脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ   作:櫻庭遮那

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スパロボ風クロス脳内垂れ流しシリーズ、第4話です。
前回から舞台を変え、異世界から物語が始まります。
そしてこのハーメルン限定参戦作品の一角が登場!解釈違いの内容に気を付けたいです…。

ちなみに、ここの風花雪月は蒼月ルート、ディミレス、フェリベル、シルメル、ドゥアネ、アシュグリで進めていくので、解釈違いの方は回れ右でお願いします。


4話「”ここ”ではない”どこか”で」

   ―――――舞台は駆たちが生きる世界とは、また異なる世界へと移る。

  

 

  それは剣と魔法の世界。 

  天から神が降り、怪物が跳梁跋扈し、社会から殺しが抜けきれぬ戦後の時代。

 

 

           物語の一つの始まりは、ここから始まる。

 

 

 

 

 ???

 

 

 大陸極西部 フォドラ 中央部 

 

 

  ガルグ・マク大修道院 大司教の部屋

 

 

 

             カリカリカリカリカリ

  (淡い翠髪をした美女…セイロス教の大司教ベレスが顔を青くしながら書類作成をしている)

ベレス

「ふう、ふう……」

 

        コンコン ガチャ

   (その時、彼女よりも緑色の髪をした男性…セテスが部屋に入ってくる)

セテス

「失礼する。今度はフォドラ南部からの要請だ。不穏な軍勢が集合しているらしい」

 

ベレス

「…うん、分かった。資料はそこに置いててくれ」

セテス

「…こんな時期は面倒が続くが、少しは休んだらどうだ?

 しばらくろくに寝ていないだろう」  

  

  パタパタパタ(セテスに続いて、ほんわかな印象を持つ緑髪の少女…

         フレンが駆け足で部屋に入ってくる)

 

フレン

「そうですわ先生!働き盛りなのは素敵ですが、お休みになって!」

 

ベレス

「フレン…ありがとう。でも、できる事はやっておきたいんだ」

「今、フォドラはディミトリの手で新たな時代を迎えようとしている…。

 少しでもその手助けをしたいんだ」

フレン

「先生……」

セテス

「…フォドラを三分する戦争が終わって、もう1年か…。

 確かに、フォドラはファーガス(※)によって統一され、

 表面上は平和を迎えているように見える。…だが、あくまで表面上だけだ。

 今こうしている間にも、水面下で帝国の残党や治安の悪化に乗じた山賊たちが動こうとしている」

 

 

※…正式名称はファーガス神聖王国。過去、フォドラ北方に位置していた大国。

  建国の成り立ちから、セイロス教とは親密な関係を持っている。

  しかし、フォドラ西方に位置したアドラステア帝国が

  セイロス教に宣戦布告してからは王国も侵攻の対象にされ、

  王国は5年もの月日を戦いに費やし、滅亡寸前の状態にまで陥っていた。

  しかし、死亡したと思われていた王子ディミトリの復帰、

  そしてセイロス教の大将となったディミトリの師、ベレスの登場により

  ファーガスはアドラステアとの戦いに勝利し、フォドラ全域を統一した。

 

「さらに、戦争中では表立って活動しなかった者達も

 復興の隙をついて何をするか分からないからな」

フレン

「そんな…せっかくフォドラが平和になろうとして来ているのに…」

ベレス

「平和になると都合が悪い…そういう者達もいるんだろう。だが、負けてはならない」

「もうこれ以上、誰かが血を流し、涙を流す…そんな時代を迎えさせてはならないんだ」

「ディミトリは今、戦後処理と外国との外交調整に忙しい…。

 なら、私が一人休んでなんかいられない」

セテス

「戦争が終わってからさらに仲が良くなったようだな…君達二人は」

フレン

「だって先生とディミトリさんのお二人は婚約していらっしゃいますもの。

 仲睦まじくて何よりですわ」

ベレス

「…ふふ…」

フレン

「でも、きちんとお休みは取ってくださいな。

 もし先生に何かあれば、ディミトリさんも悲しみますわ…」

ベレス

「そこを言われれば、反論できないな…ちゃんと休もう、約束する」

セテス

「…だが、ベレスが無茶をするのも無理はない。

 今セイロス本部は兵力が抜け落ちている状態だからな」

「シャミアとツィリルは共に騎士団を抜け、カトリーヌは隠居したレアについて行った…。

 残ったアロイスとレオニーが踏ん張っているが、それでも限界がある」

フレン

「今からでもギルベルトさんを呼び戻せないでしょうか…」

ベレス

「…いや、それはダメだ。

 せっかくアネットたちと寄りを戻せたんだ。家族水入らずの邪魔は出来ないよ」

フレン

「あ…そうですわね。私ったらついうっかり…」

「でしたら、今日は三人でお外でお弁当を食べませんこと?

 風は心地よくお空は真っ青で、きっと気持ちいいですわ!」

ベレス

「…それはいいね。早速準備をしてくる。…いつもありがとうね、二人共」

セテス

「心もとないと思うが、精いっぱいの手助けをするつもりだ」

フレン

「わたくしもですわ!どんどん頼ってくださいませ、先生!」

 

   コンコンコン(―――とその時、誰かが部屋のドアをノックする)

 

修道女

「ベレス大司教!ベレス大司教はおられますか!?」

 

ベレス

「!…ああ、入って」

 

ガチャ(セイロス教の修道女が部屋に入ってくる)

 

