脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ 作:櫻庭遮那
スパロボ風クロス脳内垂れ流しシリーズ、第3話です。
鋼鉄神ジーグ、ダンまち登場回です。
等身大のベルたちがどうやって巨大ロボットと戦ってるかは、
まあこんな妄想の事ですから、なあなあで流してください。
次回はこの部隊の視点を離れ、“とある場所”から物語が始まります。
イオニア メインホール
ゾロゾロゾロ(駆や勇太、一夏たちがイオニアに集まっている)
一夏
「ここがイオニアの中か…。中の方が広く感じるんだけど気のせいか?」
ワッ太
「ほんと、ただでさえデカい船なのにね」
柿小路
「それに船という感じがしませんな。どこかこう、西洋のお城と言いますか…」
デッカード
「私もこうして人型になっているが、皆さんとの接触が気にならない程には広い…」
箒
「面妖な…、一体どういう構造になってるのだ…?」
駆
「俺達もイオニアに乗ったばかりなんでよく分かってねえんだ」
木下
「それで、肝心の天音くんはどこにいるんです?」
天音
『あの…ここにいます…』
ブィィィン(天音がどこからともなくホログラムとして現れる)
木下
「うわわっ、びっくりしたぁ!」
天音
『すみません。存在感なくって…』
千冬
「体が透けている…ホログラムか…?」
山田先生
「この船に取り込まれたと言うのは本当だったんですね…」
天音
『はじめまして、稲葉天音です』
勇太
「あれ?駆さんの弟って聞いてたけど、妹さん?」
天音
『…え、えと…僕、男なんだ…』
勇太
「あ、ごめん!勘違いしちゃった…!」
ジェイデッカー
「本当だ…。私のセンサーでも女性と認識してしまっていた」
ワッ太
「ま、あの外見じゃ間違っても無理ないよね」
鉄男
「他のクラスメイトよりも小さな背格好に柔和な性格、そして…」
箒
「女児のような顔をしているからな。いや、そこらの女児よりも綺麗だが…」
天音
『う、うう…』
(天音が顔を赤くして俯く)
駆「あー…箒、天音はちょっと自分の容姿気にしてんだ。
だからあんまり言わないでくれねえか」
箒
「!…すまない。天音といったか…不快にさせてしまったなら謝る」
天音
『い、いえ!どうかお気になさらずに…』
タッタッタッタッタ(フリットや千冬、冴島総監らが現れる)
フリット
「…全員、そろったようだな」
駆
「あ、フリット元司令…」
一夏
(おいおい、本物だぜ…教科書に載ってる通りだ…)
箒
(フリット・アスノ元司令…。
50年にかけてヴェイガンと戦い、終戦まで生き延びた歴戦の英雄…)
ワッ太
「ねえフリットさん、話って何?」
一夏
「お、おいワッ太…!元とはいえ連邦の最高司令にそんな言い方…!」
フリット
「構わん。私はもはやただの老人だ。…それよりも大事な話をここですることになる」
千冬
「なお、ここで話されることは全て徹底機密だ。
口外すればそれなりの処置が取られることは覚悟してもらいたい」
山田先生
「織斑先生、あまり脅すような言い草は…」
駆
「あの人が世界最強のIS使い、”ブリュンヒルデ”の織斑千冬さんか…」
勇太
「千冬さんがIS学園で働いてたのは知っていたけど、
一夏兄ちゃんたちの担任だったんだね」
一夏
「ははは…何の因果かな。でも、知らない先生よりかは安心できるよ」
ジェイデッカー
「そして隣の方が、副担任の山田真耶先生か…」
箒
「少々頼りなく見えるが、その実力は折り紙付きだ。勇太も安心して面倒を見てもらえ」
駆
「…一夏、お前あんな綺麗な先生と一緒なのか…少し羨ましいな」
一夏
「え?ま…まあな!あの人すごい優しいし……」
箒
「…ニヤニヤするな、気持ち悪いっ!!」
ドギャッ(箒が一夏の脛を蹴る)
一夏
「痛って!!」
駆
「ひえっ…!?」
貴虎
「お前達、私語は慎め。これからフリット司令と冴島総監から話がある」
ワッ太
「あ、貴虎さんもいたんだ!久しぶりだね!」
貴虎
「竹尾社長…。この前のセミナー以来か」
勇太
「ワッ太さん、もしかして知ってる人?」
ワッ太
「ああ…この人は呉島貴虎さん。ちょっとした縁で知り合ったんだ」
柿小路
「会社経営に一家言ある方でしてな。社長や私たちも彼からいろいろと学んだのですよ」
天音
(よくわからないけど、この特別な集まりに参加してる以上、何かある人なのは間違いないけど…)
駆
(しかし、呉島…?どっかで聞いたような…)
貴虎
「…それはいい。とにかく…よろしいですか、お二方」
冴島総監
「うむ。君達に集まってもらったのは他でもない。
だが、まずはこの世界の実情を改めて把握してほしい…」
フリット
「…まず、我々地球人類はヴェイガンとの100年に及ぶ戦争、
アロウズの暴虐、ガイゾックの地球侵略…いずれの苦境を乗り越えることに成功した」
「だが、それにも関わらず世界には恐怖や退廃が蔓延り、
平和への道のりは遠のいてすらいる…それが現実だ」
一夏
「確かに、昨日みたいなロボットとかを使った高度な犯罪やテロはありますけど…」
箒
「それだけではなく、50年ぶりに封印された九州から邪魔大王国が復活し、
世界を混沌に落とそうとしています…!」
ワッ太
「まだよく分かんないけど、ガイゾックの討ち漏らしもいるみたいだし…」
貴虎
「そして宇宙では、新連邦と宇宙革命軍の両者によって月面にて武力衝突が行われている」
駆
「…聞いてたら、戦争が終わったところで、なにも平和になってないじゃないですか…!」
フリット
「…悔しいがその通りだ。
あれだけの血と犠牲を出しながら、平和な新たな時代などまるで来ていない」
「だが戦争終結直後、疲弊し軍縮を進める連邦軍だけでは対応できない事例も多く存在する…」
「そこで我々は、連邦所属の軍人だけでなく民間や別系統の組織からの有志も集め、
柔軟で迅速な対応が出来る特別治安維持部隊の設立を考えた」
