英霊の稲荷様   作:名無しのペロリスト

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聖杯問答

 過去から現代までの人類文明のほぼ全てを保管している、とても便利な宝具だが種類は膨大である。

 検索しても絞り込むのに時間がかかるし、私の理解力が全く追いついていないので、使いこなせているとは言い難い。

 

 それでも近いのが見つかり、多分これだろうと見当をつける。

 

 私は成るように成れの心境で、過去の城内庭園を再現するべく、アインツベルンの城に上書きしていく。

 

「おおっ!」

「これは!」

 

 複製なので、本物ではない。

 おまけに魔力を節約するため、表面だけ再現しただけのハリボテだ。

 それでも彼にとっては、見覚えのある王城の庭園風景だったようだ。

 口には出さないが、昔を懐かしむような表情に変わっている。

 

「どうでしょうか? アーチャー。ご満足いただけましたか?」

「……よかろう。特別に許す。ただし、今回だけだ。次はないと心得よ。雑種」

「ありがとうございます」

 

 取りあえず威圧を止めてくれた。

 なので、私はまた葡萄酒をチビチビと飲み始める。

 

「バーサーカーよ。これは一体どういう宝具だ?」

 

 ライダーが率直に尋ねてきた。

 敵に己の宝具を教えるなど普通は考えられないが、私はコレを攻撃に使う気はないので、正直に答える。

 

「過去から現在に存在した文明を、再現する宝具です。

 ただ薩摩切子も複製で本物ではなく、この庭園も触れはしますが幻のようなものです。

 私が魔力の供給を止めれば、儚く消え去るでしょう」

 

 今見えている古代の庭園や王城も、演劇の小道具のようなものだ。

 魔力供給を止めれば、その瞬間に元のアインツベルン城に戻る。

 

 その気になれば本物と瓜二つのモノを創造できるが、アーチャーを納得させるだけならハリボテで十分だ。

 ぶっちゃけ魔力が勿体なかった。

 

 取りあえず納得してくれたライダーは、宴を再開すべくアーチャーに酒を振る舞うが、こっちはどうやらお気に召さなかったようだ。

 

「ふん、何だこの安酒は! こんな物で本当に、英雄の格が測れると思ったか!」

「そうかぁ? この土地の市場で仕入れた中じゃ、コイツはなかなかの一品じゃぞ?」

「そう思うのは、お前が本当の酒というものを知らぬからだ。雑種めが」

 

 アーチャーはそう言って宝具を展開するが、攻撃が目的ではない。

 王に相応しい酒を出して、私も含めた他のサーヴァントたちに振る舞った。

 

 私はあまり飲酒をしないので、味に関しては良くわからない。

 だがそれでも、これは美味しいと思う。

 セイバーとライダーも一口飲んだだけで、感嘆の声をあげていた。

 

「酒も剣も、我が宝物庫には至高の財しかあり得ない。

 これで王としての格付けは、決まったようなものであろう?」

 

 しかし私は今の言葉で、やっぱりアーチャーとの相性は良くないな感じた。

 自分は何百年も昔から、人類の文明や文化、歴史や道具などを保管している。

 宝物庫とは違う運用方法なので当たり前だが、価値の低い物も含まれているのだ。

 

 さらに余り物は国民に振る舞ったり、自分だけが独占することもない。

 高級品は恐れ多いので正倉院行きになり、自宅には一般家庭で使うような普通の物ばかりだった。

 

 ただし一見すると何処の家庭にもあるような物でも、実は細部まで拘り抜かれていたりする。

 私は何百年経っても、そういう目利きには全く自信がない。

 

 一流の職人が長く使って欲しいからと、そっち方面に技術の無駄遣いをしたりするのだが、今は関係ないので置いておく。

 

 

 

 とにかく根っからの庶民派で質素倹約を良しとする私と、高級品を自分の周りに置いて得意気に自慢するアーチャーでは、相性はあまり良くないのだ。

 

 そんな私の心境はともかく、ライダーは異議ありと反論する。

 

「ふむ、アーチャーよ。貴様の極上の酒は、まさしく至宝の盃に相応しい。

 ……が、あいにく聖杯は酒器とは違う。

 まず貴様がどれ程の大望を聖杯に託すのか、それを聞かせてもらわねば始まらん」

「仕切るな雑種。第一、聖杯を奪い合うという前提からして、理を外しているのだぞ」

 

 どういうことかしらと、私たちは首を傾げる。

 それに関してアーチャーは、すぐに答えを説明していく。

 

「そもそもにおいて、アレは俺の所有物だ。

 世界の宝物は一つ残らず、その起源は我が蔵に遡る」

「じゃあ、貴様。昔聖杯を持っていたことがあるのか?