修道女

「失礼します!報告です!」

「ファーガス王国の騎士、イングリット様とアッシュ様が参られました!!」

ベレス

「…!イングリットとアッシュが…!」

フレン

「あらあら、近くに寄ったからご挨拶かしら?」

セテス

「今、騎士軍団も忙しいというのに…関心だな。久しぶりに会いに行くか?」

ベレス

「勿論さ、大切な教え子だからね。今彼女はどこに…」

修道女

「それが、急ぎの用だという事で…急ぎ大司教たちに来てほしいと!」

フレン

「…あら?」

ベレス

「急ぎの用?…何か起こったのか…?」

 

 ガルグ・マク修道院 正門前

 

 (門番が息を切らしてやってきたベレスの教え子…

  現ファーガス王国騎士のイングリットとアッシュを歓迎する)

 

門番

「おお、これはイングリッド様にアッシュ様!お久しぶりです!」

イングリッド

「こんにちは!…ですが、今は非常事態なのです!先生…いえ、大司教はおられますか!?」

アッシュ

「どうしても伝えなきゃいけないことがあるんです、会わせてくれませんか!?」

 

門番

「え!?大司教様でしたら、おられますが…」

   タッタッタッタ(ベレス、セテス、フレンが急いでイングリット達の下にやってきた)

ベレス

「イングリット、アッシュ!久しぶりだね…!」

イングリット

「先生!それにセテス殿にフレンさんも…!」

セテス

「急ぎの用だと聞いてね。こうして自分たちから出向いたわけだが…一体どうしたのだ?」

フレン

「お顔が優れませんわ…いかがなさいまして?」

イングリット

「それが…それが…!」

「ローラント領がナバール盗賊団の侵略により壊滅…!

 領主ジョスター様が討死したと…!!」

ベレス

「何だって…!?」

門番

「ローラント…って、何でしたっけ?」

セテス

「ファーガスの領土に属し、勇猛な女戦士アマゾネスを有する隠れ里だ!

 先の戦争は専守防衛を貫いたが、かの領地にある風の結界と相まって、

 帝国軍を一歩も寄せ付けなかったという…!」

ベレス

「だが、ナバール盗賊団って確か…」

フレン

「知っておりますの、ベレス先生…!?」

ベレス

「ああ。昔ジェラルド(※)から聞いた話だけど、

 彼らは悪銭を身に着けた連中からしか盗みを働かない義賊なんだそうだ。

 それに、殺しをするだなんて聞いた事が無い…!」

 

※…ベレスの父親。凄腕の傭兵団、ジェラルド傭兵団の団長でもある。

  元々はセイロス騎士団に属する騎士だったが、ベレスが生まれた後出奔。

  後に復帰し、ガルグ・マク修道院の教師の一人となる。

  ベレスや生徒達にとって良き戦士にして良き父だったが、

  帝国に属する刺客によって殺害された。

 

イングリット

「ジョスター殿も、高潔にして善良…民を慈しむ心を忘れぬ、亡きランベール王(※)の朋友…!

 悪銭など持つはずもなし、まして殺される謂れなどありません…!!」

 

※…ディミトリの父にして、前神聖ファーガス王国の国王。

  国を改革せんとする有能な王であったが、それに反発した家臣によって引き起こされた、

  ダスカー族に罪を着せた襲撃事件”ダスカーの悲劇”によって殺害された。

 

アッシュ

「そ、それと…それと…」

ベレス

「何があったんだ、アッシュ…!?」

アッシュ

「…たまたま山賊の討伐のために近くにいたフェリクスの部隊が、鎮圧に動いたところ…行方不明になったって…!!」

フレン

「ええっ…!?」

セテス

「まさか、もしやとは思うが…!」

イングリット

「分かりません…!早馬で駆け付けたフェリクスの親衛隊が、私達に知らせてきて…!」

門番

「そ、そんな…あのファーガス最強の剣士、フェリクス殿が……」

ベレス

「……!」

「今すぐ調査隊と鎮圧部隊を組織!

 そして、セイロス騎士団の名の下にローラント領を奪還する!」

セテス

「ベレス…!」

ベレス

「嘆いている暇はない…!泣いている暇はない!

 それよりも、今私たちにできる事をやるんだ!!」

イングリット

「先生…!」

ベレス

「…遺体が見つかっていないのなら、まだ希望はある。人質にされている可能性も十分ある…!」

「迅速にローラントを取り返す!そうすればディミトリも安心するはずだ!」

アッシュ

「…はいっ、分かりました!先生の指揮の下、すぐに出撃します!」

イングリット

「私も今から集められるだけの兵を集め、すぐに討伐の準備を…!!」

 

   タタタタタ(ベレスたちの前にさらに伝令が現れる)

伝令

「で、伝令!!伝令―――!!」

セテス

「どうした、何があった!?」

伝令

「そ、それが…目を疑ったのですが……」

「人の背格好をし武装した獣が、ガルグ・マクに迫ってきています!!」

ベレス

「何だって!?」

セテス

「人の背格好をした、獣…?…まさか、それは…!」

ベレス

「セテス…?」

伝令

「既にアロイス殿とレオニー殿の部隊は交戦中!ですが、如何せん数が多く…!」

「…ああっ、来ました!奴らが正体不明の軍の本隊です!!!」

イングリット

「あれは……!?」

 

 

   (戦闘前デモが終わり、戦闘パートに移行する)

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

第4話  ”ここ”ではない”どこか”で

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 (戦闘マップ”ガルグ・マク修道院周辺”にが映る)

 

 

 

  シュビビビビィン

 (獣と人が入り混じった姿をした武人たちが敵ユニットとして出現する)

 

ルガー

「お前達!ここがガルグ・マク!我々の怨敵セイロス教の総本山だ!!」

「この地を落とし、我ら獣人がこの世界を支配する新たな時代を創り上げる!!