「君達には、その部隊に所属しこの地球圏の平和を護る盾となってほしい」
一夏
「それってつまり…」
勇太
「一夏さんやみんなと力を合わせて戦うってことですか!?」
冴島総監
「うむ。戦力を分散させるより一点に集中させた方が効率的という結論に至ってな」
「今現在このプロジェクトの参加を決めているのは、
連邦軍の他我々日本警察、IS学園、竹尾ゼネラルカンパニーだ」
駆
「ワッ太、この前言ってた大仕事って…」
ワッ太
「ああ!このプロジェクトに民間代表として参加するって事さ!」
一夏
「じゃあ、俺達二人がここに呼ばれたのって…」
箒
「この独立部隊へと参加させるため、ですか?」
千冬
「その通りだ。知っての通り貴様ら二人とそのISはどこの国にも所属していない…空白の状態だ」
「オルコットら代表候補生は、連邦政府と交渉中故未だ参加のめどはたっていないが、
お前らは別だ。こういった事例もスムーズに運ぶ」
山田先生
「交渉が成功した暁には、オルコットさん達も独立部隊へ編入してもらう事になります」
千冬
「これは学園上層部も認めた決定事項だ。参加拒否は一切認めん」
箒
「そ、それは……」
一夏
「………」
山田先生
「…やっぱり、不服でしょうか?」
一夏
「…いや、いきなりだからびっくりしましたけど、俺で良かったらやりますよ」
「勇太やデッカードにああまで言って俺が何もしないんじゃ、カッコつきませんから」
箒
「わ、私も一夏と共に世界平和の為に戦うつもりです!」
山田先生
「お二人共…ありがとうございます!」
千冬
「…フン、そうか。精々死なないことだな」
勇太
「やったぁ!一夏さん達、僕らと一緒に戦ってくれるって!」
デッカード
「ああ、心強いな」
ワッ太
「…あれ?そうなったら、フリットさんが駆さん達を呼んだ理由って…」
駆
「…俺と天音もそれに参加してくれ…ってことですか?その為に俺らをここに…?」
天音
『兄さん…』
フリット
「…それは君達の自由だ。もし嫌だというならこの部隊への参加をしなくても構わない」
「ただ参加を拒否しても、私達は君の弟を元に戻す方法を模索すると約束しよう」
貴虎
「数日前まで君たちは一般人だったんだ。
今すぐ地球圏を守れなどと言われても納得は出来ないだろう」
駆
「…そうですか…」
一夏
「駆、お前……」
駆
「なら俺もやります。フリットさん達が天音を元に戻す方法を探すってのに、
何もしないじゃ不公平ですし…!俺にも世界を守る手伝い、させてください!」
フリット
「………!」
貴虎
「分かっているのか?私たちがこれからやる事は遊びじゃないんだぞ」
駆
「勿論、俺がずぶの素人なのは分かってます。でも、何もしないよりマシなはずです!」
「考えるよりまず走る、昔からそうやって生きてきましたから!」
天音
『兄さん…、ぼ…僕も参加します!このイオニアを移動拠点として使ってください!』
フリット
「天音君……」
天音
『正直、僕に何ができるのかわかりません…
でも、こんなことになったのも、きっと何かの意味があると思うんです!』
『なら、僕はその答えを見つけたい…!お願いします、皆さん!』
駆
「天音…そうか…!」
山田先生
「ですが…」
フリット
「………」
ワッ太
「…フリットさん達、俺からも頼むよ。あの二人、一度言ったら聞かないんだからさ」
山田先生
「ワッ太くん…」
フリット
「…分かった。
だが、参加すると決めたのならば今からお前たちを客分ではなく部隊の一員として扱う」
「けして泣き言も、弱音も許されない…それでもいいか?」
駆
「望むところですよ…!」
天音
『僕も、兄と同じ気持ちです…!』
フリット
「…あとは、このピンク玉の生命体…君達が言うカービィだが……」
カービィ
「くー…くー…」
箒
「この変なピンク玉か…。
確かに、今現在の地球の状況を理解できているようには見えないが…」
一夏
「でも、さっきも俺達の事を助けてくれたんだろ?ならこれからもそうなんじゃ…」
フリット
「確かに、彼の心理は理解できないところが多いが…」
「彼自身の意向を無視して強制することはしない。
ここは彼の倫理と良心を信じ、協力をしてくれるならばそれに期待したい」
千冬
「…しかし、連邦軍極東支部でこいつを保護した際
食糧の大半がこいつに食い荒らされたと報告が入ってきてますが…」
駆
「く、食い荒らされた!?カービィがやったってのか…!?」
一夏
「な、何かの間違いだよな…!?」
サーッ(駆たちの顔が蒼白になる)
フリット
「……そこは、これから考えていくことにしよう」
「して…我々独立治安維持部隊の初の任務として、行かなければならない場所がある」
ワッ太
「行かなければならない所って?」
フリット
「中国地方の下関近郊…九州の最近隣だ」
箒
「九州…!?フリット元司令、それはまさか…!!」
フリット
「ああ…我々はこれから”ビルドベース”へと向かう。そこで……」
ピリリリリリ(フリットに通信が入る)
「…!すまない」
ピッ(通信が繋がる)
「私だ、どうした?…そうか、急いで向かう」
ワッ太
「どうしたの、フリットさん?」
フリット
「邪魔大王国だ。奴らがビルドベースへと侵攻してきた」
一夏
「邪魔大王国って…!!」
箒
「50年前、鋼鉄ジーグと共に九州に封印された地下勢力の怪物どもか…!」
フリット
「今、ビルドベースには剣鉄也中尉達もいる。みすみすやられんとは思うが…」
「我らも急ぎイオニアで下関まで向かう!天音君、すまないが頼んだぞ…!」
天音
『は、はい!どれだけスピードを出せるかまだ分からないけど、やってみます…!』
千冬
「冴島総監は警視庁に残り、本部から対応を!」
冴島総監
「分かった…!現場は任せるぞ!」
勇太
「はい!」
駆
(邪魔大王国…!ガイゾックといい、いったい世界に何が起こってんだよ…!?)