 どんなもんか、正体も知ってると?」

 

 ライダーが鋭い指摘をする。

 だがアーチャーは、興味なさそうな顔をして息を吐く。

 

「知らぬ。雑種の尺度で測るでない。

 俺の財の総量は、とうに俺の認識を越えている。

 だが宝であるという時点で、我が財であるのは明白だ。

 それを勝手に持ち出そうなどと、盗人猛々しいにも程があるぞ」

 

 今のアーチャーの説明を聞いても、私は良くわからなかった。

 なので取りあえず、わかったような顔をしてチビチビお酒を飲んでやり過ごす。

 

「お前の言は、キャスターの世迷い言と全く変わらない。

 錯乱したサーヴァントは、奴一人ではなかったらしい」

 

 セイバーは呆れたように口を開くが、ライダーは違うようだ。

 

「いやいや、どうだかなあ。

 何となーく、この金ピカの真名に心当たりがあるぞ? 余は。

 バーサーカーも、気づいているのではないか?」

 

 ライダーはそう言って、アーチャーの次に私の方をチラリと見てくる。

 確かに彼の鎧に似た物は見つけたけど、絶対にそうだという保証はない。

 私の直感を信じるなら間違いないが、根拠を求められて説明できないので困るのだ。

 

「アーチャーの真名なら見当がつきました。

 ですが確証はないので、黙っておきますね」

 

 私の直感が外れたことはない。

 だがそんなことを言っても、誰も信じないだろう。

 説明も面倒だしお酒に戻ろうとしたら、いつの間にかグラスが空っぽになっていることに気づく。

 

 なので、せっかくだからと、自分も至高の一品を出すことにする。

 

「では、私もお酒を振る舞いましょう」

 

 表面上は冷静に振る舞っているつもりだ。

 しかし実のところ、アーチャーに対抗意識を燃やしていたのかも知れない。

 とにかく私は過去にいただいた日本酒を複製し、この場の皆に振る舞う。

 庶民的ではあっても、案外負けず嫌いなのだ。

 

「ほうっ! これもいけるな!」

「まるで水のように透き通って、濁りがありませんね」

「ふん、まあまあだな。褒めてやる。雑種」

 

 自分ではあまり飲まないけれど、捧げられた清酒は日本一と言っても過言ではない。

 五百年もの間に、もっとも美味しいと評判のお酒を複製した。

 

 この場の皆が満足してくれたようだし、取りあえず出した清酒を適当な場所に置く。

 そして一口飲んだライダーが、問答を再開させる。

 

「でもなあ、アーチャー。

 お前、別だん聖杯が欲しいってわけでもないんだろう」

「無論だ。だが俺の財を狙う賊には、然るべき裁きをくださねばならん。

 ようは筋道の問題だ」

 

 相変わらず難しい話だなと思いながら、私はついでに酒のツマミもいくつか複製する。

 チーズおかきの包装を破って小さな口に運び、バリバリと噛み砕く。

 

 相変わらず自分は、聖杯戦争とは思えない緩い雰囲気を発している。

 だが、これが私でいつも通りなので、仕方がない。

 

 その間にライダーがアーチャーに、さらに詳しい目的を尋ねると、素直に答えてくれた。

 

「法だ。俺が王として敷いた。俺の法だ。

 お前が犯し、俺が裁く。問答の余地など何処にもない」

 

 古代の王様から見れば、現代を生きる私たちも一人残らず国民なのだろう。

 だから法律と同じように裁くと言われて、なるほどと納得はできた。

 

 ただそれを受け入れられるかと言うと別で、断固拒否である。

 

 ライダーもセイバーも、議論の余地はない。

 アーチャーとは、剣を交えるしかないと理解した。

 

 そして次は、征服王が聖杯を求める理由を堂々と告げる。

 

「受肉だ」

「はぁ!? お前! 望みは世界征服だったどふえぇ!?」

 

 自分のマスターを、軽くはたいて吹き飛ばした。

 だが流石に打ち所が悪いと死にかねないので、私は咄嗟に移動して地面に落ちる前にキャッチする。

 

 お礼を言われたが気にすることはないので、どういたしましてと自分の席に戻っていく。

 

「馬鹿者! いくら魔力で顕界してるとはいえ、所詮我らはサーヴァント。

 余は転生したこの世界に、一個の命として根をおろしたい!

 体一つの我を張って! 天と地に向かい合う! それが! 征服という行いの全て!」

 

 わかってはいたが、ライダーは熱い男のようだ。

 考えなしの脳筋ではあるけど、清々しいほど突き抜けている。

 

「そのように開始し! 押し進め! 成し遂げてこその! 我が覇道なのだ!」

 

 思わず私は、おーっと拍手を送ってしまった。

 だがセイバーは違うようで、難しい顔をしている。

 

「そんなものは、王のあり方ではない」

「では、貴様の懐の内、聞かせてもらおうか」

 

 次の問答はセイバーのようで、全員の注目が集まる。

 

「私は、我が故郷の救済を願う。

 万能の願望機を持ってして、ブリテンの滅びの運命を変える」

 

 またとんでもない願いが出てきた。

 どうすんだコレと思いながら、柿ピーをモグモグするのに戻る。

 そして、ライダーが微妙な表情で口を開く。

 

「なあ、騎士王。貴様今、運命を変えると言ったか?