 進めぇぇぇぇ!!!」

 

 

   ドガガガガガァァン(ガルグ・マクが獣人たちにより攻撃を受ける)

 

イングリット

「ああっ、ガルグ・マクが…!」

フレン

「ほ、本当に動物さんたちの軍隊ですわ!」

セテス

「…そのまさかだったか…!!よりによって、こんな大事な時期に…!」

ベレス

「セテス、フレン!アロイスたちの援護を頼む!!私とイングリット達は…」

セテス

「…あ、ああ…!分かっている…!」

フレン

「お気をつけてくださいませ!

 先生、イングリットさん、アッシュさん!!」

セテス

(…考えるのは後だ。今はガルグ・マクの防衛に専念しなければ…!!)

 

  タタタタタ…(セテスとフレンがアロイスたちの救援に向かう)

 

ベレス

「イングリット、アッシュ!二人は連携して一緒に戦うんだ!」

アッシュ

「分かりました!…よろしくお願いします、イングリット!」

イングリット

「ええ!ファーガス飛翔部隊の力、再び見せる時です!!」

 

   シュビビィン(ベレスとイングリットが味方ユニットとして登場、敵軍目掛け進軍する)

 

ルガー

「奴が大司教か…!自ら表に立ってくるとはな!!」

「いい機会だ、奴らを討ち取れ!!まずは人間どもの大将首を獲るのだ!!」

 

イングリット

「奴がこの軍勢を指揮しているようです…!」

ベレス

「随分と威勢がいいね…でも、それだけなら猿でもできる」

「来るといい。死にたい奴からね」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 第4話 ”ここ”ではない”どこか”で

 

勝利条件…ルガーの撃破

敗北条件…いずれかのユニットの撃墜

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(ベレス初戦闘)

ベレス

(ディミトリ…。平和は、まだ遠いのか…)

(けれど、諦めるわけにはいかない…!たくさんの犠牲を経てやっと掴んだ始まりなんだ…!)

「負けるわけにはいかないんだ…!奴らにも、この世界にも!!」

 

(ベレス対ルガー)

ルガー「セイロス教の大司教!貴様を討てば人間どもも我らに怖気づくだろうな!」

ベレス「私の命を狙うのか…でも、そうはいかない」

   「私は死ぬわけにはいかないんだ…!!生きてほしいと願う人たちの為にも!!」

 

(イングリット発戦闘)

イングリット

「アッシュ!地上は先生に任せ、私達は上空からかく乱しましょう!!」

アッシュ

「はい!先生が鍛えてくれた竜騎術を無駄にはしない…!」

「フォドラの平和を守りましょう!それが僕ら、ファーガスの騎士の務めです!!」

イングリット

「その通り!その為にも、ここで負けるわけにはいきません!!」

 

(イングリット対ルガー)

アッシュ

「人の形をし、武装した獣…!あなた達は何が目的なんですか!?」

ルガー

「知れたこと!!貴様ら人間どもからこのフォドラを取り戻すのよ!!」

「全ては我らの存在を殺した貴様らの自業自得!それを後悔し、死ぬがいい!!」

イングリット

「何を仰っているか分かりませんが、このような手段を使う者達に屈するわけにはいきません!」

アッシュ

「僕らはあなた達から、大切なものを守ってみせます!!」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 (2ターンが経過すると、イベントが発生する)

 

ベレス

「…!!」

イングリット

「どうしました、先生!?」

ベレス

「なんだ、何か違和感が頭に…!」

「何かが、何かが近づいているような…!」

イングリット

「違和感…!?近づくとは、何が…」

アッシュ

「…!!二人共、空を見てください!!」

 

 ゴゴゴゴゴゴ(フォドラの空に大きな歪みが生じている)

 

ルガー

「あれは…!!」

 

ピカァァァァァァッ シュビィン

 (空の歪みが集中し、その後開放され閃光が走る。

  そしてその場には羊のような妖精…モコロンを伴った一人の青年…スバルが

  味方ユニットとして登場する)

 

スバル

「う、う…ここは…」

モコロン

「おいおいおい、どこだここ!?オイラ達、さっきまで春の里にいたはずだぞ!?」

スバル

「俺達、うららかさんやいろはさん達と一緒に茶屋でお団子を食べていて…

 その時、突然目の前が歪んで…」

「あんな建物の形、見たことが無い…ここは…アズマじゃない…!?」

 

ルガー

「おお…あれは「異邦者」か!「あの女」が言った通りだな!!」

「奴らを捕まえろ!抵抗するなら手荒な真似をしても構わん!!」

 

 ドドドドド(出現した複数の獣人たちがスバルとモコロンを包囲する)

 

モコロン

「な、なんだ!?こいつら!?」

アドレーヌ

「話に来た…って訳じゃないみたいだね…!!来る!!」

モコロン

「く、来るって……!」

 

ベレス

「危ない!!!」

 

  バッ スバババッ ドガガァン

   (ベレスがスバル達の前に飛び出し、獣人たちを斬り伏せる)

ベレス

「…大丈夫?二人共」

 

スバル

「は、はい…」

モコロン

「お、オイラ達を助けてくれたのか…!?」

   

  ピクッ(モコロンが一瞬ベレスの存在に違和感を覚える)

 

「………っ!?」

スバル

「あ、ありがとうございます!あなたは…」

ベレス

「私はベレス…セイロス教の大司教と言えばわかるかな?」

スバル

「…せいろす教…?すみません、初めて聞く言葉です…」

ベレス

「そ、そうなのかい…?ここじゃ結構有名だと思うけど…」

 

イングリット

「あの獣人たち…!何も知らない人たちまで手に欠けようとするとは…!」

アッシュ

「早く逃げてください!ここは僕たちが奴らを止めますから!」

 

モコロン

「どうする、スバル…?なんか面倒な事になりそうだぞ…!?」

スバル

「それは分かってる…でも……」

「…モコロン、ごめん。恩は返さなきゃ…!」

 