カービィ
「……ふわぁ……」
(戦闘前デモが終わり、戦闘パートに移る)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第3話 裁剣は舞い降りた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(戦闘マップ"ビルドベース近郊"が映る)
シュビビビィン
(邪魔大王国幹部壱鬼馬の乗る大火焔偶と、
尖兵であるハニワ幻神や小火焔偶が敵ユニットとして出現する)
壱鬼馬
「行け、ハニワ幻神よ!!今日こそ鋼鉄ジーグを倒し、ビルドベースを壊滅させるのだ!!」
「そして、ジーグの力の源…銅鐸は必ずもらい受けるぞ!!」
シュビビィン
(鉄也の乗るグレートマジンガーとシローの乗る)
シロー「来やがったぜ、鉄也さん!」
鉄也「奴らめ…俺達が来ることを予期したのか、いつもよりも数を出してきたか…!」
「だが、奴らの敵は俺達だけではない…知っているはずだぞ、邪魔大王国!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
下関近郊 ビルドベース内 格納庫
タタタタタタ
(6人の人影が格納庫に入ってくる。
そのうちの二人、草薙剣児と珠城つばきがメカニック姿の二人に駆け寄る)
剣児
「ロディのオッサン、ウッドビット!
雷銅馬とジーグパーツのメンテナンスは大丈夫か!?」
ロディ
「ああ…完全とまではいかないが、十分に動けるまでには仕上げた!!」
ウッドビット
「もう鉄也さんとシローさんは出撃してる!
ビッグシューターもビルドエンジェルも発進できるぜ!」
つばき「ありがとうございます!連日の侵攻で疲れてるはずなのに、いつもこうやって…」
剣児
「つばき、何してんだ!?とっとと出て奴らを蹴散らすぞ!!」
つばき
「ちょっと!せっかく徹夜で直してくれたのよ!?ありがとうの一つぐらい…」
剣児
「そんな暇あるかよ!俺は先に行くぜ!!」
タタタタタ(剣児がビッグシューターに乗り込む)
つばき
「あ、ちょっと剣児!!…もう、なんて恩知らずなのかしら!」
たったった(残りの四人…美角鏡、柳生充子、身堂竜子、早乙女門子が寄ってくる)
鏡
「礼を言うのは終わってからでもできる。…あいつはそう考えてるはずだ」
つばき
「鏡くん…!」
柳生
「奴らと…邪魔大王国と戦うことは、ここに居る人たちを守る事…」
身堂
「完膚なきまで潰すことで、研究所の皆を危険にさらすことは無いということだろう」
早乙女
「あの野郎、認めたくねえが筋が通ってやがるぜ」
つばき
「柳生さん達…でも…」
ウッドビット
「よしてくれよ、つばきさん。
俺達は剣児さん達が満足に戦えるようにメンテナンスしてるんだから」
ロディ
「だから、マシンをぶっ壊してでも敵を倒して生きて帰ってこい!
それが俺達に対する礼だ!」
鏡
「…行こう、環木さん」
つばき
「…うん!それじゃあ、失礼します!!」
タタタタタ…(鏡とつばきがビッグシューターに乗り込む)
早乙女
「いいこと言うじゃねえか!ウッドビット、帰ったらお前をあたしの部屋に入れてやるぜ!」
ウッドビット
「え、えええっ!?ちょ、それは…」
身堂
「早乙女。ガキをあまりおちょくるなよ」
柳生
「冗談はここまでにして…それでは行って参ります」
タタタタタ…(柳生たちもビルドエンジェルに乗り込む)
ガクガクガク(ウッドビットが顔面蒼白になり、足を震わせている)
ウッドビット
「こ、怖かった…」
ロディ
「小数除いてあれが世界を守る精鋭部隊だってんだから、地球生まれは恐ろしいよな…」
ウッドビット
「…でも、あの六人…腕はマジですごいですよね」
ロディ
「ああ…あんなピーキーなマシンを手足のように動かせるんだ…驚きだよ」
「頼むぞ…地球の守護者の末裔…!すぐに援軍も来る、あいつらを追っ払ってくれ…!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シュビィン
鋼鉄ジーグ 支援戦闘機 ビッグシューター(新)
壱鬼馬
「あの戦闘機は…!来るか、鋼鉄ジーグ!!」
剣児
「つばき!頼むぜ!!」
つばき
「ええ!行くわよ、剣児!!」
「ジーグパーツ・セットアップ!!シュゥーーーーートッ!!」
剣児
「ビルドアァァァァァップ!!!」
ガシャァァァァン(鋼鉄ジーグが味方ユニットとして登場する)
スーパーロボット 鋼鉄ジーグ(新) 出典…鋼鉄神ジーグ
剣児
「来やがったな、壱鬼馬!!」
つばき
「邪魔大王国、三幹部の一人がやってきたなんて…!!」
鏡
「向こうも本気で俺達を叩きに来たようだな」
早乙女
「上等だ、腕がなるじゃねえか!!」
身堂
「奴らには借りを返さなきゃなぁ…!!」
柳生
「まったく、あなた達ったら…。けれど、その意見には同意するわ。奴らは徹底的に叩くわよ!」
シロー
「お、おっかねえ…。近頃の女性って、マジで強くなってきてるな…」
鉄也
「戦場に男も女もない…強い者が勝つ。それは大昔からの真理だ」
壱鬼馬
「また会ったな、新たな鋼鉄ジーグ…!だが、手っ取り早いとはこのこと!!」
「貴様の首を刎ね、銅鐸の力を奪えばビルドベースは終わりだ!!」
つばき
「剣児、話は聞いてたわね!おばあ様の古い友人が援軍に来てくれるって…!」
剣児
「それまで待てっかよ!そいつらが来る前に全部ぶっ飛ばしてやるぜ!!」
♪~STORMBRINGER(鋼鉄神ジーグOPテーマ)
「かかって来い、邪魔大王国!!ここから先は一歩も通さねえぞ!!」
柳生
「あら、あの子…いつにもまして気合いが入っているわね」
早乙女
「負けてられっかよ!あたしの力も見せてやらあ!!」
つばき
「いやいや、ああいうのは気合いじゃなくて向こう見ずって言うんじゃ…」
壱鬼馬
「その意気やよし!!その気迫に応じ、真っ向勝負で貴様らをたたき割ってくれる!!」
(ビルドベースにアイコンが移る。
指令室では、二人の老人…司馬遷次郎と卯月美和が在中している)
遷次郎
「始まったか!じゃが、フリットの奴め…遅いぞ!!」
美和
「無事に到着できればいいのですが…その為にも、想定進行ルートの防衛を!」
「私たちの計画は、まだ始まってもいない…ここで躓くわけにはいかないのです!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第3話 裁剣は舞い降りた
勝利条件…敵の全滅
敗北条件…いずれかの味方の撃墜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(剣児初戦闘)
剣児
「邪魔大王国!追い返しても追い返しても、本当に諦めの悪い奴らだぜ!」
「お前らがどんなに攻めてこようが、鋼鉄ジーグとそれを助けてくれる奴らがいるんだ!!
