脳内スパロボ風クロスオーバー妄想垂れ流しシリーズ 作:櫻庭遮那
こういうのもスパロボの醍醐味だと思っています。
30といいYといい、これからの本家スパロボに受け継がれてはいませんが…それでもやっぱり好きです
前話からしばらく経って 東京
イオニア メインホール
(皆がイオニアに集まり、フリット、千冬、美和、遷次郎、
冴島総監、東副総監の前に治安維持部隊メンバーが立っている)
フリット
「…全員そろったな」
駆
「………」
ベル
「…………」ゴクリ
一夏
「…………」
カービィ
「………」
「くー…くー……」
スヤスヤ(カービィが一人だけ立ったまま熟睡している)
勇太
「あっ!カービィが寝てる!」
柳生
「あら、本当…」
鈴
「話が長くなるだろうからって寝てんじゃないわよピンク玉!!」
リリルカ
「起きなさいこの一頭身!一人だけ楽でいようだなんて許しませんよ!!」
カービィ
「うぇ…、ごめん、寝ちゃった…」
「…あれ、水色のおじいさん?」
(フリットがカービィの前に座り、目を見て話す)
フリット
「………カービィ。確かに君の事は何ら分かっていない。
君が自分自身について語らないこともあるが…」
「だが、私達は君が我々と同じ倫理と善良さを持ち、ともに戦ってくれることを信じている」
「今だけは、私達の目的を知り、その上で君がどうするか決めてほしい」
カービィ
「………う、うん」
ワッ太
「フリットさん、カービィに話を聞かせようとしてる…!」
つばき
「子供でも分かる穏やかな言葉づかいでうまく誘導してる…上手いわね…」
ウッドビット
「でも、フリットさんも少し前まではもっと強気に言ってたと思うぜ…」
ワッ太
「そうなの?」
ユノア
「…色々あったのよ、あの戦いで…」
ショウ
「……本当に、フリットなのか…?
50年前、まるで余裕のなかったあいつとは思えないぞ…」
チャム
「ミッチー達から話は聞いてたけど、大人よね…。本当に別人みたい…」
ショウ
「…そうだな、俺の知らないあいつになったんだろう……」
チャム
「ショウ………」
冴島総監
「…さて、気を取り直して、今現在の世界の現状、そしてこれからの部隊の進路を
フリット・アスノ元司令…もとい、フリット・アスノ全体指揮官にお話ししてもらう。
東副総監
「全体指揮官、よろしくお願いします」
フリット
「うむ……」
「…軍属、組織、民間…そして異世界を超えて有数の戦士がここに集まり、
戦う決意をしてくれたことを私は嬉しく思う」
「前々も言ったと思うが、今この世界は非常に不安定な状況にある。
高度化した犯罪、ヴェイガンの残党などによるMSを使ったテロリズム、
復活した邪魔大王国に、カービィら異世界からの来訪者…」
「そして、1年前に壊滅したはずのガイゾックの復活……」
鈴
「でも、そいつらって名古屋で一度見つかっただけの残党じゃないですか?」
セシリア
「ええ、あの日から一機も見つかっておりませんし、
そこまで警戒する必要は無いのでは…」
鉄也
「それは分からんぞ。今もなお、正体すら掴めない地球外生命体…それがガイゾックだ。
奴らの後続がやってきた可能性も否定できん」
シロー
「マジか…!?またあいつらが無茶苦茶やるってのかよ!?」
ベル
「そ、そこまで酷かったの…?」
一夏
「ああ…1年前、俺達が怖かったのはヴェイガンよりもガイゾックだったからな…」
デッカード
「私のデータバンクにも記録されてあります。
ガイゾックはあまりに残酷で非道な手段を使い、地球人を虐殺したと…」
「そして、地球人類の1割がガイゾックの手によって…」
ヴェルフ
「1割だと…!?」
リリルカ
「この世界の予備知識は把握してましたけど、そこまでの被害が出るだなんて…!
私達の世界の暗黒時代…大昔にモンスターが地上を蹂躙した時と同じじゃないですか!?」
ショウ
「そんな奴が1年前までこの地球を荒らしていたのか…」
勇太
「うっ……」
デッカード
「…!すまない、勇太。気分を悪くしてしまったか?」
勇太
「だ、大丈夫だよ…!それに、そんな事僕たちが許さない!
