外見人間系人外の送る不可思議アカデミア 作:サカバヴァスピス
僕達一生一緒ブラザーズ宣言をした数年後(
まぁ幼稚園時代は何事もバレることなくモスくんと素晴らしきかな平穏な日々を過ごしておりますったわよ
体鍛えると言ったな、あれは嘘だ
嘘にしたくはない嘘でありそれは嘘ではなくただ成し遂げれなかったことと言っても過言ではないといえども(
鍛え方が見つかんなかったんですぅ!許してくださぁい!!!
どれだけ走って体力つけようがどれだけ体を固くしようと頑張っても何一つ方法が見つからないしなんの成果もありませんでしたぁ!
本当に鍛え方わかんない…いや冗談抜きにマジで、体が体だから構造とか全く理解してないし個性発症時にお世話になったあのちゃらんぽらんフレンド医師に聞いても特にそれらしい助言えられなかったしぃ…
でもモスくんの方はちゃんと羽も生えてきたし触角もぴよいーんってなってきたよねずるいよねモフらせろモフれるだけのもふもふがそこにあるか知らないけれど
案外飛べそうでモスくん飛べない、そりゃそうだ俺が乗っかりに行ってるからないつも(
俺がいなけりゃ結構飛べるようにはなってきたんすよすごいね子供の成長速度ってお母さん感動しちゃったわ
いやぁそれにモスくんの体の成長速度異様だからまじで顔が痛いのよ上見上げるってこんなにつらいんだね少し体伸ばしちゃった俺も背高く成れるんだよねそうだよねモスラッシュ
「廻暗〜、ちゃんとこっち向いて〜!」
「…お父さん何枚撮るの?」
「僕の気が済むまでかなぁ」
「それ終わらないやつだよお父さん」
いつも通りの平和なマイマザーマイファザーはまあ初めての子供だから浮かれに浮かれてもはや数え切れないくらいの写真をかわりばんこで撮っている
数年もたちゃぁ不安ってのは薄れてくるものであんまし鍛えてもいなかったからね〜、筋肉つかないのは幼稚園児だからなのか、幼稚園児で筋肉ついていたらそれはそれで怖いけれども
肉体的なせいだったらどうしよう重ないから早めに他の鍛え方にチェンジしたいんだけどね
ということで晴れ晴れしい小学一年生となった今日今ついさっき、案外長くなかった入学式を終えまして現在ミニチュア世界教室with幼児と先生を添えて〜でお送りさせていただいております
クラスは2クラスだだっけど一緒だったからOKです
モスくんの声は僕にはよーく届いているよモスくんも嬉しいんだねそうなんだねそうだろ(
強制は良くないし行き過ぎた妄想も良くないよネクラ野郎……こうなる未来だったから俺ネクラ野郎って名付けられたのでは!?
さすが俺のマイマザー…聞いた話ではファザーズグランドマザーがつけたって話なんだよねなにファザーsideグランドマザーは俺のこと嫌いなの?
「ということでお隣だねモスくん!」
「今直ぐに席替えを希望したいんだけどいいかな」
「無理な願いだね」
すごいよね彼1年生なのにこんな難しい言葉使えるんだよ一概に俺が全部言ってたセリフ全部覚えちゃっただけだろうけれど
まぁ周りではやべえ幼稚園児とか言われることもなかったけどね近所付き合いが狭いから、そんな情報の仕入れどころがないというのもあるけれどああうん
Q、幼稚園ですら交友関係が少なかった人間はどうなると思う?
A、もはや友人を作れる隙間なんてものはなくなる
「モスくんどうやって俺達友達作ればいいと思う?」
「諦めるしかないでしょそんなの」
「ダメだよモスくん、君が悟るのはまだ早すぎるのさ」
「僕ネクラ君と同じ年齢なんだけど」
まぁまぁまぁモスくんやモスくんや色々とあるんやぞ俺には個性とか個性とか個性とか個性とかetc.