負けてやるわけにはいかねえぜ!!」
(鏡初戦闘)
つばき
(私…剣児にひどい事言っちゃったかな…後で謝らないと…)
鏡
「よそ見をするな、珠城さん!」
つばき
「…!」
鏡
「俺たちは戦場にいるんだ…!他の事を考えている暇はないぞ!」
「今俺たちはすべきことは、剣児と共に邪魔大王国を叩くことだ!」
つばき
「分かってる…!剣児だって必死に戦ってるんだ、私だって!」
(柳生初戦闘)
柳生
「任務から帰ってきたらまた任務、何時もの事だけどあわただしいわね…!」
身堂
「あたしらはいつも通り、後方に回って支援に回る。その方がアンタも動きやすいだろ?」
早乙女
「一斉攻撃の準備が出来たらいつでも呼びな!大暴れしてやるからよォ!!」
柳生
「頼もしいわね…!行くわよ、二人共!ビルドエンジェル隊、攻撃開始!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シュビィン ゴオオオオ
(イオニアがマップ端から味方ユニットとして登場し、ビルドベースへ向けて巡航している)
剣児
「なんだ、あの空飛ぶ白い船!?」
つばき
「ねえ、あの白い船って確か…!」
鏡
「ああ、所長や博士が言っていた古い知人の援軍だ」
遷次郎
「おお!聞いておった通りじゃ!」
美和
(…白き箱舟…。なぜ今になって……)
ワッ太
「うわあ…鋼鉄ジーグ!教科書で見た通りのかっこだ!
それに鉄也さん達もいる!」
柿小路
「新しい鋼鉄ジーグ…!
フリットさん達から聞いておったが、仰々しい佇まいじゃ!」
勇太
「だけど、もうジーグたちが怪物と戦ってるよ!」
山田先生
「フリット元司令、あれが…」
フリット
「邪魔大王国のハニワ幻人だ…!あの人が封じた者どもが、再び地上に牙を剥いたのだ…!!」
壱鬼馬
「…むっ!あれは…”白き箱舟”…!?」
「あれは東の地で眠りについていたはず…何故今頃になって…!?」
「…まあよい!我ら邪魔大王国の邪魔をするならば叩き落としてくれるわ!!」
千冬
「奴らがイオニアに狙いを付けたか…これではビルドベースにまで進めませんね」
フリット
「元から奴らはすべて倒すつもりだ…!機動部隊は全機発進せよ!」
箒
「先生!」
千冬
「……事態は急を要する…特別に許可する」
箒
「…はいっ!!」
シュビビビビィン
(シグザール、白式、紅椿、ジェイデッカー、トライダーG7、シャトルが出撃する)
ワッ太
「あれが教科書で見た邪魔大王国か!」
一夏
「あれが一回いなくなったのは50年前の話だけど、マジだったなんてな…!」
箒
「だが、我々人類もこの50年で力をつけてきた!負けるつもりは毛頭ないぞ!」
一夏
「箒…良かったのか!?この前は…」
箒
「先生は許可を出した!私もお前たちと共に戦うぞ!!」
シロー
「おっ、あの時の黒いロボットと白い戦艦!」
鉄也
「どうやら、独立部隊に参加してくれているようだな」
つばき
「あっ、あれ…トライダーじゃない!?私この前テレビで見たわ!」
鏡
「そして日本警察が作り上げたブレイブポリス…そしてISか。博士の言っていた通りだな」
柳生
「あれがインフィニットストラトス…女性しか乗れないという新型パワードスーツね」
早乙女
「けっ、あれがのさばってるおかげでアタシら戦闘機乗りの立場がねえぜ!」
剣児
「おっ!あの赤いISに乗ってる女子、なかなかナイスバディじゃねえの…!」
つばき
「剣児っ!!!」
鉄也
「………シロー、”あれ”の準備をしておけ。迷惑をかけたらコトだ」
シロー
「わ、分かった…!」
ブルブル(シローが顔を青くして身震いさせる)
壱鬼馬
「そして”黒き巨神”…!人類どもめ、ついにあれを動かせるようになったか…!」
「面白い!有象無象諸共片を付けてくれる!!」
駆
「あいつ…シグザールとイオニアに注目してるぜ?」
天音
『これのことを知ってるのかな…?』
箒
「奴の口から何か聞かせてくれるとは思えんが…!」
一夏
「だったら、力尽くで聞かせてやろうぜ!天音を元に戻す為にも!!」
駆
「一夏、箒…」
ジェイデッカー
「君達の事を聞いた以上、見て見ぬふりをするつもりはない」
勇太
「そうだよ!僕らにも手伝わせて!とっとと終わらせて、二人の話を進めよう!」
天音
『勇太、ジェイデッカーも…ありがとう…』
柳生
「…あら、連邦やIS学園からの助っ人と言っても、いけ好かない方々じゃないようね」
つばき
「はい…気持ちのいい人達みたいです」
剣児
「負けてられっかよ!新参に後れを取ってられっかってんだ!!」
つばき
「ちょっと剣児!少しは協力する姿勢を持ちなさい!!」
シロー
「あいつ…いつにもまして熱くなってんのかよ!!」
鉄也
「……剣児っ!!」
剣児
「!!お、鬼軍人…!!」
鉄也
「ジーグはお前ひとりで動かせない…それは分かってるな?」
「なら、戦いもお前ひとりでは何もできない…!それも分かっておけ!」
剣児
「う…。…わ、分かったよ!あんたに言われなくてもよ!!」
早乙女
「剣鉄也っつったか…あの剣児を黙らせちまうとはよ」
柳生
「さすがは歴戦の英雄、といったところね…」
フリット
「相手は邪魔大王国だ!50年前と変わらず、強大なパワーを持っている!」
「奴らを決して侮るな!全機、攻撃開始!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(駆初戦闘)
駆
「いくら素手だからって、あんな奴らに負けてられねえ…!」
「俺にだって出来るって所を見せてやるぜ!!」
天音
(ダメだ…兄さんはともかく、今のシグザールじゃパワー不足…
何かないと、この先戦えない…!)