だって、そのための治安維持部隊なんだから!でしょ、デッカード!」
デッカード
「ああ…そうだな、勇太」
千冬
「落ち着け。…まだ奴らが復活したと断定できたわけではない。
ただ、警戒は続けろ。今は他の件を優先する。山田先生、資料を」
山田先生
「は、はい!それでは皆さん、こちらをご覧ください!」
箒
「これは…地球の地図?」
フリット
「我々は今、戦力を日本へと集中している」
「この日本に、この世を怪異から守護せんとする組織がある。
彼らに声をかけ、できればこの治安維持部隊に勧誘したいと思っている」
箒
「怪異…?」
剣児
「それって、邪魔大王国じゃねえのかよ?」
フリット
「うむ。詳細は後に話そう。それが終わり、日本の安全を確保した後に
イオニアにてヨーロッパに移動し、本格的な治安回復活動に移る」
鉄也
「ヨーロッパ…終戦との混乱から、テロリストの活動が盛んと聞きますが…」
東副総監
「その通りだ。君達はそのテロリストたちをこれから取り締まってもらう」
鈴
「それがあたし達の初任務って訳ね…!腕が鳴るじゃない!」
一夏
「やっぱりモビルスーツとか使ってるんだろうな、気が重いぜ…」
箒
「何を言うか、モビルスーツが相手とて、ISが敵わん道理はないだろう?」
一夏
「簡単に言うなよ…!?」
身堂
「やらなきゃいけない事が沢山あるが…」
早乙女
「ま、その方が退屈しないですみそうだ!誰が相手だろうと来やがれってんだ!」
フリット
「だが、それだけではない。稲葉天音…彼をイオニアから抜き出す方法も追及しなければならん」
「これは彼らと予め約束していたことだ。
…とはいえ、異議を言う人間はここにはいないようだが」
ロディ
「イオニアについての色々は、現在調査中だ。俺達も出来る限りの事をして、
天音をそこから引きずり出せる可能性を探ってみる」
ユノア
「彼のカウンセリングは私が勤めます。
ホログラムと言っても、彼も心を持つ一人の人間ですから」
天音
『何から何までしてくれて…本当にありがとうございます』
ユノア
「気にしないでいいの。あなたも不可抗力で巻き込まれたようなものだし…
私たち大人が、子供を守るのは当然の事よ」
千冬
「それに、突如として復活したオーラバトラーやインベスの出所…
そして、またカービィやクラネル達のような輩が現れるかも分からん。
その対応にも我々は力をいれていくつもりだ」
カービィ
「…!」
ベル
「それって、異世界からまだ人がやってくるってことですか?」
リリルカ
「…ベル様みたいな、話の通じる方だけなら良いのですが…」
ヴェルフ
「頭のタガの外れた無法者がこの世界に来るかもしれねえ。
そいつらをどうにかするのも、この部隊の仕事ってことだろ」
ベル
「そっか…そういう事もあるよね…」
光実
(…インベス…もしかして、またあの人たちに何かが…?そうだとしたら…)
ショウ
「………」
(本当に、あそこに呼ばれて倒された連中が最後だったのか…?
俺には、どうしてもそう思えない……)
駆
「それだけじゃねえぜ。IS学園で会ったドーナツ女も結局、正体不明だしさ…」
剣児
「お、駆お前、あの姉ちゃんに惚れたか?」
駆
「んなわけないだろ!
