぜ」
箒
「どこに行くつもりだ…!?まさか!!」
一夏
「何もしないよりかはマシだろ!!応援が来るまで時間を稼ぐ!!」
勇太
「一夏さん、もしかして……!」
一夏
「ああ…クラスのみんなには内緒だぜ!!」
「――――――来い、”白式”!!!」
シュビィン(一夏が百式を装着し、味方ユニットとして登場する)
「こっちを見ろ、悪のロボット!!俺が相手だ!!」
箒
「一夏…!!」
勇太
「一夏さん、ISを動かせる男の人だったの…!都市伝説なんかじゃなかったんだ!!」
箒
「く…ここは危ない!避難するぞ、勇太!」
勇太
「う、うん…!」
(デッカード……!)
たたたたた(勇太が箒に連れられてビルから駆け降りる)
♪~STRAIGHT JET(インフィニット・ストラトス1期OP)
一夏
「よし、行ってくれた…!これで何の憂いもなく戦えるぜ!」
「かかってこい!お前ら相手だって一人でもしのぎ切ってやる!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
2話 少年少女の勇気起動(ブレイブ・アップ)
勝利条件…敵の全滅
敗北条件…いずれかのユニットの撃墜
――――――――――――――――――――――――――――――――――
(一夏初戦闘)
一夏
「せっかく勇太が友達にさよならを言おうとしてたってのに…!」
「その上せっかく復興した東京まで危険にさらそうっていうなら、俺は許さねえからな!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(数ターン経過すると、イベントが進行する)
一夏
「く…やっぱり一人じゃこの数はきついか…!」
「さっきは威勢のいいこと言っといて、これじゃ情けないぜ…!」
ピピッ(百式のレーダーに多数の反応が入る)
「レーダーに反応…連邦軍か!?…いや、あれは!!」
シュビビィン
(シグザールとイオニア、トライダーG7とシャトル、
カービィが味方ユニットとして登場する)
「トライダーにシャトルだ!それと…」
「テレビで騒ぎになってた黒い巨大ロボットと白い戦艦とピンクの丸い物体!?」
天音
『巨大ロボットが暴れてる…!』
(フリットはシャトルに乗っており、カーソルがシャトルに移動する)
フリット
「やはり、恐れていたことが起きたか…!」
ワッ太
「フリットさん!あいつらの目的って、さっき言ってた新型の特機!?」
フリット
「ああ…。機密情報であるそれの存在がどこから漏れたのかは分からんがな」
木下
「IS乗りの方が一人で踏ん張っていますよ!」
鉄男
「いや、待て!あの白い機体と装着者は…」
郁恵
「あの噂の…!」
一夏
「竹尾ゼネラルカンパニーのワッ太社長だな!
連邦軍が来るまで時間がかかりそうなんだ!手伝ってくれないか!?」
ワッ太
「その為に来たんだから、言われなくても力を貸すよ!
この黒いロボットと白い戦艦とピンク玉は俺達の仲間だから安心して!」
駆
「あれが初めての男のIS使いか…見た感じは俺と変わんねえけど…」
天音
『そりゃそうだよ。男性のIS使いだってモンスターじゃないわけだし』
駆
「…けど天音、いいのか?いくら連邦の元総司令がついてるからって、
戦いに巻き込まれることになって…」
天音
『そういう兄さんだって…』
駆
「悪い奴らがみんなを苦しめてるって言うなら、放っておくわけにはいかねえだろ」
「このシグザールが何のためにあるのか分かんねえなら、俺のやりたいことに使わせてもらうぜ」
天音
『なら、僕も兄さんと同じだよ』
『戦いは嫌いだし、恐いのはわかってる』
『だけど、やらなきゃいけない事から逃げるのはもっと嫌だ…』
駆
「そうか…なら、俺も何も言わねえ!一緒にこの世界を守ろうぜ!!」
ワッ太
「俺達だって一緒だよ、天音!駆さん!!」
郁恵
「みんなで力を合わせれば、どんな困難も乗り越えられるはずです!」
木下
「パーっとやりましょう、パーっと!!」
カービィ
「…そういうの、好きだな。ぼくも手伝うよ!」
一夏
「へえ…!よくわかんないチームだけど、気持ちが一つなのは伝わってきた…!」
「見てたらなんだか俺も気合いが入ってきたぜ!全力でやってやる!!」
フリット
(…どのような人間が力を持ったと思ったが、何の心配も必要ないようだ…)
(そして、そんな彼らを地獄とも言うべき過酷な道へと誘わなければならない…!!)