(駆対壱鬼馬)
壱鬼馬
「黒き巨神…その力、どこまでのものかと思ったがその程度か!つまらぬわ!!」
「この壱鬼馬、敵が徒手空拳だからと手加減はせんぞ!!」
駆
「くそっ!どうにかしねえとこっちが押し切られちまう…」
「俺じゃ…シグザールじゃ、敵わねえのかよ…!!」
(ワッ太対壱鬼馬)
ワッ太
「やいやい、お前らが邪魔大王国か!」
壱鬼馬
「む…!?この巨大人型兵器は…!」
ワッ太
「50年経った今でも、お前らと戦う気合いを持ってる奴はたくさんいるんだ!!」
「覚悟しろよ!お前らを九州に叩き返してやる!!」
壱鬼馬
「面白い!この壱鬼馬、貴様の挑戦を受けてやろうぞ!!」
(鉄也対壱鬼馬)
壱鬼馬
「貴様…あのミケーネ帝国を倒したというグレートマジンガーか!!」
鉄也
「50年九州の中で何をしていたか知らないが、
グレートの事を知っているようだな…!」
「だが、俺とグレートの強さはお前たちの想像以上だぞ!!邪魔大王国!!」
壱鬼馬
「かなりの猛者と見える…この壱鬼馬が対峙するに相応しき相手よ!!」
「貴様は念に念を入れて叩き潰してやるとしよう!!」
(一夏対壱鬼馬)
壱鬼馬
「空をブンブンと…オーラバトラーとやらの真似事か!?」
一夏
「オーラ…なんだって!?」
壱鬼馬
「だが、所詮コバエも同然!ひと捻りに潰してくれるわ!!」
一夏
「邪魔大王国…!50年前から蘇った亡霊だとしても、負けられないんだよ!」
「お前らと戦うのは鋼鉄ジーグだけじゃねえ!俺達も、世界を守るために戦えるはずなんだ!!」
(箒初戦闘)
箒
「邪魔大王国め!永遠に九州の中で大人しくしていればよい物を!!」
「貴様らのような怪物が生きる場所など与えん!ここで全滅させてくれる!!」
千冬
「………」
山田先生
「織斑先生、よろしいのですか?」
千冬
「…白式ほどではないが、あのISは未だ不明瞭な部分が多い」
「それに、篠ノ之はまだあのISの力に振り回されている…」
山田先生
「篠ノ之さんのお姉さん、ISの開発者である束さんが作り上げた”紅椿”…。
そのパワーはけた違いですが…」
千冬
「だからといって、今の我々に力を惜しむことは出来ん。
…戦いの中で制御できればいいが…」
(ジェイデッカー対壱鬼馬)
勇太
「あれが邪魔大王国…!教科書で見たことあるけど、本当にいたんだ…!」
ジェイデッカー
「邪魔大王国…その脅威は私の超AIにも刻まれている…!」
壱鬼馬
「ほう…?50年も経てば連邦の雑魚共もジーグの真似事ができるか」
「だが、ジーグならばともかく貴様ら如きが我らに太刀打ちできると思うな!!」
(カービィ対壱鬼馬)
カービィ
「なんだかよく分からないけど、物騒な人たちだなぁ…とりあえずやっつけなきゃ!」
壱鬼馬
「…な、なんだ!?あの意味不明な生物は!?邪魔大王国にも存在せぬぞ!?」
「ならば、貴様を生け捕りにし我らの研究動物にしてくれるわ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(敵を複数体撃破すると、イベントが進行する)
山田先生
「ここまでは順調に行っているみたいですね」
貴虎
「このまま奴らを倒せればいいが…」
フリット
「…だが、相手は会の邪魔大王国だ。これで終わるとは思えん、まだなにかあるはず…」
ピピピッ(ビルドベースののレーダーが反応する)
研究員
「…!この一帯の上空で次元湾曲が開始!」
美和
「次元湾曲…!という事は…」
司馬遷
「異邦者か!やっとこの目で見られるとは…!」
ギュオオオオオオン(ビルドベースの近くで時空に歪みが生じる)
つばき
「…!ここの近くで、空に謎のエネルギーが満ちてるみたい!!」
ワッ太
「もしかして…!」
駆
「おいおいおい、またカービィみたいなのが来るのかよ!?」
カービィ
「……くる…。まっしろな……」
壱鬼馬
「…!?この気配、まさか…!?来るか、異邦者!!」
カービィ
「うさぎ……?」
キュピィィィィィィッ ガオォォォォォォン
(歪みが解放され、まばゆい光が生じる)
シュビィィン
(光の中から柔和な印象の白髪の少年、110㎝ほどの小柄な少女、赤髪の大柄な青年が
味方ユニットとして現れる)
ベル
「う、ううん…な、なにが起こったの…?」
リリルカ
「さっき、光が走って……って、ここ外ですか!?」
ヴェルフ
「ダンジョンにこんな仕掛けがあるなんて聞いてねえぞ、どうなってんだ…!?」
ワッ太
「…こ、今度は人間だ!それも三人!」
一夏
「み…見た感じ、ファンタジーっぽい衣装だな…」
鏡
「確かに人間だが、姿は現代のそれとは違う。彼らは一体…」
ベル
「…って、わああああ!?何あの巨人!?」
ヴェルフ
「巨人だと、ゴライアスか!?…いや、違うな…」
リリルカ
「なんだか大きな鳥みたいなのもいますし…。…なんなんですか、ここは!?
