外見人間系人外の送る不可思議アカデミア 作:サカバヴァスピス
まああれから一週間立ちましてなんだかんだ体をうまく維持できるようになってきたぜいえいぐっどぐっど
母ちゃん父ちゃんはまだ心配しておりますけれどあの早く幼稚園にいかないとですね、人間の赤子は興味無くなったものをハブる&新しいものにはめのないという特性がありまして
ま十中八九彼等俺が個性発症したって分かってそうだからこんなんだよへーつまんねぐらいのテンションにしないと深堀りされそうで怖いんすわ幼稚園児に安息はないのか
そりゃあまだ柔いままだし壁にぶつかれば一瞬でどろっとするから制御が聞きませんどうするんですか、バレたら玩具にされるどころじゃねえだろ、年中ね年がらずっとヴィラン役しかできなくなっちゃうよやだー俺もヒーロー役やりたーい
ただほざいていても同仕様もないのでまあ簡潔簡単明快に窓側族になってればいいんじゃないかなゴメンな幼稚園の先生これからあなた達のお話聞けなくなるわ(
「廻暗ちゃん、大丈夫?…お家に帰る?」
「ううん、もう大丈夫だよお母さん、僕幼稚園行く!」
そして陰キャコース真っしぐらにする!(
ヒーローが陰キャでどうす…ヒーローに陰キャぐらいいるかも知れないでしょそんな全員コミュ強ぴやぴや族だと思わないことねっ!え、俺が陰キャだって?どこをどう見たら陰キャだと思うんですただの頭のおかしい陽キャ未満人類筆頭民族だよ
陽キャはね、友達断ちが多いし週5でその友達と遊びに行かないといけないし、飲むものはほとんど流行りのものでまずーとか言いながら写メとってネットに上げてわっきゃわっきゃしないといけない種族なんだよ?
偏見もド偏見すぎるキモキモ構文が通りましたけれど気にしないでください、ただのヲタクの妄想垂れ流しごとなので(
いやまぁ小さい頃のカースト制度なんてなんかどでかいネタあれば一撃で変えられることですしお寿司…この世界の幼児が皆等しく平和な奴らだったらの話だがなぁ!
そうです、幼児ーズhighってやつです、イキリ散らかすイキリキッズっていう存在があるんですよみなさんご存知ですね
ツライナーイヤーツライナジンセイッテ
◇ーーーーーー◇
「おまえすっげーな!」
はいそうですそうですワタクシは貴方のお目にも書かれないただの惨めな影同然の存在でございますだからまじでそんなに突っかってこないでそうそうわかるよ弱いものいじめしたいんだろうそうなんだろうわかる予兆わかるわかりたくも姉気持ちだけはわかるよだからさ、ね?早くおともだちのところに行ってきなよ俺なんかに構ってないでさぁ!!!!!!!
どうしてこうなる!!!わかる余興ミシン旺盛なお年頃+この世界だもんね突っかかりにいかんわけないよねでも激しすぎるよお前等さぁアリンコはアリンコみたいに行きてるんだから頬っといてやれって親御さんに習いませんでしたのそうですわねだいたいそんな事習ったことないですもんねー!!!
現実は少年に無情だった
あまり目立たない園児だといえども子供というものはよく周りを見ているものである、誰がいないか何ぞ興味がなくともなかったものが復活したということだけで興味が湧くものだ
しかも、新しいおもちゃ家友だちになりえるかもしれない可能性を持っているものに
彼等は人故、そういうことには人一倍意欲的である、しかもその中の数人は親御さんからあの事件の話でも聞いていることだろう
日差しのごとく襲いかかる集団は皆が動物を見るようなそんな眼差しでほれ技を出せ、ほれ芸を舞えだの傍若無人に振る舞いを見せているようだった
こちらの思惑は全て塵に帰し、この蟻地獄から逃れる方法を探す暇もなく暗く湿った影から連れ出される
彼はこの一週間で自分の体の他にも、彼の平面である影から立体的な影を取り出すようなことができた
形は様々であるがそれらは一貫して地面から離れられないということがあった、一度地面から離れてしまえばたちまち影は屑となり崩れ落ち消える
だがこれこそが幼児の興味を引く理由であった
幼児はまず彼に個性の有無を、種類を、姿何もかもを無造作にその権利が当然にあるかのように追求していく
彼もこれを避けることはできないと予想はしていた、だからこそ彼は回避の策を持ってきた、それこそがこの自分の影だったのである
異形とバレない、弱個性っぽそうと一見診断されそうなそれは見事に幼児の興味を削いでくれると思ったのであろう
しかしその思いは打ち砕かれる、幼児はそんなものにでも興味を、無限性を見出してしまう
乗り物にされ階段にされ地面にされ…挙句の果てにはどこまで伸ばせるかとかいうくだらない勝負さえも始まった、いや最後のは俺も興味あるから別に良かったけど
ひとしきり遊んだ幼児たちはまた別のものに目移りしていく
あんなにいた集団は今や彼と残りの一人のみになってしまった
「…君は違うところ行かないの?」