味方なのか敵なのかよくわからねえ奴もいるって話だよ!」
一夏
「俺達と一緒にIS学園を守ってくれたんだし…悪い奴じゃないんじゃないか?」
駆
「けど、アームドファントマを見て急に態度変わるし、
あの様子じゃ次は襲って来るかもしれねえぞ?」
光実
「確かに無視できる相手じゃないね。
シグザールとイオニアの事も知ってるみたいだったし…」
駆
「そこなんだよ。
あいつから情報は聞き出したいけど、なんかややこしくなりそうなんだよな…」
ウッドビット
「アレって、もしかすると外国から来たロボットなんじゃないか?」
セシリア
「そういえば、あの方…どこか日本人離れしてましたわね」
鈴
「最初は何かのコスプレかと思ったけどさ」
鉄也
「テロリストやロボット犯罪者の可能性も考えて連邦軍に調べてもらったが、
それらしい情報は今のところない」
フリット
「だが、あのような規格外のロボットを個人で運用しているとは考えられん。
必ず背後に大きな組織があるはずだ」
柳生
「駆のマシンと何かの利害関係のある組織でしょうね…」
駆
「テロリスト連中もだけど…今は侵略者の相手が最優先だってのに、人間同士のしがらみはナシにしてほしいぜ…」
天音
『うん。もっと助け合って地球を守らないといけないよね』
シロー
「世界にはいろんな奴がいるってことだよな。一筋縄じゃいかねえさ…」
フリット
「…それも含め、我々はこの世界を取り囲む多くの脅威から世界を…
そして、そこに住む人々を護らなければならない」
「そこで、冴島警視総監に必勝祈願もかねてこの部隊に名前を付けてもらった」
冴島総監
「感謝します、アスノ全体指揮官」
「この治安維持部隊を”ネオ・ブレイバーズ”、略称して”NBS”と名付けたいと思う」
駆
「ネオ・ブレイバーズ…?」
冴島総監
「そう。新たなる時代の勇者…それが君達だ」
「この地球では、50年前に3人の戦士とスーパーロボットが地球を守ったことから始まり、
ガンダム、マジンガーZ、ゲッターロボ、グレートマジンガー、アーマードライダー…」
「多くの勇者たちが身命を賭してこの世界に生きる人々を守ってきた」
「そして今、君達が多くの垣根を乗り越え新たな時代を迎えようとする、
この世界を守る勇者にならんことを…それを祈って私はこの部隊にこの名を付けたい」
ショウ
(50年前、か……)
つばき
「私たちが、新しい時代を守る勇者…」
箒
「誇らしい限りだな…!私はいいと思うぞ!」
冴島総監
「だが、私としては君達の信念を込めた部隊名も尊重したい」
「他に意見があれば、そちらを採用しよう」
〈部隊名変更〉
フリット
「では、これよりこの独立治安維持部隊は”NBS”…”ネオブレイバーズ”と呼称する」
「この世界から全ての侵略者、全ての争乱を排除するまで我々は戦う!
新しき時代を生きる人々のために!」
冴島総監
「では早速だが、これより決起会最後の催しを行う!
全員、警視庁のイベントホールへと移動してくれ」
ええっ(冴島総監のいきなりの発言に全員が戸惑う)
鈴
「ちょっと、まだなんかあるわけ?」
剣児
「今ので十分だろ!?まだ長話聞けってのかよ!?」
冴島総監
「いやいや、そうではない」
「古今東西、皆の気持ちを一つにする催しと言えばあれしかないだろう」
勇太
「あれ…?」
駆
「なんすか、あれって…?」
冴島総監
「ふふふふふ……」
警視庁 イベントホール
(会場内にはたくさんの豪勢な料理がそろっており、
テーブルには全員分の食器が並ぶ…言わばビュッフェスタイルの食事が提供されている)
ワッ太
「わ、わあ…!高級そうな料理が沢山…!!」
勇太
「これ全部、食べていいんですか!?」
冴島総監
「うむ。皆で御馳走を分け合いたらふく食べる、
絆を深めるのにこれ以上手っ取り早い物はあるまい」
東副総監
(警視総監…何かの漫画に影響されたか…?)
「…まあ、警視総監のいう事も決して見当違いではない」
「今は英気を養ってくれ。すぐにこの世界を護る戦いが始まるのだからな」
剣児
「見直したぜ、警察も思ってたより太っ腹じゃねえか!」
冴島総監
「デッカードにも特性のオイルを大量に用意してある。遠慮せず飲んでくれ」
デッカード
「ありがとうございます、総監」
一夏
「それじゃ、勇太!音頭は頼むぜ!」
勇太
「うん!皆さん、お手手を合わせて…!」
いただきまーす!!