それに、命様と春姫様もいません!リリたち三人だけがこんなところに…!」
ベル
「こ、これって一体…」
壱鬼馬
「…ほう、人間か…まあ良い。
洗脳か、解剖でもすれば”アースト”について何かわかろう物…!
捕獲部隊よ、奴らを生け捕りにし、ヒミカ様の下へと連れて行け!!」
シュビビビビィン
(大火炎偶から小型戦闘機が敵ユニットとして多数出現し、ベルたちを狙う)
リリルカ
「ベル様!!ヴェルフ様!!巨大な鳥がこっちに向かってきます!!」
ヴェルフ
「くそ、まだ用意が…!」
ベル
「一体、何をするつもりなんだ…!?」
駆
「させるかよっ!!」
ギュアアアアン ドガガガガガァァン
(シグザールが攻撃をもろに受ける)
駆
「ぐああああっ!!」
ヴェルフ
「あの巨人、なにしてんだ!?」
ベル
「もしかして、僕らをかばって…!」
天音
『兄さんっ!!』
箒
「あの馬鹿者、獲物も持たずに前に出るから…!!」
壱鬼馬
「フン、その力は如何程かと思ったが大したこともない!!そのまま押しつぶしてくれる!!」
駆
「く、くそおおっ……!」
勇太
「ジェイデッカー!駆さんとあの三人を助けるんだ!!」
ジェイデッカー
「了解、ボス!すぐに救出に向かう!」
一夏
「俺達も手伝うぜ!!天音を一人ぼっちにさせるか!!」
壱鬼馬
「させるものか!」
ドガガガガガァァン(敵部隊が自分部隊を足止めする)
一夏
「うわっ!?」
柳生
「く…私たちを異邦者の所へ近づけさせないつもりね…!」
剣児
「邪魔するんじゃねえ!!こっちは人死になんか見たくねえんだよ!!」
つばき
「剣児…!」
天音
「駄目…間に合わない!!兄さんっ!!」
駆
「こんな奴らに、何も関係ない人達の命を…!!」
「その上俺の命まで…っ!!取られてたまるかよぉぉぉぉぉぉっ!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオン
(駆の叫びに応えるかのようにシグザールを青い光が包み、それが上空へと伸びる)
「……!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…(青い光によって空に歪みが生まれる)
山田先生
「ま、また上空に歪みが…」
勇太
「今度はいったい何なの!?」
フリット
「…!上空だ!!」
ドギュアアアアアアアン ガシィィィッ
(一筋の光がシグザールの目の前に降臨し、その光をシグザールが掴むと…)
オオオオオオオオオ…………(その光は巨大な剣に姿を変えていた)
駆
「……な、なんだ…この、剣……?」
天音
「………―――――っ!!」
キュイイイイイイイン(天音の頭に何かが流れ込む)
「分かる…分かるよ、これは…!!」
山田先生
「天音くん、どうしたんですか!?」
天音
「兄さん!これはアームドファントマ!シグザールが使える武器だよ!!」
駆
「アームドファントマ…!?」
「…なんだ…?力があふれてくる…さっきのダメージもまるで苦じゃねえ…!」
「だったら!!!おりゃああああああっ!!!」
シュバッ ドガガガガガァァン
(シグザールが大剣を使ってベルたちを囲んでいた戦闘機群を瞬殺する)
一夏
「うおっ…すげえ!!動きが段違いだ!!」
柳生
「一撃…!それも、あれだけの数を!!」
壱鬼馬
「何だ、あの剣は!?あんなもの、持っていた形跡など……」
駆
「大丈夫か、三人とも!?」
ベル
「は、はい…」
リリルカ
「あの巨人、喋れるんですか…!?」
ヴェルフ
「そうじゃねえ、中に人がいるんだろ…!」
つばき
「いったい何なの、あの剣…!?」
鏡
「だが、今はあの三人を保護することが優先だ!スピーカーに切り替えろ、剣児!!」
剣児
「お、おお!おーいそこの三人!聞こえるかー!?」
ヴェルフ
「…!あっちの方からか!」
ベル
「は、はい!あなたたちは…というか、この状況はいったい…」
鏡
「日本語は通じるみたいだな…」
つばき
「何が何だか分からないでしょうけど、今は避難をお願いします!
あそこの建物なら安全です!今私たちが行きますので…!」
リリルカ
「…どうします?怪しさはぬぐえませんが…」
ベル
「けど、何も言わずに撃ってきたあっちよりかは信じられる…多分!」
ヴェルフ
「間違いねえな…!じゃあ、あっちに向かうぞ!」
たたたたたたたた(ベルたちがビルドベースへ向かう)
壱鬼馬
「フン、奴らに付くつもりか…まあいい、ならば諸共滅ぼすまで!!
ゆけい、ハニワ幻神!!奴らを辿り着かせるな!!」
シュビビビビィン(壱鬼馬がさらに増援を送り、ベルたちを攻撃する)
リリルカ
「くっ…!これじゃあたどり着けません!」
ベル
「…ごめん、二人共!ここは…!」
ヴェルフ
「…ああ、いいぜ!お前の言いたいことは分かってるからよ!」
リリルカ
「もう…ベル様ったら!まあ、らしいと言えばらしいですけど…!」
剣児
「ええっ!?お前ら…生身でやるつもりか!?」
一夏
「無茶だ!ここは俺達がやるから逃げてくれ!!」
ヴェルフ
「アンタらに恩を作ったままってのも悪いし、あいつらにやられっぱなしってのも癪だ!」
リリルカ
「という事で、まず誠意をお見せします!」
ベル
「それに、僕たちは冒険者です…!