「うーん、いかないよ」
「なんで?」
純粋な好奇心が俺の脳を満たしていく、幼児のようにちっぽけでまだ新しいもので埋められる脳みそはその理由を欲していた
なんてカッコつけていても彼のただの暇つぶしだろうが
「暇だし、やることないし、きっとあの子達はぼくの相手してくれないから」
随分と澄ましている顔だ、幼児というには少し大人びて静かな喋り方で、個人的には小学高学年ぐらいの落ち着いた子だなという印象が見て取れた
しかしまるで興味なさそうにその言葉を吐き捨てるさまはなかなかにこの場所では異様でおかしな存在である
しかもそう言うならばどこかに行けばいいのに、未だ廻暗の近くでぼーっと空を見上げていた
「…遊ぶ?」
「遊ばない」
「なにがしたいのさ、君は、俺に用があるなら話は聞くけどさ」
「本当に意味はないよ」
「………へぇー」
やっべぇどうしようこんなマセガキいるって聞いてないんだけど園長あーたこの子なんなのよミステリアスな雰囲気出しちゃって絶対高校生女子に人気ある窓際族になるじゃん、おっお前も同類火葬だな良かったね一緒に小説でも漫画でもなんでもいいから読みまくって感想くれよな
妖怪感想クレクレがでてきましたけれどちゃん討伐したので大丈夫でございます(
いやあの本当に会話が続かないのよ、なにこの子新手のいじめ?ストーカー?そんなことはないんだろうけれど本当に何をしたいのかがよくわからないというかお前誰だっけ覚えてねえやごめんね
…真っ白い顔に顔面まで伸び切ったサラサラの白髪、そこから覗く真っ黒色の瞳、なんか他の子よりも結構でかい体躯うーん知らないわねぇ(
「…君ってさ、誰だっけ」
「………僕のこと知らないの?」
「知らない、知らないよ、興味なかったからね」
「…君だって変だと思うよ」
「俺が変だって言い方やめてくれないかな名誉毀損罪だよそういうの」
「めいよ…?」
「あー気にしないで、本筋に戻ってくれ」
「…僕のこと本当に何も知らないの?」
「ごめんって悪気はなかったんだよ」
「そっか」
そうなんですよ~今までろくにこの幼稚園の生徒のフルネーム覚えようとした試しがないからね面倒くさいでしょ全員の見るなんて
幼稚園の人数が少ないからって人の記憶力舐めるんじゃねぇ全く興味なかっただけですほんますんませーん
え、まって俺ここから名前を聞かなきゃいけない義務があるんですか、ないよねそうだよね
なになになにここから「じゃあ名前聞かせてよ!あと友だちになろう!」っていうコミュ力化物モンスターじゃないんですよ俺ぁ逃げさせてくれセリヌンティウス(
「じゃ、じゃぁ…あのー、俺あっちに行くから?」
「…なんで僕に聞くのさ?」
あー無理無理無理無理無理聞かないでいいよねそうだよねそうだね日本人の悪いところだね謙虚は謙虚でよろしいけれどもっと自我出していこうね無言で言ってもいいんだよそうだよー!!!
「……ついででいいから、君の名前は?」
「…興味ないのに?」
それを言っちゃあいけないぜ、俺が女子だったら一瞬でカエル化してすぐさまイマジナリー友達に何アイツーとか吹き込んでいるところだったで、リア友に言おうよそこは
でもイマジナリーフレンド君は優しいんだ僕のことを否定してくれないんだよ
唐突に挟まれるサイコホラーに涙を禁じ得ない
「…きぬぐわ、
「へ〜モスくんかぁ」
「もしかして君羽とかどでかい毛あったりしない?」
「…これから生えるらしい」
「個性虫っぽかったりしない?」
「多分、そう」
「……蛾or蚕?」
「蚕」
ほな皆近づかないわけかぁ…
よう擬態してんなこの子、蚕に擬態技あったか知らないけれど今は幼虫状態なのかねまだ生えてないって言ってたし
髪真っ白なのも目が真っ黒なのも身長がそこんジョラの幼児より高いのも納得いきますわこれぁ…
「よしモスくん、俺は夜光廻暗、個性はさっき見た通りのこのうにょんうにょんの影だけだよよろしくはしたい」
「いいよよろしくしなくて」
「分かったよろしくするね一生仲良くしようねモスくん!」
「………ぇぇ」
なんだろう嫌われている気もするんだけど俺そんな嫌われることした覚えないなぁあっはっは
まぁこれからの陰キャ生活同時にお互いのこといっぱいフレンドフレンドしまくってあわよくば一緒にヒーローの道いかせようかな、と思っているこの外道(
といいつつも今が原作どんなこりゃしてるのかもよくわからないんだよね大抵年代って伏せられてるしそもそも見てないし(
運がよかったら一生一緒地獄コースへご案内だけれども幼児のときにあの地獄が来るのは100%却下でお願いしたい、やだよガラクタまみれの戦争が起こるの
2日遅れましてこんにちわ1日1話投稿が叶わなかった凡人類です
完全なるモブを出したかったんですよモスくん、蚕って可愛いですよね
まあタグを見てもらった通りモスくんの今後は少しだけ予想つくと思うんですけれどまあまあまあまあ