(食事の挨拶をした後、皆がすぐに料理に群がり好きな物を取っていく)
郁恵
「見てください!フォアグラに伊勢海老、大トロに宮崎牛のステーキまで…!」
鉄男
「普段の我が社では到底食べられない食材ばかりですな…」
ワッ太
「俺たちだけこんな食事したら罰当たりそうだよな…!」
「母ちゃんやシゲル、サチ子にもこういうのを食べさせてあげたいなぁ…!」
藤八郎
「社長、こんなこともあろうかとタッパーは常備しておりますよ!」
ワッ太
「おっ、木下さん準備がいいね!まずみんなが好きなの詰めとこう!」
柿小路
「全く、いつもそういった用意周到さを見せてもらいたいもんじゃが…」
早乙女
「ケチケチしてやがるぜ、それでもあいつら会社持ちかよ?」
身堂
「別にいいんじゃないか?どのみちこの量じゃいくら食べ盛りがいても全部は食べきれん」
柳生
「それに、ここにいない家族に食べさせるためでもあるみたいよ。見なかったことにしましょう」
「それに、あっちはもう食材の蹂躙を始めてるみたいよ」
剣児
「よーし!食べ放題は大好きだ、たらふく喰いまくってやるぜ!!」
つばき
「剣児、お行儀悪いわよ!ちゃんと席に座ってから食べなさい!!」
鏡
「まったく、つくづく馬鹿だな…」
セシリア
「品がないですわね…」
リリルカ
「全くです…さて、リリ達もただ飯を頂きましょうか」
ベル
「あ、ジャガ丸くんがある!ちょっとみんなの分も取ってくるね!」
ヴェルフ
「へえ…俺たちの世界にある食べ物もあるのか。偶然もあるもんだな」
セシリア
「ジャガ丸くん…?それ、コロッケですわよ…?」
天音
『…………』
鈴
「あれ、あんたは行かないの?ちっこいんだから沢山食べないと…」
光実
「鈴。今の天音はホログラムなんだ。…物を食べる事なんて出来ない」
鈴
「…!えと、ごめん…」
天音
『い、いえ!大丈夫です…!』
駆
「…………」
「っし!俺は食うぜ!カレー、寿司、オムライス、グラタン、焼肉だろうとどんどん来い!!
俺は今、人間掃除機だ!ここにある料理を全種類かっ食らってやる!!」
ダッ(駆が持ち前の足の速さで料理までひとっ走りする)
鈴
「は!?いきなり何アイツ…」
天音
『…多分、僕の分まで食べてくれるんだと思います。
それに僕が落ち込んでるときは、ああやっておちゃらけてくれるんです』
光実
「気を遣ってくれてるって事?…いいお兄さんだね」
天音
『まあ、兄さんは大食漢ですので、
普通に沢山食べられるのは望むところでしょうけど…』
鈴
「本音も入ってるってことね…。
さて、あたし等も先越されないように急いでよそぎますか!」
一夏
「白飯と海苔の佃煮と唐揚げときんぴらごぼうは確保して、あとは…」
「!」
ガヤガヤガヤ
(一夏の目の前で、ワッ太と勇太とシローが楽しく喋っている)
ワッ太
「どうだ!ドリンクバーで作ったオレンジジュースとカルピス割った特製ドリンクだぜ!」
勇太
「ワッ太さんすごーい!僕も作ってくる!」
シロー
「負けねえぞ!だったら俺はアイスクリームのトッピングで勝負だ!」
一夏
「ははは、俺も小さい頃やって、食べ物で遊ぶなって千冬姉に怒られてたな…」
鉄也
「全く、食べ盛りどもが…動けなくなっても知らんぞ」
一夏
「!鉄也さん…」
(グレートマジンガーのパイロット、英雄剣鉄也…この人と肩並べて戦うんだよな…)
鉄也
「……!」
「…腰が引けているな、どうした?」
一夏
「えと、それはまあ…これからMBSで一緒に戦うことになるんですけど…」
「素人に毛が生えた俺みたいなのが、足引っ張らないかなって…」
鉄也
「…心配なら、俺が鍛えてやる」
一夏
「え…」
鉄也
「お前の姉さんからも頼まれていてな。
少しでもまともに動けるように、目をかけてやってくれと」
一夏
「千冬姉が…!?」
シロー
「一夏、覚悟しとけよ。鉄也さんのシゴキは半端ないからな」
ワッ太
「ホントホント、俺も昔、鉄也さんからいろいろ教わったけど、
恐かったなあ…二度とやりたくないよ」
鉄也
「ほう…?ワッ太、見ない間にお前も随分腑抜けたようだな。
もう一度、徹底的に基礎から学び直してみるか?」
ワッ太
「か、勘弁してってば!模擬戦でグレートにやられた
トライダーの傷がまだ癒えてないんだよ!?」
シロー
「あれは鉄也さんの落ち度だよな…手加減しなさすぎだって」
鉄也
「…もちろんそれは俺のミスだ。…加減を間違えてしまった」
勇太
「鉄也さんの特訓って、スパルタって奴だよね…?