きっと、あいつらにだって遅れは取らない…はずです!多分!」
ヴェルフ
「お前、そこは自信を持てよ…!」
剣児
「いろんな意味で大丈夫か!?相手は邪魔大王国だぜ!?」
柳生
「…けれど、彼らのたたずまいは向こう見ずや蛮勇のそれではないわ。
もしかすると…」
身堂
「奴らとタメを張れるってことか?」
柳生
「ええ…憶測でしかないけどね」
ワッ太
「とにかく、駆さんも新しい力を得たしここから逆転だ!」
剣児
「応よ!!やれるんだよな、黒いの!?」
駆
「ああ!この剣の使い方も俺の頭の中に流れ込んできた!!」
「行くぞ、邪魔大王国!!もっかい九州まで押し返してやるぜ!!」
天音
(………)
(何だろう、あの剣…?見ているとなんだか、体が熱くなってくる……)
―――――――――――――――――――――――――――――
(ベル初戦闘)
リリルカ
「リリ達は命様や春姫様達と迷宮に潜っていたのに、どうしてこんなことに…!」
ヴェルフ
「愚痴ってもしょうがねえだろ、ここはどうにか切り抜けるだけだ!」
ベル
「うん、成り行きだけど、一緒に戦ってる人たちもいる事だし!」
リリルカ
「何時もの事ですが、ベル様も簡単に他人を信じすぎです!少しは疑うってことを…」
「…ああ、もう!この戦いが終わったら、知ってること全部話すんですよ!!」
ヴェルフ
「俺たちはお前の指示で前に出る!合図は頼んだぜ、団長!」
ベル
「うん…!行こう、二人共!あの怪物たちを追い払うんだ!」
(神様、命さん、春姫さん…待っててください!僕たち、絶対に皆の所へ帰ってきますから!)
(ベルが敵を撃破する)
ベル
「よし…!何とかなった!」
リリルカ
「数でかかってきても、1体1体は大したことないですね…!連携して倒してしまえば!」
つばき
「つ、強い…!!生身で邪魔大王国の兵器に勝てるだなんて…!!」
柳生
「やはり、心配はいらなかったようね」
ヴェルフ
「俺たちのことは心配しないで、お前らも集中しな!手ごわい相手なんだろ、あいつらは!?」
ベル
「僕たちの方も何かあったら、必ず助けます!」
剣児
「お、応よ!やってやるぜ!!その代わり、お前らの事もぜってえ死なせねえからな!!」
(ベル対壱鬼馬)
壱鬼馬
「生身で我ら邪魔大王国に向かってくるとは、勇気と蛮勇をはき違えるか!!
今ならば一時の気の迷いで許してやろう、我が軍門に降るがいい!!」
ヴェルフ
「どうせ降ったところで碌な目に合わねえのはわかってんだよ!」
リリルカ
「力づくで攫うような貴方がたより、話の通じる方々に与するのは常識だと思いますけどね!」
ベル
「何が起こってるのか、あなたが何を考えてるか分からないけど…」
「僕は貴方と戦う!!自分たちを守る為…僕らを助けてくれる人たちを助けるために!!」
(駆イベント後戦闘)
駆
「すげえ…!アームドファントマを使う前と全然違え!体が軽いし力がみなぎる!!」
「さっさと終わらせてやる!!俺達にはやらなきゃいけねえことがあんだよ!!」
(駆対壱鬼馬(イベント後))
壱鬼馬
「その剣…その黒き巨人!!さっきはよくも調子に乗りおって!!」
駆
「生憎と、こっちは機嫌が悪いんだよ!!お前の話に付き合ってる暇はねえ!!」
「こっちにはやるべきことがあるんだよ!!さっさと終わらせて、吐く物吐いてもらうぜ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドガァァァァァァン(大火焔偶を撃破し、戦闘が終了する)
壱鬼馬
「ちっ、なかなかやりおる…!ここは退くしかあるまいか!!」
「だが人類よ!いかに力を付けようが、それは全て無意味だ!!」
「この世界の全ては邪魔大王国のモノとなる運命!その日まで精々足掻くがいい!!」
ビシュウウウン(壱鬼馬が撤退する)
剣児
「くそっ、言いたいことだけ言って帰っちまいやがって…!!」
ワッ太
「全くだ!その人類に負けたのはどこのどいつだよ!?」
鏡
「奴らは必ず倒す。…その前に、俺たちにはやるべきことがある」
つばき
「私たちの事を助けてくれてありがとうございます。…貴方たちは、確か…」
フリット
「その通りだ。この世界の未来の為に、君達の力が必要になった」
「新たなる鋼鉄ジーグ…その力を見せてもらったぞ」
剣児
「…?ジーグの事を知ってる言い草じゃねえか…」
鏡
「それも当然だ。なぜなら彼は……」
柳生
「フリット・アスノ…その名はお聞きしております。先導いたしますね」
フリット
「よろしく頼む。…それで…」
ベル
「あ、あの…」
フリット
「私の声が聞こえるか?私たちは君達に危害を加えるつもりはない」
「君達が何者なのか…そして私たちが何者かの相互確認をしたい。
こちらの指示に従ってくれると助かる」
リリルカ
「…ああ言った以上、従わないのは道理に合わないですよね」
ヴェルフ
「そうだな…。悪い奴らじゃねえと思いたいが…」
ベル
「…多分、大丈夫だと思うな。だって、見ず知らずの僕たちを助けてくれたから」
リリルカ
「…ベル様みたいに考えれば、簡単なんでしょうけどね…」
柳生
「…さて、その白い船にフリット元司令はいらっしゃいますね?」
フリット
「ああ」
柳生
「ビルドベースがそちらに合流する前に
研究所内に降りてほしいと司馬遷次郎博士からの伝言です」
フリット
「遷次郎博士から…?分かった、降りよう」
勇太
「えっ、元でも連邦の総司令のフリットさんに命令できる人があそこにいるの!?」
千冬
「…いる。信じがたい話だろうが」
貴虎
「50年前の話だが、知っている者もいるはずだ。…知らない者も、すぐにわかる」