 それは過去の歴史を覆すということか?」

「そうだ! まるで奇跡を持ってしても、叶わぬ願いだろうとも!

 聖杯が真に万能であるならば、必ずや!」

 

 しかしそこで何故かアーチャーが笑いだし、セイバーが戸惑う。

 ライダーは困った顔で、今の発言に対して駄目出しをする

 

「ええと、セイバー。

 貴様、よりにもよって、自らが歴史に刻んだ行いを、否定すると言うのか」

 

 この問いを、セイバーは肯定した。

 だがアーチャーとライダーは違うようだ。

 

 私も、滅ぼされた祖国を救いたいという志は立派だと思う。

 けれど自分のこれまでの過去の行いをなかったことにするのは、許容しかねる。

 

 そしてイスカンダルだが、祖国が自分の死後に滅びたことについて、何の悔いもないと言い切った。

 確かに自分の死後についてまでは、責任を持てない。

 私は彼ほど潔く滅亡を受け入れられなくても、形あるものはいつかは壊れ、命ある者はいつかは死ぬのだとわかっているつもりだ。

 

 どうにもセイバーを見かねた私は、今まで我関せず続けてきたが思わず発言する。

 

「私も長く人間たちを見守ってきましたが、誰もが必ずいつかは死ぬのです。

 国の繁栄も、永遠に続くものではありません。

 ですが、悲しむことはありません。何度滅びようと灰の中から芽吹いて花開き、新しい国が興るでしょう」

 

 私はセイバーを思い留まらせるために、とにかく頑張って説得する。

 酔った勢いで喋っているので、自分でも何を言っているのかは良くわかっていない。

 

「貴方が守りたかったブリテン人の子孫も、絶望して嘆き悲しむでしょう。

 ですがその後は前を向き、新しい国を興して幸せになったかも知れません。

 けれど騎士王。貴方の聖杯への願いは、未来に向いていません。

 今を生きる民草の幸せを否定する行いです」

 

 偉そうに語ったが、転生してから歴史を滅茶苦茶に書き換えた私が、言えたことではない。

 ただ否応なしに戦国時代に転生したのだから、生き残るためにはやむを得ない行いだ。

 

 別に自分から望んだことではないし、運命を受け入れて開き直り、やるだけやってやるぜと行き当たりばったりで動き出し、そうして狐っ娘ワッショイワッショイの日本ができた。

 

 現実を直視したくはないので、考えを振り払うように首を振って続きを話す。

 

「やはり私は、過去を変えるのは反対です。

 たとえ祖国が滅びようと、これまでの決断と努力を、数多の出会いと別れを無にするなんて」

 

 五百年近くも日本で過ごしてきたので、相当な愛着がある。

 滅びの運命は受け入れたくないが、だからといって過去を変える度胸もない。

 やっぱり私は日本の最高統治者として相応しくないと、心の中で嘆く。

 

 セイバーはそんな自分を見て、悲しそうな顔をする。

 

「バーサーカーなら、わかってくれると思ったのだが、……残念です」

「もちろん、セイバーの気持ちは良くわかります。

 私も国民を守りたいですし、祖国が滅びるというなら、絶望の運命を覆したいです」

 

 私はそう言って清酒を一口飲み、大きく息を吐く。

 

 正直、セイバーが故郷を救った影響で世界がどうなるかが、まるで予想がつかない。

 正史よりも被害が減るかも知れないし、下手をすると遥かに大勢の犠牲が出る可能性もある。

 

 それとも平行世界という位置づけで分岐して、こっちの世界は何の問題もなく進んでいくのかなど、色々考えられる。

 

 だがもし今の世界を上書きして、全く別の世界になってしまうとしたら、私としては断じて認めるわけにはいかななかった。

 

「セイバー、どうか思い直してください。

 本当に貴方の望みは、ブリテンを滅びの運命から救うことなのですか?」

 

 出来ることなら思い直して欲しい。

 

 だが残念ながら、私とセイバーは違う。

 彼女は遥か昔の英雄だ。

 そして自分は、五百年程生きた現代人である。

 

 できれば今のイギリスを大切にして欲しかったが、彼女の中ではそれはもうブリテンではないのだろう。

 

「言葉を尽くしてくれたバーサーカーには悪いが、やはり祖国を見捨てられない。

 どうかわかって欲しい」

「……そうですか。残念です」

 