一夏さん、やめた方がいいんじゃ…」
一夏
「…いや、こっちからお願いしますよ」
鉄也
「…!」
勇太
「一夏さん…!」
一夏
「俺だって、NBSの一人なんだ。足手まといになんかなりたくないし、
千冬姉が俺なら大丈夫だって信じて鉄也さんに頭下げてくれたんだ…。
やらないわけにはいかないさ」
鉄也
「…いい根性だ。だが、覚悟しておけよ。俺の特訓は常人のそれとは訳が違うからな」
シロー
「へへっ、俺達にもまた一人弟弟子って奴が出来たな!」
ワッ太
「よろしくね、弟弟子!年上だけど!」
一夏
「はは…よろしくお願いしますよ、兄弟子さん達」
勇太
(一夏さん、かっこいいなあ…でも、僕は……)
「そういえば、カービィはどこだろ?探してもいなくて…」
一夏
「あいつなら、やっぱり食べ物の所に…って、いないな…」
シロー
「…実はカービィ、違う部屋で食べさせてんだ。
この部屋にあるのと同じ食材、同じ量を…」
勇太
「…えぇっ!?」
鉄也
「…これでもまだ足りんかもしれん。
奴はこの前、連邦軍極東支部の食糧の大半を食い尽くした。
どこかで止めなければ俺たちの分まで食らいつくすかもな…」
ワッ太
「そりゃ大変だ!俺たちの分は残しとくよう言っとかないと…」
ぽてぽてぽて
(そんな事を言っていると、いつの間にイベントホールの中に入ったカービィが
勇太たちの前にやってくる)
カービィ
「…けぷ、ごちそうさま」
一夏
「か、カービィ…!?」
鉄也
「…まさか、お前…」
ワッ太
「ま、待ってくれよ!カービィお前、もう充分食べて…」
カービィ
「…まだ腹八分目って所だけど、全部食べたらみんなに悪いよね」
「だからぼく、もう寝るね…お休み…」
ぐー…ぐー…
(カービィがそのまま睡眠に入る。それを見た5人はドン引きする)
シロー
「…あいつきっと、いや絶対全部食べたんだよな…?」
ワッ太
「あれで腹八分目って、何…?」
鉄也
「…ともあれ、極東支部の悲劇の二の舞は免れそうだな…」
一夏
「…ここはカービィの優しさに甘えようぜ。好きなの取ろう…」
勇太
「そ、そうだね…」
(そんな光景を箒とつばきを見て、箒は顔をしかめる)
箒
「ええい、一夏め…あんなピンク玉に怖じ気づいてどうする?
そこで脇目も振らず食事を続けてる草薙剣児を少しは見習って…」
つばき
「剣児を見習ったら、どんなバカスケベが生まれるか分かったもんじゃないわ。
剣児こそ、織斑くんの清廉さというか、純朴さを煎じて飲ませたいくらいよ」
箒
「…お前はあの鋼鉄ジーグのパイロット、剣児とかいう男と幼馴染みだったな?
随分と苦労していると見えるが…」
つばき
「そりゃあね。…でも、いざという時はかっこよかったり、どこか優しい所もあったり…
…放っておけないのよね、あいつは」
箒
「…そう、か…」
「ところで…下関の珠城とはもしや、お前はあの高名な麻布都珠勾まふつすく神社の人間か?」
つばき
「?人間も何も、巫女やってるけど…もしかして、あなたも神社の家に生まれたの?」
箒
「ああ…七曲市の篠ノ之神社という。聞き覚えは無いと思うがな」
つばき
「そうだったのね…。なんだか、随分とシンパシーを感じるわ。
幼馴染み持ってて、神社の生まれで…私達自身も似てるところがあるかも」
箒
「ふむ、シンパシーか…良く分からんが、お前とは仲良くなれそうだ。
改めて、篠ノ之箒だ。今後ともよろしく頼むぞ」
つばき
「改めて、珠城つばき。これから頑張っていきましょう!」
もぐもぐもぐ
(遠くから駆、光実、鈴、セシリア、ベルらヘスティア・ファミリアが
食事をしながら箒とつばきの二人を眺めている)
セシリア
「あら…あの方、箒さんと仲良くなってますわね…」
鈴
「箒と初見で仲良くなれる奴なんて早々いないのに…
結構コミュ力あるわね、つばきって奴…」
リリルカ
「箒様、そんなに気性が難しいお方なのですか?」
セシリア
「気性が難しいと言いますか、精神が少々幼いと言いますか…」
鈴
「何か気にくわないことあると一夏をボコボコにするわね。
まあ一夏の奴もあれな所はあるけど…リリルカ、あんたより子供っぽいかも」
リリルカ
「どこか鼻に付く言い方しますね…」
光実
「そういう言い方はしたらダメだ、鳳さん。」
鈴
「はーい。ったく、そういうミッチはそんな年して大人すぎんのよ…
普通なら大学生の年頃でしょうにさ…」
駆
「そういや、光実さんって何してる人なんだ?