駆
「ビルドベース…それに、新しい鋼鉄ジーグか…」
天音
『一体、どんな人たちなんだろう…?』
(戦闘パートが終わり、戦闘後デモに移る)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ビルドベース 格納庫
(戦いが終わり、剣児たちが格納庫に戻っている)
つばき
「ねえ、剣児…さっきはごめん。何も考えずにあんな事言っちゃって…」
剣児
「…?あんな事ってどんな事だよ?」
つばき
「だ、だから…!」
剣児
「…別に、俺も感謝してねえ訳じゃねえよ。ジーグは俺一人じゃ動かせねえんだから」
「だからこそ、すぐにでもあいつらをぶっ倒す!誰にも危険な奴らを近づけさせやしねえ!」
つばき
「剣児……」
剣児
「ま、つばきもようやく俺の偉さが分かったか。はっはっはっは!!」
つばき
「……前言撤回っ!!」
柳生
「…ふふ、仲がいいのか悪いのか…」
鏡
「単に幼馴染の枠を超えてないのか…まあ、どうでもいいことだが」
身堂
「そんなことより、そろそろお見えだぞ」
早乙女
「50年前の英雄さんのお出ましってことかよ…」
タッタッタ…(イオニアから降りたフリットが格納庫に立ち寄る)
フリット
「ロディ、ウッドビット…今までご苦労だった」
ウッドビット
「フリットさん、お久しぶりです!!」
ロディ
「あの白い船…東京で何かあったみたいですね」
鉄也
「…あの黒いロボットに白い戦艦…、
あれら乗り手の勧誘に成功したという事ですか?」
フリット
「ああ。その船…イオニアに呼んだ上でお前達にも話すつもりだ」
ウットビット
「そ、それなんですけど…」
フリット
「?」
ロディ
「実は、こちらの方でもフリットさんに話さなきゃいけないことが…」
「多分、邪魔大王国が攻めてきたせいで伝わってないと思うんですけど」
フリット
「話さなければならない事、だと…?」
???
「ああっ、ちょっと!ちょっと待って!!」
フリット
「…!ユノアの声が……」
「―――――っ!?」
ピュワワワワ
(妖精のように小さな少女が背中の羽根で飛んで現れ、
その後ろで金髪の女性…フリットの娘である
ユノア・アスノがそれを追いかけている)
チャム
「フリットーーー!!」
ピュワワワワ(その少女は、かつてフリットの古き仲間であるチャム・ファウであった)
ロディ
「ああ、来た…!!」
フリット
「…チャム…!?君は、チャム・ファウなのか!?」
ウットビット
「あ、あの…!言ったら悪いですけど幻覚じゃないですよね!?」
フリット
「幻覚なものか…!彼女は…!!」
ユノア
「あ、父さん!なんだか、この妖精…?みたいなのがいきなり現れて…」
フリット
「少し待っていてくれ……」
タッタッタッタ……(フリットがチャムの下へ足を運ぶ)
チャム
「ねえ、そこの人!フリットはどこ!?あの白い船にいるんでしょ!?」
フリット
「…フリットは私だ。君は今までどこに…」
チャム
「フリット?…あなたが?…お爺さんじゃない」
フリット
「当然だ。あれから……もうあれから、50年も経っているからな」
チャム
「………そっか、やっぱりそうなんだね。
ミッチーだって、おばあちゃん。私だけが……」
フリット
「………その、ショウさんは……」
チャム
「…ショウは……」
タッタッタッタ
(二人が言葉に詰まる中、美和所長と司馬遷次郎博士がフリットたちの下へやってくる)
美和
「フリット司令。…お久しぶりです」
チャム
「あ、ミッチー!」
フリット
「お久しぶりです、珠城所長…ですが、私はもう司令ではありませんよ」
美和
「ですが、新たな部隊の指揮は貴方にふさわしいと思っています」
遷次郎
「そうじゃフリット、一線を退いたからといって休めると思うなよ」
フリット
「せ、遷次郎博士…お久しぶりです」
遷次郎
「何じゃ、随分美和君と反応が違うのう…
まあ良い。とにかくチャム・ファウはいきなり現れた。邪魔大王国が攻めてきたこの日にな」
フリット
「この日に…?話し合いたいことがさらに増えましたが…」
遷次郎
「…まあ、それについては全員その船に乗せた後に話すわい。こいつらもな」
剣児
「おいジジイ、どういう事なんだよ?」
つばき
「鉄也さん達からここに援軍が来るとは聞いてましたけど、今から何を……」
遷次郎
「これからビルドベースは地球有史始まって以来、壮大な計画に参加してもらう」
つばき
「地球有史…」
剣児
「最大の計画だぁ?」
鉄也
「そうだ。この計画を成功させるにはお前たちの力も必要になる」
「その為にも、これからさらにトレーニング量を増やす。
お前の中の煩悩が消えてなくなるほどにな」
剣児
「げっ、まだあのしんどいのやるってのかよこの鬼軍人!!」
つばき
「頑張りなさい、あんたにはいい薬よ」
剣児
「つばき…っ、この裏切り者ーーー!!!」
鏡
「………」
美和
(五十年の時を経て、新たなる戦いが始まろうとしている…。そして、その中で…)
(宙さん、これも運命なのでしょうか…)
第3話 完
第4話 ”ここではないどこかで”に続く……
剣児「スパロボ式クロスっていいよなぁ!
他作品のかわい子ちゃんと出会えて一緒の屋根の下にいられんだからよ!!」
つばき「またあんたは変な事考える!!」
リリルカ「うわ…何ですかあれ…」
ベル「なんだか変な人だなあ…いろいろ大丈夫かな?」
鏡「…変態な所以外はそこまで性格は悪くないし、腕も立つから、心配は…多分必要ない」
柳生「必要なら私たちを呼んで?たっぷりお仕置きしてあげるから」
ベル「は、はぁ…」