(勇太と箒が要る場所へカーソルが移る)
勇太
「トライダーが来てくれた!見たことないロボットや戦艦もいるけど…」
箒
「ともかく、今はどうにもならん!避難するぞ、私に続け!!」
勇太
「う、うん……!」
箒
(私の予感が正しければ、おそらく奴らの狙いは…!)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(駆初戦闘)
駆
「犯罪者ども!これ以上好き勝手出来ると思うなよ!!」
(けど、いつまでも素手じゃ心もとねえ…!何か強い武器を見つけるかどうかしねえと…!)
(天音初戦闘)
天音
『このイオニアには、最低限の武装しか搭載されていない…』
『でも、やれることはやるんだ…!これ以上、理不尽に悲しむ人たちを見たくないから!』
(カービィ初戦闘)
カービィ
「まだまだ分からない事ばっかりだけど、ほっとくわけにはいかないよね!」
「みんなの平和を乱すんだったら、ぼくが相手になるよ!」
(ワッ太初戦闘)
ワッ太
「東京には俺たちのお得意様がたくさんいるんだ!」
「それに、やっと東京も復興に一区切りつこうとしてるんだ!
お前らなんかに滅茶苦茶にさせないぞ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(敵ユニットを全滅させると、イベントが進行する)
駆
「はぁ、はぁ…!これで全部か!?」
ワッ太
「いいや、まだみたいだ…!」
郁恵
「ここに警視庁識別の輸送機が来ます!どうやら追われているみたいです!」
一夏
「あれは…!!」
シュビィン(犯罪者、ドクトル・ガウスが乗るデスマグネに追われている
輸送機がNPCユニットとして登場する)
ゴゴゴゴゴ ドガァァァン(輸送機が逃げるも、デスマグネに攻撃される)
千冬
「ちっ、丸腰だからとやってくれる…!」
冴島
「いかん!このままではデッカードまで…」
藤堂
「駄目だ、不時着するぞ!!」
ガドォォォォォン(スラスターをやられた輸送機が不時着する)
一夏
「千冬姉!!あいつら、よくも…!!」
ドクトル・ガウス
「陽動の間に工場を押さえる作戦を察するとは日本の警察もなかなか優秀だな…
だが、ここまでだ」
「その輸送機に超AIを搭載した新型ロボットがいるのは知っている…。
大人しくロボットを差し出せば命だけは助けてやるぞ」
藤堂
「奴らの狙いはデッカードか!」
冴島
「犯罪者がブレイブポリスの存在を掴んでいるとは……」
千冬
(…あの馬鹿兎、何かしでかしたか…!?
いや、奴がこんなチンピラと接触するとは考えられん…別の筋からか…!)
貴虎
「ならば、尚更奴の要求に応じてはいけません。…俺が行きます」
千冬
「待て、あなたが矢面に出たことが知れれば計画が表ざたになる…!」
貴虎
「ならば、どうしろと…!」
ドクトル・ガウス
「返事はなしか…。ならば、少し脅しを入れてやる!!」
ドガガガガガァァン(デスマグネが街を攻撃する)
市民「うわあああああっ!!」
市民2「きゃああああああっ!!」
ワッ太
「ああっ、街の人たちが!!」
天音
『ひ、ひどい……!』
駆
「あの野郎、なんてことをしやがるんだ!!」
ドクトル・ガウス
「はははははは!!恨むのなら要求を飲まない警察を恨むのだな!!」
フリット
「奴の狙いはブレイブポリスだ!全員、輸送機を守ってくれ!!」
ドクトル・ガウス
「手出しはさせん!各機はあのシャトルと白い戦艦を狙え!!」
シュビビビビビィン ドガガガガガァァン(増援が出現し、自軍を攻撃する)
柿小路
「さらに増援が!」
木下
「だ、駄目です!敵の攻撃が激し過ぎて一歩も動けません!!」
フリット
「新たなる技術、超AIを組み込んだロボット刑事、ブレイブポリス…」
「奴らのような犯罪者に渡すわけにはいかんというのに…!」
ドクトル・ガウス
「これで私の邪魔をする者はいない」
「さあ!超AIを搭載したブレイブポリスとやらを渡してもらおう!!」
冴島
「くっ、このままでは奴は町を破壊する…!」
藤堂
「デッカードを渡すしかないのか…!」
勇太
「待て―――――!!」
たたたたたた(勇太が前に立ち、デスマグネの進路の阻む)
ドクトル・ガウス
「子供だと!?」
冴島
「あれは…!」
一夏
「勇太!!」
ワッ太
「え…子供!?」
天音
『僕らと同じくらいの子が、どうしてこんなところに…!』
駆
「危ねえぞ、危険だ!!早く逃げるんだ!!」
勇太
「デッカードは僕が渡さないぞ!!」
ドクトル・ガウス
「笑わせてくれる!子供がこのデスマグネに向かってくるか!!」
勇太
