知らない天井は独房だった。   作:鋼蛙

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ようやくライ君が活躍し始める‥‥‥‥。
感想で交流して欲しい人とか部活とか質問お願いします。
参考になるんで。


特別捜査部員、動きます

「‥‥‥‥なあ、先生。」

 

「言わなくてもいいよ、ライ。」

 

…‥‥もはや大喜利大会と化してるんですが。この会議。

 

まずセリカ。会計担当だし真面目にバイトしてるしで、まともなのかと思ってたのに。

なんだよゲルマニウムブレスレットって。どう見ても詐欺だろうよ。それなら昼飯ちゃんと食ってバイトに励んだ方がいいよ。

 

次にホシノ。アナタ一番先輩だよね?なんだよ拉致って。そんなことしたって根本的解決にならないし議員どころか、下手なことするとシャーレの仕事が増えるか信用を失うか、どの道連邦生徒会に目をつけられて潰されるだろうよ。情報収集してたらゲヘナとトリニティの治安維持組織のトップってバケモンらしいじゃん?

…‥‥‥‥君もバケモン側だと思うけどさ。

 

そんな先輩に似たり寄ったりなシロコさん?銀行強盗は絶対にやめろ!!

…‥‥‥オレも盗みの経験あるけどロクな目に合わなかったからやめなさい。そんな計画練ってもね、駄目なものはダメ。

 

あとノノミさん?スクールアイドルってなんだよ!?正直見てみたいし貢いでみたいけどさ!

そのアニメ、オレの感覚だと割と昔のじゃない!?好きだけど!

‥‥‥でも美少女水着団はやめよ。

 

「あのう…‥議論が進まないんですけど、そろそろ結論を…‥‥。」

 

「それは先生に任せちゃおうー。先生、これまでの意見っで、やるならどれがいい?」

 

面倒くさくなったなお前。こんな所で大人に頼るんじゃないよ。ねえ、先生____

 

「私はせっかくだし、ライの意見も聞いてみたいかな。色々経験ありそうだし。」

 

‥‥‥え、オレですか?まあ、確かに()()やってはきたけども。

 

「そもそも、先生は別にいいとしてライはキヴォトスに来る前は何してたの?」

 

「へ!?」

 

「確かに、大人ではないとは言っていましたけど‥‥‥」

 

「ん、気になる。」

 

「昨日のセリカちゃんを助けた時の()()。普通に生きてたんじゃできないよねー。おじさん、興味あるな~」

 

「あのー、拒否権の行使は認められてますかね‥‥‥?」

 

「ライさん。私としては、そろそろマトモな意見が欲しいですし、参考にできるものなら是非とも聞かせてほしいです。」

 

いかん。話を逸らさねば‥‥‥そうだ。

 

「そ、そういえば、ヘルメット団が使ってた銃とか戦車!アレをばらして売ればいい値になると思うんだけど、どうかな!?」

 

「うわ、露骨‥‥‥」

 

「でも悪くないかもしれません。私たちが使うモノでもありませんし…‥‥」

 

「そもそも、なんでヘルメット団が戦車を持ってたんだろう?前は、あんなのなかったはず。」

 

そうなの?てっきり、キヴォトスの不良グループって戦車持ってるのが当たり前なのかと。

そういえば、武器とかの流出量2000%くらいになったんだったけ?あ‥‥‥

 

「…‥‥何処からかの流出品?だとしたら、正規のルートじゃないかもしれない。」

 

武器が流出するときは大抵は汚職やコネによる非正規ルートを通るものだ。オレ自身、そういうものに頼ったことはそれなりにある。

 

「それに、ヘルメット団の奴が前、オレを誰かと勘違いしたときに、報酬がどうのこうのって‥‥‥」

 

「それって、裏で誰かが糸を引いてるって事ですか!?」

 

「…‥‥ありえない話じゃない。」

 

「なるほどー。調べてみた方がよさそうですねー。」

 

「それなら私は一旦「書類片づけないとですね」…う”う”う”!?」

 

「少しは手伝いますけどね。‥‥‥こういうのはオレの仕事じゃないですか?」

 

特別捜査部員だからな‥‥‥。捜査、してみますか。それに、色々とやりたいことあるしな。

 

「分かりました。私の方でも調べてみます。」

 

「助かるよアヤネ。」

 

「んじゃ‥‥行きますよ、先生‥‥‥定期的に連絡する。いい知らせを祈ってね」

 

「じゃあ、私たちは会議を続けましょうか♪」

 

「ところで先生、どの案がいいと思う?」

 

「アイドル。私プロデューサーやるよ?」

 

「だから‥‥‥いい加減にしてくださいっ!!

 

「出たー!アヤネちゃんのちゃぶ台返しー!」

 

「‥‥‥やっぱり、オレ残ろうか?」

 

「…‥‥‥気にしないでいいわ。いつもの事だし。」

 

「‥‥‥‥早くしなさいよね。時間無いんだから。」

 

「‥‥‥ああ」

 

_________________________________

 

一旦D.U.に戻った先生とオレ。先生を探しに行くときに出ていったきりだったから割とご無沙汰だ。こうして先生とここに戻って来たという事は、ある意味では捜索はこの瞬間に完了したという事になるだろう。帰ってくるまでがなんとやらってよく言うし。

 

「先生‥‥‥本当に仕事してたんですか?当番制も始めましたよね?」

 

「それは当番の子が来てたかはライも連絡してたんだし知ってるでしょ?」

 

先生を殺す気なのか?連邦生徒会よ。仕事を減らしてくれないか?

 

「…‥‥ねえ、ライ。せめて今日は一緒に残業してくれない?」

 

死んだ目に涙を浮かべて見つめてくる先生。うわぁ…‥かわいそうな美人OLってこんな感じなんだろうなー。

 

「そうですね。いきなり行っても仕方ないですし、いいですよ。」

 

「どこか行くの?」

 

「まずトリニティ、次にミレニアムに行ってみます。」

 

ハスミがキヴォトス初戦車はトリニティのものと同型だと言っていたし、ある程度流出ルートが分かるかもしれないと考えたのが一つ。彼女は正義実現委員会とかいう聞き覚えのあるやばそうな名前でありながらまともな治安維持組織のNo.2らしいので、そこら辺の事情も知っているはずだ。

 

「‥‥‥‥それは分かるけど、ミレニアムはどうして?」

 

「調べてみたら、キヴォトスでもダントツの科学技術があるらしくて。興味があるのと、役に立ちそうなものないかなーって。あと、ユウカにお礼を言いに行きます。」

 

「そ、それなら私も「また怒られますよ?手、動かしましょっか」…‥‥はい。」

 

「…‥‥‥生徒の為、なんでしょう?やれるだけやりますよ。ほら」

 

 

 

 

 

 

 

結局、書類の山が片付いたのは0時過ぎだった為、オレたちは二人して仮眠室で倒れこむように熟睡した。

 




〈連邦捜査部 情報アーカイブ:対策委員会それぞれのライへの印象〉
・シロコ→強い人だと確信。戦ってみたい。

・ノノミ→密着したときに結構鍛えていることが分かったのでどんな筋トレをしているのか気になっている。

・ホシノ→先生の同僚ということや隠し事が多そうな事もあって不信感あり。時折見える本音と実力が気になっている。カロリーメイトはいらない。

・アヤネ→セリカを身を挺して助けてくれたのでとても感謝している。あと基本的にマトモに見えるので非常に助かっている。

・セリカ→既に脳を焼かれ始めている。次に紫関ラーメンにきたらサービスしてあげなくもない。
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