バレてないだけマシだけど、まあバレたってどういう方向性に曲がっていくかはわかんないんだけど
「いいじゃないかモスくんよ、俺にも色々あるのさ」
「はいはいそうですか」
もはや成れた手つきで俺を捌いていくモスくんに涙を禁じ得たい、いや流したい普通に
周りを見ればみーんな友達とか話に行ってるのに俺らだけ机またいで前見て話してる窓際族だよそうだよこれが1年生の姿だ友達百人できるかな、1人省いておにぎり富士山の頂上で食べたいなそうしよう
◇ーーーーーー◇
はい何事もなく迎えた小学4年生
あれから体育の授業を休みまくり男子女子どもに嫌な顔でもされながらモスくんと離れ離れ(クラス)にされながらも頑張って頑張って生きてきましたどうもネクラ窓際貴族族です
いやぁ全く進化しないねどうなってるんだよこの体ぁ!!!筋トレとか一切意味ないってどういうことだよ体育の授業サボりまくってるやつが言うことじゃないけど
悲しきかな個性ゆえ参加できぬ運命にあるのじゃ、この前フルスロットルでサッカーボール蹴ろうとしたら俺の足だけ取り残されるとかいうやっべえ状況で来てしまったからまぁもう参加できるわけないよねっていうことで、お盛んな頃の腕相撲とかまっじで参加できないんすわ誘ってくれる友達ももはや友達を作ろうともしてないけれど
すごいよね、俺みんなからなんのひねりもなく「ネクラ野郎」って呼ばれてるんだよぜってぇ名前のせいだよなそうだよな今だけは恨むよこの名前多分これから一生恨むだろうけれど
まぁ喚いても暴れてもそれがどうこう変わるわけもなく、というより教室にいる割には誰とも喋らないのが主な原因ですなこりゃ
だって俺の友達モスくんだけだしぃ…(
そんなモスくんも最近喋れてないとかいう異常事態なんだがな、いやかれこれ5ヶ月ぐらいは
なんですかモスくんすら俺をハブり始めたんですかガチ泣きするよ俺モスくんにすら無視されたら流石に引きこもるよ???
「モズくぅん………」
暗き少年の声はただ虚空に溶けていく、誰にも聞かれず誰にも拾われずその思惑は消えていく
蚕の少年はあからさまに彼を無視しているようだった
小学一年生からずっと続いていた帰りの予定だって、遊び相手だって一瞬で消え去ってしまった
彼は考えた、なぜ自分に構ってくれなくなったのか
飽き、という言葉を少し考えたこともあるがその可能性は低いだろう、なんせ彼は蚕の少年に飽きられていると微塵も思っていないからである
自己評価が高いことはいいことだが、まぁ今は関係ないのでスルーするとしよう
クラスが違うから、という理由もないであろう
蚕の少年は2年生の頃に一度別のクラスになっている、だからこそ今がおかしいのだ
あれから何が変わったのか彼はよく分かっていなかった、考えかはたまた友人関係か、そんなに蚕の少年が自分から今更友人関係を広めるとは思えない
それ故、考え方でも変わってしまったのか、という結論に行き着く
だが考えが変わったとはいえどう変わったのかが一番重要であった、彼は答えを導き出せない
人は常識外のことをすぐさま考えれる脳を持っていないことが多い、それは彼だってそうだ
いきなり死ねと言われて死ねる健康志向一般人平和人間がいるのだろうか、シュールストレミングをスターゲイジーパイのお供にするバカが居るだろうか
まぁいないだろう、いないと考えておこう
そこで彼は一つの案を思いつく
尾行だ、尾行しかない
影の隠密性能を高めるため日々磨いてきたストーカーまがいの技術がここで生かされるとは、人生何が起こるか分かったものではないのだ
早速翌日彼は仮病を偽り1日自由の権利を手に入れる、家に父親がいるとはいえ寝ていると誤魔化せば部屋に入ってくることもあまりないだろうと踏んで
そして蚕の少年の通るであろう通学路の影に潜み蚕の少年が通る瞬間彼の影に移動する
これで少年が移動しなくとも自動で蚕の少年について回れるのだ、一つ欠点を言えば他の影がなければバレずに出る方法はまずないということだけだった
通学路ではなんの問題もなかった、ただ数か月前まで一緒に登校していた道、それだけの存在でしか今はなかった
重要なのは変化だけである、そう頭に叩き込んで懐かしさは捨て置く
だが、学校に行った瞬間変化の正体がわかった
「おい蚕野郎!お前口から糸吐いてみろよ!あ、もしくはゲロかなぁ!?」
あぁ、あぁ質の悪いいじめだ
質の悪い、品のない、あぁなんて表現すればいいのやら
いじめに質どうのこうの品どうのこうのを求めている時間ではないということはわかる、だがこうでもしていないと今直ぐに外に飛び出て妄言垂れ流すクソガキを殴ってしまいそうだった
あぁ今すぐにでも飛び出てアイツでも殴ってやったらいいのに、そうならばモスくんはこんなクソから解放されるのかなとか変な妄想かましながら、なんとなく見ているだけでしかいられなかった
何をビビっているのかよくわからなかった、友達のためならそんぐらいのことはして差し上げろとか心のなかでは強く思えてしまえるぐらいに
