第7話 ちょっと待て!?お前どこ行くつもりだ!?
「行ったわね」
「...行っちまったなぁ」
カイドウが旅に出て、およそ一時間後。二人はまだ少し感傷に浸っていた。
「そういえば、魔理沙。勢いで送り出してしまったけどさ」
「そうだな。うーん、もうちょっと引き留めておけばよかったかな」
「いや、それもそうだけど...」
「...よし、しばらくついていく」
「送り出すならそこまでやるべきだったわね」
それから...
「だから、来たんですね。魔理沙さんはやさしいな」
「と、当然ッ!のことだ...」
そんなわけで、無縁塚辺りでうろうろしていたカイドウは、超特急でやって来た魔理沙にしばらく案内をしてもらうことにした。まずは、彼女の馴染みである香霖堂に向かうことになった。
「せっかくだから乗せていってやるよ」
「乗せる?ああ、魔理沙さんの箒ですか...二人乗りって出来るんですかね?」
「しっかり捕まってろ♪」
屈託のない良い笑顔に、カイドウは遠慮なく魔理沙の箒に相乗りすることにした。
その結果、『二度とやりたくないリスト』に魔理沙の箒に相乗りすることが追加されることになったのは言うまでもない*1。
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「あまり気にはしないが、最初から何かを持って行くつもりなのはやめないかい?」
「気にしないのならいいじゃないの」
そして、今日も今日とて店の品物を勝手に持って行くつもりの人物がいた。
その人物とは皆さまご存じ、楽園の素敵な巫女さん。
「出すのが遅いのよ。幻想郷の看板なんだから」
「君が幻想郷の看板になったら、妖怪が逃げてしまうよ?」
「いいじゃない別に...あ、この水晶はいいわね」
二人が談笑していると、店の扉が開かれる。入ってきたのは何かを背負っているように見える魔理沙であった。
「お、魔理沙じゃないか。今日は何を持ってきたんだい?」
霖之助は見間違えていた。何か変な物を持ってきていたのだろう、それとも色々と持って行くための空っぽの袋を背負ってきてると。でも、実際はこうだ。
「よお、こーりん!悪いんだけど酔い止めの薬ってないか!?」
「シ、死ヌゥ...」
物凄く顔を青ざめた少女に肩を貸していた魔理沙がそこにいた。
さらっと霖之助と霊夢が登場。本作品の地理的に博麗神社が遠くなってしまうので。