「こ…怖くなんてあるものか!僕は…僕は勇気をもって強く生きていくんだ!!」
「デッカード!!僕だ、勇太だ!!僕の声が聞こえるだろ!?」
「目を覚ますんだデッカード!!目を覚まして戦うんだ!!」
ドクトル・ガウス
「うるさい奴め、よほど痛い目に合いたいようだな!!」
ガシャン ガシャン(デスマグネが勇太に押し寄せる)
ワッ太
「まずいよ、あの子が!!」
一夏
「やめろぉぉぉぉぉっ!!!」
勇太
「デッカード…!!デッカード…!!デッカード!!」
「デッカードォォォォォッ!!!」
デッカード
「……!!勇太!!」
ガシャアアアン シュビィン
(デッカードが勇太の声に応えるようにコンテナの天井をぶち壊して起き上がり、
味方ユニットとして登場する)
「うおおおおおおっ!!」
ドクトル・ガウス「うおおっ!!?」
ガキャァァァン(デッカードがデスマグネを弾き飛ばし、決めポーズを決める)
デッカード
「ホールドアップ!!ブレイブポリスだ!!」
勇太
「デッカード!!」
デッカード
「勇太…君の叫びが私を再び目覚めさせてくれた」
一夏
「デッカード!!お前…記憶が戻ったんだな!!」
ワッ太
「あれが日本警察が作り上げた最新型の特機か…!」
柿小路
「ずばり警察官という見た目をしてますな…」
フリット
「あれがブレイブポリスのロボット刑事、デッカード…この世界の新たなる希望だ」
藤堂
「これは…!?あの少年がデッカードに与えたデータが蘇っている!!」
千冬
「つまり初期化する前の記憶が蘇ったと…?」
藤堂
「しかも運動性、反応性、攻撃能力、全てが設定した数値を超えている!いったいなぜだ…!?」
冴島
「心だ…」
藤堂
「え……!?」
冴島
「デッカードに心が目覚めたのだ!」
藤堂
「馬鹿な、デッカードはロボットだ!そんなことはあり得ん!!」
冴島
「ならば、奇跡が起きたのだ!!」
山田先生
「奇跡………」
千冬
「奇跡、か…!」
ク…(千冬が少しだけ口角を上げる)
タタタタタ(箒が怒りながら勇太とデッカードの下に駆け寄ってくる)
箒
「勇太!!お前という奴は!!!」
勇太
「あっ、箒さん!」
箒
「危ないから私に付いて来いと言ったはずだぞ!!もし何かあったら…」
デッカード
「すまない、篠ノ之さん。だが、勇太は私を目覚めさせてくれたんだ」
箒
「え…あっ!?お前はブレイブポリスの…復活したというのか!?」
ドクトル・ガウス
「噂以上のようだな、ブレイブポリス」
「だが、そんな小さなボディではデスマグネを止めることは出来んぞ!!」
デッカード
「下がるんだ、勇太、篠ノ之さん!ここは私が何とかする!!」
箒
「いや、私にも紅椿がある!!あのような鈍重な機体に遅れは…」
千冬
「篠ノ之の奴、勝手な真似を…!」
冴島
「藤堂!ジェイローダーを出すんだ!!」
藤堂
「了解だ、ダンナ!!」
シュビィン(輸送機から大型トレーラー”ジェイローダー”がNPCユニットとして投下される)
デッカード「ジェイローダー!!」
冴島
「合体するんだ、デッカード!データはすでにインプットされている!」
一夏
「えっ、合体できんの!?」
駆
「うわっ、いきなり大声出すなよ!?どうしたんだ!?」
デッカード
「………」
冴島
「どうした、デッカード!?」
デッカード
「確かに私の中に合体データはあります…ですが、それを呼び出す事が出来ないのです」
冴島
「何だと!?」
貴虎
「これはいったい…!?」
藤堂
「心という不確定な要素が入ったことで、
デッカードの超AIにインプットされたデータは不完全なものとなっているようだ」
山田先生
「そんな…では…!」
勇太
「デッカード…」
デッカード
「…………」
ワッ太
「どうしたの、あのデッカードって特機!?」
フリット
「デッカードは、あのトレーラーと合体することで戦闘機能を向上することができる」
「だが、何らかの不具合でその機構が使えないようだ…」
駆
「そんな…!いったいどうすんだよ!?」
箒
「ええい、こんな時に限って…!」
勇太
「デッカード……」
デッカード
「合体については私も知っている…だが、できないんだ…」
「合体の手順を誤れば、一瞬でクラッシュする…。そんなことになったら…」
一夏
「……!」
「負けるな、デッカード!!頑張れ!!」
(一夏がデッカードに大声で呼びかける)
箒
「一夏!?」
勇太
「一夏さん!」
デッカード
「君は…IS学園の……」
一夏
「偉い人が言ってたよ…。お前は世界の未来を変えるために造られたんだって」
「この世界はひどいもんだ…。戦争が終わっても、混乱はずっと続いてる。
みんな不安に駆られてる…!