  バッ(スバルがベレスの前に立ち、前線に向かう)

 

スバル

「ベレスさん…でしたっけ、俺達にも手伝わせてください!」

「武芸の心得はあります!決して足手纏いにはなりません!!」

モコロン

「お、おい!スバル!!」

 

アッシュ

「え!?で、ですけど…」

イングリット

「相手は獣人です!心得があるとっても、生半可な腕で太刀打ちできる相手では…」

ベレス

「いや…信用してもいいと思う」

イングリット

「先生!?」

ベレス

「彼の所作、立ち居振る舞い…素人じゃないのは見て取れる」

「でも、危険だと思ったらすぐさま退いてくれ。相手は躊躇なく君達を殺しに来るよ」

スバル

「分かりました…!!」

 

ルガー

「小癪な!人間一人がそちら側についたくらいで

 我らビーストキングダムを押し返せると思うなよ!!」

 

モコロン

「スバル、お前が言い出しっぺなんだからなんとかしろよ!」

スバル

「うん…どこまでやれるか分からないけどね」

モコロン

「それじゃ困るんだよ、とにかく頼むぞ!!」

 

ベレス

(…けれど、それでも数が足りない…私達だけでは押し切られるかもしれない)

(あともう一押し、手助けがあれば勝てると思うけど…)

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(スバル初戦闘)

モコロン

「くそっ!どうしてこんな事に…!」

スバル

「愚痴ってもしょうがないよ。俺達は俺達のやれることをやるしかない…!」

「それに、”大地の舞手”としてみんなの暮らしを壊してるあいつらを放っておくことはできない!」

モコロン

「それで見ず知らずの連中と共闘できるんだからお前らしいよ、全く…!」

「でも、本当に気を付けろよ!お前ひとりの体じゃないんだからな!」

スバル

「分かってる!俺はここで足を止めるつもりはない!」

「うららか様にいろはさん達…アズマの人達にもう一度会う為にも!」

 

(スバル対ルガー)

ルガー

「異邦者どもめ!大人しくしてればいい気になりやがって!!」

モコロン

「ちょっと、全然大人しいかかり方じゃなかったし、

 そっちが先に仕掛けてきたんだろ!?」

スバル

「そういう自分勝手な物言い、許すわけにはいかないな!」

ルガー

「黙れ、黙れ!お前らなどに一切の権利があると思うな!!その羊諸共ここで殺してくれる!」

スバル

「殺されてやるものか…!俺達には帰りを待つ人たちがいるんだ!!」

「お前こそ、人々を傷つけるような行いは今ここでやめてもらうぞ!!」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  (数人撃破すると、イベントが進行する)

 

アッシュ

「よし、いい感じに戦局が進んでる…!」

イングリット

「このままなら、奴らを退けられそうですね!」

ベレス

「一気に撃退して、こっちの都合を進めなければ!!」

 

ルガー

「ええい、舐めやがって…!!人間どもに我ら獣人が負けると思うなよ!!」

「こうなったら、奥の手を出せ!!あの胡散臭い女が持ってきた魔獣どもだ!!」

 

  シュビビビビィン(魔猪とキメラが敵ユニットとして現れる)

 

スバル

「何だ、あの魔物は!?獅子と、山羊と、蛇が…合体してる…!!」

もコロン

「あんな生物、見た事ないぞ!!」

イングリット

「猪の魔獣もいる…どちらもかなり手ごわそうです…!」

アッシュ

「このままじゃ…!僕達だけで、勝てるんでしょうか…!?」

ベレス

「…勝てるかどうかじゃない、必ず勝つんだ」

「あの戦争の先に…多くの犠牲の上に今のフォドラが成り立っているんだ!!

 もうあんな悲劇を繰り返させないためにも、私達は勝たなければならないんだ!!」

イングリット

「先生……」

「…っ!!先生!!何か大きな物体が大修道へと突っ込んできます!!」

ベレス

「大きな物体!?」

スバル

「何か…人型の、箒のようなものに乗っている……?」

 

  シュビィン

 (シャーリィが乗った”メルヴェーユ”がガルグ・マク修道院に向かって進行している)

 

シャーリィ

「もう…!通信機が壊れて兄様たちとは連絡は取れない、

 運悪くリバリス達と鉢合わせして追われて、

 装置がある場所も今ゴタゴタに巻き込まれてるで…!今年って厄年だったかしら!?」

「まあいいわ!この攻撃の網をかいくぐって侵入するまでよ!!」

 

ルガー

「むうっ、なんだ!?あの箒に乗った鉄の巨人は!?」

「…不愉快だ!!キメラ共!!あいつから先に潰せ!!」

 

もコロン

「あいつら、あいつにも攻撃する気か!?」

スバル

「危ないっ!!」

 

シャーリィ

「そんな攻撃に捕まってたまるもんですか!!」

 

  ゴオオオオ ギュウウウウン (メルヴェーユがキメラの火炎弾を悠々と回避する)

 

ベレス

「全部かわした!反応が早い…すごい箒捌きだ…!!」

アッシュ

「ほ、箒捌き…?」

イングリット

「二人共見てください、あの箒乗りが大修道院に!!」

 

シャーリィ

「ここからは徒歩ね…でも、私だったらこんな高度!!」

   キュウウウン  スタッ

   (メルヴェーユが白い光に包まれ消え去り、上空からシャーリィがガルグ・マク修道院を強襲する)

ベレス

「あの箒にまたがった巨人が消えた!!」

イングリット

「その中から人が…って、窓から入った!?」

スバル

「こんな時に強盗しようっていうのか…!?」

ベレス

「修道院内には最低限の衛兵しかいない…!一人くらいなら大丈夫だとは思うけど…!」

アッシュ

「あの敵軍の仲間…!?でも、それなら攻撃を加えないはず…」

「……っ!!待ってください、同じ方向から誰か来ます!!それも複数人です!!」

イングリット

「今度はいったい誰が!?」

 

 

シュビビビィン

(橙色をした大型のスレイブ・ポット”デバ・ジノー”が桜色のMS”フォーンファルシア”、

 そして二人の侍風の若い男…浅井長政と朝倉義景、

 角の生えた白髪の女武者…巴御前を連れてメルヴェーユを追いかけてくる)

 

 

リバリス

「待て、シャーリィ!!やっとお前を見つけたぞ!!」

フラム

「…早く片付けましょう。この建物もろとも、あの女を…!」

リバリス

「いや待て、フラム・ナラ!

