サトシ呼んだら、代役でバグキャラが来た件   作:静かなるモアイ

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ZAロワイヤル…バグキャラ乱入の件

ホワイトがタウニーの宣伝ライブ動画に出演したことで、タウニーのライブ配信の同接が2億人を突破した頃。

 

「前が…見えないっピ」

 

ギエピー。コライドンにボコボコにされて、顔面が陥没して前が見えなくなる。まあ、ギャグポケモンだから数秒後には元に戻るだろう。

 

「レッドのおじちゃん!ギエピーのボールありがとう!!」

「本物!?本物のポケモンマスターのレッド!?」

 

ホワイトとタウニーは最寄りのポケモンセンターにより、通信用のパソコンで遠方のカントーにあるポケモンリーグ本部に居るレッドと国際ビデオ通話していた。

 

『……』→無言のサムズアップ。

 

ポケモンマスターレッド。その名を知らぬトレーナーはまず居ない。全てのトレーナーの頂点とも言える強さを持ち、アローラチャンピオンサトシの従兄であり…共に育った歳の離れた兄弟とも言えよう。

10歳の時にマサラタウンから旅立ち、旅序でにロケット団を壊滅させて史上初の旅立った歳でその地方のポケモンリーグ完全制覇を成し遂げた生ける伝説。ニホン国で確認された全てのポケモンをゲットし、カントー図鑑を完成させてニホン全国図鑑を完成させた人物でもある。どういう訳か進化できないピカチュウを切札としており、他の手持ちはコロコロ変わる。ピカチュウの強さは理不尽であり、メガシンカを行ったコライドンを粉砕できたとか。

 

『……』→無言で人差し指を立てる。

 

そしてレッドは無口である。

 

「お土産だね!!任せてよ!!お菓子持ち込めたら、甘いので良い?税関厳しいし…置物も買っておくね!」

『……』→無言の頷き。

 

「またね、レッドおじちゃん!」

『旅行楽しめよ』

 

そしてレッドは国際ビデオ通話を切った。

 

「私…本物のポケモンマスター…初めて会った」

 

タウニー。国際ビデオ通話とは言え、本物のレッドに会えたこともあり、軽い放心状態となるのだった。

 

「タウニー?おーい、タウニーちゃん」

「はっ!?なにかな?」

 

《無理もないぞタウニーちゃん》

《安心しろ。ホワイトきゅんファンクラブの皆は君の味方だ》

《目の前のホワイトきゅんもレッド様とどっこいどっこいのヤバい子だけど》

 

ホワイトに話しかけられて、タウニーは我に帰る。まあ、無理もないだろう。ホテルZの宣伝のために、観光客だったホワイトに話しかけたら、超珍しいコライドン出てくるわ、可愛らしいオニアイドルことオーガポンのぽにちゃん出てくるわ、ギャグ補正の塊であるギエピーに遭遇したと思ったら国際ビデオ通話で世界最強のレッド様と遭遇してしまうわ…無理もない。

 

「ホテルZって所、宣伝してるんだよね?僕さ、ポケセンに泊まれると思ってホテル予約してなかったんだ。カントーのポケセンは宿泊施設でもあるからさ」

 

ポケセンはカントーなどでは旅するトレーナーの為の、宿泊施設でもある。それはカロスでもそうなのだが、ミアレシティは観光に力を入れだしたのか、宿泊はホテルオンリーとなってしまい、残念ながらポケセンで格安宿泊は出来なくなっている。

 

「ホテルZに泊まれる?」

「かしこまりましたお客様。当ホテル、ホテルZにご案内します」

「あと、ミアレシティで良いところを案内して!」

「もちろん!!」

 

こうして、ホワイトきゅんのミアレシティ観光…そしてプリズムタワー崩壊RTAが始まるのだった。

 

「なんで僕が荷物持ちなんだっピ。僕だって一応観光客だっピ」

 

ギエピーは荷物持ちであり、ホワイトの旅行バックそしてタウニーが持ってきたマイクなどの撮影機材を運ばされている。まあ、ヨクバリスに匹敵する体脂肪を誇っているので、良い運動となるだろう。

 

だが、日が暮れてきた。

 

「あっ、ヤバい。ホワイト、あとギエピー。急ぐよ!観光は後、ホテルZに急ぐよ!」

 

日が暮れて日没になりそうになると、急にタウニーが慌て出した。と言うのも、これは現在のミアレシティの仕組みが関係しており…ミアレシティは日没になると、1つ~3つのエリアが隔離されて大変なことになるのだ。