それを変えるために、お前は生まれたんだろ!?それがお前の使命なんだろ!?」
デッカード
「私の、使命……」
一夏
「お前は平和を守るブレイブポリスなんだろ!?新しい時代のヒーローなんだろ!?
だったら、恐怖も不安も乗り越えてみせろよ!!お前の持つその心の強さで…勇気で!!」
デッカード
「勇気…勇気…、私の超AIに刻まれた言葉…」
冴島
「…そうだ。それこそが我々の…世界の望む勇者の姿……」
「友永勇太くん!!」
勇太
「は、はい!」
冴島
「君に…このブレイブポリスの警察手帳を託すっ!!」
ビュッ(冴島総監が輸送機からブレイブポリスの警察手帳を裕太に投げ渡す)
勇太
「わわわっ…と!」
パシッ(勇太が警察手帳を危うくもキャッチする)
箒
「ブレイブポリスの警察手帳…、そんな大切なものを投げていいのか…!?」
冴島総監
「この警察手帳は合体司令の機能を持っている!!
勇太くん、君がデッカードを合体させるんだ!!」
勇太
「僕が…」
冴島総監
「今から合体するための音声ワードを教える!キーワードは……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(勇太と箒がドン引きしている)
勇太
「は、はい…」
箒
「だ、大の大人が…」
冴島総監
「こういうのは思い切りが大切だ!だから、思い切り叫べ!!
君の気合いはデッカードにも伝わるはずだ!!」
勇太
「デッカードに…」
「分かりました、やってみます!!」
デッカード
「勇太…私は…」
勇太
「勇気だよ、デッカード」
デッカード
「勇気…」
勇太
「僕に言ったじゃないか、勇気をもって犯罪者に立ち向かっていくって」
「だから、デッカード!やろう!!」
デッカード
「…分かった、勇太!私に勇気をくれ!!」
勇太
「行くよ!!」
ギュウウウン(デッカードのアイコンにジェイローダーのアイコンが隣接する)
♪~HEART TO HEART(勇者警察ジェイデッカーOP)
――――――――――――――――――――――――――――――
勇太「ブレイブ・アップ!!ジェイデッカァァァァァァ!!!」
バアアッ(勇太が叫び、高々と警察手帳を掲げる)
ギュオオオオオン ガチャァン ガチャァン
(ジェイローダーが変形し、手足が生み出される)
ブオオオオオン ガチャァァァァン
(パトカー形態に変形したデッカードがジェイローダーと合体し、胸部を構成する)
ギュイイイイイン ガコォォォン
(頭部が生み出され、デッカードがそれに覆われるように収納される)
ジェイデッカー
「ジェイデッカァァァァ!!!」
ガキャァァァァァン(ジェイデッカーが合体に成功する)
――――――――――――――――――――――――――――――――
ギュオオオオン
(合体に成功し、ジェイデッカーが味方ユニットとして登場する)
勇太
「やった…やったよ、デッカード!ううん、ジェイデッカー!!」
ジェイデッカー
「勇太!これも君のおかげだ!」
ワッ太
「合体した!!」
天音
「す、すごい…!さらにスーパーロボットぽくなった…!」
フリット
「あれがジェイデッカー…
10年の時を経て、一握りの天才ではない…無辜の叡知達が作り上げた、新時代のスーパーロボットだ!!」
駆
「ジェイデッカー…カッコいいじゃねえかよ!」
ドクトル・ガウス
「ぬぬぬ…!依頼主が言っていたのはこの事だったのか!!」
ギュウウウン(ドクトル・ガウスの乗るデスマグネが後退する)
箒
「あれが、デッカードの本気の姿…」
一夏
「すげえ…!!ヒーローの…いや、勇者の誕生だ!!」
ジェイデッカー
「織斑一夏さん…貴方の言葉にも感謝します」
一夏
「え?いや、俺は何も…」
箒
「何を言うか。お前の激がデッカードに覚悟を決めさせたのは私にもわかる」
勇太
「そうだよ!一夏兄ちゃんだって立派なヒーローだ!!」
一夏
「や、やめてくれよ…俺はそんなんじゃ…」
(一夏が勇太の発言に複雑な顔をするが…)
千冬【通信】
『何をしている、馬鹿が!!単独で危なっかしい戦いをしおって!』
一夏
「うえっ!?千冬ね…いや、織斑先生!?」
ビクッ(千冬のいきなりの声に一夏が狼狽する)
山田先生【通信】
『織斑君!私達もこの輸送機にいます!