 フォドラ、並びにフォドラの原住民とは断りなく接触するなとキャオス様から厳命されている!」

フラム

「なら、どうするというの…!?」

長政

「俺が行く!あの城に潜入して探し出してやるよ!!」

 

義景

「私も同行しましょう。一人では何かと不便でしょうし」

巴御前

「では、この巴もお付き合いさせていただきます」

 

長政

「義景様に巴御前…!いいんですか!?」

巴御前

「無論にございまする。協力せずして、何故共に戦う意味がございましょうか」

義景

「一度蘇ったこの身…存分に使わなければ意味がありません」

「大名としての責務から解き放たれた身軽さは大事にしなければ」

長政

「…確かに!頼りにさせてもらいますよ、お二方!」

フラム

「…仲良しごっこはそこまでよ。やるのならさっさとやりなさい」

長政

「なっ…仲良しごっこってなんだよ!?相変わらず可愛くねえ!!」

「大体な、お前の付き合いの男は何だよ!?

 部屋に閉じこもってばかりでろくに働いてねえじゃねえか!!」

フラム

「…!!今あの人の事は関係ないでしょう!?

 貴方みたいな粗野な人間にはあの方の事なんて…」

リバリス

「こ、こら!今喧嘩している場合では…」

 

モコロン

「な、なんだなんだ?いきなり出てきて…」

アッシュ

「言い争いをしているみたいですけど…」

イングリット

「今が好機…!獣人もまとめて掃討しましょう!!」

ベレス

「いや…まだ敵かも味方かもわからない。様子を見よう」

イングリット

「しかし…」

 

ルガー

「ええい、貴様らも我らビーストキングダムの邪魔をする気か!!」

「奴らもやれ!!数を揃えたところで我らの敵ではないわ!!」

  

   ドガガガガガァァン(獣人軍がエルンスト機関軍にも攻撃を加える)

 

リバリス

「うおあああっ!!?」

フラム

「くっ…!」

義景

「どうやら、先へは進ませてくれなさそうです」

長政

「それに…あいつら、庶民がいる市街地にまで無差別にやりやがる!」

リバリス

「…………」

「全軍、まずはあの獣人から片付けるぞ」

巴御前

「よろしいのですか?キャオス殿からの言いつけは…」

リバリス

「どのみち奴らを退けなければ先へは進めまい」

「だが何よりこのリバリス!

 あのような野蛮な連中に道を譲るような生き方は決してできんのだ!!」

巴御前

「…左様でございますか!では、喜んで従いましょう!」

長政

「へへ…そういう所好きだぜ、リバリスの旦那!!」

フラム

「…私としては何でもいいわ」

リバリス

「行くぞ!奴らを蹴散らし、早くシャーリィを追いかけるのだ!!」

 

ルガー

「フン、何人増えようと同じことだ!!全員野ざらしにしてくれる!!」

  

 

イングリット

「彼らは…獣人たちを相手取るようですね」

アッシュ

「じゃあ、味方ってことですか!?」

ベレス

「…だが、油断はできない。彼らに注意を払いながら、獣人たちを退けるよ!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(リバリス初戦闘)

リバリス

「キャオス様の言いつけを破るような行いをするのは心苦しいが…」

「しかし、この私にも貫くと決めた道がある!!」

「リバリス・ムイラブの駆るデバ・ジノーの力!!とくとその身に刻むがいい!!」

 

(フラム初戦闘)

フラム

「こいつらが誰かなんて関係ない…私は私の役割を果たすだけ」

「フラム・ナラ、目標に向けて攻撃を開始する!!」

 

(浅井長政初戦闘)

義景

「フォドラの方々の事情に首を突っ込むとは…キャオス殿もいい顔をしないでしょう」

長政

「けど、罪もねえ人たちを傷つける連中を見逃す事なんかできませんよ!!」

「覚悟しやがれ、バケモノども!!俺らエルンスト機関がお前らを片付けてやる!!」

 

(巴御前初戦闘)

巴御前

「あまり詳しいことは存じませぬが…無法を働く者に容赦は致しませぬ!!」

「我が名は巴、源義仲に属する者にして、エルンスト機関の客将!!