自分でも自分のことをよくクソだって分かってしまえるぐらいに自分の体は動きはしなかった
いじめといっても…いや、いじめは罵詈雑言の嵐から始まって、虫だから、そこら辺の落ち葉でも虫の死骸でも食べるだろとかいう言葉で机には来たねぇの代名詞がのせられて
手を差し伸べれば彼奴等の口を防げたのに、手を出したら机の上にあるゴミを全てはたき落とせたのに
現実、あぁ俺は無情だった、動けやしなかった
反省が早いのは実にいいことである、だが何もしないのは反省していないものと同じだと言う言葉は今の俺の戒めのためだけに作られたようで
ディスプレイの先の話でもないのに、今すんぜの鼻の先で起きている話なのに
ひーろーにはなれなかった
モスくんを助けようともできなかった
…助けようともしなかったくせに、何を言っているんだか
正直気持ち悪さが込み上げてきた、モスくんはあんなに絶えてるのに
涙が出てきた、モスくんはあんなに踏ん張っているのに、泣かないように努力しているのに
いや、それも正直思い過ごしに見えてきた…モスくんの考えてることとか、思うだけで烏滸がましい好意なのかなって思ってきた
だってきっとそれはこの現状からモスくんを助けてあげられないからって勝手に考えた僕の罰だろうと
勝手に許されようとしている、あぁこんな事考えてるだけでも頭馬鹿になってきた
そんな身勝手に思いにふけっていれば、もう空はきれいなオレンジ色に染まっていて
こんな事になっていなければ、まだ小3頃は一緒にワイワイ帰っていたであろう時間にはモスくん1人しかいなくって
いや、モスくん以外にも人はいる、だけど俺彼奴等のこと人とか思いたくないななんてヴィラン思想かなぁ、彼奴等と同じだなぁ
モスくんが引っ張られていくのにも、なんにも手助けできなくって、これじゃあそこら辺で見て見ぬふりしてる奴らとおんなじだなぁって思いながら追いついて
本来なら行けないであろう屋上には、丈夫で頑丈なフェンスがあるにも関わらずその中の一つは己が個性を振り回し紙切れ同然のごとく切られていく中で
モスくんが壁際に追い詰められていた、モスくんの悪口を言われていた
そんな中でも俺は影の中で隠れていた
もすくんが押された
モスくんの体がふんわりと宙に浮いて、落ちていきそうだった
だから、だからもうどうでも良くなって手を伸ばした
あぁさっきから手を伸ばせばよかったんじゃん、簡単なことなんだよやっぱ、実行できないだけで
あぁでもモスくん蚕だから受けたかなぁ、なんて
絹桑喪巣side
正直、ここまでされるとは思っていなかった
今日は運が良かったのかあんまり暴言を言われなかった、他のことに機が逸らされているみたいで
今日はあんまり机に落ち葉も虫も乗っていなかった、少しばかり誰かにはらわれたみたいだったけど
それが気に食わなかったのかな、あいつら僕を屋上に連れて行った
ここでごめんなさいでも、泣き叫んでいればよかったものの、いつもどおりすかした返事しかできなくって
やつらフェンスをぶち破って僕を落とそうとしてきた
べつに僕は飛べるから意味なんてないだろうけれど、正直嫌な姿勢で落とされたら怪我しちゃうだろうな、なんてアイツに似た呑気な考えが頭の中で回っていた
アイツみたいな考えがあるから、いつもコイツラのいじめをつまらないものって認識してきたけど、今日ばかりは一線を越えすぎているなぁって思ってた
ふわっと、体が浮いた
あぁ押されたんだなって、ここからどうやって羽を広げようかな、空を向いているからうまく羽がアカないだろうな、あぁ怪我するだろうな
なんて思っていたけれど
あいつがいた、僕の一番の友達のアイツが
姿だってちゃんと見た、真っ黒の髪に真っ黒の目、少し伸びた艶のあるストレート、僕より随分背の低い体
それと、あいつの個性
液体でもないのにぴちゃぴちゃよく鳴る黒い塊が僕を包んで一気に屋上に連れ戻された、着地の仕方はずさんで乱暴だったけれど
でもあいつは今日休みだって聞いていたし、扉の方を向いていた僕だってあいつが来た瞬間がよく分かっていない
頭は混乱で一杯に埋め尽くされていて、どうしようもなく思考の回転を遅らせていた
下からぐちゃっと音がしたことに気づいたのは随分立って方のことだっただろうし
《幼稚園ミニミニ話》
「ねぇねぇモスくんさ、君ってば個性蚕なんだろ?」
「そうだけど、面白いものないよ」
「思ったんだけどさ、君今蚕の幼虫じゃん」
「そう君から言われてるね」
「…糸ってどっから出るの?」
「やめようかこの話題」
正直何を書いているのかよくわからない作者ことサカバンバスピスもどきこと凡人類魚です名前じゃないんですけれどもね
わりと錯綜してます許してください
前半から後半のシリアス緩急が凄まじくて風邪ひきそうでしたもう少し緩やかに冬に入りましょうよお腹壊しますわよ
仕方ないと言えば仕方ない
なんか状況がデジャブなのはまぁ…うんはい次回わかります、多分(