力を合わせて、引き続きロボット犯罪者から街の防衛をお願いします!!』
一夏
「山田先生も…!分かりました、頑張ります!!」
藤堂
「輸送機も何とか飛べそうだ!」
冴島総監
「よし!戦いはジェイデッカー達に任せて我々は下がるぞ!」
千冬
「了解しました。…聞こえるな、篠ノ之!お前もそこの子供を連れて輸送機に乗れ!」
箒
「しかし、一夏を置いては…!」
千冬
「不釣り合いな力をもって1か月そこらのガキが調子に乗るな!!」
箒
「う……!」
「…分かりました。行くぞ、勇太」
勇太
「うん!ジェイデッカー、あいつらをやっつけるんだ!」
ジェイデッカー
「了解、ボス!」
勇太
「ボス…?」
ジェイデッカー
「そうだ!勇太は私にとってボスだ!」
勇太
「うん!」
ギュオォン ギュウウウウン ビシュゥン(勇太たちを乗せ、輸送機が離脱する)
フリット
「やれるな、ジェイデッカー?」
ジェイデッカー
「はい、フリット元司令!私の中には勇太にもらった勇気があります!」
フリット
(さっきの掛け合いといい、私達が想定した知能パターンを遥かに超えている…)
(やはり、あれを搭載したデッカードは……)
(超AI…不確定要素が多く見られる知的物質が生み出した奇跡ということか…!)
駆
「ロボットなのに、ハートが熱い奴だぜ…!俺も燃えてきた!!」
ワッ太
「やるぞ!俺たちの力で街の平和を守るんだ!!」
ジェイデッカー
「はい!私にも感じる、熱き勇気と共に!!」
「行くぞ!これがブレイブポリスの初めての任務だ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(ジェイデッカー初戦闘)
ジェイデッカー
(ありがとう、勇太…。君の勇気と優しさに触れ、私の心は蘇った)
(そして、自らも勇気に目覚め、こうして合体にも成功した)
「君に応えるためにも必ず犯人を逮捕してみせる!!」
(駆対ドクトル・ガウス)
駆
「そこまでだ、ロボット犯罪者!大人しくお縄についてもらうぜ!!」
ドクトル・ガウス
「獲物も持たん奴がいきまこうが、このデスマグネの敵ではないわ!!」
駆
「るせえよ!死んでも犯罪者なんぞに負けてたまるかってんだ!!」
(天音対ドクトル・ガウス)
ドクトル・ガウス
「懐に入ってしまえば、戦艦など!」
天音
『いくら僕でも、あなたのような犯罪者は許せない…!』
『あなたはここで止める!平和になった東京をこれ以上壊させない!』
(ワッ太対ドクトル・ガウス)
ドクトル・ガウス
「竹尾ゼネラルカンパニー!このデスマグネはトライダー相手でも後れは取らんぞ!」
ワッ太
「父ちゃんの遺してくれたトライダーが、お前みたいな悪党が作ったロボットに負けるもんか!」
「ドラマでも民間人の協力が事件解決の大きな力になるんだ!力の限りやってやるぞ!!」
(カービィ対ドクトル・ガウス)
ドクトル・ガウス
「な、何だこのピンク玉は!?小型ロボット…いや、バイオ兵器か!?」
カービィ
「ぼく?ぼくはカービィ!よろしくね!」
ドクトル・ガウス
「そういうことを言ってるんじゃない!!得体のしれない奴め…排除する!!」
カービィ
「…それはそれとして、お前がやろうとしてることは見逃せないよ」
「ぼくによくしてくれる人たちの為にも、頑張らなくちゃ!!」
(一夏イベント後戦闘)
一夏
「ブレイブポリス、ジェイデッカーか…」
「みんなが待ち望んだヒーローって、ああいうのを言うんだろうな…」
「負けられねえ、俺もやってやる!