 恩を返し、義を果たす為この身を尽くしましょう!!」

 

(リバリス、フラム、長政、巴御前対ルガー)

ルガー

「なるほどな、貴様らがあの女の言っていた…!」

義景

「…!彼は私達の事を知っている…?」

長政

「へえ、フォドラって外の世界を知らない世間知らずだらけって聞いてましたけどね」

巴御前

「ですが口ぶりからして、人伝いでしょう。いったい誰から…」

フラム

「知ったことではないわ。邪魔する敵は全て蹴散らすまでよ」

リバリス

「ならばせめて、我らの事も知って散るがいい!」 

「エルンスト機関の統率者、キャオス様を守る剣がここに居るということを!!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

   ドガァァァァン(ルガーを撃破すると、戦闘パートが終了する)

 

ルガー

「うがぁぁぁぁっ!!ば、バカな!!」

「おのれ…俺はここで終わるわけにはいかんのだ!!ケヴィンの奴を超えるまでは!!」

「全軍、撤退しろ!!形勢を立て直すのだ!!」

  ビシュウン(ルガーが撤退する)

 

リバリス

「はーっはははは!!見たか、これがキャオス様への忠誠心から来る力だ!!」

フラム

「言っている場合!?早く目的を達成しないと…!」

リバリス

「む…!そ、そうだったな。急ぎ本来の作戦に戻るぞ!」

長政

「ったく、どこか抜けたところあんだよなぁ…」

義景

「ですが、その才覚と忠義…信ずるに足る方と私は思います」

巴御前

「そうですね。あの方は決して悪い人ではございませぬ」

長政

「…はは、確かに二人の言う通りですね」

 

 

  ビシュシュシュシュシュゥン(敵ユニットが残っていると撤退する)

 

アッシュ

「全軍、撤退していきます!!」

ベレス

「だが、今の私たちに追撃できる余力はない……」

イングリット

「しかし、何者だったのでしょうか…?知能を持つ獣など…」

ベレス

「…今は何も考えないでおこう。兵を休ませたら、ローラントについての作戦を立てる」

(…セテスが何かを知っているようだったけど…落ち着いたら話を聞いてみるか)

「…っと、それより侵入者の方だ。速く対処をしないと…」

 

    タタタタタ(門番が慌てた様子でベレスたちの下へ駆け寄る)

門番

「せ、先生―――!!」

ベレス

「門番くん!侵入者は!?」

門番

「しゅ…修道院内の衛兵たちは侵入者の魔法に翻弄され無力化!!」

「アビス(※)の人たちも彼女の捕獲に協力してくれましたが、それでも歯が立たず…」

「それで、その侵入者はアビスのそれよりもさらに地下深くへと潜り込んでいったんです!!」

「今、セテス様とフレンさんが侵入者を追いかけて行っています!!」

 

※…ガルグ=マク地下にある、行き場のない者たちのたまり場。

  地下通路を改良して町としての機能を持たせている。

 

アッシュ

「そんな!ガルグ・マクの精鋭達と曲者揃いのアビスの人たちの包囲網を、こうも簡単に!?」

イングリット

「何と言う手練れ…!先生、私達が向かいます!!」

ベレス

「いや、私も行くよ!それほどの人間が、一体修道院の地下に何の用なんだ…!?」

「君達二人も今のうちに修道院の中へ!」

スバル

「は、はい!」

「モコロン。あの人たち、良い人そうで良かった…!あの獣人と先に出会ってたらどうなってたか…!」

モコロン

「………」

 

 タラ…(モコロンが不安そうな表情をし、その顔から汗が噴き出している)

 

「あ、ああ…そうだな……」

スバル

「モコロン……?」

 

   (戦闘パートが終わり、戦闘後デモに移行する)

 

 

 

 ガルグ・マク修道院 地下遺跡 

 

 (ガルグ・マク修道院の地下深くには数多くの用途不明の物体があり、

  その中に一人、シャーリィが一つのポッドの前に立っていた)

 

   カタカタカタカタ(シャーリィがポッドの近くにあるキーボードに何かを入力している)

シャル

「座標修正、アームドファントマの霊子追尾…」

   ピピピピピ…(シャーリィが機械を調整している)

シャル

「サーキットはエルンスト機関で使ってるのと互換性がありそうね。これでいけるかな…」

   カタカタカタ(さらにキーボードに入力し、仕上げの調整を完了する)

シャル

「さすが私! かわいい上に冴えてるって、無敵としか言いようがないわ」

「あっちに行ったら、あの女に頼ればいい…と。さて、行きますか!」

  カツカツカツ ガシャッ シュイイイン(シャーリィがポッドに近づき、レバーを引くとポッドの入り口が開く)

 

ベレス

「待て!!」

   ドドドドドドドドド(ベレスたちが合流したセテス、フレンと共にシャーリィの下へやってくる)

セテス

「そこまでだ!この人数ではもう逃げられんぞ」

フレン

「どんな理由がありましても、不法侵入は許しませんわ!」

シャル

「…………」

イングリット

「まず聞きましょう…貴方は何者ですか!?」

シャーリィ

「私が誰だろうと、あなた達には関係ないわ」

「申し訳ないけどこの装置、使わせてもらうわよ」

ベレス

「装置…?」

セテス

「装置を使う…だと?それが何なのかわかっているのか?」

シャル

「時空転移装置。行き先は時空を隔てた”限りなく近く、限りなく遠き大地”、地球よ!」

「行かなきゃならないのよ…アーストのためにもね!」

フレン

「チキュー…?じくうてんい…?アースト…?」

アッシュ

「あ、貴方はいったい一体何を言って…!?」

シャーリィ

「無断で使っちゃった事は謝るわ! じゃあね!」

  シュッ バタン(シャーリィが装置の中へと入り、ドアを閉める)

ベレス

「待て!!君はいったい……」

 

   カァァァッ ゴゴゴォォォォォン

 (ベレスが手を伸ばそうとしたその時、ポッドがまばゆく発光する)

 

   シュウウウウウウウ………(光が収まると、シャーリィが乗ったポッドが消え去っている)

 

ベレス

「……な………!?」

フレン

「き、消えましたわ!いったいどこに…!?」

アッシュ

「チキューに行く…って、言ってましたけど……チキュー…って…?」

イングリット

「セテス先生!彼女は、彼女は一体…!?」

セテス

「…分からない。心当たりもない…一体何だったんだ……」

 タタタタタタタ(少し遅れてリバリス、長政、義景が地下遺跡へ突入してくる)

リバリス

「待て、シャーリィ!!…ええい!!間に合わなんだか!!」

長政

「くそっ、とんだ骨折り損だぜ!!