あんな外装着こんで戦えるし、IS学園に出入りできるんだから、
ただもんじゃねえのは分かるけど…」
光実
「まあ…色々とね。僕と兄さんも、直々にフリットさんにスカウトされたから」
天音
『フリットさんに…。この治安維持部隊の設立って、
いつごろから計画されてたんですか?』
光実
「事の始まりは、ヴェイガンとの和平が実現した2か月くらい後の事だね。
まず、連邦軍と日本警察が共同計画したブレイブポリス・プロジェクトを初めとして、
そこから僕と貴虎兄さん、IS学園、ビルドベースと協力者を増やしていったんだ」
駆
「随分前々から考えられてたってことか…
それに俺達が組み入れられるだなんて、考えもしなかったぜ」
鈴
「あと…あれ、あの青い虫ロボ…オーラバトラーだったっけ?
そのパイロットとそいつの回りチョロチョロしてたちっこい変なの、
今どこいるのよ?」
光実
「ショウさんとチャムの事か…。
その二人はここにはいないよ。食欲がないって今は部屋にいるみたい」
鈴
「なんか感じ悪いわね…あいつもここで一緒にやってくんでしょ?」
光実
「それが、まだ決めかねてるらしくて」
セシリア
「決めかねている…?」
ヴェルフ
「どういうことだ、そりゃ?」
光実
「僕も良く分からないんだけど、フリットさん達が慎重に考慮して、
その人の今後を決めるみたいなんだ」
鈴
「…何それ、めんどくさ!
一夏ー!いつまでおかず選んでんのよ、一緒に食べるわよー!!」
セシリア
「あっ、抜け駆けは許しませんわ!一夏さ~ん!」
タタタタ(鈴とセシリアが一夏の下へ駆け寄っていく)
リリルカ
「あの二人、本当に一夏様にぞっこんですね…」
ベル
「でも、ショウさんでしたっけ…色々とあるんですね…」
ヴェルフ
「ま、いきなりこの部隊に入れって言われても、
ベルみたいなお人好しじゃなけりゃ簡単に首を縦に振らねえだろうな…」
光実
「…君たちはどうなの?成り行きに近い形でここに身を置いて…」
ヴェルフ
「俺たちか?ここから抜けたって居場所があるわけじゃないからな」
ベル
「それに、NBS…この部隊は、世界の平和を守るために結成されたんでしょう?」
「僕、出来るならその目的の為に戦うみんなを少しでも手伝いたいんです。
リリとヴェルフには悪いけど…」
リリルカ
「…ベル様はこういうお方なんです。置かれた状況も考えずに、
知らない世界や人の為にその身を投げ出して…」
「だからこそ、リリ達がちゃんとベル様を支えなきゃならないんです」
ヴェルフ
「団長がここで戦うってんなら、俺たちはそれに従うだけだ」
ベル
「リリ、ヴェルフ…ありがとう…!」
タッタッタッタ(そんな中、貴虎が駆達の前に現れる)
貴虎
「お前達、少しいいか?」
光実
「兄さん…どうしたの?」
貴虎
「駆、天音。食事を終えたら警視総監室に来い」
駆
「俺と天音が?どうして…」
貴虎
「フリット指揮官達から直々の要請だ、件は着いたら話す」
天音
『フリットさんから?兄さん、いったいどんな話なんだろうね…?』
駆
「行ったら分かんだろ。さ、とっとと食べ尽くすか!
次はからしレンコン、とり天、冷や汁ご飯、地獄蒸しプリンの九州コンボで行くぞ!!」
ベル
「ほ、本当に全部食べる気…?」
リリルカ
「駆様の胃袋は底なしですか…!?」
貴虎
「…時間はかかりそうだな……」
警視庁 警視総監室
ガチャ(駆がイオ・オニキス状態にある天音を伴って警視総監室へ入る)
駆
「失礼しまーす…って」
天音
『ショウさんにチャムさん!…来ていたんですね』
ショウ
「駆に…天音だったな。お前達も来ていたのか…」
チャム
「私達もここに連れて来られたのよね。いったい何かしら…」
ショウ
「………」
貴虎
「二人を連れてきました」
遷次郎
「おう、来たか貴虎。もう始めとるぞ」
貴虎
「既に、部隊分けの内訳は決まったようですね」
フリット
「そうだ。我々はまず日本に留まり、治安維持と戦力拡充を十分に果たしてから
ヨーロッパに向かうつもりだったが…
そのヨーロッパにて、ヴェイガン残党と謎の機械獣軍団が暴れていると報告が入った」
天音
『機械獣…!?Dr.ヘルの機械獣ですか!?