俺だって、あんな奴らに負けないくらいに強くなったはずなんだ!!」
(一夏対ドクトル・ガウス)
ドクトル・ガウス
「貴様がISを操れる男か!!」
一夏
「犯罪者に知られるくらいには俺も有名人かよ…嬉しくないな!」
ドクトル・ガウス
「ついでだ!貴様を捕らえて解剖でもして、ISを操れる秘密でも手に入れてやろう!!」
一夏
「俺はモルモットじゃないんだよ!お前みたいな危険人物はとっとと刑務所にぶち込んでやる!!」
(ジェイデッカー対ドクトル・ガウス)
ドクトル・ガウス
「調子に乗るなよ、ブレイブポリス!
合体したとはいえ、この私の自信作であるデスマグネに敵うと思うな!!」
ジェイデッカー
「犯罪にロボットを使う者の言葉など、聞く気はない!」
ドクトル・ガウス
「いいだろう!その生意気な超AIを引き抜いてくれる!!」
ジェイデッカー
「そうはさせない!私の超AI…私の心は私自身のものだ!!」
「勇太が与えてくれた心を誰にも渡しはしないぞ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドガァァァァン(デスマグネを撃破するとシナリオクリアとなる)
ドクトル・ガウス
「ぐぁぁぁぁぁっ!!!」
ガシャァァン(ジェイデッカーがデスマグネに接触する)
ジェイデッカー
「ドクトル・ガウス!傷害、器物損壊、強盗、脅迫、騒乱罪の現行犯で逮捕する!!」
ドクトル・ガウス
「や、やめろ!!」
ジェイデッカー
「お前は私の中にしまっておく」
「なお、拒絶した場合ロボット三原則は適用されない。したがって実力行使も辞さないぞ」
ドクトル・ガウス
「ぐ…、恐るべしブレイブポリス……」
ガシャコン(ジェイデッカーがドクトル・ガウスを内部に収容する)
ジェイデッカー
「犯人確保!これより現場に復帰します!」
柿小路
「頼もしいことこの上ないですな、フリット元司令」
フリット
「ああ。これからはブレイブポリスが、
世界の平和を守る一つの柱になってくれるはずだ」
(宙さん、十蔵博士、剣蔵博士…。
私たちは…人類は、貴方達に追いつけただろうか……)
郁恵
「敵の壊滅を確認しました」
鉄男
「一介の犯罪者まであれほどの特機を所有しているとは…」
フリット
「これだけの戦力を持つ者がただの犯罪者とは思えん。おそらく背後に誰かがいるのだろう」
ワッ太
「スポンサーみたいなやつがいるってこと?」
フリット
「それを暴き出し取り締まるのが、君たちの…そして、我々の仕事だ」
ワッ太
「それって…?」
シュビィン(輸送機が再びマップに現れる)
勇太
「お疲れ、ジェイデッカー!」
ジェイデッカー
「ありがとう、勇太。私は君のおかげで戦う事が出来た」
勇太
「あ…でも、またデータは消されちゃうんだよね…」
ジェイデッカー
「………」
冴島総監
「勇太くん…。そのことについては警視庁で話をしよう」
勇太
「は、はい……」
フリット
「私も、それに付き合わせてくれるか?冴島総監」
冴島総監
「フリット元司令……。ええ、もちろんですとも」
駆
「なんか、俺らは蚊帳の外って感じだな。天音…」
天音
『完全にアウェイだね…』
フリット
「…無論、君たちについても話をしたい。彼の処遇の話が着くまで待っていてくれ」
駆
「は、はい!!」
天音
『僕らの事、忘れられてなかったみたい…』
(そんな彼らを一人の影が見つめている)
???