 またフラムの奴からグダグダ言われて……って、義景様?」

義景

「…寺院の地下にこのような広大な空間があるとは…。

 興味深い…何の為にこのような場所を…」

巴御前

「義景様、今はそのような余裕は…」

 

   ザッ(四人をベレスたちが取り囲む)

 

ベレス

「………」

アッシュ

「………」

 

長政

「…なんだよ?随分と仰々しいな」

イングリット

「突然現れたあなた達の武勇…そして、あのような巨大な兵器を見て、警戒しないわけにはいきません」

セテス

「君達は何かしらの事情を知っているとみる。ぜひ聞かせてもらおう」

アッシュ

「もちろん、こちらの指示に従ってくれるならば手荒な真似はしません」

 

義景

「………」

巴御前

「………」

長政

「…どうする、隊長?俺としてはどっちでもいいぜ」

リバリス

「…キャオス様はフォドラの人間と接触するなと仰られた」

長政

「了解…!少々手荒になるぜ…!!」

義景

「あなた方も巻き込まれた立場、気が進みませんが…」

巴御前

「これも我らが教義です、お覚悟を…!」

 

セテス

「…フレン、下がっていなさい」

フレン

「そんな…戦いますの…!?」

ベレス

「来るぞ…!」

 

    ……………(ベレス達がリバリス達とにらみ合う……が)

 

   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ(―――突如、地下遺跡に激震が走る)

 

全員「!!!??」

 

リバリス

「な、なんだこの地響きは!?」

セテス

「まずい…!先ほどの衝撃で地下が崩れるぞ!!」

ベレス

「全員、退避!!今すぐ逃げるんだ!!!」

長政

「うおおおおおおおおおっ!!!!」

 

   ダダダダダダダダ(全員がなりふり構わず地上へ駆けのぼる)

 

 

 地上  大聖堂正門前 

 

   ズドガァァァァァン……(ベレスたちが退避した後、地下が崩落する)

 

ベレス

「はぁ…はぁ…みんな、大丈夫!?」  

 

フレン

「ええ!皆さま地下から脱出いたしましたわ!!」

セテス

「アビスの街の皆も、セイロス騎士団の者が退避させたようだ…」

アッシュ

「す、少しでも遅れてたら…危なかったです…!」

イングリット

「さて…疲れているところ申し訳ありませんが……!」

  (イングリットがリバリス達に向けて槍を構える)

 

長政

「ぜー、ぜー……旦那、まだ終わってねえ!早く戻らなきゃ……って」

   

   ゼーゼー(長政がリバリスの方を向くと、彼が虫の息になっている)

リバリス

「はぁ、はぁ…息が……も、もうダメだ……」

長政

「リバリスの旦那―――――ッ!!!?くっそ、締まらねえ!!」

巴御前

「く…!私は彼らを引き付けます、お二人はリバリス殿を!!」

長政

「巴さん…でも!」

義景

「…長政殿、御前!!リバリス殿をかばって、衝撃に備えて!!」  

長政

「え…!?」

 

   キュウウウウウウン(空から轟音が押し寄せてくる)

ベレス

「なんだ、この音は…近づいて来る!!」

イングリット

「先生、上ですっ!!!」

ベレス

「えっ…!?」

 

               ドォォォォォォン

    (フラムが乗るフォーンファルシアがリバリス達の前に急降下着地し、

     その衝撃でベレス達がバランスを崩す)

 

アッシュ

「うわあああああっ!!?」

フレン

「きゃああああっ!!」

ベレス

「っ……!!」

 

長政

「フラム!!」

巴御前

「フラム殿、来てくださったのですね!!」

フラム

「ファルシアの手のひらに乗って!!もうデバ・ジノーの方は回収させたわ!!」

リバリス

「おおお…!助かったぞ、フラム・ナラ!!後でキャオス様にこの活躍を伝えよう!!」

フラム

「そんなのどうでもいいわ!!早く乗って!!」

リバリス

「何ィ!?キャオス様からのお褒めの言葉が欲しくないというのかお前は!?

 なんと不敬な…むぐぅ!?」

   ガッ(長政がリバリスの口をふさぐ)

長政「分かったから!!ほら急ぐぞ!!お二人共、お先にどうぞ!」

義景「はい!」

        シュバババッ ギュウウン

 (フラムがフォーン・ファルシアの手に

  リバリス、長政、義景、巴御前を乗せ、ガルグ・マクから脱出する)

 

フレン

「ああっ、行ってしまいますわ!!」

イングリット

「くっ…急ぎ天馬に乗り追撃を!!」

ベレス

「危害を加えないならもういい!私達にはやるべきことがあるはずだ!!」

イングリット

「それは…!」

アッシュ

「い、一体…貴方たちはいったい、なんなんですか!?」

 

義景

「…申し訳ございません、それは言えないのです」

長政

「ただ、言っておきたいのは…俺たちは世界を守るために集まった人間たちだ!!」

「お前らを敵とは思ってねえし、迷惑かけたのは謝るぜ!」

巴御前

「では皆様、御機嫌よう!次はもっと良い出会いを期待いたしますね!」

リバリス

「むぐぐぐ~~~~っ!!!」

     ギュオオオオオオン ビシュウン

 (四人を乗せたフォーンファルシアがガルグ・マクを離れ離脱する)

 

 