それって、10年前にマジンガーZによって壊滅したはずじゃ…!』
美和
「その通りです。ですが、この写真からして
この私たちの知る機械獣の姿に酷似しているのは事実です」
フリット
「さらに、それに乗じるようにヴェイガン残党の活動も活発化している。
今の疲弊した本部の連邦軍では我らが来るまで持ちこたえられないかもしれん」
千冬
「ヴェイガンの奴ら…まだ和平を受け入れられんか…」
フリット
「……………」
美和
(フリットさん………)
フリット
「…そこで、NBSを二つの部隊に分けることにした。
ジーグチームとマジンガーチームを先行させ、機械獣軍団やヴェイガンと応戦…
他の部隊は、日本へと留まり、用を終えたらヨーロッパへ随行させる」
千冬
「異論はありません、分かれている間は私と冴島総監、呉島貴虎が日本で……」
コンコンコン ガチャ
(東副総監が急いだ様子で警視総監室へ入る)
東副総監
「失礼いたします!」
山田先生
「東副総監…」
冴島総監
「いったいどうしたのかね?」
東副総監
「…地球連邦北米支部からの緊急連絡です。北米第6隔離地区…旧ボストンに不明物体が墜落。
その不明物体が…ガンダムに酷似した姿だと報告がありました」
フリット
「…!?ガンダムだと!?」
冴島総監
「…地球連邦に所属するガンダムは片手を数えるほどしかありません。
ソレスタルビーイングのガンダム…あるいは…」
フリット
「…新連邦か…」
千冬
「現在、奴らは宇宙革命軍と月面において戦争状態にあるはずです。
奴らがガンダムを持っていたとしてが、月から地球へ不時着したとは考えにくいですが…」
遷次郎
「しかし、隔離地区か…不味いかもしれんぞ。もしそこに住む連中が
ガンダムなんぞを手に入れればどうなるか分かったものではない」
東副総監
「しかし、いかにガンダムとは言え大気圏外から墜落し、衝突したならば
ただでは済まないでしょうし、隔離地区の人間が動かせるとは思えません」
「現地民との接触の不可避も合わせ、限りある戦力を回すにはリスクが…」
フリット
「……いや、先入観を以て考える事は危険すぎる」
「急いで回収作業に入る必要がある。たとえ大破状態にあったとしても、
ガンダムのテクノロジーは管理地区に無用な争いを広げる事になりかねん」
美和
「ですが、これ以上戦力を割くことは…」
貴虎
「…私と光実が行きましょう。
等身大の私達ならば、住人たちに怪しまれることも少ないはずです」
山田先生
「い、いいんですか…?よければ、カービィやベルさん達にも要請を…」
貴虎
「…カービィは無論、ヘスティア・ファミリアを向かわせることはできん。
異世界の人間に、あの隔離地区のルールに適応できるとは思えないからな」
フリット
「では、君と光実の二人を隔離地区に向かわせるよう手配しよう。少し待って…」
ショウ
「…なら、俺もボストンに連れて行ってくれないか?」
美和
「ショウさん…」
チャム
「ショウ!NBSで戦うのね!」
ショウ
「…そうじゃない。…一度、何もない場所で考えてみたいんだ」
「俺がこれから、どうするべきなのか…」
チャム
「な、何よそれ…?」
ショウ
「もちろん、食わせてもらってる分の仕事はする。
ダンバインを使って、ガンダムの回収の手伝いくらいはするさ」
美和
「………」
遷次郎
(……この馬鹿者めが……)
フリット
「…分かった。計画をもう一度確認しよう」
「竹尾ゼネラルカンパニー、ブレイブポリス、IS部隊、ヘスティア・ファミリア、
カービィは日本に留まり、周囲の警戒と戦力拡充を行う」
「ジーグチームとマジンガー隊はヨーロッパに治安維持へと向かい、
ヴェイガン残党や機械獣の応戦に向かう」
「アーマードライダー隊とショウさんとチャムは、隔離地区へ向かい
宇宙から墜落したガンダムの調査と回収へと向かう…」
駆
「あれ?俺と天音はどこに入るんです?」
フリット
「イオニアはその特異性から、シグザールは戦術的な立場からどちらにするか迷っていてな…」
美和
「ですから、あなた達に選ばせようとここに呼び寄せたのです」
駆
「選ばせるっつっても…」
天音
『僕は兄さんの選択に従うよ。
どのルートでも、僕達の力は必要になってくると思うし…』
駆