 何となくそんな気はしていたが、セイバーは聖杯への願いを変えるつもりはないようだ。

 私は狐の耳と尻尾をシュンとさせて、大きな溜息を吐く。

 

(まあ私の判断基準や知識は殆どが娯楽作品だし、過去を改変した影響も詳しくはわからないんだけど)

 

 しかし映画が小説では、過去改変がすんなり成功するのは不可能だ。

 大抵が世界を大いに混乱させた挙げ句、自分や周囲の人たちを危険に巻き込み、最終的には破滅するか、元に戻すことになる。

 

 望みの結果を引き寄せるためには、万に一つの可能性に賭けなければいけない。

 正直、聖杯戦争を勝ち抜くだけでも難しいのに、そのあとにまた困難が待っているのだ。

 

 祖国を救う願いに、果たしてそこまで危険を冒す価値があるかは、ちょっと疑問である。

 少なくとも自分なら、過去を変えてまで日本の滅亡を救おうという気は起きない。

 

 全力でやるだけやっても駄目だったのだ。

 たとえ神にも等しい奇跡によって滅びを避けられても、近いうちにまた存亡の危機に陥るだろう。

 

 そのたびに助けてくださいと聖杯に願われるのだから、万能の願望器もマジで勘弁してくださいと泣き言を言いそうだ。

 

「私は祖国を、存亡の危機から救いました。

 しかし一度は滅亡を防げたので、もう安心ということはありません」

 

 私としては無言でチーズタラをモグモグ食べていたかった。

 しかし、うっかり口に出てしまう。

 

 だが一国の最高統治者を五百年近く続けてきたストレス、もしくは恨み辛みを吐き出したかったのか、止まる気配はない。

 

「国を支える枯れかけの大樹を、神の奇跡に縋って延命したとて、民草の苦しみを長引かせるだけです」

 

 自分の過去の経験を思い出して、そのことを口に出す。

 

「私は王位を簒奪し、自らが立って人々を導きました。

 結果、祖国は立ち直り、今も繁栄を謳歌しています。

 ですが、もう二度とやりたくはありません」

 

 民意によって神皇に就いているので、後ろめたいことは何もない。

 だが結果的には私が足利将軍を退位させ、室町幕府の幕を引いたことに違いはなかった。

 前世では大変恐れ多い、やんごとなき御方の上の身分だし、本当にどうしてこうなっただ。

 

 しかし、戦乱の世を終わらせたのは良いことだ。

 それでも振り返ってみれば、もうちょっとこうやりようがあったかも知れない。

 

 だが今さらあの頃には戻れないし、当時の選択に後悔もしていない。

 普段ならこのような後ろ向きなことなど考えもしないが、きっとお酒を飲みすぎたせいだ。

 

 過去に戻って滅亡を阻止したいと熱く語るアーサー王を見ていると、ふと自分はどうなのだろうかと思ってしまい、ほんの僅かに後悔の念があったのかも知れない。

 

 つい自分が王位を簒奪したと口走ってしまったが、完全に間違いとも言い切れないので、この場では訂正はしないことにした。

 

 だがそれはそれとして、あの頃はマジで綱渡りの連続だった。

 我ながら良く生き残れたものだ。

 

「とにかく、アーサー王。貴方は本懐を遂げられて満足するでしょう。

 ですが、統治に終わりはありません。むしろ、ここからが本当の始まりです。

 敵を倒すだけではなく、民草を導き、国を正し、経済を循環させ、安寧と繁栄を保証する。

 騎士王に、統治者の素養があるかはわかりませんが──」

 

 私は歴史に詳しくない。

 当時のブリテンが、どのようにして滅亡したかは知らない。

 だが聖杯に縋って一度は滅びを免れても、火種はいくらでも転がっている。

 

 聖杯は気軽にホイホイ願いを叶えられるものではない。

 ならば、ブリテン国が一丸となって滅亡に抗わなければいけないだろう。

 この先もずっと滅びに抗える保証は、何処にもなかった。

 

 しかし、色々考えすぎてこんがらがってくる。

 私が溜息を吐いて首を横に振ると、セイバーは難しい顔をして押し黙っていた。

 

(でも、神の奇跡に縋って願いを叶えたら、何が起きるんだろう?)

 

 もしも未来の猫型ロボットのように便利な道具をポンと出してくれれば、ブリテン国は案外繁栄するかも知れない。

 ただその場合は覇権国家として君臨して、日本が支配されるかもだし、やっぱり過去を改変されるのは困ると思ったのだった。

 

 

 

 その後はライダーとアーチャーが、王とは何かをセイバーに教える。

 しかし自分は思考の海に埋没しつつ、酒のツマミをポリポリやるのに忙しい。

 殆ど右から左に、聞き流していたのだった。

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