サトシ呼んだら、代役でバグキャラが来た件 作:静かなるモアイ
ミアレシティのジムリーダーである十代後半~20代前半の青年シトロンは目の前の惨劇を見て、両膝から崩れ落ちた。
実家であるミアレシティのシンボルであるプリズムタワーは、かつての見映えはなく…伝説のポケモンの圧倒的な一撃で、必要不可欠とは言え物の見事に粉砕されて骨組みだけとなってしまった。
「こんな…こんなことって」
シトロンだって2度と実家であるプリズムタワーに住めないことは薄々分かっていた。今、ポケモンレジェンズZAを始めたばかりのルーキーの皆様の為にも、ネタバレになるから理由はここでは話せないが、プリズムタワーは実は結構わけありの代物であり…半年程前からシトロンはミアレシティの賃貸で暮らしていた。
だが、結果はどうだろうか?伝説のポケモンの…それも禁止伝説ポケモンの強化形態から解き放たれた一撃でプリズムタワーは完全崩壊。いや、プリズムタワー完全崩壊は覚悟していたし、必要とあらばやらなければと思っていた。だが、シトロンが膝から崩れ落ちたのは別の訳も存在する。
「マカセロス」
「マカセロス」
「マカセロス」
100年前のシンオウ地方ことヒスイ地方と同じく、伝説のポケモン(公式戦で使える準伝説)に匹敵、或いは上回る個体スペックを誇るポケモン。通称オヤブンがミアレシティのあちらこちらで見られるわ。基本的にはミアレシティのなかで野生のポケモンの住みかとしてのゾーン、ワイルドゾーンだけであるが、そのワイルドゾーンを飛び出して路地裏や屋根の上などでオヤブンが目撃されて、治安が更に悪くなりもう大変。
こうしてる間にも、シトロンの真上を自力でメガシンカを果たしたオヤブンカイロスの群れが通過していった。
そして、半年程前から発生した異変を解決するため、ミアレシティと外資系企業そして謎の老人AZの手で決まったバトルロワイヤルこと、AZロワイヤル。ミアレシティの新たな名物となったが、ミアレシティは魔境となってしまった。
ミアレシティのトレーナーの多くが世界中のジムリーダーどころか四天王レベルまで強くなり、メガシンカのオンパレード。それにZAロワイヤルで勝てば市から給付金と交換できる賞金コインを貰え、多くのミアレシティのトレーナーは小遣い稼ぎでバトルロワイヤルに参戦。夜中中、ホロバリアーで建物に危害が出ないとはいえ、メガシンカ乱発のバトルロワイヤルで夜のミアレシティの治安は一気に悪くなってしまった。
今ではAZロワイヤルのランクは廃止となったが、先日まではランクはアルファベット順で存在しており…Aランクに昇格した参加者には、外資系企業クエーサー社が出来る範囲でだが、願いを叶えるという素晴らしい特権があり、ワガママな願いを叶えるためにミアレシティの人々は初心者狩りやチームを組んで数の暴力を行った程だ。
「へっ!!こんなクソガキ…俺1人で余裕だぜ!!」
「おいおい、俺様の獲物だぜ!!」
「いいえ、私の獲物ザマス。私はAZバトルロワイヤルで成り上がり、大金持ちになるのよ!!」
どうなら、知らない間に夜になり、周囲は赤いホロバリアーで覆われたバトルゾーンとなった。そして、今宵も多くのトレーナーがバトルを楽しむために、そしてお金を稼ぐためにAZロワイヤルに参加した。最近では海外からの参加者も増えてきており…だからこそ、その弱いもの虐めをしようとしたトレーナーの皆様はイーブイを連れ歩きした15歳程の少年を包囲して一斉に攻撃する。
「あっ…あの人達終わったな」
シトロンはそのイーブイを連れ歩きした少年をしっている。と言うか、その少年のことはミアレシティでの騒動が本格化した頃に出会った。
最初、シトロンは少年と出会う筈はなかった。ミアレシティで起きようとしている事件、これらを解決するため…5年前に別れた凄腕トレーナー サトシを呼ぼうとした。しかし、5年の歳月でサトシも少年から青年の仲間入りを果たして、忙しく…ミアレシティにこれなかった。だが、サトシは薄々気付いたのだろう。シトロンが助けを欲してるのを、だからこそ…サトシは代役として件の少年を遣わしたのだ。
「攻撃が当たらない!?」
「どうなってやがる!?」