「けどイオニアがなきゃ、日本組や隔離地区はいいとしてAUEに行く
ジーグチームやマジンガーチームの足はどうしたら…」
フリット
「そこは連邦極東支部に輸送艦を要請する。君たちは気にしなくてもいい」
駆
「そうですか、それじゃあ……」
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A.日本に留まり戦力を集める
勇者警察ジェイデッカー
無敵ロボトライダーG7
インフィニット・ストラトス
星のカービィシリーズ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違ってるだろうか
ルート参戦作品
侍戦隊シンケンジャー
Fate/grandorder
龍の国ルーンファクトリー
ハイスクールD×D(スポット参戦)
B.AEU領に向かい治安維持へ向かう
マジンガーZinfinity
鋼鉄神ジーグ
ルート参戦作品
真!ゲッターロボ 地球最後の日
機動戦士ガンダムAGE
機動戦士gundam GQuuuuuux
劇場版機動戦士ガンダム00
C.旧ボストンに向かい調査に向かう
聖戦士ダンバイン
仮面ライダー鎧武
参戦作品
fallout4
ファイアーエムブレム風花雪月
龍の国ルーンファクトリー
機動戦士gundam GQuuuuuux
機動新世紀ガンダムX
戦国無双5
装甲騎兵ボトムズ
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A.日本ルート
駆
「それじゃあ、俺たちは日本に留まってみんなと治安維持をやっときます」
フリット
「そうか…その方が、君達にとっても勝手が利くだろう。
冴島総監、千冬先生達…彼らを頼んだ」
千冬
「分かりました」
冴島総監
「AEU領の平和はお任せします、アスノ指揮官」
B,ヨーロッパルート
駆
「それじゃあ、俺たちはヨーロッパに行きます」
フリット
「なるほど…確かに機械獣やヴェイガンのMSを相手にするならば、
イオニアの万能性とシグザールのパワーが必要だ」
天音
『フリット指揮官、どうかよろしくお願いします』
フリット
「うむ…君達の誠意に精いっぱい応えることを誓おう」
C.旧ボストンルート
駆
「それじゃあ、俺たちはボストンの隔離地区に行きます」
フリット
「選ばせておいて何だが、いいのか?あそこは…過酷だぞ」
駆
「はい!貴虎さんと光実さんとショウさん達だけじゃ戦力が足りないと思うし…」
天音
『すぐにイオニアでガンダムを収容して、日本に帰ってきますね』
フリット
「そうか…貴虎、彼らを頼むぞ」
貴虎
「ええ、お任せください」
ショウ
「…よろしくな、駆、天音」
駆
「お、おう…!そっちこそよろしくな!」
天音
(…何だろう、あの人…とても何かに迷ってるような…)
(戦うことに?…でも、何か違う…?)
チャム
(…………)
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美和
「どの部隊の先にも、困難が待ち受けていると思われます」
フリット
「全ての部隊の健闘を祈り、無事再会ができる事を祈ろう…」
「他の隊員には、翌日に伝える事とする。では、解散!」
天音
『いよいよだね、兄さん…』
駆
「ああ、お前を元に戻すのと、世界の平和を守るための戦いだな」
(やってやるぜ…!シグザールもアームドファントマも、その為に使うんだ)
(誰にだって、邪魔させたりさせるもんかよ…!)
部隊名選択、第1回分岐選択 完
リリルカ「で、結局いったいどのルートを通るんですか?」
箒「pixiv版だと旧ボストンへ向かったが、ハーメルン版は別のルートに行くのか?」
セシリア「いえ、旧ボストンルートも色々と改変があるためそちらを優先するらしいですわ」
つばき「それでいいの?せっかく一からやり直せるのに…」
鏡「余裕があったら他のルートを1話くらいは掲載するみたいだが」
鈴「何度も言うけど、こんなのは自己満足なんだから自分の書きたいもんから書けばいいのよ!
他人の意見に左右されてモチベーション無くしたら元も子もないわよ!」
勇太「それはそうだけど…」
箒「ほとんど暴論に近いな……」