この話は何度書いてもしっくりこなくて書き直したので遅くなりました。
「最後の座学は念の系統について、また能力の制約について簡単にご説明いたします。ご存じのことも多いかもしれませんがお付き合いください」
そう言って忍者のリーダーは六性図を描いた図面を広げた。
【強化系】
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【放出系】 【変化系】
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【操作系】 【具現化系】
\ /
【特質系】
::強化系::
物の持つ働きや力を強くする。肉体強化、武器強化、治癒能力の強化など。
::放出系::
オーラを飛ばす。体の外に出したオーラを維持する。念弾、オーラ回収、瞬間移動など。
::操作系::
物質や生物を操る。自分や相手にかかわらず体の内側にあるオーラを操作する。生物、無生物の操作、命令、能力の付加。
::変化系::
オーラの性質を変える。雷や炎などに変化、形状変化、不可知の演出。
::具現化系::
オーラを物質化する。特殊な武器の創造、念獣、念空間。
::特質系::
他に類のない特殊なオーラ。他者の能力を奪う、記憶を取得、未来視。
***
「六性図は上側の【強化系】から下側の【特質系】に行くにしたがって、”発”の能力数が多くなる傾向があります。
【強化系】は”発”の能力数が少なくて、その代わりに能力が単純で制約が少なく使いやすく、逆に【特質系】の方は”発”の能力数が多くて、その代わりに一つあたりの能力が繊細で弱くなることが多いのです。
そしてそれを補うために、【特質系】に近い系統ほど制約と誓約を重く設定してしまい、後に苦しむ方がいらっしゃいますのでご注意ください。
もちろん能力数は個人の資質によって多くも少なくもなりますので、あくまでも参考となります」
(ウボォーキンとクラピカみたいなもんか・・・)
幻影旅団のウボォーキンは
対してクラピカは計7個もの能力を操るが、そのぶん制約も多く誓約も厳しかった。また限定されたシチュエーションではとても役立つがそれ以外では使えない能力もあり、総じてピーキーな印象がある。
IFの話になるが、クラピカが『
しかしクラピカは自分一人で戦うために、全部を自分で担う道を選んだのであのような制約と誓約になったのだろう。
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「六性図の左側、つまり【放出系】【操作系】は体の外に出したオーラを操作するか、内側のオーラを操作するかという違いはありますが、どちらも『自分のオーラを動かす』ことに長けた系統です」
【放出系】は自分から切り離したオーラを留めたり、それを相手にぶつけることで攻撃をしたりすることができる。また移動という、オーラを介した動きという意味で瞬間移動なども司ることができるようだ。自分の外側の空間でオーラを動かす能力が高い。
対して【操作系】は生物か無生物かに関わらず、対象物に自分のオーラを浸透させて、浸透させたオーラを自在に動かすことで対象物を操作することができるようだ。
つまり六性図左側の系統は、オーラを動かしたり作用させることに長けた系統といえるだろう。
作用の方向性はそれぞれこのようになる。
強化系 : 自分自身に作用させることが得意
放出系 : 空間に作用させることが得意
操作系 : 自分以外の物体(人・物)に作用させることが得意
ちなみに、特質系は他者(人)に作用させることが得意とのこと。クロロ、クラピカ、ネフェルピトー、ツェリードニヒ・・・なるほどって感じだ。操作系キャラが他者を利用するイメージで、特質系キャラが他者を支配するイメージの差だろうか。
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「六性図の右側、【変化系】【具現化系】はオーラ自体の性質を変化したり固形化できます。つまりどちらも自身が思い描いて想像したことをオーラに伝える力、『オーラへの思念力』に長けた系統です」
こちらは想像力など頭で考えたことをオーラに伝える力に長けていて、
小← オーラ思念力 →大
強化系 ⇔ 変化系 ⇔ 具現化系 ⇔ 特質系
という順番で思念をオーラに伝える力が重要になっていくようだが、【特質系】に近づくにつれてイメージに対して思念というか執着にも近いものが必要になる。
(【強化系】は自分中心的かつ、自分が興味ある事は一途だがそれ以外の物事にあまりこだわらないから、能力が1個とか2個でその分おおざっぱだけど力強い能力が多い)
(【特質系】は支配的かつ執着力高めだから、能力が多くて複雑かつ制約が多くて繊細だけどその分型にはまったら爆発的な力を発揮する)
【強化系】と【特質系】対比するとこんな感じだろうか。
【強化】
/ (単純・一途) \
【放出】 【変化】
(短気・おおざっぱ)(気まぐれ・嘘つき)
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【操作】 【具現化】
(理屈屋・マイペース) (神経質)
\ 【特質】 /
(個人主義・カリスマ性)
***
「次に制約と誓約についてです。基本的な考え方としては、
・能力の適用範囲を広くする
・能力の適用距離を延ばす
・他者を操作する
・他者のオーラを”絶”にする
・他者の”発”を奪う
・他者の”発”を封じる
・念空間を創る
・時間に関わる能力
こういった場合は制約と誓約が重くなっていきます。
軽減する方法としましては、
・思い入れのある事柄を能力の基にする
・思い入れのある品を能力発動の触媒にする
・能力発動時に毎回一定の行動・動作ををする
・他者を介在しない制約で構成する
・自分の体質にあったものにする
こういったものを組み込むと比較的軽い制約と誓約になります。
特に「相手に〇〇をさせる」といったような相手に依存する発動方法にしてしまうと、相手に能力を知られてしまった場合に一気に不利になってしまいます。
なるべく自分一人で制約条件を達成できるようにしたほうが、使い勝手がよくなる傾向にありますのでご参考になさってください。」
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「タダオ様は【特質系】なので、”発”を創るためにはオーラ浸透力・支配力とオーラ想像力・執着力の両方ともを高次元で必要とされます。そのため思いどおりの”発”を創り出すのは非常に難易度が高いのですが、そのぶん強力な”発”を創り出せる可能性があります」
【特質系】が良質の”発”を創るのには、オーラを浸透して自由に支配する力と、狂気に近いような想像力(思い込み)を強く持ち、能力数はなるべく少なくして制約と誓約に注意しないとといけないということか。めちゃくちゃ難しい。
【特質系】のキャラクターは強者が多いイメージだが、むしろ良質で使い勝手のいい”発”を創れた者しか生き残れないだけなのかもしれない。
(でもだからこそ、支配力と強い思い込みを持つ人物像 = 個人主義・カリスマ性 とヒソカに分析されるのかもな。
それとクロロは、相手の”発”を奪う能力を強く願い、なおかつ能力数を抑えることで使い勝手のいい『盗賊の極意』を創ったんだな)
「【特質系】は”発”を創るための修行についても注意する必要があります。
オーラの浸透力を強くする修行と、自分が創りたい”発”を強烈に想い続けなければいけませんので、系統修行は慎重に行います。まずはじっくり基礎を固めましょう。
では本日の修行はここまでとなります」
(”文珠”は結構良い選択肢だったかもな。あとは細かいところを決めていって”文珠”を完成させよう)
こうして忠夫は非常に内容の濃い二日目の修行を終えたのだった。
説明ばっかりで書きたいことが伝わったかどうかが非常に心配です。文才欲しいなあ。