ベレス

「………」

イングリット

「な、なんだったのですか…!?一体彼らは…!?」

アッシュ

「あの獣人たちといい、あの子達といい、不法侵入者の女性といい、彼らといい…

 このフォドラで何が起こっているんでしょうか…?」

セテス

「……………」

ベレス

「……セテス、知っているんじゃないか?」

フレン

「先生…?」

セテス

「………」

ベレス

「少なくとも、あの獣人たちについて、何か………」

セテス

「…………」

フレン

「お兄様……」

セテス

「…ああ、知っている」

イングリット

「知っている…とは、あんな連中がフォドラに今まで棲息していたのですか!?」

アッシュ

「僕ら、そんな事実一度も…」

セテス

「…ああ。セイロス教会が今まで隠してきた事実…あの獣人達がその一つだ」

ベレス

「………」

セテス

「…すまない、いずれその時が来たらひとつ残らず話す。だが今は…」

ベレス

「…分かったよ。今は私達のやるべきことに力を尽くす」

「アッシュ、イングリット!兵を休ませた後、ローラント奪還への軍議に入る!」

アッシュ

「え…」

イングリット

「し、しかし…」

ベレス

「まず人々の平和と笑顔を守る…それが誇り高き騎士の姿のはずだよ」

イングリット

「あ……」

アッシュ

「…そう、でしたね。分かりました!!」

ベレス

「セテスたちはあの青年と小さい…羊?に部屋を!あまり強引な真似はしないように!」

 

  タタタタタタ(ベレス達がセテスたちの元を去り、セテスとフレンの二人だけになる)

 

フレン

「わ、わかりましたわ!」

セテス

「………」

フレン

「……先生、少し強引に話を替えましたわ…」

「…お兄様、本当によろしかったんですの?」

セテス

「…ああ。ビーストキングダムもこの戦いでかなりの痛手を受けた…

 そう近々攻撃はしてこないだろう」

「それに、イングリット達には今やるべきことを間違わせてはならないからな…」

(…だが、なぜ今になって彼らが反乱を起こしたのだ…?)

(獣人王…。お前の力では、どうにもならないところまで来ているのか……?)

 

 

 

  フォドラ ガルグ・マク近郊 森林地帯  獣人軍駐屯地

 

  (駐屯地のテント内でルガーが苛立ちを募らせている)

  

ルガー

「…くそっ、くそっ!!ろくに戦果もなく撤退せねばならないとは…!!」

「…ちっ!何が秘密兵器だ!

 あのどこの馬の骨とも知らぬ女、役立たずを売りやがって…!!」

 

  カツカツカツ

 (その時、ピンク色の髪をした眼鏡をかけた美女…コヤンスカヤがどこからともなく現れる) 

 

コヤンスカヤ

「まあまあ、困りますわねぇ。

 秘密兵器といっても、扱い方を熟知してなければ効果はありませんわよ?」

 

ルガー「貴様…!」

 

コヤンスカヤ

「はい、潜入、生産、商談、販売。

 人類の皆様のあらゆるニーズにお答えするNFFサービス代表、

 タマモヴィッチ・コヤンスカヤでございます♪この度のご利用、誠にありがとうございます~♪」

 

ルガー

「よくもぬけぬけと…!

 貴様の売り物が役立たずのせいで多くの被害を被ったんだぞ!!」 

コヤンスカヤ

「あらあら、これまでのあなた方の戦闘力とあのセイロス教の大司教様とその軍勢の兵力を参照し、

 それに見合ったサービスを手ごろな代価で出資したのですよ?」

「それに、初利用記念として「異邦者」の出現情報も添付したんです。

 私としてもかなり譲歩した方なんですよ?」

「まあ、何やらイレギュラーの出現がございましたようですが…

 それについては我が社は責任を負いかねますわぁ?」

ルガー

「ぐぐぐっ…!!」

コヤンスカヤ

「獣人王様も、貴方の活躍にご期待しておられるようです。

頑張らなければ、格好がつきませんわよ?」

ルガー

「分かっている!!貴様も獣人王に拾われた身ならば、捨てられぬように役に立つのだな!!」

 

           ザッザッザッザ

 (ルガーがいきり立ちながらコヤンスカヤのもとを去り、テントの外に出る)

 

コヤンスカヤ

「はいは~い、今後ともNFFサービスの製品を御贔屓に~♪」

「………」     

 

        ニヤリ(コヤンスカヤが徹底して蔑むような笑みを浮かべる)

 

(………フフ、チョロいとはまさにこの事ですわね。

 あのような単細胞、少し唆せば簡単に操れます)

(あの獣人王の側に仕える道化師さえどうにかすれば、後はこちらの思うがまま…)

(それはともかくエルンスト機関がすでに行動していたとは…

 まあ、彼らも無知無能ではございません。動きが早いのも計算済みですわ)

(”あの方”との”契約”、しっかり果たしておかなければ…ですね♪)

 

 

 第4話 完

 

 第5話 ”新たなる戦いの始まり”に続く…

 

 

 

 

 

 

 




長政「ついに俺らの出番が来ましたね、義景様!」
義景「ええ、頑張っていきましょう」
巴御前「ところで、どうして戦国の世で死したあなた方がこの世界に?」
長政「なんでって…分かるでしょ?あんただってそうじゃないですか」
巴御前「……まさか……貴方がたは…」

ベレス「またディミトリが曇ってしまう…新たな戦いのせいで…」
イングリット「先生、うp主と思考が同一化してますよ…?」
アッシュ「でも、せっかく平和を掴んだのにまた戦いの中に放り出されるのも
     スパロボのあるあるですよね…」

モコロン
「相棒、新参だからって縮こまってないでもっと強気で行けよ!」
スバル
「先輩達に胸を借りるつもりで行かないと…!
 ハーメルンの皆さん、そしてpixivから来てくれた皆さんも、これから俺達をよろしくお願いします!」
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