 

そして日没の時刻になり…ホワイトとタウニー達が居るエリアが赤いホロ技術を用いたホロバリアーで隔離される。

 

「えっ?なにこれ?」

「閉じ込められたっピ!!」

「遅かった…それに今日はここがバトルゾーンだったなんて」

 

事態の把握が出来ないホワイトとギエピー。まあ、無理もない。日没になったら赤いホロバリアーで閉じ込められますって観光雑誌には一切書かれていなかった。

そしてタウニーは事情を知っているのだろう。頭を押さえて、大きなため息を吐き出した。

 

と、その時だった。

 

「ぐぇぇぇピー!?」

 

なんの警告や宣言なしに、ギエピーの背後からスピードスターと思われる攻撃が直撃する。いきなり、背後から警告なしの攻撃なんて野蛮過ぎる。

 

「えっ!?いきなり誰から!?」

「やろー!!何処のだれだっピ!!」

「これがミアレシティの夜なの!!」

 

と、暗い路地裏からギエピーを攻撃した人物が出てきた。その人物はミアレシティの何処かのカフェで働くウェイトレスのお姉さんだろう。そのウェイトレスはニャスパーを連れ歩きしていた。

 

「貴方を倒して、私はAランクに上り詰めます」

「Aランク?…なんのこと?」

「まって!この人は今日来たばかりの観光客なの!!ZAロワイヤルに参加してないの!!」

 

タウニーがホワイト達を庇うように出るが、ウェイトレスのお姉さんは笑う。

 

「それが何か?…バトルゾーンに居るなら挑まれても文句はない!!ポケモンを出さないなら、有り金落として逃げるか、私達に倒されて朝までここで倒れてなさい!!ニャスパー!!きりさく!!」

 

だが、それがどうした?…ここに居るのが悪いのだ。お姉さんはそう言うと、パートナーであるニャスパーに指示を出して、今度はタウニーにダイレクト攻撃を行う。しかし、ホワイトが咄嗟に庇い…ホワイトの右手から軽い出血が出た。

 

「……わかったよ。イーブイ、本気で行くよ」

「ブイ!!」

 

ホワイトはイーブイを出した。イーブイだって、ホワイトを傷つけられたこともあり、本気で怒ってる。

 

「イーブイ?…弱そうなポケモンね!!サイコキネ「電光石火!!」なっ!?」

「ブイ!」

 

先手必勝!イーブイは電光石火でニャスパーの姿勢を崩して、素早く距離を放す。

 

「イーブイ!!ビリビリエレキ!!」

「ブイィ!!」

 

イーブイはホワイトの指示を聞いて、ビリビリエレキという技を使う。10万ボルトに匹敵する雷撃がイーブイから解き放たれ、その直撃を受けたニャスパーは一撃で倒れてしまった。

 

「そんな…バカな…イーブイが電気技を!?チッ!!プテラ!!」

「ギャァァアス!!」

 

ウェイトレスのお姉さんは倒れたニャスパーを戻して、今度はプテラを繰り出した。

 

「化石ポケモンだね。じゃあ、こっちも化石ポケモンだ!イーブイ!!バトンタッチ!!でろぉぉぉ!!コライドン!!」

 

ホワイトはイーブイを下げて、コライドンを繰り出した。

 

「アギャッス!」

 

コライドンは腕を組み、空を飛ぶプテラを見上げる。

 

「プテラ!!破壊光線!!」

 

ウェイトレスのお姉さんの言葉を聞いて、プテラは口を開けて破壊光線をチャージする。勿論、標的はコライドンそしてホワイトとタウニーである。

 

「コライドン!!ギアチェンジ!!」

 

ギアチェンジ。コライドンの子孫でありパルデア原産モトトカゲが使う変化技であり、自分の素早さを2段階引き上げて攻撃を1段階上げる技だ。

 

パワーアップしたコライドンは、プテラの眼前に現れて…

 

「コメットパンチ!!」

「アギャッス!」

「ぶでぇぇ!!」

 

対フェアリー用の迎撃技 コメットパンチがプテラの顔面に直撃して、プテラは外壁に激突する。とは言えホロバリアーのお陰か、ド派手に暴れても建造物に被害は出ないようだ。

 

「止めだよ!!じしん!!」

 

コライドンが右手を握りしめ…じしんのエネルギーが拳に溜まる。本来、じしんとは自分の周囲に激しい振動エネルギーを持った揺れを引き起こして大ダメージを与える技だ。超強力だが、飛行タイプや飛んでるポケモンには無意味だ。