(ブレイブポリスか……)
(なるほど…興味深い存在だな……)
(戦闘パートが終わり、戦闘後デモに移行する)
(冴島総監の前に勇太と勇太の姉、あずきが立っており、その横にを千冬たちが並んで立っている)
勇太
「僕が刑事に…!?」
あずき
「本気ですか、冴島さん!?うちの勇太が刑事だなんて…」
冴島総監
「あずきさん…弟である勇太くんのことを心配されるお気持ちはわかります」
「ですが私は、ブレイブポリスには勇太くんが必要だと直感しました」
「彼の為なら警察官採用基準を変更して構わないと思っています」
東
「総監!副総監として私は反対です!!」
「聞けば、その少年は開発中のデッカードに接触して超AIにエラーを起こしたそうではないですか!!」
勇太
「エラーなんかじゃないよ!デッカードは心を持ったんだ!!」
東
「子供は黙っていたまえ!!」
勇太
「子供だけど、黙ってなんていられないよ!!」
冴島総監
「その通りだ、勇太くん。正しいことの前には子供も大人も関係ない」
「君の、デッカードに心を教えた優しさと勇気がブレイブポリスに必要だと考えているんだ」
あずき
「でも…」
勇太
「頼むよ、あずき姉ちゃん…!僕、刑事になりたいんだ!」
あずき
「でもね、勇太…。お父さんとお母さんが家を空けている今、勇太に何かあったら…」
勇太
「僕…今日、男のIS使いの人に会ったんだ」
あずき
「え…それって……」
千冬
「……………」
勇太
「その人、言ってたんだ。誰かを守るために戦いたくても、思い通りにいかない事ばかりだって」
「だから、その為に戦えるデッカードが羨ましいって」
「…あの時、ガイゾックが地球に侵略に来た時、僕も何もできなかった…」
あずき
「勇太、それは……」
勇太
「だから、僕に何かができるのなら…泣いている誰かの力になれるのなら…」
「僕…それをやってみたいんだ!お願い、あずき姉ちゃん!」
あずき
「勇太……」
「…わかったわ。小さい頃からの決意だものね。その気持ち、大切にしなきゃ」
「それに……」
チラ(あずきが千冬をちらりと見、それに気づいた千冬が咳払いをする)
千冬
「…………ごほん」
山田先生
「織斑先生…?」
(先生、勇太くんのお姉さんと知り合いなのかしら…?)
あずき
「だけど、お願いよ。危ない事だけはしないでね」
勇太
「大丈夫だよ!だって僕にはデッカードがついてるんだもん!」
冴島総監
「そうだ。そして、君にはデッカードの強い味方になってもらいたい」
東
「しかし、総監…。ブレイブポリスを広域ロボット犯罪の捜査に当てる我々の当初の計画は…」
勇太
「広域ロボット犯罪…?」
冴島総監
「世界各地で頻発しているロボット犯罪…我々は、その根は一つであるとみている」
「ブレイブポリスを狙ってきた今日のドクトル・ガウスもそれに関係している可能性がある」
勇太
「そうですね。あの人…誰かに頼まれてデッカードを襲ったみたいだったし」
貴虎
「何…?」
勇太
「だってあの人、依頼主って言葉を使ってましたよ」
冴島総監
「…どうやら君には、捜査官としての才能もあるようだ」
「東君…。ドクトル・ガウスの取り調べは背後関係を洗う方向で進めてくれ」
東
「了解しました」
冴島総監
「というわけで、勇太くん…。君とデッカードにも、ドクトル・ガウスの依頼主を追ってもらいたい」
「なお、他のブレイブポリスも完成次第、捜査に投入するつもりだ」
勇太
「デッカードのほかにもブレイブポリスっているんですね!」
「あ…でも、どうしよう…。
仲間が来るまでジェイデッカー一人で今日みたいなロボット軍団と戦うのは危ないし…」
冴島総監
「その為に彼らと同行してもらう」
ガチャ(警視総監室にフリットが入ってくる)
フリット
「失礼する」
冴島総監
「お待ちしておりました。…総員礼!」
バッ(勇太とあずき以外の全員がフリットを前に深々と礼をする)
フリット
「必要ない。今の私は民間の協力者だ」
勇太
「お爺さん…誰?」
あずき
「勇太、この人って……」
フリット
「私はフリット・アスノ。これから君達が配属する部隊を率いる者だ」
「日本警察…ひいては君とデッカードに協力を要請したい」
しばらくたって 友永家
(家の前で一人の少女…勇太の姉であずきの妹のくるみが立っている)
くるみ
「…あ、帰ってきた!」
タッタッタッタッタ(勇太とあずきが帰ってくる)
あずき
「ただいま、くるみ。遅くなってごめんね」
勇太
「くるみ姉ちゃん!わざわざ家の前で待ってたの!?」
くるみ
「そりゃ心配だったからね。勇太が警察に捕まって、あずき姉さんが迎えに行ったんだもの」
勇太
「僕、逮捕されたわけじゃないよ!」
たったった(一夏と箒が友永姉弟の下に向かってくる)