バトルにも動きがあった。トレーナーのヘラクロスが、少年のイーブイに格闘技を織り混ぜた攻撃を行うが…イーブイは焦らずに…最小限の動きだけでかわしていく。
「ふざけるな!!ただのイーブイだろ!!」
ピジョンを出しているトレーナーがピジョンに指示を出し、ピジョンが技を使う。使った技は暴風、わざマシンでも覚えさせることが出来る強力な技だ。
「イーブイ。電光石火」
少年が初めてイーブイに指示を出す。その瞬間、イーブイが神速で消えて…ピジョンの背後に現れた。
「なっ!?」
「ピジョ!?」
「イーブイ。コチコチフロスト」
「ブイ!!」
イーブイが冷凍ビームに近い氷技を使い、一撃でピジョンを戦闘不能に追い込んだ。本来、イーブイは氷技を使えない。だが、少年のイーブイは問題なく氷技を使った。
「イーブイが氷技!?」
「どうなってやがる!?」
「イーブイ!奮い立てるは積んだね?「ブイ!!」OK!!バトンタッチ!!コライドン?レッツShow TIME!!」
イーブイがバトンタッチを使い、変化技で上昇した能力を後続のポケモンに引き継がせる。次に出てきたのは……
「アギャッス!!」
タイプ 格闘&ドラゴン
合計種族値600(この作品では。と言うか、蓋を開ければミラコラって化石ポケモンやパラドックスポケモンだしね)
原産地 パルデア地方。化石さえ見つかれば復元可能!!翼の王者 コライドンである!!
「じしん!!」
「じしん?ハッハハハ!!俺のプテラは飛んで…」
「アギャッシャァァア!!」
「プテギャァァァア!!」
「じしんのパワーを拳に込めて殴ったぁぁあ!?」
コライドンの攻撃!!じしんをパンチに込めて殴る!!効果は抜群だ。プテラはワンパンされた。
「ふふふ…私のピクシーはフェアリータイ「コライドン!!ゴッドフィンガー!!」ゴッドフィンガー!?」
コライドンは地面を蹴り、爆速でピクシーの前に現れると…ピクシーの顔面を掴み…ビシビシとピクシーの頭部が悲鳴をあげる。そして掴んだ手からゼロ距離でテラバーストを解き放ち、ピクシーを粉砕した。
「次…誰が来るの?」
少年が告げ、コライドンが口から蒸気を吐き出した。
「「「チクショー!!メガシンカだぁあ!!」」」
トレーナーの諸君はメガシンカを次々と行う。チャーレムが、フーディンが、タブンネが、様々なポケモンがメガシンカしてコライドンに襲いかかる。
「コライドン、メガシンカからのガイアインパクト!!」
結論から言おう。トレーナーの群れの皆様は粉砕された。
「あっ!!シトロンじゃんやっほー!!シトロンもお小遣い稼ぎ?ミアレシティってマサラタウンと違って物価高いもんね~」
「ホワイト!!ちょっとは自重してくんない!?」
サトシが代役として呼んだ少年はホワイト。シトロンと接点はあまり無かったが、サトシがイッシュ地方の孤児院で出会った、サトシより2歳と年下の今年で15歳の少年だ。
シトロンが把握している経歴としては、6歳の時ナニカを見つけて特別許可書を貰ってトレーナー仮免許を貰ってとあるポケモン*1をゲットする。孤児院育ちで、訳アリなのか孤児院でも孤立。その後、9歳の時にサトシと出会う。その後に、里親としてマサラタウン出身の若夫妻に引き取られる。サトシがアローラ滞在時にトレーナー免許をゲッチュしてトレーナーデビュー。だが、その後の経歴を知ったシトロンは卒倒したとか。
「あっ!そうそう!!明日、サトシの兄ちゃんとオーキドのじっちゃん達来るってさ!!僕もホテルZに戻るね!」
そして仕方ないとはいえ、シトロンの実家プリズムタワーを破壊した張本人である。
ホワイトの養父って?答えマイチェン前と一緒。
ホワイトはBW2の男主人公だけど、ブルーママ以外の色彩組出す?
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エンディング後で良いんじゃないかな?
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ゲストキャラとして時々
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ギエピー「ギョエピィィイー」