しかし、ホワイトの養父は考えた「ゼロ距離でじしんぶつけたら飛行タイプにも当たるじゃん!」と。

 

そして産まれたのが、じしんパンチというじしんである。

 

コライドンは空気の壁を蹴ってプテラの眼前に出て、その腹部にじしんをパンチに込めてゼロ距離で解放した。

 

「アギャァァァアシャ!!」

「ブデデデデェェェェ!?」

 

拳のパンチ力+ゼロ距離解放されたじしんによる内側からの破壊×コライドンの特性+ギアチェンジでの3倍計算=ワンパンの火力が産まれて、プテラは完全に沈黙した。

 

「次」

「アギャッス」

 

ホワイトはウェイトレスのお姉さんを見て、次はどうするのか様子を伺う。

それに対してウェイトレスのお姉さんは狼狽えており…

 

「そんな…私はGランクなのよ!?ありえない…こんなことって!」

 

プテラをボールに戻して、逃げていった。

 

「ありがとう。ホワイトは大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫!並行世界から攻めてきた邪神に殺されかけた時や、プラズマ団のゲーチスに殺されかけた時より全然マシだから」

 

だが、これがミアレシティの普通ならばここで立ち止まるのは非常に不味い。他のトレーナーに発見されたら、問答無用に攻撃されてしまう。

ホワイトはコライドンは出したまま、イーブイを頭の上に乗っけて、タウニーとギエピーと共にバトルゾーンとやらから脱出及びホテルZを目指す。

 

「見えた!!あれが出口だよ!」

 

タウニーが指差したのはバトルゾーンの出口。そこから脱出すれば、安全にホテルZを目指せる。

 

だが、その出口の前にはバトルゾーンから逃げようとする人を狩ろうと待ち構える3人のトレーナーがニヤニヤと笑みを浮かべてパートナーのニダンギル、ヘラクロス、ズルズキンを出して待ち構えていた。

 

「弱そうなヤツがいるぜ!!」

「やっちまえー!!」

「ひっーはー!!金寄越せ!!序でに貴重品寄越せ!!」

 

迫り来る初心者狩りのトレーナーとポケモン達。

 

「コライドン。メガシンカ!!ARE YOU READY!?」

 

だが、普通のバトルならともかく貴重品や物品も寄越せと言うなら、ホワイトも黙っていない。服の袖を捲り、メガバンクルが現れて…メガバンクのキーストーンを触り、コライドンを光が包み込み…コライドンがメガシンカを発動させる。

 

光が止むと…そこにはメガシンカを果たしたコライドンが降臨した。

 

「アギャッス!!」

 

胴体と両腕は青い強化外骨格に覆われており、背部には機械仕掛けでフレキシブルに動くブースター付きの青い翼が生えており、腰部の飾りバネは白い機械仕掛けの羽に変化していた。脚部も機械仕掛けの白い強化外骨格に覆われており…ブースター付きである。

 

野生と科学の融合した戦闘の理想象!!それがメガコライドンである。

 

「コライドン!!石破天驚拳!!」

 

メガコライドンは飾りバネと翼を全開に広げて、大地の力をバフとして用いて…大地から気をもらい受けて…両手を合わせて波動弾とテラバーストを合わせて気のエネルギーを圧縮してかめはめ波を打ち出す寸前の構えをした。

 

「近付けない!?」

 

「なぜだ!?」

 

メガコライドンの翼と排熱板からエネルギーと熱波が放出されて、相手のポケモンは近付けない。そして石破天驚拳のチャージが完了した。

 

「コライドン!!流派東方不敗が最終奥義!!石破!!天驚けぇぇぇぇん!!」

「アギャァァァアシャー!!」

 

そして解き放たれた石破天驚拳は…相手のポケモン全員を巻き込み…大爆発を引き起こして、相手のトレーナー纏めて文字通りぶっ飛ばした。

 

「「「ギャァァァァア!!」」」

 

「これに懲りたら、弱いもの虐めはやめなよ!!普通にバトルするだけにしてね!!」

 

そして、ホワイト達は無事にバトルゾーンを脱出して、ホテルZまで歩いて向かったとか。




次回、皆大好きAZお爺ちゃん登場。

ホワイトはBW2の男主人公だけど、ブルーママ以外の色彩組出す?

  • エンディング後で良いんじゃないかな?
  • ゲストキャラとして時々
  • ギエピー「ギョエピィィイー」
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