一夏
「その通り。勇太は今日から世界で初めての少年刑事だからな」
くるみ
「あれ、あなたって…確か……」
一夏
「久しぶりだな、くるみ。背伸びたか?」
くるみ
「その顔と口ぶり……一夏さん!?あの七曲中の何でも屋の一夏さんよね!?」
箒
「…な、知り合いか!?」
一夏
「おう、中学の頃の2年下の後輩。そこのあずきさんは俺の1年上の先輩さ」
くるみ
「びっくりした!IS学園の制服なんて着ちゃって…!」
一夏
「こっちもびっくりしたよ。優太が警察の最高機密に関わってたなんて…」
あずき
「私も、こんな形で織斑君に再会できるだなんて思わなかったわ」
箒
「…随分と仲がいいようだな」
一夏
「まあな。勇太の家って、ご両親が共働きで長く家を留守にしててさ。
あずき先輩は二人の妹弟を親代わりとして育ててるんだ。
俺も先輩に料理を教わったことがあって、師匠みたいな存在なんだよ」
箒
「…ふむ……」
駆
「へえ…俺の両親も共働きで家を空けてるけど、コンビニ弁当がほとんどだからな…」
一夏
「そうなのか?駄目だぜ、金も無駄にかかるし、栄養バランスも偏っちゃうからな」
駆
「そうだよな…天音の為にも、少しは自炊するか」
一夏
「天音…?お前、きょうだいいるのか?」
駆
「ああ。目に入れても痒くないほどかわいいんだ、これが…
だからこそ、あいつの健康を第一に考えねえと」
一夏
「へえ…お前みたいな兄ちゃんがいてその天音って子も幸せだな。お前、名前は?」
駆
「駆…稲葉駆だ。そっちは知ってるぜ。
織斑一夏ってんだろ?世界でただ一人の男のIS使い…」
一夏
「そういうこと。…こうして男と話すのも久々だから新鮮だな。
これから一緒に行動するらしいし、これからよろしくな!」
駆
「おう!俺達、なんか仲良くなれそうだな!」
千冬
(…一夏め。男と話すのが久しぶりだからといって意気投合するのが早いな)
山田先生
「勇太くんについては、私達がしっかりと身の安全を保障します」
あずき
「よろしくお願いします。織斑先生、山田先生」
くるみ
「うわぁ…本当に千冬さんだ…黒い服着て、お付きの人も連れて…」
千冬
「…まさか、こういう巡り合わせがあるとはな、世界は狭いと言うべきか」
「同じ弟を持つ身として、責任は取るつもりだ。任せてもらいたい」
あずき
「…ふふ、あの頃と変わってませんね、織斑先生」
千冬
「フン…」
タッタッタ…(箒があずきの下へ近づいて来る)
箒
「ふむ………」
じ―――――……(箒があずきの顔をまじまじと見つめる)
あずき
「…あ、あの…何か…?」
千冬
「おい、何のつもりだ貴様…会ったばかりの相手に無礼だぞ」
箒
「…いえ、お気になさらず」
くるみ
(あぁ、そういう事ね…)
「篠ノ之さん、大丈夫。あずき姉ちゃんは年上がタイプだから」
箒
「え、そうなのか!?」
あずき
「く、くるみ!いきなり何を言うの!?」
くるみ
「だってそうじゃない!
あずき姉ちゃん、柏崎さんにぞっこんなの分かってるんだから!」
あずき
「くるみ!!」
箒
「…そうか…ほっ」
ホッ(箒が安堵の息をつくが、千冬が冷めた目で箒を見る)
千冬
「…ったく、そういう事かこの色ボケが……」
勇太
「…お姉ちゃんたち、何を話してるのかな?」
一夏
「さぁ…?俺にも分からん」
ワッ太
「ま、何はともあれ事件は解決!それで俺達が呼び出されたわけなんだけど……」
フリット
「そのことだが…君達全員に、これからについて私たちから話がある。
白い飛行艦…イオニアの内部で行うことにしたが、構わないな?」
一夏
「い、いきなりですか!?」
ワッ太
「俺は今からでもいいよ!あそこにいるっていう天音がどうなってるか知りたいし…」
フリット
「分かった。…どんなことになっても驚かないように」
ワッ太
「…?」
駆
「…ほんとに驚くなよ、ワッ太」
勇太
「いきなりすごいことになってきちゃったね…」
デッカード
「刑事に任命されたその日に重大任務…休む暇がないな」
勇太
「望むところだよ!なんたって僕はブレイブポリスのボスなんだから!」
勇太
「これからもよろしくね、デッカード!」
デッカード
「ああ…勇太!」
第2話 完
第3話 ”裁剣は舞い降りた”に続く…。
一夏「うp主、今回白式と一緒に紅椿をユニットで出した方がいいか悩んだそうだぜ」
箒「なぜそこで日和るうp主!?私も一夏と共に戦わせろ!!」
勇太「ま、まあまあ。箒さんも次回でプレイアブル参戦するってことだし…」
貴虎「私も今回参戦できなかったが…織斑先生、何故止めた?」
千冬「……話の都合です」
山田先生「でも、ISと鎧武(仮面ライダー)の絡みというのはどこか不吉な感じがするんですが…」
貴虎「…気のせいだろう」